天使と人間からなる聖人族、悪魔と獣人からなる魔獣族。この二つの種族が相手を滅ぼさんと争いを続ける世界「イデアーレ」。その世界に平和をもたらすため、女神の手により一人の少年が送り込まれた。彼の名前は「篝狂守(カガリクルス)」。彼の使命は邪悪
で悍ましく血も涙もない、強大かつ凶悪な存在としてこの世界に君臨すること。そして二つの種族の共通の敵となり、種族間で手を結ばせ、世界平和のための礎になること。そのため女神から与えられた使命という大義名分を得た彼は、欲望の限りを尽くしていく。あくまでも、世界を平和にするために。
しばらくは毎日投稿です。この作品はカクヨムにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 19:08:57
2076453文字
会話率:53%
人の家に勝手に上がり込む。
引き出しの中を勝手に漁る。
壺などを破壊する。
「魔王を倒す」という大義名分を振り翳し、やりたい放題の勇者たちを退治してもらうべく、村人Aは魔王に乞う。
最終更新:2025-01-01 15:15:11
1137208文字
会話率:40%
ドエム・ブラッドは敗北が知りたい――それもただの敗北ではなく、人生でたった一度しか経験できない敗北だ。
全力を尽くしてもなお理不尽に蹂躙される様な敗北こそが彼が追い求めるもの。
だからこそ、真理に到達した彼は狂気とも言える修行を己に課
し、限界まで自らを追い詰める。
身体を鍛えるという事は「私は貴方に無様に敗北する用意があります」と言っているのと同義なのだ。
――彼はただ敗北するだけの雑魚ではない。
きちんと努力をして、培ってきた実力と自尊心に泥を塗られる準備をする者こそ真の強者、真のマゾ。質の高い敗北への前フリ。
そんな考えのもと真性の変態ドMことドエム・ブラッドは、徹底的に敗北する為に一切の妥協なく狂気とも言える修行をし続けた結果としてある日を境に“至って”しまった。
今さら敗北しようと強者や怪物に突っ込んでも自らが蹂躙する側に回ってしまい、何度も「今度こそは」と期待しては裏切られ、強者の噂を聞き付ける度に「これは来たな!」と嬉々として駆け付けるも、やがてその弱点すら克服してしまい、段々と耳も肥えて「その程度なら俺でもできるし……」となり、最終的には「これで俺より弱いとか有り得ないだろ!!」と理不尽にキレ散らかす様になってしまう。
相手に手加減なしの全力で向かった来て欲しいがため、それとなく大義名分を用意してみたりするも周囲からは進んで圧政に立ち向かう気高き人物、客観的に見て勝ち目のない相手に一人で挑む勇者として見られ、本人も次第にそんな周囲の目を自覚しては「みんなの期待を裏切る様な情けない無様な敗北を晒したいッ!!」と本気の男泣きで悔しがる。
これは、自らの欲望を追い求める過程で周囲を勘違いさせていく一人の変態――英雄の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 00:00:00
68126文字
会話率:40%
いつものように自室で眠りについた芦屋廻が、次に目を覚ますと部屋どころか見渡す限りの大草原の中にいた。
現状を理解できずに困惑する廻。なぜか人語を解し説明し始める飼い猫に戸惑いつつも彼は愛猫の言葉に耳を傾ける。
そこで廻は驚愕の事実を知らさ
れる。
自分が亡くなったことや別世界に転生したこと、そして自分の命はその飼い猫から授かったものだった。
さらに廻は猫又の魂を分け与えてもらったことにより、妖力を宿したことで陰陽師として覚醒する。
衝撃の事実に驚きを隠せない廻だったが、すぐにその事実を受け入れて第二の人生を前向きに考える。
元の世界では鳥籠の鳥のような不自由だが責任の無い人生。だから、今度はその逆で責任が付きまとうが自由な人生を歩む。
そこでまず廻が思いついたのは、唯一の友であり命の恩人の愛猫と世界を見てまわることだった。
異世界を謳歌するという大義名分のもと、見習い陰陽師と猫又による自由気ままな旅がいま始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-20 18:02:22
111948文字
会話率:31%
伯爵令嬢トリシアは、ドレスも靴もアクセサリーも何一つ持たない御令嬢。
