高校二年生の花咲涼太郎(はなさきりょうたろう)は、対人恐怖症で人とうまく話せない、いわゆるコミュ障。
しかし歌うことが好きな涼太郎は、7月のある日の夕暮れ、同じ学校のギター少年・穂高晶矢(ほだかあきや)と出会い…。
音楽サイト「遠来未来」
の楽曲「僕らシリーズ」を題材にした楽曲付小説です。
※★がついた話に音楽が付いています。
※楽曲は全てオリジナルですが、歌声については「Synthesizer V AI」の「Ryo」という歌声合成音源を使用しています。
※作中、表現が微妙にBLっぽい箇所があります(あくまでも恋愛感情としてではなく、その人物の音楽が好きという意味合いで表現しています。)苦手な方はご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 17:19:10
357033文字
会話率:35%
齢15歳の人生を不慮の事件で閉じる事になった主人公。
生まれてこの方一人の友人も作れず、最期は通り魔に刺されようとする見知らぬおじさんに盾にされて死んだ不遇に同乗する女神様により、異世界転生を果たす。
年齢はなくなった時と一緒、前世で
遊んでいたゲームのアバターを採用し、ギブンと名告る事にした。
こういった転生は、抽選で選ばれた者に、人生のやり直しの機会が、度々与えられているようだが、ギブンは女神の並々ならぬ同情で、他の転生者よりも多くのギフトを授かることになる。
チートのさらに下駄を履かせた能力で、冒険者として生きていこうと目標を定める。
しかし前世から受け継いだ記憶と性格は、対人恐怖症も引き継いでおり、それが原因で人とまともに話せず孤立してく。
そう思い込んでいることが現実となり、ギブンはぼっちの転生者として現世を生き抜いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-18 22:45:31
419432文字
会話率:48%
『センパイ、自宅警備員の雇用はいかがですか?』。
ネトゲで知り合った五年越しの友人にしてコーハイから、ある日乞われた雇用依頼。
『実はワイ、巨乳JK美少女なんやで』
とネタに釣られに行ってみれば、看板偽りなしのマジもんが待っていた。
それも
対人恐怖吃音症のコミュ障だ。
ネットと現実の別人格っぷりを、ネット弁慶の一つで片付けるそんなコーハイ。
人生詰んでる、現実逃避がしたい、と飛行機の距離をダイナミック家出してきたようだ。
顔も名前も年齢も知らない成人男性に縋ってしまうほどに、その心は追い詰められていた。
そんな巨乳JK美少女を受け入れてから一年。
未だに自宅警備員として活躍しているかつての家出娘は、行方不明者へとクラスチェンジしていた。
楽なほう楽なほう、なるがままに流されてきた結果だ。
いつまでもこんな生活は続かない。
現実の魔の手は、ついそこまで迫ってきていた……
だから自分は一つの覚悟を決めたのだった。
※当作品は短編作品に書き上げた物が、予定の倍以上の文章量となったため、読みやすく追いやすいよう連載という形を取らせて頂きました。
長編特有の纏まり方とオトし方ではありませんので、読み切り作品くらいの気持ちでご覧ください。
※※物語の補完として、別視点を投稿することにいたしました。
詳しくは真面目系屑ノ自虐的防衛理論の最終話の後書きに記載させて頂いております。
2021/02/19 日間現実恋愛一位。
2021/02/22 週間現実恋愛一位。
以上を頂きました、ありがとうございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 21:20:27
407103文字
会話率:31%
物語のお姫様はいつだって無垢で可憐で可愛らしい。
可愛いモノが大好きで乙女思考なレティーシアは、ある日突然思い出した。__前世の自分がか弱いお姫様とは正反対の騎士であったことを。記憶と共に躰に現れた紋様、それは前世で世界に多大な貢献を成した
者へ贈られる神々の祝福。……だが、そんなモノ要らない!竜殺しの英雄《ドラゴンスレイヤー》として転生紋を得たレティーシアは心底そう嘆いた。
望まぬ才ゆえに騎士としての道を強いられ、その才ゆえに厭まれ、憎まれたかつての自分。かつての悲劇を繰り返さない為にもこのことは絶対に隠し通さなきゃ!!幸い、今世の自分はかつて夢見た絵本の中のお姫様そのものの容姿。「今度こそ理想の女の子を目指そう!」そう決意するものの………。
