地(ち)龍(りゅう)の歴史は古く謎に満ちている。
時は平城とも平安とも言われ、日本には人と人ならざるものが共に暮らしていたという。今では人がそれらを見ることも稀になったが、当時は誰もがそれを普通に目にすることが出来たという。それらと人とはそ
の種の違い故か無秩序で混沌とした世を生きていた。そんな世を憂いた一匹の龍が、初代の地龍当主に特別な力を与えた。その力によって当主は人の世とそれらの世とが共に平和に暮らせるようにしていったという。
そんな言い伝えの真偽はどうあれ、時を経て地龍は大きな組織になっていき、表だって知られる事はないが日本を支える無くてはならないものとなった。
そして現代。時は平成も終わりを迎えようという頃である。
地龍のあり様は変わらず、『昼』と『夜』のバランスを守ることだ。
『昼』とは人の世を『夜』とは人ならざるものたちの世を指した。地龍は『昼』『夜』の共存と平和のために、双方に等しいバランスを守ることを目的としている。
バランスを犯す事象を『揺らぎ』と呼び、『揺らぎ』を討つことで治め、世を守ってきた。
地龍は人の身にありて人にあらず。その特別な力は『夜』を視て、屠ることができるのだ。長い時を経て尚、地龍の武士たちは刀を携え、『揺らぎ』を斬り続けている。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:00:00
7829882文字
会話率:49%
︎ ︎ ︎ ︎ 力者。それは時として魔法使い。時として術師、そして能力者と呼ばれる特別な力を持った者達の総称。
その中には他者を守る者と他者を滅ぼす者がいる。この特別な力は果たしてなんのために存在し、使われるのか、それを知る者はどこ
にもいない……。
西暦二千五十年。東京にある公立高校、月桜高校2年生の天地龍助。普通の高校生である彼にはある能力と魔眼が備わっている。それは、身体能力を上げる「肉体の力」と万物の弱点を見ることが出来る「鮮血の魔眼」だ。
どこにでもいる高校生だった彼は、いつもの日常の中で、通り魔事件に遭遇してしまう。一命はとりとめたが、その日からこれらの能力に開花してしまう。
突然のことに混乱する龍助は一人の力者と名乗る男、七坂京と出会う。
彼が所属している力者集団「TPB」に入ることになり、力の使い方を学んでいたが、感情に左右されやすい性格が災いして、なかなか力を使いこなせず、ついには暴走にまでなってしまう。
平凡だった日常が一変してしまい、苦悩の日々が続くそんなある日、TPBが追っている組織「TBB」がとある廃村で悪事を行なっていることを知らされ、その調査の任務が言い渡される。
その悪事とは、ごく一般の人々に無理矢理力を持たせ、力者にするというものだと判明していく。
龍助達は悪事を阻止すべく動いていくがTBBの妨害。更には人ならざる者、「化身」までもが現れ、悪事の阻止が更に困難になっていく。
カクヨムでも掲載予定です!
また報告いたします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:41:53
381253文字
会話率:40%
『蒼山碧海に龍は遊ぶ』の番外編集です。
天龍・地龍・人間・鳥獣がいる世界で、協力して世界を作るはずの天龍と地龍が反目していた時代が終わった蘇国の過去や未来を描きます。
天龍と地龍には「六心」の王族と「五心」の貴族、四心と三心の「普通の龍」と
いう能力の差や、生まれた家それぞれに依存する技能があったりします。魂を扱う地龍と魄(器)を扱う天龍は本来不可分のはずの世界に生まれた、癖のある天龍と地龍のオムニバスになる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-09 22:11:12
574777文字
会話率:49%
世界を作る創世神である天龍王と地龍王は、天龍が世界の要素を作り、地龍が命を作る一対の関係にある。地龍王の八公主は地龍王の娘として天龍が作る世界を学ぶために人間に転生する儀式に臨むが、四つある天龍の国から一つを選ぶこと、選んだ国の皇子が婚約者
候補であることを「転生の儀式」の前に聞かされて戸惑う。「女では自由に出掛けられず皇子たちのことは噂しか聞けない」という姉たちの勧めに従って「人間界では男子になる」と決めた八公主の隠遁できない隠遁生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-25 21:36:30
450513文字
会話率:53%
「僕、やっぱり生きていたいよ」
龍殺しの戦士たちで構成された組織『龍葬団』に所属する少年・タツ。
地龍の領域への侵攻作戦に参加した彼の部隊は、突如現れた地龍王によって壊滅する。
生き残ったのは、タツと四人の少年少女たち。
絶望の大地で、彼
らは『生きて帰る』ための脱出行を始めるのだが――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 00:00:08
108214文字
会話率:25%
目が覚めると地龍に転生していた主人公。
まあ、成ってしまったものは仕方が無いと地龍生活を謳歌するが、ある時主人公は自分が人間たちにとって極上の素材であることに気付く。
俺はゲームで言うところの素材じゃないんだ!
