平安時代も後期に差し迫るなか、朝廷は奥六群から多額の税を徴収していたが、蝦夷の暴動を押さえられず、鹿島神宮を拠点にしている亘理権大夫経清を派遣する。最初は官軍として中立を保ち、頼義に報告していた。だが、安倍貞任が娘婿の平永衡を誅殺した事件を
境に、経清は自身も誅殺されるのでないかと、恐怖を覚えそのまま安倍氏に従うことになる。
12年にも及ぶ戦乱を知略と計略により、安倍氏を率いたものの頼義、義家親子が清原氏を味方にしたの戦略的に大きく、ついに厨川柵を落とされ、経清は鈍刀でノコギリひきをされ、晒し首は地面にたてられると言う、死してなお屈辱を与えられて戦乱は幕を閉じた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 21:27:17
547文字
会話率:0%
神話の時代から幾度となく繰り返される侵略と支配、そして同化。
攻める側にはこの地を畏れる理由があり、攻められる側には立ち向かうだけの理由があった。
安倍貞任、奥州藤原三代、伊達政宗、各時代を駆け抜けた英雄たち。彼らは古代まで遡る、この国の成
り立ちに関わる何かを知り、守り、抗おうとしていた。
この地で畏れ、敬われ、そして祀られるものは一体何なのか。
この国の二千年にわたる歴史に秘された因果が織りなす相克の物語りが始まる。
(いにしえの陸奥国において最大の大社は鹽竈神社である。しかし当事の国家の正式なリストである延喜式にはその名前すら記載されていない。にもかかわらず国家の税収から他を圧倒する五倍もの祭祀料を下されていた。これは何を意味するのか?神武東征との関わりとは?アマテルは二人いる?歴史の裏側に隠された真実とは?)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-13 16:49:15
120226文字
会話率:32%