大陸東部を中心に広大な版図を持つアグランド帝国。
数多く居る貴族の中でもそれなりの地位に居るレスタール辺境伯領の次期当主として生まれた俺、フォーディルトは贔屓目に言っても結構恵まれていると思う。
厳格な身分制度のある帝国で、しかも跡取
り。
貴族の子女が通うことを義務づけられている帝都の学院でもそれなりの成績を上げているし、腕っ節も一目置かれている。
なのに、だ。
何故かモテない。
学院と、最低限の職務を終えて辺境伯領に帰るまでにどうしても結婚相手を探さなきゃならないんだが、今では名乗る前に女の子たちに距離を置かれてしまう始末。
確かにレスタール辺境伯領は帝都から遠く離れたド田舎で、口さがない連中から山猿などと呼ばれているが、条件は決して悪くないはず。
それに俺自身だって、そりゃあ都会的な美男子ってわけじゃないがそれほど悪くない、はず。……少し、ほんの少しばかり背が低いのはあるが。
そんなわけで、これは俺が理想のお嫁さんを見つけるまでの道のりを辿った物語である。
まぁ、その途上で成り行きからドラゴンと戦う羽目になったり、帝国で勃発した内乱をなんとかしたりして無駄に有名になってしまったけど、初志貫徹!
優しくて穏やかで可愛らしいお嫁さんを迎えるために奮闘する。
この作品はカクヨム、アルファポリス、エブリスタでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 16:00:00
114563文字
会話率:28%
異世界ものって、「剣と魔法の世界」が定番だけど、他にも定番が何個もあるよね。
「中世ヨーロッパに似た世界」が舞台っていう定番もあるよね。
貴族に転生したり、平民から貴族に成り上がったり、貴族とお友達になったり。
婚約破棄とか政略結婚とか、定
型すぎる小説が多いけれど、それはいいの。そういうのが好きだし、定型がある方が安心して読めるから。
でも気になってしまうことが幾つかあって…些細な事だけど…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 06:41:45
3153文字
会話率:0%
大陸でも有数の列強ラクスアン王国。七大貴族が一つ、ファウホーン辺境伯家に生まれた8番目の子で、両親待望の女の子メリエナ。山猿のごとく自由奔放に生きていたが、死から蘇るという特大の変化により、前世の記憶を蘇らせていた。その前世の影響もあって
山猿も卒業、立派な淑女へと成長した彼女は平穏無事な人生を謳歌していた――のだが。どうやらこの世界を見守る神々はそれを良しとはしなかったようで――この物語は、この世界で前世の記憶を蘇らせた人たちの悲喜こもごものお話である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 00:00:19
105502文字
会話率:29%
天才術師と言われる美丈夫、蔡木蓮(さい もくれん)は皇帝からある勅命を受ける。
「神隠しをしてこい」
その命に嫌々ながらも従う木蓮は、任務先でとある少女と出会う。
”見た目は悪くないが山猿のように素行の悪い”その少女は、木蓮に意外な提案
をしてきた。
それがきっかけで、二人は夏后国の宮廷で密かに美術商を始めることになるのだが、夏后国は「神に選ばれた者たち」が住まう国だった。そんな国では美術品も一筋縄ではいかないものばかりで…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-28 22:29:24
118569文字
会話率:28%
乙女ゲームに転生した私は、6歳の誕生日に前世を思い出した。それは、私が悪役令嬢になったら大好きな弟が廃人になるかもしれないというもの。
可愛い可愛い弟のノア。確かに乙女ゲームの『ほしきみ☆』は大好きだったけれど、可愛い弟の運命よりも大切なも
のなんてない!