全ては妹のファビアに奪われるから。
しかし、トリシアはそんなことどうでも良く、社交しなくてもいい大義名分をもらった感じで、好きな事に明け暮れる毎日に満足していた。
だが、それを黙認出来ない両親は、我が儘な妹の矯正に努力したが、諦め、別な方向からトリシアに社交をさせるようになる。
そしてトリシアは刺繍の腕を見込まれ、一枚のタイに鳥の刺繍を刺した。
その刺繍を起因として、あらゆる人々の思惑が絡まりトリシアを襲う。
薄い蒼をはいた銀髪のトリシア。見事な金髪のファビア。二人の姉妹が織り成す愛憎の金と銀のカノンの調。御静聴下さいませ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 11:55:15
121311文字
会話率:24%
電子機器を無力化する兵器の登場によって、無人機による遠距離攻撃から、有人機でのドッグファイトに戻った世界。いち早く技術の変化に対応した北帝は、連邦での非人道的兵器開発の阻止を大義名分に電撃侵攻を開始した。
無人機はもちろん、電子化され
た有人機も役に立たず。急遽、旧式機を稼働させるも、数・練度ともに低下していた連邦空軍は、なすすべもなく墜とされていく。
首都に迫った北帝の最新鋭機を迎え撃ったのは、何度でも蘇る不死身の撃墜王レヴニール。二十四時間飛び続けたという生ける神話の活躍によって、辛くも撃退した。
大統領は大胆な作戦に打って出た。北帝の真の目的とも噂される海底油田の権益を売却。その対価として南方大陸からの兵器供給態勢を整え、反撃を開始する。
やがて戦線が膠着し始めたころ。首都防衛戦でのトラウマにより戦えなくなったユーグは、後方の空軍基地で自らを囮に危険な飛び方をする少女セリアと出逢う。
ケアを任されたユーグは、誰とも交流を持たない彼女の心を開こうと苦心。程なく配属された幼馴染みフランの協力も得て、少しずつセリアの心を解していった。
彼女を護りたい気持ちが、ユーグのトラウマをも解消していき、やがて――
近未来をイメージした架空世界におけるフライトアクション。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 17:31:46
138398文字
会話率:47%
遠い昔の中国。後漢末期。ある者は強大な力に対抗するために。ある者は故郷を追われて、復習するため。ある者は帝を救うという大義名分を立て・・・。
そんな戦乱の最中のほんの短い穏やかな時に生まれ、戦場に置いてかれ救われるという数奇な幼少期を送っ
た阿斗。
彼が織り成す三國志のif物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 22:53:30
36084文字
会話率:86%
かつて栄華を誇ったゲロムスの魔術師。彼らは滅び、魔術は力無き人間達へと受け継がれていった。
魔術を悪用する者達を取り締まる自警団「ファレオ」に属するミーリィ・ホルムとダス・ルーゲウスは、ファレオの本部に戻る道中、大都市ボリアを訪れていた。
そこでは何人もの少年が拉致される事件が発生しており、ミーリィは少年達を守るという大義名分を掲げて彼らを眺めに街を歩いていた。
そこで偶然出会ったのが、ポンという少年だった。ぼろぼろで痩せ細った彼を拾って匿った二人であったが、そこで黒装束を纏った人達に襲われ、少年を拉致している謎の組織の狙いがポンであることを理解する。そんな彼を守る為、ボリアで起こっているこの事件を解決する為、彼らはその謎の組織を追う。
そしてこの邂逅は、この事件は、やがて世界を変える戦いに繋がるのであった。
【以下メタ的な紹介】
本作は、ミーリィ、ダス、ポンの戦いと、彼らの心境の変化を描く、シリアスあり、血飛沫あり、おねショタありの重く苦しい、しかし笑えて泣けるような面も持つ物語です。ご興味ありましたらご一読ください。
現在第一章の改訂版を執筆中です。それに伴い、第二章以降は非公開にしてあります。公開日がおかしいのはこれが理由です。
この作品はカクヨム・小説家になろう・アルファポリス・エブリスタ・pixivで掲載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 02:10:14
