そこそこの家柄の、ごく普通の貴族令嬢リディアは、突如両親が持ってきた縁談により『冷酷な人間』『人をとって食うらしい』と噂される『帝国の剣』こと公爵、キースと婚約することになった。
彼と婚姻を結び、キースの治める国境付近の領地に位置するローゼ
ンブルク家へと越してきたリディアは翌朝目が覚めると同時に、自分の前世について思い出す。
この世界は恋愛小説の中の世界で、その世界を作り出した作者こそが彼女だったのだ。
自分がかつて作り出したこの小説の世界で、キースはヒロインのメインの相手役だった。しかし、ヒロインは『リディア』ではない。『リディア』は、名前も設定されていない、メインキャラクターであるキースの『死別した元妻』だったのだ。
『物語』が始まる前に死ぬ運命のリディア。彼女は作者としての知識を駆使し、その運命を回避することができるのか——!?
以前公募に応募した作品をまとめることにしました。
20話までは毎日4~5話ずつ程度更新する予定です。よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:01:01
56598文字
会話率:48%
「約束は、約束だ。お前はリーダー失格だ。パーティーからも出て行ってもらう」
Aランク昇格の約束を果たせなかった、冒険者レオはパーティーを追い出された。
レオは三十五歳のBランクのベテラン冒険者だった。だが、何度試験を受けてもAランクに昇格で
きない冒険者でもあった。
いつもレオの味方でいてくれたもう一人の仲間の彼女も追放を告げる時はいなかった。きっと優しい彼女はレオの哀れな姿を見たくなかったのだろう。
失意の下、レオは王都を出て何十年と帰っていなかった故郷へ戻ることを決意する。
だが、国を出る直前でレオは、小さな異国風の男の子と見たこともない小さな犬を拾った。
気づいたら森にいて、狼から逃げていたという男の子は「でんしゃ」「すまほ」「あぷり」など知らない言葉を話すし、小さな犬は毛のわりに中身が小さすぎる。
「面倒くさいことは、おじさん嫌なんだけどなぁ~」といいながら、レオは男の子と一匹を連れて国境の町へと向かう。
だがそこでは、不可思議な地鳴りが町を脅かしていて――!?
これは、追い出されたおっさんが、愛を知らない男の子と追いかけてきてくれた彼女と一緒に、ささやかな幸せとたくさんの愛を見つけながら、美味しいものを食べ、時々、世界を救いつつ、故郷へ帰る珍道中の物語
☆しばらくは毎日19時更新
ストックが無くなり次第、不定期
※この物語はフィクションです
※流血、暴力、暴言などの表現があります
※いかなる場所への無断転載も固く禁じます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:00:00
123687文字
会話率:52%
謎の白い空間で、神から異世界に送られることになった主人公。
二重取りの神授スキルを与えられ、その効果により追加でカード召喚術の神授スキルを手に入れる。
更にキャラクターメイキングのポイントも、二重取りによって他の人よりも倍手に入れるこ
とができた。
それにより主人公は、本来ポイント不足で選択できないデミゴッドの種族を選び、ジンという名前で異世界へと降り立つ。
異世界でジンは倒したモンスターをカード化して、最強の軍団を作ることを目標に、世界を放浪し始めた。
しかし次第に世界のルールを知り、争いへと巻き込まれていく。
国境門が数カ月に一度ランダムに他国と繋がる世界で、ジンは様々な選択を迫られるのであった。
果たしてジンの行きつく先は魔王か神か、それとも別の何かであろうか。
カクヨムにてフォロワー数10,000超えの人気作!
ストック120万文字以上!
基本的に最新話に追いつくまで毎日10話投稿します!
※この作品は『カクヨム』『アルファポリス』『ノベルアップ+』にも投稿されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:10:00
1489752文字
会話率:15%
「イリス・ヴィエーラ・ディルクルム、お前を冥府刑に処す」
自身の身分を盾に豪遊し、国を中から食い荒らす悪女と名高い、ディルクルム王国の第一王女イリス。傾国王女と呼ばれる彼女は、兄である王太子の暗殺を企てたとして、死後も魂を縛られて罪
を償う「冥府刑」を言い渡される。粛々と処刑は進む……はずだった。
「冥府刑も冥婚も大して変わりませんよ。魂を縛って罪を償わせるか、結婚するか、その程度の違いでしかない」
刑の執行人である死神辺境伯――ザグレウスは、なぜかイリスと「冥婚」を交わし、死んだ彼女を妻にしてしまったのだ。
処刑されるはずが、なぜか夫ができたことにイリスは大混乱。しかしザグレウスはどうやら、イリスが抱える「事情」を知っているようで……?