ヤバい!このままでは
人間達に狩られてしまう!
これは地龍に転生した主人公が自分の身と惰眠を守るためにダンジョン製作やらゴーレム作りやら色々頑張る物語である(一般的に見れば過剰防衛と言えます)。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-26 18:00:00
1456188文字
会話率:27%
この作品は『蛇と流星』『暗い海の狢』『世界を盗んで心を施す』『灯火は絶えず燃える』の4作によるオムニバス形式の作品です。
『蛇と流星』
周りの人たちから【蛇】と呼ばれ敬遠され続けた男、加々地龍也。
龍也は周りの視線や陰口によって家から出なく
なっていた。
ある日、龍也は家の庭で光り輝く物体を見付け、その光にナガレと名前をつけた。
ナガレや恩師、他の生き物たちとの出会いや交流によって龍也は次第に変化していく。
『暗い海の狢』
海里が拾ったたぬきは同じたぬきたちから出来損ないだと仲間ハズレにされたたぬきだった。
ひとりが寂しいという気持ちは海里にもよくわかった。
暗い海の底に沈められたみたいに、誰かに助けを求めることすら出来なかった。ただ与えられたものに流されていた。
これは1人の少女が自分のために誰かのために声をあげる物語。
『世界を盗んで心を施す』
人間が嫌いな妖イノザサと親に捨てられた人間の子供蝶々が、歩み寄りすれ違い、お互いの存在によって自分の世界が変わっていく。
『灯火は絶えず燃える』
かつて人間を愛した龍の神様は妖たちの頭領となった。頭領に想いを寄せる人間、蝶々は妖に育てられた。蝶々は想いを受け入れてくれない頭領に何度も想いを伝える。頭領と蝶々の想いの行方は。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-13 00:00:00
79501文字
会話率:51%
〈白百合姫〉ことリリーは、森の木々と草花に愛された魔女でした。
好きなモノはお兄様とお義姉さま。苦手なものは太陽。
魔法の力を使って楽しく暮らしていた彼女のもとに、ある日突然黒尽くめの暗殺者が送られてきたのです!
イタズラのし過ぎでとうと
うお義姉さまがブチ切れたのだと悟ったリリーは、お城を出奔し森に身を隠すことに。
逃げ込んだ森の奥深くで出会ったのは七人の小人たち。
ひと悶着の末、ほとぼりが冷めるまで彼らに匿ってもらうことになったリリーでしたが、小人たちはみな一癖ある偏屈者ばかり。
その上、凶暴な地龍の退治を手伝えなどと言い出すものだからさあ大変!
お義姉さまの刺客や、白馬の王子様もやってきて森の中はてんやわんやの大騒ぎに!
果たして白百合姫は生きて森から出られるのでしょうか……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 21:00:00
192459文字
会話率:23%
正義の超人やロボットが様々な悪と戦う現代日本。
そんな日本に現れた新たな敵は異世界である腐海。
腐海から次元を超えて侵略してくる腐海獣や腐海人
に立ち向かうのは三体の龍型ロボット。
紺碧海龍マーレナーガ、太陽赤龍グレンナーガ、金剛地龍
ゴル
ドナーガであった。
最初は個別に活動していた三体はやがて合流しチームとなり
スーパーロボット、リュウグウオーに合体し腐海の侵略に立ち向かう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 23:22:31
48402文字
会話率:38%
ノーマンー=アーヴィングはSランクパーティー『リヴルの末裔』で雑用をしていたが、ある日突然泥棒の濡れ衣を着せられた上、超難関クエストの報酬での弁済を強いられ、パーティーから追放されてしまう。
半ば自棄になったノーマンは、地龍のララと共に神
獣の森へ分け入る。聖獣シルヴァーファングの攻撃で重傷を負ったララを助けようとしたとき、ノーマンの恋獣使いとしての潜在能力が覚醒する。その影響でララは皇龍の姿を取り戻し、ノーマンと契約を交わす。
ノーマンはララとの契約により獲得した特殊スキル『魔素浄化』を使い、聖獣王ウーノとその娘キャンデリーナの命を救い、神木・世界樹をも復活させる。ノーマンはキャンデリーナとも契約を交わし、更なる能力強化と可愛いパートナーの追加に成功した。
魔素の正体。恋獣使いの存在意義。勇者認定と魔王討伐。神獣の姫たちとのイチャイチャ。そして『リヴルの末裔』への復讐。恋獣使いノーマンの冒険が、今幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-17 20:34:45
100097文字
会話率:65%
迷宮異世界ユグドラシル第二層【幻影ノ森】にて。
Dランクパーティ【鋼の剣】は変異種の襲撃に遭い、食料が入った荷物を失ってしまう。
荷物持ちであったリーンは責任を取らされ、仲間に殺されそうになるが、罠を使って逃げ出す。
