「エレオノーラ、お前みたいな血も涙もないような冷酷な女を王妃には出来ぬ。王妃とは慈愛を持ち、国母となるのだ。私はお前との婚約を破棄し、新たに心優しく我が伴侶に相応しいヘンリエッテと婚約を結ぶことにする」
第二王子ジークフリートは自身の成
人を祝う宴の場で公爵令嬢エレオノーラにそう宣言した。王子の隣には花のような微笑みを浮かべる伯爵家の養女、ヘンリエッテの姿がある。
エレオノーラは冷や水を浴びせられたかのように固まる。今まで懸命に王妃教育を受け、冷酷と言われようとも静かに耐えてきたが、最愛の人からの言葉に今なら氷のようになってしまえるとすら思っていた──。
衆人の前で晒し者になってしまったエレオノーラは最後な力を振り絞り、毅然と対応する。
「私から婚約者を奪って満足ですの、ヘンリエッテ嬢? 奪って得たものはいずれ奪われるもの。真に価値あるものは自分の中にあるものですわ」
婚約破棄の意趣返しに、ジークフリートなど価値あるものではないと言い切り、ヘンリエッテも人のものを欲しがるだけの空っぽな女だと侮辱して皮肉げに笑って見せたエレオノーラ。
しかしヘンリエッテは笑顔を崩さずこう告げた。
「まあ、私もこんなバカ王子なんて要らないんですけどね」
(※設定はゆるゆるです。倫理的にアウトな表現・不快な表現があるかもしれませんがあくまでフィクションです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-18 12:00:00
13947文字
会話率:45%
現王は先王から玉座を奪った弟、故に簒奪王と蔑された。
最終更新:2023-10-14 23:05:18
200文字
会話率:0%
前伯爵であった母親が亡くなり、父親は1週間も経たずに再婚。父親の再婚により母親違いの妹ができたマリカ・アッカルド伯爵令嬢。
マリカの妹となったロザリーは「お姉さまずるい」と言いマリカの物を奪っていく。
最初は「なんてひどいことする妹なの
!!」と思っていたマリカだが、ロザリーが欲しがるものがいつもおかしい。
ロザリーに奪われるものは、義母が嫌がらせに私に与える粗末なもの。ロザリーに奪われれば奪われるほど、大切な物が戻ってくるマリカ。
我儘に見せかけて実はいい子なの?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 22:48:01
6930文字
会話率:22%
奪うものと奪われるもの
最終更新:2020-07-17 23:33:59
5055文字
会話率:18%
罪を犯したがゆえに塔へと閉じ込められた罪人姫シルフィア。ある日、彼女の元に一人の男が現れた。その男は自身を死神だと名乗り、「お前の命を貰いにきた」と告げる。死を覚悟するシルフィアだったが死神は、殺すのはある場所に着いてからだと言ったあと、か
らからと笑った。死神と罪人姫、不思議なその旅の中でやがて二人は愛を芽生えさせていく。命を奪うものと奪われるもののじれじれラブストーリー。
※拙作は、アルファポリス様にも別名義で掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-18 21:31:39
45686文字
会話率:36%
もう、まもなくこの城は崩壊するのだろう…
私は、此処に来てから数年間…ある思いに苛まれた。家族も大切な人も私の全ても奪った、あの男…なのに、私は彼をいつの間にか……愛してしまった…憎いのに……愛しい……この感情が…痛くて…苦しくて……
多
くの星を蹂躙した皇帝 アザルスと地球の女子高生だった斗羽……悲しくも、辛い恋の行方は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-24 00:00:00
18733文字
会話率:23%
奪うものと奪われるもの。
学校を休みがちなクラスメイト「テシマ」の秘密をしった僕。
そのテシマの秘密に振り回される僕のお話し。
最終更新:2015-10-13 10:34:27
26593文字
会話率:32%
奪われるもの=魔法が使えない
奪うもの=魔法が使える
何もかも奪われたものの奪還が始まる。
最終更新:2015-07-05 11:50:46
943文字
会話率:36%
現代社会にブスに生まれてしまったために不幸な目にしかあってこなかった女子高生榎本さやかが、死んで生まれ変わると絶対的な力を持った魔物ゾーケーを従える国の女王ベアトリーチェになっていた。
私は復讐する。顔だけで私を見下した女達を支配してやるの
だ。誰にもこの王国を奪われるものか。
これは、根性ひん曲がった女が支配する国の盛衰を描いた物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-04-29 11:05:49
1511文字
会話率:25%
奪われるものの、生きていく空しさ。
最終更新:2013-11-07 23:44:50
228文字
会話率:0%