この列車旅小説は、かつて国鉄が昼夜兼行の寝台座席両用電車として走らせていた581系・583系の昼の旅と夜の旅を、当時の大学教授を主人公として描いたものです。
世界初の昼夜兼行寝台電車として華々しく登場した581・583系電車は、新幹線
連絡の山陽・九州筋と上野からの北海道連絡・東北・常磐筋で大活躍していた。昼は座席特急、夜は寝台特急として。
同じ電車の昼の顔と夜の顔は、実は、全く違っていた。
しかし、そのどちらもが、当時の国鉄を取り巻く状況を象徴していたといえよう。
スピードを武器に生まれ出たものは、いつかはスピードの前に敗れ去らなければならない。(竹島紀元・鉄道ジャーナル編集長。鉄道ジャーナル1975年3月号記事より)
新幹線によってやがて追われゆく在来線特急の役割を、この電車たちはしっかりと演じきったといえよう。
その列車の中には、伝説の愛称名「つばめ」もまた、含まれていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-06 12:24:44
16526文字
会話率:18%
技術発展が目覚ましい現代先進国の地域差は、目に見えて大きな隔たりがある。
都心から新幹線で1時間半強、そこから在来線に乗り換えて約30分、そこから山岳鉄道に乗り換えて更に30分の山岳地帯に位置する、人口が400人にも満たない小さな村。
二
神勇翔はまるで異世界とでも言るかつての故郷を毎夏決まって家族で訪れ、幼馴染の焔室茜音に出迎えられる。
これまでいつも、これからもずっと。
子どもの頃は永遠に感じられた時間も、大人に近付いた今となっては有限であることに気付き、勇翔は幼馴染との関係を一歩前進させようと、旅路の中で決意していた。
いつも通りの夏を、いつもと違う夏へ。
変化を求めた先にあるもの得るべく、勇翔はとにかく腕を伸ばした。
Pixiv様にも投稿させて頂いております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-21 17:19:15
112906文字
会話率:42%
◎「冬こそ、JR」はいつの話?
◎JR北海道は解散してJR東日本に事業譲渡すべき
◎そもそも北海道新幹線は必要だったのか
◎在来線を標準軌化すべきだった
◎それでも作ってしまった新幹線を活用するためには
◎それでも北海道新幹線は南回りで作る
べきだった
◎並行在来線の活用案
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-25 03:48:47
4347文字
会話率:0%
俺は初瀬日向(はつせひなた)。この春、遠距離恋愛だった幼馴染な彼女と同じ高校に通えるようになって、
ちょっと浮かれてるだけの、平凡で、ちょっと浮かれてるだけの高校一年生だ。
在来線と新幹線を乗り継いで5時間の長旅だったけど、現地に到着
したら、凜こと南凜音(みなみりんね)が最寄り駅まで迎えに来てくれるとあって、夢でも彼女との昔の思い出を夢に見る始末。
長旅の末、凜音の親戚が経営するアパートにたどりついた俺たちだけど……何故か凛音が挙動不審だ。駅に俺を迎えに来たときも、周囲に誰かいないか見渡してたし、道中もしきりに誰かいないか気にしてるように見えた。
一体どうしたんだろうと訝しがっていた俺だけど-
「あのね。日向は合格したらご褒美が欲しいって言ってたわよね?」
え?ご褒美?なんか言ったっけ……と思い返すと、あった。調子に乗って口走った
「合格したら、キスしたいな」
そんな言葉が。つまり、その。凛音の行動の意味は―
これは、ようやく一緒に生活できるようになって浮かれている幼馴染カップルの、ちょっとした一幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-03 21:40:45
5861文字
会話率:47%
≪ もし、この電車が事故ったならば ≫
もし、貴方が普段利用して乗車している電車が事故ったならば、何が起きるだろうか?
どれくらいの人が死ぬだろうか?
どれくらいの被害で収まるだろうか?
自分は生きて帰れるだろうか?
自分には何ができるだろ
うか?
在来線 各駅停車 6時35分のーー行き
到着予定時刻8時5分
そんな1時間30分の電車旅の最中、主人公は考えに耽る。
その後に行き着く先で…彼は何を得るのか。
どんな結論に辿り着くのか。
そして
何が、彼の背中を押すのか。
この日記の最期に 貴方は何を想う?
〈mikamikan diary secondproject〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-10 22:36:57
3396文字
会話率:1%
幼馴染のケイが横浜に引っ越すと突然知らされ、私は取り乱す。
それが意味するのは、在来線で2時間の距離が与えられることだけではないのだ。
――アフター・ザ・ダウンフォールの世界では。
「私、それ覚えてなかった」
「それでも、俺の中で一番鮮
やかな記憶だ」
「うん。……ねぇ、綺麗だね。たとえ私が忘れたとしても、あなたは覚えている。私は私が変えた世界に生きているんだ」
カクヨムにも掲載しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894026586折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-05 19:00:00
120949文字
会話率:17%
過ぎ去った英雄達…現在、新幹線が速達性を飛躍的に上げ、在来線も特急しかおらず、私鉄も160キロ運転を行う…こんな時代が来るべくして来たと思う自分の中に過去の列車にたまらなく乗りたくなる瞬間…それをそのまま書き綴ります。この気持ちを皆様と共有
できたら嬉しいです。また、これを読んで昔は色々な列車があったんだなと興味を持っていただければもっと嬉しいかもです!さあ、日本中に特急と同じく急行もたくさん走っていた時代に行ってみましょう!