リーンのユニークスキル
である《罠師》は、迷宮内の罠を自由に付け外しができるのだ。
そうしてリーンが逃げた先にあったのは、地龍の少女が潜む小迷宮であった。
地龍の少女――フォンは仲間の龍族に命を狙われ片目を失い、片腕は動かない重傷の身であった。
彼女が持つのは母親の形見である迷宮核。迷宮核は冒険者やその他勢力が欲している秘宝。
小迷宮を管理する迷宮核は、他の迷宮核を吸収する事で成長する。
成長した迷宮核は最終的にはユグドラシル最上層の扉を開く鍵となるらしい。
最上層には始祖の魔王が生み出した古代魔術やユグドラシルを支配する管理権がある。
古代魔術には死者を蘇らせるものもあり、
リーンはフォンの母親を蘇らせる為に力を貸す事を決める。
そしてフォンも、リーンの失った家族を蘇らせる事を誓う。
これは、虐げられた者たちが理想の世界を取り戻そうと奮闘する物語。
※主人公の能力は最初は地味ですが、徐々に成長していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-08 16:26:08
97959文字
会話率:37%
エイプリルフールの日から23日後。4月24日に親友の白地 龍馬(しらち りゅうま)とメッセージアプリでやり取りをしていた時の話。
白地龍馬は俺の親友だ。中学一年生の後半から意気投合して仲良くなった。
その龍馬が、衝撃的な事を言って
きた。
「俺、彼女いるから」
最初は信じられなかった。
だが、話を聞いていくうちに段々と本当なんだと理解した。
聞くと、エイプリルフールに色々あって2日から付き合っているらしい。
親友なんだからもっと早く教えろぼけぇ!
俺の知らない間に青春しやがって!!
この話は、男子中学生の親友同士のメッセージでの面白いやり取りである。
(作中の「」はメッセージでの会話の内容です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 01:00:00
3665文字
会話率:46%
小堂道周は、かつて異世界を救った魔剣使いである。
しかし、今の道周の戦場はコンビニでのアルバイト、絶賛フリーター生活を謳歌していた。同僚の少女、マリー・ホーキンスと出勤した暴風雨の夜、2人の運命が動き出す。
目が覚めた2人の目の前に
広がるのは、完全無欠な異世界だった。
魔王・夜王・白夜王・獣帝・太陽神・地龍……、それぞれの思惑が交差するフロンティア大陸で、道周とマリーは縦横無尽の冒険を繰り広げる。数々の強敵や難題に立ち向かい、道周たちフロンティア大陸に隠された謎に挑む。
道周とマリーは、果たして元の世界に戻ることができるのか!?
これは2度目の異世界転生の物語だ。
いざ、異世界転生のその先へ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-31 22:10:18
773383文字
会話率:41%
地龍騒動という音斑佑を一躍有名にした事件があった。
二ヶ月ほど前、突如現れた地龍を学生僅か数人で撃破したという内容。大災害とも呼ばれる龍種の撃退、それを為した英雄の最年少記録である。
佑率いる魔力研究会には現在六人の学生がいる。俺以外のメ
ンバーは以下の通り。
部長、音斑佑。
史上初の”増幅“魔法の使い手。
紀伊原鏡。
佑の幼馴染で魔力量十四万の『水』使い。
音斑風花。
佑の妹。百万越えという前代未聞の魔力量を誇る『風』使い。
野坂焔。
魔力量二五万の『火』属性魔法使いという人類最高位の才能の持ち主。
安登恵。
鳳翼学院の学生会長をしている『地』属性の魔力を持つ心優しき才媛。
ここまでが世間で騒がれている今をときめく英雄たちだ。
残念ながら俺の名前はない。
さて、これは英雄譚のその後を描く物語だ。佑はもう終わったこととして地龍騒動を扱っているけど、俺にとっては始まりだ。
まだまだやりたいことはあるし、佑にやってもらわなければならないことだってある。
さぁ、見城三月の物語を始めよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-03 00:18:55
137194文字
会話率:40%
地龍として転生した地球人が異世界でまた地龍として転生し前の龍生とは違う龍生を歩む話
携帯より投稿しています
最終更新:2020-04-12 18:47:22
1571文字
会話率:0%
神社の御朱印大好き少年、大地龍次はひょんな事から異世界に行きいろんな人の愛情を見て事件やトラブルに巻き込まれ高次元の存在をしる。
最終更新:2019-09-01 22:46:54
7965文字
会話率:73%
この世界には最強の龍が存在する。
全部で五体おり、それぞれ
火龍、水龍、木龍、地龍、光龍と呼ばれている。
主人公のジークは子供の頃に火龍スカーレットに拾われて、育てられ、成長していく。
最強の龍に育てられて、普通になるわけがない!