279265文字
会話率:34%
「ふしだらな君を愛することはできない」
初夜に夫エルネストにそう告げられたヴィオレッタは、離婚しない代わりに領地で自由に動く権利を求める。
大義名分を得たヴィオレッタは、夫不在の間に痩せた土地の農業改革に挑んでいく。
実はヴィオレッタ
は転生者であり、自分の美食のために子ども時代から農法研究を続けていた。
米の栽培、小麦の増産、養蜂、牛乳の品質向上、そして奇跡の砂糖――
前世知識と現世経験を活かしてヴィオレッタは突き進む。
すべては美食のために!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 12:05:19
185870文字
会話率:37%
突如として日本政府が1年という短い歳月である政策を施行にまで持っていた。
その名もPNTR政策(Perfect Neverend Thrive Randomlove)、慢性化する少子高齢化を打開するべきとして打ち出され。
その実態は子孫の繁
栄という大義名分の名のもとに、他人との愛情など関係なしに自分が好んだ相手を寝取れるという政策だった。
個人の独占という愛の象徴たる行動を法的に罰せられる世の中、そんな誰も望まない愛の許されない世界に変わってしまう中で、国の人々はそれをおかしいとは思わない。
だが立ち上がる者たちがいた、そのリーダー格の女性、七瀬香里(ななせかおり)とそれを支援するパトロンの組織。名をNNTR(No Nexus Truelove Resolute)
そして敵のPNTRを取り締まる組織KDK(Kuhfunfl Defensive Knight)やこの政策を施行した国、そしてこんなおかしいな国への常識改変あるいは洗脳をしたナニカ。
これは愛に生きる彼女たちの、戦いの歴史である。
この物語は、ぬきたしをやりながら(未クリア)機動戦士ガンダムseedを見た後に、コードギアス反逆のルルーシュを見ながら。NTRは好きじゃないけど絵柄が好みで、なんとなく安くなっていたサイクロン先生の成人向け作品みだれうちを観賞した、その日の夜に夢で見た自分がみだれうちの主人公になってNTRったやつをタイムリープし続けて、どうにか自分の純潔を守り抜くという、まさか自分がNTRの女側の立場として動くという、人生史上もっとも目覚めの悪すぎる夢を見た結果生まれた作品です。
タイムリープは自分の表現じゃ書けない、そもそも面白い小説の書き方も解らない自分がなんとかかける形に持って行ったのがこの作品になります。
前もってseedやルルーシュの話を出したのは、思い切り影響を受ける筈だからです。というか1話がもうルルーシュです、まことにごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-18 13:30:00
106471文字
会話率:52%
舞台は様々な種族が混在する世界、とある町のとあるアパートジャスミン荘。
町を守るという大義名分の裏に、様々な思いや過去を抱えながら騒動に立ち向かっていく。
最終更新:2024-01-31 23:00:00
103211文字
会話率:66%
冒頭より——
日本国に於いて、ギャンブルといえば競馬、競艇、競輪、ひいては法的地位が曖昧なパチンコなどが最もポピュラーだろう。だが、カジノ法案という「統合型リゾート施設整備推進法」が可決されてから、カジノ施設の営業が正式に許されている。だ
が、実際にカジノ施設の誘致に手を上げる都市は現れなかった。その原因の大半を占めたのは、市民に対する顔色伺いであった。カジノの誘致に消極的になる大義名分にギャンブル依存症があったものの、治安の悪化を懸念する市民の声に敏感に反応した結果だ。そんな中で神奈川県紅羽市は、カジノを含んだ複合観光集客施設の営業を積極的に働きかけ、モデルケースになると踏んだ軽重の異なる様々な企業が関わった。
18時更新折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-22 18:00:00
23061文字
会話率:47%
あれ?知能がある物理法則(唯一神)の話が広まっただけで、日本の宗教、負けるんじゃね?放っておいて、大丈夫なの?日本の宗教に大ダメージなのでは?
