妖怪がいて、人間が異能を持ち、共生する世界。
月本国の紀伊野領の次期女領主、柊はある危機に直面していた。
婚約者が駆け落ちしてしまったことだ。
ことの発端はそれだ。
そのことにより、二人の結婚を望みまくっていた両家の絶対的権力と異能を持つ
じい様たちが癇癪を起こしてしまうこと、それが一番目の危機だった。
癇癪で能力を暴走しかけたじい様の前に、何かがひいらぎの前に現れる。
その何かは、婚約者の姿によく似せていた。
じい様たちは騙された。
そのことにより一番目の危機は去った。
しかし、何かはひいらぎとの結婚を望んだのだ。
二番目の危機は、婚約者のふりをした何かと結婚させられそうになっていることだ。
はたして、ひいらぎはどうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 20:32:41
6142文字
会話率:25%
前世はハスキー。今世はポメラニアン。
大きくなりたい。いつかはまた大きくなれると信じているポメラニアンの日常。
渋いサモエド目指します。
最終更新:2022-12-03 12:00:00
4230文字
会話率:8%
猫獣人なおじさんと幼女が「暑いですね」と言いあうお話。「和モノ夏企画」参加作品です。
最終更新:2017-08-01 17:02:36
6774文字
会話率:19%
公海暦3年。
新大陸からの侵攻と内紛によって六大公国が、新たに統一国家として再建されて三年。
時代の流れによって、多くの寺社や儀式が排除されようとしていた。
その波に乗じるかのように、過去の『ある少女』が唱えた、絶対的な秩序に
よる統治を主張する集団が、軍や国家、民間を蚕食していた。
彼らは「ムダなもの」「秩序を妨げるもの」と称して寺社仏閣を打ち壊し、それらにまつわる文化財や書物を焼き尽くし、テロ活動を行う。
そんな新たな『宗教』がはびこるなか、水上の社殿、盤龍宮にて回収作業にあたっていた軍の調査員、小早祈は、海にそびえる大鳥居の下に沈む、小舟型の筐体を発見する。
六公時代初期……あるいはその前の時代、『樹治』と呼ばれる年代のものと推測されるその中に眠っていたのは、花嫁姿をした少年だった。
戦国の世から数百年を隔てて蘇ったその子を、様々な思惑を秘めた異形が付け狙う……
「樹治名将言行録 ~鐘山環伝~」から三百年後の世界をえがく、魔と法と神とが入り乱れる和風ファンタジー。
作者の悪趣味全開のヤケクソでえがく、ブラックジョークだらけの挑戦作です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-21 01:02:20
22501文字
会話率:24%
わたしはニャオン国に住む華族の一猫(ひとり)モモ。
わたしにはイケメンの下僕・ショウマがいるの。
そんなわたしのある一日のお話よ。
※ベリーズカフェからの転載です。
最終更新:2014-05-10 22:09:42
5799文字
会話率:28%
ある世界のある時代のある場所の血なまぐさい会話。(文体も含め全体的に癖のある極めて痛々しく特殊なゲテモノ風ですのでご注意ください)
最終更新:2011-04-21 06:00:00
4414文字
会話率:1%
東京郊外の、駅前から程近い古ぼけた明治風Cafe。
一見レトロな喫茶店だが…。
経営者=滅多に顔を見せない占い師
店長=江戸吉原にいた元芸伎、現役幽霊肉体持ち
客=サラリーマン、OL、時折さ迷いし幽霊、物好き妖怪
迷惑=客や店長を祓い
にくるエクソシスト、陰陽師、坊主
バイト=オレ(人間)、キツネ(化け済み)、幽霊(男性外見中身お嬢様)
こんなメンバーじゃあ、普通の客ばかりなワケがなく……。
今日も変な客が訪れています。
……、平穏って何だろう?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-03 19:39:02
7103文字
会話率:30%