夏になると北海道を旅せずにいられない旅人が、雨や高速バスに翻弄されながら、教会の鐘の音に、大雪山の花と絶景に、湿原の湖と伝説に、あと白鳥にも癒されて……。
コダワリと陶酔のちょっと強めな旅人が、鉄道・山・花・自然のモロモロを求めて、北海道と
東北をひとり歩く旅行記。雨に靴を濡らし、高速バスや宿に振り回され、花の咲き具合に心を曇らせたりしながらも、おおらかな北国の大自然が旅人を癒し、浄化していく。
イセカイやらザマアやらコンヤクハキやら、そんなものに疲れたら、緑に染まった新鮮な空気を吸いに、北国への旅をご一緒しませんか?
※カクヨム・ステキブンゲイでも別タイトル(『北の旅路は雨の彼方に』)で公開しています。プラットフォームごとの違いや読者層との相性を見るためです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-06 07:40:00
4835文字
会話率:7%
遭難した時に遭遇した着物の女性。
アニソンを歌ってるんですが。
というか……この人は人間?
※ 『雪山』から削った部分を思い出しながら書きました。
最終更新:2024-01-19 23:09:10
3393文字
会話率:32%
社会人5年目。そろそろ一人前?な冷え性のキャリアウーマンが異世界に行ったら寒かった。必死に暖を取ろうとするヒロイン!顔より、地位より、お金より、暖かいことが必須条件な恋愛模様です。
最終更新:2023-11-12 11:27:49
21194文字
会話率:29%
『宇宙巡光艦ノースポール』
光速を越えることの出来る、恒星間航行も可能な画期的な宇宙船である。偶然入手した未来の技術を使って建造された。
その乗組員となる優秀なメンバーも集められ始めた。
小杉浩之とライラ・バーンスタイン。
警備会社社員の、小杉は、冬のある日、突然、会社から北海道大雪山系への出張を命じられる。そこで、最新の警備手法に関するセミナーが開かれるというのだ。
言葉として言い表せない疑問を感じながらも、小杉は帯広の駅に降り立つ。
しかし、小杉は、セミナーからの迎えとは合流せずに、単身、そのセミナー会場を偵察することに決める。レンタカーを借りて、出発した小杉は、凍てつく雪の中、ヒッチハイクをしているアメリカ人女性と出会う。
彼女の名は、ライラ。彼女もまた大雪山系に向かおうとしていた。
途中でスノーモービルに乗り換えた小杉とライラは、陸上自衛隊の警備部隊と出会った。その制止を振り切って、先へと進む小杉とライラ。スノーモービルは全速で走っていた。
ライラが叫んだ。
「前っ! 小杉、前見てっ!」
「えっ?!」
小杉は素早く前を向いた。
「な、何?」
少し前方で地面が途切れていたのだ。
「崖?!」
小杉は、とっさに思い切り左にハンドルを切った。しかし、雪の上を走っているうえにスピードがかなり出ていたのだ。スノーモービルは左向きに姿勢を変えながらもそのまま滑っていく。
「わーーーっ!」
「きゃーーーっ!」
小杉とライラと、スノーモービルは崖の上から宙に飛び出した。そして、それぞれ緩い放物線を描きながら下へと落ちていった。高さは50メートル、いや、雪が積もってなければ、もっと高いはずである。
小杉とライラは崖の下の新雪に突っ込んで、雪の中に深く埋もれてしまった。
「くそっ!」
小杉は、微かに呟いたが、彼の意識は、波が引いていくように遠ざかっていってしまった。
■この小説について
『宇宙巡光艦ノースポール』は、本サイト『小説家になろう』の他に、以下のサイトで読むことが出来ます。
・宇宙巡光艦ノースポール (本家サイト、のつもり)
https://northpole2022.com/
・宇宙巡光艦ノースポール (ライブドアブログ)
https://northpole2022.blog.jp/
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 10:58:35
1031文字
会話率:0%
大雪山では雪が降っていた。その中には、少女がひとり、舞っていた。雪は、しんしんと降っていた。それは、まるで、少女の感情を映し出したかのようであった。
最終更新:2022-07-01 22:33:36
3088文字
会話率:67%
北海道にスケッチ旅行に行きたくても、経済的に無理かなと思っていた多恵さん。そこに大樹さんの教室の教授夫人が多恵さんの画を買ってくれることに。年が教授よりもかなり上の為か世間に妻を公にしない教授に心を残して、ありがたく北海道、大雪山に旅立つ多
恵さん。先ずは旭岳、そこで不倫に悩む若い女性と知り合う。そこに新たな幽霊を加えて杉山君と良介君が現われる。妻依存症の彼のために探す事を約束する多恵さん。不倫に悩む女性も多恵さんと話す事などで何とか心の整理がつき始めた。其の彼女に恋する良介君。ホテルや次の黒岳でも彼の妻らしい人物に会うがみんなはずれ。スケッチだけは幽霊さん達のお陰でスムースに捗る。聞けば夫の幽霊さんは妻が恋しくて泣き出しそうとか。そこに現れた女性に尋ねると、今まで彼女と板と言う。やっと今の彼女の顔と居場所が分かり、杉山君たちの力を借りて夫に妻を引き合わせられた。
次の日、最後に向かう青い池。そこで見た光景に多恵さんはあるひらめきを得る。其の後も滝や牧場で大いにスケッチの収穫を得る。良介君の片思いを見届ける為に、杉山君も一緒に北海道に残るよう