なんとかした方がいいのでは?
しかし、知能がある物理法則(唯一神)の影響力には勝てないような。
一回壊して、作り直さないと、時間経過で、日本滅びるかもしれない。
考えすぎかな。
ボク、日本陣(しかし、知能がある物理法則勢。知能がある物理法則(唯一神)が好き。大英帝国に本気出されたら、吸収されるかもしれん。普通に危険)だから、普通に困るんだけど。
でたらめ(日本の宗教。皇族は神の血は流れてない。神に血は流れてない。神に血管はない)に騙されてる国民を解放するとかいう大義名分が成り立つかも。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 21:59:02
642文字
会話率:0%
魔女らしく、それでいて自分らしく生きていたい。そんな、ココアが大好きで、少しだけ変わり者な魔女、アル・フィアータはのんびり自分のペースで生きている。誰かの為に生きるみたいな大義名分はないし、しっかりとした正義みたいなものがあるわけではない
けれど、私らしくを大切に、生活を送っている。
魔女だから悪い。魔女としてしっかりしないといけない。そんな考え方から抜け出して、もっと色んな魔女が存在していい。凝り固まった発想から抜け出して、自分らしさを探すのも素敵なことではないだろうか。
一人で甘いものを堪能して、幸せな一時を味わったり、魔法少女や他の魔女と話して、もっと自分のことを知ろうとしてみたり。
魔女アル・フィアータは、色々な出会いを繰り返し、その一時を大切にしながら生きていく。より素敵な自分と出会うために。そして、暖かい繋がりを感じるために。
※基本、日曜日に更新を行ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 12:00:37
1588732文字
会話率:53%
小宮は高校に入学して間もなく、「日下くんを見守るための部」として「日下部」を立ち上げる準備を始める。片思いの相手である日下を眺めて盛り上がる部である。
だが、あろうことか「名字が日下の人間しか入れないレアな部活」と勘違いした日下ご本人が
入部を希望してしまい、慌てて「日の下で遊ぶ健康的な部」にジョブチェンジし、彼を迎えることになった。
小宮の他は幽霊部員で構成されていた日下部(くさかぶ)もとい日下部(ひのしたぶ)ゆえ、「これは日下くんとふたりきりで過ごせる大義名分なのでは」ということに気が付いた小宮は、張り切って部活動に勤しむが……。
片思いの相手を仔犬のごとく慕う女の子と、そんな彼女を見守る男の子のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 10:11:12
65856文字
会話率:46%
国王が王妃を断罪した。
それはまるで、何十年と前の、当時王太子とその恋人だった自分たちが、婚約者だった少女に行ったのと同じ行為。
国王は見知らぬ少女をはべらせるべくそばに呼び込む。
しかし彼女は、笑って首を振る。
「お好きですわね、真
実の愛」
過去、現在と、大義名分のように国王が口にした〝真実の愛〟を、嘲笑うのだった。
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他サイト様にも投稿。
「わたしは殺され、あなたを殺す」と同じ国が舞台です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-12 00:00:00
8173文字
会話率:28%
かつて霊樹の力で魔力に満ちた世界だったはずの人間界は約300年前にその根源である霊樹を失い、刻々と世界そのものが枯れ始めていた。
このお話はそんな何かが枯れかけた世界で出会った天使と悪魔の日常を描いたもの。
主人公の1人である下級天使・ル
シエルはある日、いつもと変わらない退屈な仕事の中で、希少種の精霊でもある竜族の少女・エルノアを保護した。
そうして秘密裏に契約していたお人好しの悪魔・ハーヴェンと一緒に、エルノアを人間界の家で竜族の世界・竜界へ返すまでの間は面倒を見ることになったが…。
幼く、屈託もないエルノアはルシエルとは違い…よく笑い、よく泣く子だった。
そんな自分が忘れていたはずの笑顔と感情とを存分に振りまく彼女との出会いで、ルシエルの日常も色鮮やかに変化していく。
