【書籍化・コミカライズ予定】
「お前、最近何もやってないよな。ぶっちゃけもういらないんだ」
ゼノスはある日、パーティリーダーのアストンに言われた。
ゼノスは貧民街の生まれ故、公式のライセンスを持っていない治癒師。それでも自分を拾って
くれたパーティーに恩返しするために必死に腕を磨いた。
その甲斐あって、仲間が少しでも傷がつけば一瞬で治療し、そもそも傷を負いにくいような防護魔法や、能力強化魔法も併用し、ゼノスのパーティは不死身と言われるほどに名をあげることになった。
しかし、パーティのメンバー達は、傷を負わないのは自分達が強くなったからだと勘違いし、ゼノスをお荷物だと考えるようになった。そして、公式ライセンスを持たず、貧民街出身のゼノスがいることは、パーティの名声にかかわると思い始めたのだ。
パーティを追われたゼノスは、ひょんなことから大怪我をした奴隷のエルフの少女の命を助けることになる。
「私、生きてる……? 絶対死んだと思ったのに」
「ははは、これくらいはかすり傷だろ」
「……すごいっ」
エルフの少女を助けたことがきっかけで、ゼノスは街角で闇ヒーラーとして治療院をひらくことにした。
ライセンスを持っていないので、治療は言い値になるが、弱きを助け、強き者からは大金をせしめる闇ヒーラーの噂は口コミで広がり、それはやがて王宮にまで届くようになった。
一方、ゼノスが抜けたパーティは、優秀な治癒師が抜けたことで、満身創痍の状態にあった。
でも、今さら戻ってこいと言われても、気にいらない相手からは高額の治療費を受け取るようにしたので……おたくら払えますか?
※日間総合1位
※週間総合1位
※月間総合1位
※四半期総合1位
ありがとうございます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-10 08:00:00
842003文字
会話率:53%
ようこそお越しくださいました、お客様。願い叶う教会へ。このお話は騎士団の特攻隊長と奴隷のエルフが主人公。感動の再会までを描いたおとぎ話でございます。どうぞ、ごゆっくり。主人公たちの名前にも注視しながらお楽しみくださいませ。
最終更新:2024-12-26 12:42:58
6743文字
会話率:50%
アンデッド。それはモンスターの中でも最下級に位置する存在。
ある日突然そのアンデッドに転生した柊太一(ひいらぎたいち)は、目が覚めた瞬間からレベルを上げたい冒険者に狙われる羽目になる。
来る日も来る日も冒険者から逃げ回る日々。しかし、そんな
中辿り着いた場所に膨大な魔法書あった。
転生した際に授かっていた習得者というスキルにより、太一は100年をかけてその全てを読破、魔法を身に着けいつの間にかLv.300という驚異的な存在へと成長していた。
だがそんな事になっているとは知らない太一は、自分の住処に引きこもり、誰ともかかわらない快適ライフを満喫するが、突然あることに気が付いた。
「あれ、これめっちゃ暇じゃない??」
そんな中であった奴隷のエルフの少女エイラを助けたことにより、何故か彼は引きこもり生活から連れ出されることになる。
そして、旅の途中で次々と仲間になる愉快なキャラクター達。
殆ど最強の存在であるアンデッドと、可愛いが少し裏の顔があるエルフの少女や様々な種族の仲間が織りなすファンタジ―作品です!
タイトルを少し変更しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-17 18:37:48
193917文字
会話率:41%
世界的に天才な経済学者であった上村隆一郎は、ある日信頼していた助手に刺され、突然命を落としてしまう。死後、天使に導かれ、転生することになったリュウは転生特典なし、魔法もほぼ使えないという、人間のありのままの姿で転生することとなった。
転生に当たって天使がリュウに課したミッションは「人間として普通の生活を送り、異世界の文明を発展させること」……。
天使から無理難題を押し付けられたリュウは、道中、奴隷のエルフであるメルルと出会い、行動を共にするが、メルルはリュウに自分の町を救う代わりにリュウに市民権を与えるという取引を持ち掛ける。
戦うことが出来ないリュウは並外れた頭脳と経済経営の知識で、数々と無理難題に立ち向かい解決していく。――新感覚の異世界経済ファンタジーコメディである。
※毎日更新予定折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 19:07:51
80288文字
会話率:50%
神武居(かむい)アキラは高校2年生になったばかりの16歳だ。両親とも海外で仕事をしているため、祖父が住職だった寺で独り暮らししていた。特にイジメに遭っていたわけでもなかったが、2年生になってから彼はほとんど登校していなかった。
そんな折、祭
壇の奥で何気なく手をついた壁が裏返り、彼は小さな石造りの部屋に足を踏み入れる。
『この部屋を見つけたということは、アキラには資格があるということじゃ。向かって右の壁は日本とは別の世界に通じておる』
正面の壁には3年前に他界した、祖父の手による紙切れが貼られていた。
半信半疑でそこに書かれていた手順を踏んだ時、彼は石の壁を通り抜けて異世界へ。しかしそこはシステムキッチンも、ウォシュレットも、ユニットバスもある、どう見ても異世界とは思えない光景が広がっていた。
「何だよ、ちっとも異世界じゃねえじゃん」
ところがその時、彼は女の子の悲鳴を耳にする。そこで助けることになるのは、獣同様の扱いを受けるエルフの少女だった。
基本的には強気で王族さえ恐れない主人公のアキラだが、恋愛に関してはペーパードライバー。
あと1歩を踏み出せないのが残念なところかも。
そんな彼は、1人でも多くの貧民を救うために料理屋を始める。メニューは日本から持ち込んだ食材を含むため、異世界では真似の出来ないものばかり。店には連日行列が絶えることはなかった。
何はともあれ、ここから美少女エルフとの生活を中心に物語が始まる。
※バトルシーンもありますが、基本は日常系です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-21 09:27:46
223421文字
会話率:73%
「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!?」
俺──霧風ソウマは、気付けば落ちていた。ひたすらに落ちていた。
果てしなく続く落下の末、俺の目の前に広がったのは、どこから誰がどう見てもファンタジー世界の風景。
色々考えて人生諦
めた俺はとある城の屋根に墜落したが、親切な城の方々の手当て(多分)のお陰で一命は取り止めた。
だが、俺はそこで知った。
──ここは魔王の城なのだと。
しかもそこの現在の魔王「フィアナルーク・アスティエンス」(超美少女だが俺を呼んだ張本人)が、「世界を旅したいから付き人になれ」と言い出しやがる。
何故に俺がそんな事をせにゃならんのだ!!
更には魔王様が俺に一目惚れしたとか言い出したり、元男盗賊のロリッ子赤ずきんが仲間になったり、奴隷解放したら元奴隷のエルフ少女になつかれたり……。
いろんなイベントが立て続けに起こるけど、取りあえずは魔王様とリア充満喫してやるっ!!
──こうして、魔王と俺のぶらり旅が始まった。
18歳の非モテオタクと魔王その他が繰り広げる、異世界冒険ファンタジーラブコメ(?)開幕っ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-14 12:28:00
48362文字
会話率:35%