に言い残して北海道を後にする多恵さん。多恵さんはお土産と描いてきたスケッチを直接渡したいと教授宅にお邪魔した。そして青い池で撮ってきた写真を見せて、教授にある一大決心を促すのであった。そして、秋晴れの日に・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 16:44:41
49590文字
会話率:53%
北海道の屋台骨たる大雪山。その上を永遠と歩いた一人の大学生の四泊五日の縦走記。
本来ならば、とても素晴らしい景色が広がっているはずだった。だが、男を待っていたのは暴風に雨。てひどい山の歓迎だった。2009年7月に8名以上の死者を出したトムラ
ウシで男は死を覚悟する。トムラウシの神様に文章を捧げる約束をしてなんとか切り抜けた。だが、困難はそれだけでは終わらない。恐怖の12時間行動に標識のない山道。一歩間違えたら足を踏み外す釣り尾根を容赦なく吹きすさぶ風。ボロボロになりながらたどり着いた最終日の十勝岳山系で、彼は最高の眺めを目にする。これを見るために歩き続けていたのだと確信するほどの素晴らしさだった。
なぜ人は山に登るのか。そこに山があるからなどという耳障りのいい言葉はきっと正解じゃない。
でも、この記録を読めばその一端がわかるはずだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-13 18:00:00
25113文字
会話率:2%
父を10歳の時に亡くし母と二人暮らしの主人公 水主(みぬし)輝(あきら)は全国でも有数の進学校、愛心高校に入学する。
そこで出会った同じクラスの渋谷(しぶたに)渉(わたる)は楽器の天才。
渉は学業は真ん中よりかなり下だが、人懐っこく明るい性
格でクールな輝に憧れ友人となる。
渉の楽器の才能は素晴らしくどんな楽器でも演奏できるがとくに彼の奏でるヴァイオリンは本当に美しい音色で魅了する。
渉の近所に住む中学が同じの 矢島(やじま)涼(りょう)。可愛らしい女性でクールな一面を持っていて輝は学校行事を通じて彼女と知り合い、意識するようになる。
輝の夢は北海道へのツーリング。 アルバイトしたお金でようやく2年生の夏休み北海道に旅に出る。 旅の途中 旭川で男に絡まれている所を助けた一つ下の女性 新川(しんかわ)智美(ともみ)。
智美は色が抜けるように白く笑顔がまぶしい飛びっきりの美人。性格も温厚で優しく輝も人目で心がときめく。 智美は助けてくれた輝に一目ぼれ。 二人は次の日、輝が行く予定だった、大雪山に二人で行く事になる。 そこから輝と智美の遠距離恋愛が始まる。
それから半年、二人の遠距離恋愛は続くが、お互いに会えない切なさに苦しむ。
好きなだけに会いたい気持ちは高まり、余計に会えない苦しさも増していく。
そんな時、涼の友人の茜が涼が輝を好きだと告げる。
憧れだと思っていた涼の気持ちを知り、輝は遠距離恋愛で会えない智美と涼とで激しく気持ちが揺れる。 遠距離恋愛の難しさと自分と二人の女性の気持ちを考えながらどちらを選択するかで輝は苦悩する。 最終的に輝はどう考え何を選択するのか?
渉や茜、そして智美と涼。 色々な価値観や考え、思いが輝の気持ちを揺さぶる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 07:30:03
150045文字
会話率:28%
北海道大雪山に開いた穴は、観光地化された異世界に通じていた。そこは「陸地球」と呼ばれた砂漠だらけの別の地球だった。
石造りの遺跡が観光資源となって28年、ここで開かれるマラソンに、二人の女子大生は旅行がてら参加することに。しかし二人はとんで
もないことにまきこまれてしまう。
遺跡に起こった異変に端を発し、テレビ局を巻き込んでの大騒動の末に明かされる驚愕の真実……。
この作品は、2006年12月に脱稿したものです。
「エブリスタ」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-02 20:00:00
124269文字
会話率:40%
極東ソ連軍により南樺太・北海道が戦場になったもう一つの日本。陸軍空挺士官の上良大尉は、大連・インドシナでの戦いを終え、新たな戦場にやってきた。彼は軍上層部に呼び出され、「生ける軍神」と全軍から尊敬を受ける唐津大佐の暗殺指令を受ける。唐津大佐
は北海道戦線で離反、大雪山の中に独立王国を築いているという。上良は陸軍の74式戦車を引き連れ、クルーに目的地を知らせぬまま石狩川沿いを遡行する。上良は唐津の資料を読む。上良大尉らを待ち受けていたのは、開拓した土地を躊躇なく捨て去ろうとする北海道民と、樺太を捨て石にした日本軍の姿だった。
コンラッド「闇の奥」
コッポラ「地獄の黙示録」
滝沢聖峰「Heart of darkness」
以上より翻案。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-02 04:50:13
29264文字
会話率:69%
蔵前工業高校から二浪して、やっとのことで千葉大薬学部に入って、修士修了後、山之内製薬の薬理研究部に就職し、その後開発部に異動しました。学生時代に大雪山系を縦断し、研究者時代の国内外での研究発表時や開発部時代の国内出張時に便乗して旅行をしまし
た。国内は北海道から九州まで、外国はニューヨーク、ボストン、ローマ。旅情の醍醐味を徒然なるままに詩や散文に託し、我が人生の軌跡を残しましたので、ご愛読下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-01 21:57:30
26116文字
会話率:8%