今から遡ること千年前。
妖と呼ばれる異形の存在が時に災害を起こし人々を脅かしていた。
そこで妖を退治するべく立ち上がったのは【対妖討伐隊】。
彼らには妖に対抗する為の退魔の力が備わっており、妖と人間との戦いは現在でも続くことになる。
対妖討伐隊には主力の四家がおり、東野家・西条家・南場家・北都家である。
この四家は妖に強い憎しみを持ち、妖討伐の最前線にいた。
しかし、この中で東野家だけこの争いに疑問を持ち始める。
『このまま妖と戦うより、仲良くした方がよくね?』
当然他の三家からは非難の嵐である。
争い事が嫌いなのは何も人間だけではなく、勿論妖の中にも争い事が嫌いな妖は存在しており、その妖たちは東野家に集まった。
流石に主力の一家と争いたくない対妖討伐隊は一部の地域のみで人間と妖の共存を認めた。
それが【人妖町自治区】。
今では【人妖町】と呼ばれている場所である。
「……うん、話の内容が長いよな」
現在の東野家の跡取りとなる一二三。
残念ながら、面倒くさがり・マイペース・無気力の3Mが揃ったいわゆるダメ人間である。
そんな一二三に差出人不明の荷物が着払いで届き、これがきっかけで運命が動き出す。
「差出人名ぐらい書いて、しっかりお金を払って郵送しろよな」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-16 10:00:00
207201文字
会話率:63%
差出人の署名のない、白銀貨が同封された手紙。
それは近い将来、自分が死ぬことを伝えられる手紙だ。
飾り気はないものの上質な紙を使った封筒と便箋。
微かに花の香がするそこには、丁寧に整えられた優美な文字で、長くても一年の余命であることが伝え
られ、縁に傷のついた白銀貨が一枚、差出人との割符として添えられている。
いつしかその手紙は「白銀貨の手紙」と呼ばれるようになった。
死のにおいを知っている令嬢マデレーナと、その周りの人々が幸せを探す物語です。
★視点が変わります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 20:33:44
127133文字
会話率:35%
誇り高き勇者の国、ライアー王国。数多くの英雄たちが守り抜いてきた平穏は、王家に届いたたった一通の書状で崩れ去ることとなる。
——そろそろ寿命を迎えるため、「終活」なるものをしようと思う。人を寄こせ。
差出人は魔王。ライアー王家の祖先で
ある勇者が倒したはずの、魔王その人であった。
勇者の子孫たちと魔王が送った、長くて短い一年間の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 19:07:35
124417文字
会話率:59%
ある日、藤桜学園高校の生徒会長を務めていた石塚紗季のもとに、火事を連想させる脅迫状が届く。
実は紗季は、児童養護施設で暮らしていた九年前のある日、学校帰りに同じ施設の同級生である雨宮伊織、そして弟の雨宮亮吾という姉弟とともに秘密基地であ
る無人の家屋に行き、その場所に居合わせた男に監禁されてしまった過去があった。そのとき、紗季と亮吾を解放した男は伊織を監禁したまま家屋に火を放ったため、伊織は亡くなり、生き残った紗季と亮吾は真実を語らないまま、やがてそれぞれ別の家に引き取られたのだった。
脅迫状を受け取った紗季は、その手紙を同級生の鷺沢環や鷹水啓太、さらに後輩の坂元紘一に見られたことから、彼らとともに脅迫状の差出人を捜すことになる。そして、調査を進めるなかで、環と啓太は当時の火事を担当していた元記者から、火事現場から発見された女性の遺体について、意外な事実を聞かされる。
その日は、ちょうど文化祭の当日。環と啓太が、元記者から聞いた話を紗季に伝えるために学校に急いでいる頃、紗季のもとに「紘一を監禁した。助けたければ、ここへ来い」という脅迫メールが届く。それを見た紗季は、紘一を助けると同時に、火事の関係者であるに違いない脅迫犯に謝罪するため、文化祭を抜け出して一人、監禁現場へと向かう。
一方、紗季と入れ違いで学校に戻った環と啓太は、紗季宛ての脅迫メールを目にし、その内容を手がかりに脅迫犯の正体に気づく。紗季の身の危険を察知した二人は、急いで現場に向かうのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 12:00:00
114284文字
会話率:25%
ずっと好きだった幼馴染にフラれて失意のどん底にいた僕に、突然届けられた一通の手紙。
差出人もないその手紙の内容は、放課後に教室で待っていてほしいという一文のみ。
無視するわけにもいかず、手紙の通りに放課後の教室で待っていると、そこに現
れたのは校内二大美少女の一人、一条奏だった。
まさかの人物に呆然としていると、彼女の口から更に信じられない言葉が飛び出す。
「わたしの許婚になってよ」
「……え?」
その日から、通学路でも教室でもべったりくっついてくる一条さんの猛アピールに戸惑いつつも少しずつ惹かれていく僕。
しかし、僕をフッたはずの奈乃まで急に絡んでくるようになって、僕の悩みはさらに深まっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 17:00:00
6215文字
会話率:11%