王子との幸せ? そんなものは、私には必要ない!! だって、ノアが可愛くて毎日がとっっても幸せだから。
これは、ヒロインが第1王子を選んだことを想定して、悪役令嬢のアリアが全力で王子とのフラグをへし折り、弟の幸せと自分の幸せをつかむ物語です。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 10:37:19
209275文字
会話率:45%
ド辺境の田舎男爵令嬢であるエイミーは、最推し公爵令嬢ことアリーシャの密かな涙を偶然見てしまう。
理由を問えば、なんと彼女が悪質な嫌がらせを受けているばかりか、それらを彼女自身がエイミーに対して行ったとねじ曲げられて噂が広まっているという。
なにがどうしてそんなことになったのかを突き止めるべく、エイミーは聖女の能力を全力で悪用し、不届きものをあぶり出す決意をするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 00:00:00
12020文字
会話率:43%
婚約者と弟らに嵌められ、王命を蹴った罪を着せられたマキシウスは、鉱山送りとなる。そこで知り合ったソフォイアという謎の少女に励まされ、自分を陥れた王族に復讐する。
最終更新:2023-07-23 18:30:09
44663文字
会話率:28%
田舎育ちの明小月はお転婆だけど素直な気性の女の子。ある日、皇都から武官がやってきた。皇帝の命で小月を迎えにきたという。都会の賑わいや華やかさ、食べ物や風俗に初めて触れて小月は楽しみ、また戸惑う。宮廷で待っていた皇帝は、なんと小月の幼馴染みだ
った。そして、いきなりの求婚。一方、文字の読み書きが出来ないため、田舎娘、山猿と、恋敵に馬鹿にされてしまう。そんなさなか、恋敵が高熱に倒れてしまい、毒を盛った疑いで小月は牢獄に入れられてしまう。
愛憎渦巻く後宮で、等身大で生きることは出来るのか。
**架空中華後宮です。
**後宮の身分制度ですが、ベースにしている時代はありません。
**恋愛はメインストリームではありません。恋愛成就エンドのお約束はできません。どんなエンドであろうと主人公が納得する生き方を模索します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 15:23:18
115178文字
会話率:60%
辺境の守護を任されたプロウィンキア伯爵家の末娘キャンディスは、他種族間紛争の終結と和平の証として、王命によりアルフィナ山脈の先にある人狼族の国トランサルピナへと輿入れする事になってしまった。たった二人の従者を伴って乗り込んだ、文化も風習も違
う国で待っていた、初めて目にした人狼の旦那様はキャンディスの想像とは違っていて……。山猿姫と言われたお転婆令嬢キャンディスの、努力と根性と愛の奮闘記。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 16:49:31
36575文字
会話率:29%
小さい頃から山猿姫と呼ばれて、領民の子供たちと野山を駆け回り木登りと釣りをしていた、リナ・イーリス子爵令嬢。
成人して社交界にも出たし、今では無闇に外を走り回ったりしないのだが、元来の運動神経のよさを持て余して発揮しまった結果、王都でも山
猿姫の名前で通るようになってしまった。
もうこのまま、お父様が苦労してもってくるお見合いで結婚するしか無いと思っていたが、ひょんな事から、木の上から落ちてしまった私を受け止めた公爵様に婚約を申し込まれてしまう。
しかも、公爵様は「私の天使」と私のことを呼んで非常に、それはもう大層に、大袈裟なほどに、大事にしてくれて……、一体なぜ?!
両親は喜んで私を売りわ……婚約させ、領地の屋敷から王都の屋敷に一人移り住み、公爵様との交流を深めていく。
一体、この人はなんで私を「私の天使」などと呼ぶのだろう? 私の中の疑問と不安は、日々大きくなっていく。
ずっと過去を忘れなかった公爵様と、山猿姫と呼ばれた子爵令嬢の幸せ婚約物語。
※アルファポリス様でも別名義にて連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-29 15:22:21
34040文字
会話率:34%
山賊を退治しながら、わりとだらだらと山を登って、下りるお話。ついでに、お姫さまを助ける(助けない)。
巨人と一角獣:山猿の刀/炎の日Ⅱ・拾遺:王都追放
キーワード:
最終更新:2020-08-17 21:04:39
44983文字
会話率:43%
僕はサンナルティア神学校に通う神官見習いのアルスレイ=ハインツ。王都の最高峰ヤンデラ神殿の神官になるべく幼少の頃から厳しい神の修行に耐えてきたエリートだ。
最高学年であるため、卒業した後には王都に華々しくデビューする予定だった。
だが、ある
日学長に呼ばれて頼みごとをされてしまう。
「神官見習いアルスレイ=ハインツ。貴方に勇者の教育係になってほしいのよ」
はあ、勇者?
なぜ僕が?!
しかも山猿にしか見えないんだけど?!!
待って待って、それモンスターじゃなくて、学長だから神聖魔法ぶっ放さないで!!!
というか、僕は魔王の称号持ちなのに、自分を斃す勇者を育てなきゃいけないの…。
隠れ魔王のエリート神官見習い×野生児美少女勇者とのドタバタ成長譚の開幕です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-08 01:00:00
19968文字
会話率:35%
異次元に迷い込んでしまったと思うくらい理解しがたい家族の中でバタバタと暮らす母上の話。
最終更新:2018-12-18 10:50:39
1940文字
会話率:9%
緑豊かなカナーディア公国には、国民の誰もが一度は読んだことがある有名なお伽噺がある。
透き通った新緑色の羽を持った、森の妖精・フェリシアーヌが、狩りに出ていた紫の瞳の王子・ヴィートリッヒと出会い、結ばれ、それを祝福した森の精霊が、カナーデ
ィアの天然城壁と呼ばれるマッキー山脈を築いた、というものだ。
だけど現実はそんなに甘くない?
マッキー山脈の麓を覆うフェリシア森林帯で、動物たちに育てられ、動物たちと話すことができる少女・ソラと、野生のピューマより気難しい、その地域を治める領主の息子・カイゼルが織り成す、王道ラブストーリー。
「あんなみすぼらしい、山猿のような小娘が」
「なに、あのエラッソーなの」
第一印象最悪な二人が、お互いを尊敬し、信頼し、愛し合うまでのお話。
動物好きにささげる、大人のフェアリーテイルです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 12:44:06
22527文字
会話率:29%
平和な日常からある日切り離され、なお運命に立ち向かって行く少年の話。
最終更新:2006-09-01 00:27:21
19863文字
会話率:47%