前世のトラウマのせいで対人恐怖症で男性が大の苦手な小動物系の女の子が理想の女の子を目指しつつ、大切な人を守る為に結局剣を手にとったり、それを隠しながらじれじれ恋愛したり頑張る話。お相手は英雄に憧れる正義感強めの王子様。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 21:00:00
61949文字
会話率:18%
志願して受けた改造手術が失敗と見なされて軍から追い出された佐藤恵三は、運送会社の配達員をしながら糊口を凌いでいたが、仕事中に殺人の現場に出くわしてしまう。
警察に連行された恵三を窮地から救ったのは、正義の味方を名乗る女弁護士だった。
弁
護士にスカウトされ、なし崩し的に殺人事件の捜査を外部委託されることになった恵三。見も知らないはずだった被害者との間に意外な接点があることが発覚する。
職業倫理の狂った雇い主。蘊蓄をたれる犬。口と態度の悪い警官。対人恐怖症の人斬りと協力して事件の解決に挑む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 22:24:40
161577文字
会話率:59%
子供の頃に親友に裏切られた事がトラウマとなり、過度な対人恐怖症となった少女は高校生になっても人を避けて生活を続けた、しかしある日格闘技をする少年と出会う事で生活が一変する。
キーワード:
最終更新:2025-01-25 22:52:14
12936文字
会話率:19%
私立K高等学校の一年生、南城凛空には秘密があった。
彼は売れっ子のゲームイラストレーター、S-Rickとして多くのファンを抱えており、その技量は近年稀に見る程の逸材とさえいわれている。
しかし凛空自身はデビューするまで散々辛酸を舐めてきた上
に、周囲からは絶対にデビューは無理だと馬鹿にされ続けてきた為、すっかり対人恐怖症になってしまっていた。
高校進学後も暗くて陰気な性格は変わらず、多くの陽キャ連中に圧倒されてしまう。
そんな中、クラスメイト女子で鋼の姫と呼ばれる美少女、帝塚磨鈴の余りの美しさに見惚れてしまい、彼女の美貌からインスピレーションを受けた凛空はつい無心で磨鈴の顔立ちによく似たオリジナルの美少女キャラを描いてしまった。
当初はすぐに破棄するつもりだったそのイラストだが、何かの手違いで磨鈴本人に見られてしまう。
凛空はバレない様に何とかやり過ごそうとするが、遂には磨鈴に絵師としての技量を知られてしまい――。
★R15は念の為につけてます。
★評価やブクマは頂けると嬉しいのは嬉しいですが、気に入って頂けたらで結構です。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-24 13:55:18
41458文字
会話率:20%
古式殺闘術『薙楽法忍道』を長年その身に叩き込まれてきた雪灘藍岳だが、その15年の人生は苦難の連続だった。
暗殺拳士としての技量は確かであるものの、彼は傍流家系出身の為に薙楽法忍道の継承権を与えられず、一族の中でもはみ出し者として扱われてきた
。
実際彼は幼少の頃より本家から何かと差別され、虐げられてきた。
その為、藍岳はやや対人恐怖症気味の根暗な性格のまま成長を遂げてしまい、高校入学を果たした今も、陰キャなぼっちとしてクラスの中で浮き続けている。
そんな藍岳も、これからの人生には密かな希望を抱いていた。彼はRyuというハンドルネームで活動するプロのイラストレーターでもあり、今や神絵師のひとりとして、ネット上で注目を集め始めている。
暗殺拳という裏の世界から、神絵師として表の世界へ――しかし彼の暗い性格が災いし、陽の指す人生への旅路には様々なハードルが待ち構えていた。
★R15と残酷描写は念の為につけてます。
★本業微妙に忙しかったり、PBWのマスター業やライター業で時間取れなかったりで、かなり不定期な更新になるかと思いますが、良かったらお付き合い下さいませ。末永く読んで頂ける物語を目指します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 08:35:40
57801文字
会話率:24%
ヘアサロンで働く対人恐怖症気味の鳴海は、毎年商店街で開催されるハロウィンイベントで吸血鬼に仮装した通称『吸血鬼さん』に会うのをひそかに楽しみにしていた。端正な顔立ちに物腰柔らかな態度、見た目も中身も紳士な彼に、いつの間にか恋心を抱いてしまっ
ていたのだ。