しがない村の外れにある肉屋。
店主キュベレー・シュタイナーは御年80を迎える高齢者である。
1人で切り盛りする肉屋の閉店後に1通の手紙届く。
その差出人はかつての友であり、先輩だった。
……すっっっっごい、嫌
な予感がする。
御年80歳だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-04 21:43:18
47513文字
会話率:57%
六車炎(ろくしゃえん)と和田尊(わだたける)は、『美術部事件』を解決した後、その功績が学園に認められて探偵部を設立したもののが、めぼしい依頼がなく暇な日々を送っていた。
ところが突然、探偵部に「部活をやめろ」という差出人不明の脅迫文が届
いたかと思えば「文芸部の鍵のかかったロッカーの中が荒らされた」という事件の解決を文芸部長から依頼されることになる。
南条高校のシャーロックホームズ(自称)とワトソン(他称)は事件を解決することができるのか。
(※1度目の事件についての小説はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 20:42:42
39249文字
会話率:51%
主人公・初川は、ある日中学時代の同級生からこんな話をされる。
「ね、初川クンって中二のバレンタインの日、『差出人不明のチョコレート』って貰わなかった?」
教えられたヒントを元に謎が解き明かされそうになるも、初川は運悪く事故死してしま
う。
そんな彼の前に、その土地を預かる神様が現れこう言った。
「未練が残っては成仏も出来まい、ちょっと違うがほぼ同じ世界に送ってやろうぞ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-02 02:47:09
192979文字
会話率:49%
私はこのゲームで長いことソロプレイをしている。
今日もソロでレベル上げしていたら、珍しくメッセージが届いた。
差出人は知らない人で、ボス討伐に一緒に行かないか、と……。
――え、正気?
ソロプレイにあまり向かない職業でソロでやっていくために
、私の防具やスキル構成は他のプレイヤーとはかなり異なっている。
それでもボス狩り、ボス狩りかぁ。
ちょうど武器も新調したかったし、いいっちゃいいんだよな。
そんなわけで、私は集合場所へのこのことやってきた。
毎週火曜日更新、5話完結です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 18:00:00
682163文字
会話率:66%
〝方やフライヘル、方やヘルツォーク。私達はあって然るべき壁を構築した。〟
ある日、前線の皇帝大本営より書簡が届けられた。
差出人は元帥閣下―――そして主人公の旧友だった。
※本作はフィクションであり、実在する歴史的事象、人物、組織、
国家、民族等とは一切の関係がありません。
※「架空の歴史をさも現実かの如く登場させる小説」みたいな所があります…。
※小ジャンルは一応「純文学」としておりますが……これが純文学であるか否か確証が持てません……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 02:20:36
2749文字
会話率:7%
ある日、引きこもりだった斎藤奈三(さいとうなみ)の目の前に、一人の亡霊が現れる。
その亡霊は現在の岐阜、かつて美濃と呼ばれていた国の国主だった男、斎藤道三(さいとうどうさん)だと名乗り出る。
奈三は突然現れた道三に最初は戸惑いこそした
ものの、すぐに頭を切り替え、どうやって目の前の道三を除霊できるか、そのことだけを考え、いろいろな情報をかき集めて除霊方法を模索していく。
しかし、効果がありそうな方法をいくつか試しても道三は除霊されず、奈三も半分諦めかけていた。
そんなある日、タイミングを見計らったかのように、奈三のパソコンに一通の見知らぬメールが届く。
そのメールには、奈三の目の前に道三が現れたことと、その原因を知っているといった内容が書かれ、この内容は引きこもりである奈三しか知らないはずの内容だった。
そのため、普段は慎重に事を運ぶ奈三だが、現状手詰まりの状態を打破するべく、メールの差出人と会うことを決めるも、後にこの選択が、奈三の運命を大きく変える選択になろうとは、この時はまだ誰も知らない。
これは、現生に降ろされたかつての武将〝斎藤道三〟と一人の少女〝斎藤奈三〟の国盗り物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 14:22:48
75140文字
会話率:41%
婚約破棄という冷酷な宣告を受け、すべてを失いかけた令嬢・リュシア。
絶望の淵で手にしたのは、差出人不明の《血染めの契約書》だった。
もし契約書が本物であるならば、あらゆる破滅を回避できる。さらには元婚約者への復讐も果たせる。けれど──そ
の代償は誰にもわからない。
その力を頼るほどに、リュシアは堂々と振る舞えるようになるが、まるで不穏な影が背後に忍び寄っているかのような胸騒ぎも消えない。
そんな彼女の身を案じながら、いつも身近にいる男性執事は、彼女を献身的に支える。
果たしてリュシアに待ち受けているのは破滅か、それとも奇跡か。
そして契約書の代償とは……?