体術や武
器の扱い、魔法の才能など何においても規格外!さらには龍の強さの秘密を教えられ、
それを自分のものにする!
そんなジークはある時に言い渡される。
「お前は人間の世界で様々なことを学べ。
ただし、お前の力は強すぎる。出来る限り人前で
は使うなよ。使えば間違いなく騒ぎが起きるぞ」と。
人間の世界に旅立ったジークはかねてより憧れていた学園に入学する。
そこで巻き起こる様々な出来事!
ジークは無事解決出来るのか!?
また彼は平穏な生活を送ることが出来るのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-11 15:08:56
3458文字
会話率:37%
神話の時代から幾度となく繰り返される侵略と支配、そして同化。
攻める側にはこの地を畏れる理由があり、攻められる側には立ち向かうだけの理由があった。
安倍貞任、奥州藤原三代、伊達政宗、各時代を駆け抜けた英雄たち。彼らは古代まで遡る、この国の成
り立ちに関わる何かを知り、守り、抗おうとしていた。
この地で畏れ、敬われ、そして祀られるものは一体何なのか。
この国の二千年にわたる歴史に秘された因果が織りなす相克の物語りが始まる。
(いにしえの陸奥国において最大の大社は鹽竈神社である。しかし当事の国家の正式なリストである延喜式にはその名前すら記載されていない。にもかかわらず国家の税収から他を圧倒する五倍もの祭祀料を下されていた。これは何を意味するのか?神武東征との関わりとは?アマテルは二人いる?歴史の裏側に隠された真実とは?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 16:49:15
120226文字
会話率:32%
俺の名前は鬼瓦仁(おにがわらじん)。どこにでもある普通の家庭で育ち、漫画、アニメ、ゲームが大好きな会社員。今年で34歳の俺は交通事故で死んだ。
そして気がつくと白い空間に居た。そこで創造の女神を怒らせてしまったが、いくつかスキルを貰った
。
「 これで異世界無双だぜええええぇぇ!!」
夢であった異世界転生。無双してハーレム作って大富豪になって一生遊んで暮らせる!
なんて思っていたが、ステータスを見ると魔力は皆無。
仕方なく彼はアイテムボックスを探ると入っていたのは何故か石ころだけだった。
「え、なに、俺の所持品石ころだけなの? てか、なんで石ころ?」
使える武器は石ころのみ。
それどころか放り出された場所がなぜか草原や村近くの森ではなく、なにもない。ほんとなにもない荒野。それどころかいきなり地龍に襲われる始末。これはもうハードモード余裕で飛び越えてデスモードだろ!
それから五年後。
俺は空腹で倒れていたところを一人の少女に助けられた。
魔力無し、チート能力も無し、武器も使えない、だけど最強!
見た目は青年、中身はおっさんの物語が今、始まる!
「いや、俺はあの最低女神に直で文句を言いたいだけなんだが……………」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-02 20:00:00
1053853文字
会話率:57%
面倒くさがりの神の手によって、魂の人格だけを別の魂に貼り付けられて、異世界へテンプレのように飛ばされた「私」。
暗くて狭いそこは...「卵」の中!?
最終更新:2018-11-04 02:18:48
270文字
会話率:94%
トカゲ(地龍)の物語
一応2作目です。1作目は何も考えず書き始めた作品で終わってはいませんが更新する予定はありません。
2作目とは言っても文才もなく「なろう」ルールもわかっていません。素人投稿です。見てくれる人がいてくれれば幸いです
最終更新:2018-06-23 21:13:47
4033文字
会話率:36%