イベントでは自身もシーツをかぶって、コミカルでひょうきんなおばけに仮装する。シーツをかぶると、別人のように明るく振る舞えるのだ。
そしてハロウィンの夜。お互い「吸血鬼さん」「おばけさん」と呼び合う心地いい時間はあっという間に過ぎて行く。しかし、鳴海は自身に恨みをもつ子供の襲撃に遭い、シーツを剥がされてしまって――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-10 18:06:30
29463文字
会話率:40%
細長い月が輝く夜
僕とワタリは出会った
(僕:彰 発達障害)
(ワタリ:ワタリガラス、人の言葉を話す)
B型作業所に通所する僕が社会復帰を果たすまで
対人恐怖症の僕が人を信用できるまで
ワタリは僕を優しく見守る
そして僕との何気ない会話
にワタリは癒される
そんな物語_折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 10:33:41
21589文字
会話率:54%
これは、精神科の薬のお話だよ!
はい。作者かれこれ15年ほどSSRIを飲んでいるのだけど、3年前に薬をかえてからどーなったのか、と、止めてからの今を、考えて見る感じのエッセイであります! 幸せすぎるのも良くないってことっすね。
最終更新:2024-09-30 06:22:05
4267文字
会話率:0%
異世界に転移した青年。
微かな希望と恐怖の感情を除いた記憶を失い、目覚めるとそこは無人島だった。
未知の兵器に謎の大男。窮地に陥る青年を救うのは肩乗りサイズの可愛い蛇?!
戦争ばかりの国、転移者を目の敵にする神、神をも殺す謎の集団……。
世界はとうの昔に捨てられていた。追い打ちをかけるように復活する破壊神。
未来に希望は残されていない。それは転移者も同じこと。
特化した能力もなく、人間との間に壁を作ってしまう変わり者の青年。
ドライな彼にも守護したいものはある。
全てが消えてしまう前に、大好きな蛇をママドラゴンの元へ返してあげたい。
弱みなんかじゃない。守るべきものがあると強くなれるのだ。
—————————
冒険/コメディ/シリアス含みます。
物語の進行スピードは遅めです。
色々と定石に反しています。王道の種族などはあまり登場しません。
1000人中、1人にハマればそれでオーケー的なノリで書いています。
ドラゴンが好きな方は是非。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-10 14:45:43
244503文字
会話率:49%
基本的に対人恐怖症、特に男性恐怖症の気が強い。
でも軽くで済んでいるのには、訳がある。
男女関係なく一人の人間として接してくれたのを忘れない。
生涯に渡って頭を下げよう。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座
いません。
注意事項2
私の男性恐怖症がこの程度なのは、二割の男子のお陰です。
生涯に渡って、敬意を向け続けなければならない相手です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 18:07:01
1189文字
会話率:18%
人間という生き物の、全てが苦手だった。
そんな私が気が付くと、シーツに包まっていた。
隣には絶世の美男が横たわっていた。
嫌悪感を抱かない故に、人外だと思った。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
こんな夢を見たんですよ。
生々しくも淡い、恋愛ネタが入っます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 18:18:41
818文字
会話率:0%
私は今生、誰かを愛した事がない。
きっとこれから先、未来永劫、男女問わず、そうだろう。
本当に体が受け付けないのだ。
こんなにも今の人達は愛情深く接してくれているのに。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座い
ません。
注意事項2
異性愛、同性愛、何方も受け入れられる。
けれども当事者になったら、きっ……。
いいえ、言っちゃ行けない。その言葉は。
本当に何でも許せる方向け。
至る所に地雷があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 18:46:49