ぜひご一読くださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-27 19:02:28
19194文字
会話率:37%
大学の美術科に通う学生、曜洲(てるす)は幼い頃に見た天体「マネス彗星」の絵を描くことに何より執着があった。大学でできた友人や教授と交流しながら、曜洲は自分の手で理想の絵を描くことに思いを巡らせる。そんな折、彼の元に天文台から一通のメールが届
いた。それが人生を変える出来事になるとも知らず、差出人の言葉に惹かれて曜洲は天文台へと足を運ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-21 04:11:35
212文字
会話率:0%
【大賓乳ファンタジー第17弾!】差出人“女神様”から届いたのは文明発展シミュレーションゲームのギャーレントゥーガ。主人公・丹羽庭に託された手紙のお告げでは「偉大な文明の華を咲かせてソラを満たす使命」が任せられる。丹羽庭は女神様に素直に従いゲ
ームを始める。文明が起こり、丹羽庭が神のように崇められる。しかし住民がなぜかパンツを履いていないことに気がつきパンツを履かせようとするが空回りの失敗が続き、勘違いした住民が閃き、丹羽庭へと世界最初のパンツが製造され供物として捧げられる。後日、丹羽庭の家に届いた物は供物で捧げられたパンツだった。丹羽庭はゲームと繋がっていると仮定してゲームの住民達に徐々に情が湧いてきては彼女らをただのNPCとは思えなくなっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 23:07:14
30075文字
会話率:16%
クロエ・イーシュ男爵令嬢は目立たないタイプだが、淑女だという一定の評価を得ていた。クロエは貴族学校にて、四日にわたって一通ずつの恋文をもらった。差出人が誰かはわからず、署名は四通とも『君を愛する者』になっていた。クロエにはその四通の手紙が、
それぞれ視点や立場に異なるものがあるように思えた。署名は同じでも、別人からの手紙なのか? 四通目の恋文で、『告白の大樹』に呼び出される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 07:33:01
5194文字
会話率:43%
老境に差し掛からんとするイーデン・ボイエット前子爵は、書棚を整理していて子供の頃に受け取った手紙を見つけた。差出人のカナタという少女は、妻ハンナの家の使用人の子だ。野山の自然の魅力を存分に書き綴った数多くの手紙は、少年時代のイーデンをときめ
かせたものだった。しかしその手紙には疑惑があったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 14:20:33
2332文字
会話率:40%
ある日、差出人不明のティーパーティーの招待状が送られてきた。だがそういったものに今まで参加したことがなく、どういうものなのか興味本位で参加してみることに。
最終更新:2024-12-05 01:27:28
6724文字
会話率:10%
万匹常習犯の家無は、ある日黒い封筒を手に入れる。そこには、意味不明な文が書かれていた…。
差出人は、デビル…。
最終更新:2024-12-05 00:56:51
515文字
会話率:12%
出版社に勤める野上トワはオカルト雑誌のライター兼編集者として日々生活の為に働いていた。
そんな折、編集長から新しい都市伝説について書いてみないかと打診される。それを受けたトワはベニクラゲを題材にした話を創作した。
雑誌が出版されてから
1週間後、出版社にトワ宛の手紙が届く。
差出人は有名な科学者であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 20:36:20
18639文字
会話率:31%
後悔の多い人生を送ってきた主人公である小森さなの元に一通の手紙が届いた。手紙の差出人は10年前の自分だった。この出来事がきっかけで、過去の自分と手紙のやり取りが始まった。
何故過去の自分へ手紙が届くのか、その謎は亡くなった祖父が生前話し
てくれた白いポストに関係があるようで……。そこでとある人物との出会いによってこの白いポストの秘密に近づくことになるのだが、この謎が解けたとき果たしてどんな未来が待っているのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 19:48:51
120765文字
会話率:49%
本が好きな高校生・海奈(みな)は、学校で図書委員会に所属している。
ある日、返却された本に挟まれた自分宛ての差出人不明の手紙を見つける。読んでみると、それは所謂ラブレターであった。
誰から送られたのか分からないそのラブレターの最後には、『名
乗り出る事は出来ない』と一言書いてあった。
一体誰が海奈にこの恋文を書いたのだろうか?
本が絆を繋げる甘酸っぱい恋物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 16:33:34
7439文字
会話率:35%