……ワタシ達は何を手にしてる。
夕影の決起、綯われた縄のような地下室、温かな姉の手、凶弾と止まらない血。
選び取ったものを置き去りにして、見つめたかったものとは別のものを見つめて、抗うことのできない破滅へと踏み出して。
……後戻
りはできない。
隔たりの向こう側へ届く日は遠くとも手放すことのできないもののため静かに叫び、孤独を歩み続ける──。
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※文体・台詞の癖が強いかも知れません。ご理解・ご了承ください。
更新:不定期の水曜から金曜に一頁ずつを予定。
完結:二六頁を予定。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 16:00:00
574620文字
会話率:56%
見上げるのも見下ろすのも、冷たくて温かい稜線の空気。
宮殿から視ていたのはなんだろうか。答の出ない問や過去に絡め取られた脚になんの意味があろうか。
優柔なる少女は、望みを確かとするなら長い冬を受け入れ、氷河と進む。
傷つけられ
、奪われた先は、対立か、協調か、それとも、成就か。
「──、聞かせてください」
怨念に歩み寄る幼い願いの物語を──。
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※文体・台詞の癖が強いかも知れません。ご理解・ご了承ください。
更新:一四から二一日ごと、金曜日に一頁ずつを予定。
完結:一九頁を予定。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-17 18:54:07
401124文字
会話率:66%
「──。……お前は、本当の意味で人間じゃねぇのかも知れねぇな」
ひととして生きていくとはどういうことだろうか。
同じ人間なのになぜこうも違う。
理解と衝突、調和と不和。繰り返される過ちと永遠に蟠る感情。
……わたしが選び取ったのは
──。
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※文体・台詞の癖が強いかも知れません。ご理解・ご了承ください。
更新:一四から二一日ごとに一頁ずつを予定。
完結:四五頁。
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-24 22:00:15
1042170文字
会話率:60%
怪異なる四人の噺家が紡ぐ
奇異なる物語。
龍神ダムで多発する行方不明者。 一番最初の行方不明者である「鏡いなり」は、 とある者達から「あかず」と呼ばれ、 恐れられ、 慕われる謎に包まれた少女であった。
「花は鳥と踊り風吹き月に沈む」
古の巫女が紡いだ言霊。 巫女に絶対的な忠誠を誓う怪異なる噺家達。
怪異なる噺家は、 鏡いなりを「次なるあかず」と呼び、 人が都市伝説として創り上げた異界の深淵に閉じ込めた。
次なるあかずを救う宿命を持つ青年、 獅童千里は、鏡いなりの軌跡を辿りながら、 古の巫女…… あかずの真意に迫る。
怪異噺あかず
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-24 22:40:54
24712文字
会話率:20%
勇者として召喚され、魔王を討伐した主人公。喜びも束の間、苦楽を共にした仲間達から裏切られ絶望の果てに死亡する。
輪廻転生後、記憶を無くし再び日本人に生まれ変わり平和な日々を過ごしていた主人公だったが、ある日突然幼馴染達と共に異世界召喚され
る。
そこは、前世で召喚された世界と同じだった。
幼馴染達は勇者として。主人公は……魔王として。
蘇る記憶。
そこで更に知るは残酷な事実。
──魔王は必ず勇者に倒されるという宿命を。
──勇者は必ず仲間に裏切られ殺されるという結末を。
主人公は決意する。
こんな世界、必ず壊してやる、と。
大切な人を、殺させはしない、と。
*作者より*
シリアス気味のファンタジー作品ですが、頑張って笑い要素も取り入れていきます。
駄文で大変失礼致しますが、楽しんでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-29 00:08:17
1568文字
会話率:18%
輪廻転生。
それは、死した者の魂はまた新たな命となりて現し世に戻ってくるという概念。
転生の際に魂に残る記憶はリセットされ、全く新しい別の存在として現し世に生を得る。
それは呪いであって救いである。
前世の思いに囚われることはないのだから。
だが、その輪廻転生の枠組みの中には一つの例外があった。
人外。
それは、人ならざる力を魂に宿した存在。
彼らは人と変わらぬ見た目を持ち、現代では人間の中で人間と変わらぬ暮らしをしている。
だが、彼らは輪廻転生の枠組みの中の一つの例外。
彼らの魂は転生を経てもリセットされることはない。
彼らは人外である限り幾度の転生を経ても転生前の記憶を保持してこの世にまた生を得る。
それは救いであって呪いである。
前世の思いを受け継ぐことができるのだから。
しかし、自ら人外の力を捨てて人へと転じた時、彼らの魂もまた、人同様にリセットの宿命を負う。
これは、かつて人外であった少年と、今も人外である少女の物語。
道を違えた二人が再び相見えた時、彼らは何を思い何をなすのか。
此度語るはかつて人外であった少年。
【輪廻の先で出逢った二人】
いざ、開幕折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-10 00:00:00
26707文字
会話率:37%
神様 謹んでお呪い申し上げます。
目が覚めたらクラゲでした。人の姿であった時から泳ぎの不得意な私には、クラゲというふわふわ流されるまま浮かぶ生き物がお似合いだとでもいうのでしょうか?海の中は大変美しいものですが、アレはいけません。凶悪な顔面
をして思い込みの激しい輩には、躾が必要です。どなたかそういった方面の得意な方はおられませんか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 19:55:51
39137文字
会話率:58%
短編連作。主人公は平凡な少女。何を間違えたか時間を越えて過去にやってきてしまった彼女は、1人の男と宿命的な恋に落ちる。そんな彼女を取り巻く人々とのさまざまな短い話。
最終更新:2010-02-12 00:06:25
22857文字
会話率:38%