人間界の秩序を守るという大義名分を振るう天使と、自分の欲望を満たすために人間界へ出てみたい悪魔と。
いがみ合う事と、手を取り合う事と。
本来共にある事がいびつな彼らの日常の中の非日常をただ綴った、それぞれの記憶の物語。
※料理名・食材名について:架空の世界の物語ではありますが、料理名までオリジナルで全て付けてしまうと説明が煩雑(無駄に長くなる)かつイメージが伝わりづらくなる傾向があるため、ある程度の名称は現実の物を引っ張ってきています。「オリジナルでつける必要があるもの」に関しては架空の名称を用いています。
※後書き部分におまけ話かこぼれ話(後日譚)的なものを掲載している時があります。ストーリーには直接影響しませんので、あまり気にしないでいただけると幸いです。
※話によって語り手が変わります。一人称や他のキャラクターの呼び方等で見分けられるように工夫しているつもりですが、分かりづらい部分があればご指摘いただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 00:12:31
3626126文字
会話率:66%
ある日突然、異世界に跳ばされた田中一人改めレオナルド。
彼が転生した世界は、人族と魔族が大陸の覇権をかけて争う、戦国の世界だった。
彼が神様(っぽいじいさん)から与えてもらったのは、エッチすればするほど強くなるというスキルだった。
異世界で
ハーレムを夢見ていた一人(レオン)にとっては、強くなるため、という大義名分のもと、好き放題にエッチし放題という夢の様なスキル。
ただ、このスキルは、相手から嫌われれば嫌われるほど、レベルアップする能力の値が高く、逆に、相手に好かれてしまっては弱体化する場合もあるというとんでもないもの。
このスキルを得たことにより、レオナルドの純愛路線は閉ざされた。
こうなったら、鬼畜街道を走り抜けてハーレムを作ってやる!
鬼畜で下衆でドン引きな主人公レオンに、明日はあるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-31 00:00:00
174460文字
会話率:39%
天正十五年(1587年)正月、桜島の異常な光に包まれた薩摩半島は、島津家ごと西暦1453年の黒海沿岸に転移してしまう。
島津家の十字の紋を見たビザンツ帝国と戦争中のオスマン帝国皇帝メフメト2世は、謎のキリスト教徒を屈服させるべく、薩摩の地に
踏み入る。
オスマン軍を迎え撃つは、島津家四男・家久。
一方、オスマン帝国によって滅亡の危機に瀕していたビザンツ帝国皇帝コンスタンティノス11世は、起死回生の一手として島津家との同盟を申し出る。
だがそれは、島津家に「ローマ帝国再興」を大義名分としたヨーロッパ征服のお墨付きを与えるものであった。
ビザンツ帝国に臣従し、皇帝を傀儡として神輿に担いだ島津家は、中断された九州平定の憂さを晴らすかの如くヨーロッパ、アナトリア、ロシア、北アフリカで猛威を振るう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-26 01:00:00
519720文字
会話率:20%
「私の名前はスカーレット。赤髪に紅い瞳がトレードマークの公爵令嬢だ。
生まれたての私は、今まで「108回」も人生をループしていたことを思い出した。
それもすべての人生が、①女王にのぼりつめる、②国民が反乱、③追い詰められて惨殺、の3点セット
だった!! 私は決意した!! 「109回」めのこの人生では、女王になんかなるもんか。社交界にも顔を出さない。ありあまる未来の知識と人生経験を駆使し、夢のひきこもりライフを満喫する!!」
これは「ぐーたらキングダム」というしょうもない夢の実現のため、知識チートでハイドランジア王国を駆け抜ける、本末転倒な新生児と、それを生温かく見守る仲間達の物語である。
※別作品の「108回殺された悪役令嬢」のスピンオフ、かつ補完的な話です。
コミックス発売記念という大義名分のもと、ひっそり好き勝手やらせていただこうかと……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 20:00:00
46156文字
会話率:21%