※筆者は鉄道好きですが、専門用語はあまり知りません。思い出すままに書きますので誤差も出ると思いますが、そこら辺は生暖かく見ていただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-08 14:16:03
13134文字
会話率:24%
山口県の秋芳洞に行った子供の頃の断片的な記憶
近いと思っていたが、インターネットの路線検索で見ると意外にたどり着くのに時間がかかるという
記憶と現在のギャップ
思い出の記録
最終更新:2021-05-24 10:16:53
865文字
会話率:50%
関西の鉄道路線について詳しく説明していきます。
最終更新:2020-07-27 00:00:00
3413文字
会話率:0%
MAIN TRAFFICシリーズ全てを1作集約した作品でございます。MT1は1列車から、MT2は185列車から、MT3は293列車からでございます。(この先の話はまだ執筆しておりません)。
MAIN TRAFFIC全作品を読みたいという方
にお勧めです。ひとつひとつでたのしみたいというかたには分割バージョンのお話を用意しております。そちらもよろしくお願い申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 05:00:00
2075460文字
会話率:62%
新幹線と在来線の関係。
最終更新:2012-10-05 05:00:00
1983文字
会話率:60%
この一年ずっと会いたかった人がいる。だから、数年ぶりにわたしは他県への旅をすることにした。お供は小さなショルダーバッグと少しの荷物だけ。かわいらしいジャズの調べがイヤホンから聞こえてくる。これから会う人が一年前に見ていただろう景色を眺めなが
ら待ち遠しい気持ちが溢れてくる。
恋人に会うまでの旅程の先に見せたいものがたくさんある。
この小説はジャズバンド、黒船レディと銀星楽団の楽曲"Collage"の影響のもとに執筆されました。
黒船レディと銀星楽団 Webサイト:http://kurofunelady.net/discography.htm
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=150折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 23:55:35
2234文字
会話率:0%
■プロローグ■
2020年、それは地獄の1年であったと人々は口にする。
―――ロストイヤー―――
2020年2月いつか起こると言われていた静岡県を中心とした東海地震が発生、その力はあまりにも強く周辺各地大きな被害をもたらした。
更に
東海地震から1か月後には第二次関東大震災が起き、津波により東京の大半は津波に呑まれ神奈川県・千葉県は壊滅的な被害となった。
2020年12月31日大晦日、日本政府は東日本に住む住民にとって最悪の選択と宣言をする。
総理「2020年12月31日を以って日本政府は東日本を放棄、首都機能を大阪に移す。日本は二つに分断することになりました。」
テレビや街頭ビジョンでその中継が流され、街中を歩いていた人たちも立ち止まって前代未聞の発表に釘付けである。
東日本に住む住民は大混乱に陥った。
東日本と西日本を繋ぐ幹線道路は大きなバリケードが張られ、東海道新幹線や関西に向かう在来線、そして飛行機までもがストップしてしまった。
完全なる区切り、遮閉、寸断である。
急いで関西圏に移動しようとする者、あまりのショックにただ立ち尽くす者、暴徒化する者・・・・
無法地帯と化した東日本・・
一寸先が闇と化した東日本の未来とは・・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 02:18:57
1675文字
会話率:19%
数十年ぶりの帰郷。新幹線と在来線を乗り継いで地元の駅に着き、閑散としたホームへ降りると、久しく忘れていた東北の寒さ。ふと線路を挟んだ向こう側の改札へと渡る階段へ目を向ければ、その手前に、眩しいほど白いペンキ塗りの扉が空間に切り取られたよう
にぽつねんと佇んでいた。そして思い出の生家を辿り、不思議な守人との出会いを経て返された。“かつて、わたしは――”。
※約4万字。
※全8話自サイト「虚-URO-」にて完結済。
※サイトよりそのままコピペしているので、ルビが飛び出ています。修正はめんどくさいのでしていません。
※感想・レビューお待ちしてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-20 17:00:00
42244文字
会話率:46%
三度の飯より電車が好き。時刻表がマストアイテム。デートは在来線乗り継ぎの旅…そんな人が、私の彼氏です。
※作者本人は鉄オタに対する知識も偏見もありません。もし、鉄オタの方が読まれて、噴飯物、もしくは憤りを感じるものでしたらご容赦ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-17 23:12:07
6895文字
会話率:50%
在来線に7年間勤めている本田と、勤務してからまだ1年の新米駅員であり、本田の部下でもある安田の物語。
最終更新:2012-10-07 20:57:06
4485文字
会話率:56%