1407文字
会話率:43%
年末に行われる全国ネットの漫才コンクールで、香川県の高校生に通う素人の二人組み(鬼松と福家)が優勝した。
二人には小学一年生の時、全校生徒の前で予期せず辱められた経験があり、それ以来、赤面症と軽い対人恐怖症に陥った共通点があった。
小学三
年に上がる時のクラス替えで同じクラスになった二人は、似た境遇から親友になり、二人して木村サクラという女の子を好きになる。二人してサクラと同じ塾に通いだし、そこで数学講師の三島由紀夫に出会う。
三島は人と話すのが苦手そうな鬼松と福家を贔屓にし、三島を介して鬼松と福家はサクラと仲良くなっていく。
小学五年のクラス替えでも三人は同じクラスになったが、大きな変化としてまーくんという発達障害の生徒が転校してきていた。まーくんは何をするにも他の生徒たちには劣り、イジメの対象になった。まーくんの面倒を見るのはサクラの役目だったが、そんな優等生な振る舞いから妬まれ、サクラは陰口を叩かれ始める。
鬼松も福家もサクラは悪くないと分かっていながら、サクラを批判する言葉に反論できない。それを知った三島は嘆き怒って二人とは一線引くようになる。
ある日、まーくんが教室で排泄物を漏らすという事件が起こり、それを止めに入ったサクラもイジメの標的となった。
事件後サクラは腫れ物扱いされ、お漏らし事件はタブーとされるが、三島だけは意に介せずその話題に触れ、サクラの味方となった。
助けられなかったことを謝る鬼松と福家だったが、三島は許さず、「一日一回はサクラを笑わすこと」というミッションを二人に突きつける。それから鬼松と福家は笑いを研究し、日々サクラを笑わそうと努力する。対人恐怖症を克服し、人前でも研究した笑いの成果を発表するようになっていく。
鬼松と福家が漫才コンクールで優勝した年の大晦日。サクラと三島は、鬼松と福家が稽古に使っていた香川県総合運動公園の屋根がついた休憩所の下に居た。
正午を知らせるサイレンが鳴る。その音が細く聞こえなくなったところで三島が指を鳴らした。大きな柱の陰から鬼松と福家が現れる。人前で赤面することしか出来なかった二人が、六年十一ヶ月試行錯誤したネタが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 19:00:00
31964文字
会話率:20%
特殊スキルもチートもなく異世界転移した一般社会人スガワラさん。
現代で培った営業スキルを武器に異世界を生き抜く!
美しい酒場の女店主、凄腕の女剣士、対人恐怖症の魔法使い、ガチムキ料理人……
個性的な面々に囲まれて過ごす日常はやがて、大
きな事件へと巻き込まれていく!?
※本作品は、カクヨム(URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330647998045645)にて完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 11:26:24
389850文字
会話率:45%
対人恐怖症で不登校になった主人公翔、そして異世界で偉業を残して皆に認めてもらう異世界物語。
彼の人生はいったいどうなるのか?
最終更新:2024-01-05 22:32:51
821文字
会話率:0%
幼馴染の真名に彼氏が出来た。喜ばしい事のはずなのに素直に喜べない僕がいた。
真名の事は素直に祝福したいし、彼氏の徹は僕の親友でいい奴なのは太鼓判を押せる。
それに僕が好きなのは真名じゃなくて『真帆』だ。
幼い頃の虐待で解離性同一障害、いわ
ゆる多重人格症を発症した真名の中に存在する副人格の『真帆』だ。
僕は男性恐怖症でもある真名に彼氏が出来るとは考えておらずに油断していたのだ。
彼氏が出来たとすると今までの距離感を保つのは難しいだろう。
真名の中の副人格の彼女たちとも会う機会が減ってしまう。その事実が僕の気持ちを暗くさせるのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 06:00:00
34755文字
会話率:43%
前世、引き籠もりの大賢者だった事を思い出し、その記憶に引っ張られ、木登りするような元気いっぱい少女から、対人恐怖症、女性恐怖症のオタクになってしまった侯爵令嬢リーナは、賢者スキルを思い出した事を良い事に、更なるオタク道を突っ走る。
勿論、リ
ーナは、自分を虐めて、ゾンビ貴族子息と結婚させようとした、両親と養女アイナのザマーも、決して忘れない!
そして、完全なるスローライフをする為に、お付の猫耳メイド、ミミに言われるまま、グータラしながら少しだけ頑張る。
そんな、異世界ギャグファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 12:00:00
65171文字
会話率:19%
様々な逸話を残し、最強魔女といわれていたミリアリアは、重度の人見知り、対人恐怖症であった。
それを克服すべく、今の人間関係の記憶をけし若返る薬で別人になろうとする。
魔力や知識はそのままだが友好関係や一部の記憶がない少女となったミリアリアは
ミリーと改名し、いろんな人と遊んだりおしゃべりしつつ幸せに暮らしたいと願う。
しかし、人見知りは直っている気配もなく、ただ一部の記憶をなくし若返っただけの状態のミリーは、人に会うのが怖くどうしたものかと悩んでしまう。
そこへ近くの町のハンターである男性とたまたま出会い、それがきっかけで少しづつ歩み寄ろうとする。
そんな彼女がのんびりと幸せに暮らせるように周りを巻き込みつつ、生活していく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-25 15:57:01
224813文字
会話率:46%
転生悪役令嬢レイチェル、断罪されました!
思い起こせば、幼いあの日。公爵家の美少年を「婚約者」と紹介されたそのときに、前世の記憶が洪水となって押し寄せてきた。あまりのあり得なさに脳内情報処理が追い付かず、その場で卒倒してしまった。あろうこ
とか、その拍子に、セミにおしっこ引っ掛けられてしまうという非常事態。――以来、「セミ令嬢」と呼ばれ、後ろ指を差されることに。そのうえ前世時代(人材コンサルティング会社の営業職)のトラウマから、軽い対人恐怖症も併発してしまう。
前世の自我が忠告する。――あなたは悪役令嬢なのよ。将来『ざまぁ』されるのよ。だから、あの婚約者とは、円満かつ穏便に婚約解消するのよ――! 貴族学園に入学するも、はて、ヒロインは誰だろう――? 攻略対象は誰だろう――? これって、乙女ゲームとしてはバグってないか――? そして、運命の婚約破棄劇のあとには、転生悪役令嬢レイチェル仰天の新展開が待っていた……。
ジャンルを迷いましたが、〈文芸/推理〉にしました。「転生悪役令嬢の断罪劇からの大逆転」を描きたい――というのがメインテーマです(だから冒険・バトル優位の〈ハイファンタジー〉には入れにくい)。ただし、後半に突入するまでは推理っぽくありません。前半は、転生悪役令嬢の足掻きで物語が進みます。恋愛要素は入ってますが、オママゴト程度です(だから〈異世界/恋愛〉にも入れにくい)。ガチガチのミステリではないですが、最後にすっきりしていただければ幸いです。
(特記事項)本作の転載・複写・改変・翻訳等は固くお断りいたします。世界観に緩いところがありますが、寛大なお心でお読みいただけると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 20:04:42
112282文字
会話率:40%
明るく活発な中学生・平野杏美は、ある一瞬の出来事で対人恐怖に陥り、不登校・引きこもりとなってしまう。
父親からの依頼で派遣された、支援学校教員の指導のもと、絵本を書き上げ、書籍化販売する事で、社会化に向けて動き始めるが、ある別の心の動きから
再び恐怖に陥り、眠れぬ夜に「眠剤」と認識している薬を飲んだ。
父母、教員他、関係する人たちの、必死の謎解きが始まる。
前作「赤い鳥、泣いた。」のスピンオフになります。
序盤のエピソードに関しての表現の関係で、R15とさせていただきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-06 21:05:03
43635文字
会話率:36%