「お前、どうして私なんかを妻にしようとしたの。私以上に面倒な立場の女はいないわよ」
「あんた、実は傾国王女じゃないんだろう?」
秘密を抱えて死んだ王女は、夫となった男の治める土地、東方国境レ・ヴァリテへ向かうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
30404文字
会話率:50%
時は帝国が侵略戦争を仕掛け、近隣小国を飲み込み版図を広げている頃。ある帝国兵が脱走し、王国に逃れた。彼女は名を変えて帝国と王国の国境を越え、近くの村に泊まった。
その夜、村がにわかに騒がしくなる。起き出した彼女が見たのは、村に侵入しようとし
た盗賊とそれを阻止する冒険者の一団らしき姿。戦える者として当然、彼女は冒険者側に加勢する。
すべて片付いた後、冒険者の一団の1人が彼女に言う。
「ウチら義賊ってヤツなんだけどさぁ、キミも仲間にならない?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 12:00:00
7946文字
会話率:55%
本作品は全てAIが作成しました。
それを踏まえて読んで下さい。
面白い内容だと思い投稿しましたが企画には絶対応募しません
高校生活の一大イベント――それは「アメリカ留学」。
16歳の日本人高校生・二宮由紀、梶原雷蔵、佐藤千代は、それぞれの
理由と夢を胸に渡米した……はずだった。
だが、迎えたアメリカは、もう”普通の国”ではなかった。
選挙の結果、トンデモ大統領が就任。地球平面説を信じ、ディズニーを国有化し、未成年外国人をスパイ認定。カナダとメキシコの国境は完全封鎖。国内は多民族と州政府による武装勢力が割拠し、もはやそこは“内戦国家”だった――。
突如として「留学生」から「難民」になった由紀・雷蔵・千代の3人。
アル中、ミリオタ、天才という噛み合わないトリオが手を取り合い、「生き残り」を賭けた日々が始まる。
これは、
――知識と酒と銃で戦い抜く、笑えて死にかけるアメリカ内戦サバイバルの物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 11:50:00
15930文字
会話率:38%
愛情を受ける事無く人形のような窮屈な生活を強いられるヴィルヘン侯爵家のアンシェラ。
弟の傀儡として育てられる中、侯爵、侯爵夫人の実子でない事を知り、逃げる事を決意。
傀儡から逃げ、自由に生きるのを夢見るアンシェラは侯爵一家外出した日の
夜に決行し、無事に屋敷から離れる事に成功した。
王都から離れる為に商業区から乗り合い馬車で向うは隣国エクラタンとの国境街。
同乗者は隣国エクラタンからの旅行者。
彼等との出会いがアンシェラの心を癒し導く。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 11:00:00
215554文字
会話率:44%
武芸の名門、流派梁山泊を破門・追放の憂き目にあった落ちこぼれのロアは行く当てのない旅にでた。
国境を越え異国へと足を踏み入れたある日、傷ついた男からあるものを託されることになる。
それは「勇者の額冠」だった。
突然、事情も呑み込めないまま
、勇者になってしまったロアは竜帝討伐とそれを巡る陰謀に巻き込まれることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 10:10:00
1840081文字
会話率:63%
東方一の武芸の名門、流派梁山泊を破門・追放の憂き目にあった落ちこぼれのロアは行く当てのない旅に出た。
国境を越え異国へと足を踏み入れたある日、傷ついた男からあるものを託されることになる。
それは「勇者の額冠」だった。
突然、事情も呑み込め
ないまま、勇者になってしまったロアは竜帝討伐とそれを巡る陰謀に巻き込まれることになる。
『千年に一人の英雄だろうと、最強の魔物だろうと、俺の究極奥義の前には誰もがひれ伏する!』
※本作はカクヨム様、アルファポリス様にも掲載させて頂いております。
本ページは第一部を単体で掲載するために作られたページです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 21:20:00
540478文字
会話率:58%
チビで陰キャラでモブ子の桜井紅子は、楽しみにしていたバス旅行へ向かう途中、突然の事故で命を絶たれた。
死後の世界で女神に異世界へ転生されたが、女神の趣向で変装する羽目になり、渡されたアイテムと備わったスキルをもとに、異世界を満喫しようと冒険
者の資格を取る。
生活にも慣れた頃、旅に出る計画をするも、国境付近である人物に妨害されて――
綿パンツにこだわる主人公のドタバタなシルクロード旅物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 04:44:28
102567文字
会話率:45%
2022年に東ヨーロッパの国家ウクライナが、隣のロシアと称される脅威に侵攻されてしまったことについて、書きます。このところ、国際状況を色々と調べる時間が増え、何か発信したいと思い、投稿することにしました。個人的な見解で書くので、ご了承下さ
い。足りない部分は各々で補完をお願いします。
※本作はウクライナを擁護し、国境を越えて侵攻作戦を始めたロシア側に否定的な考えを示す内容になっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 03:02:19
240119文字
会話率:6%
2022年2月24日に東ヨーロッパの国家ウクライナが、隣のロシアと称される脅威に侵攻されてしまいました。
今回、ウクライナ情勢の作品『防衛線を見守るあなたに』で語ろうと思っていた北方領土関連を、いくつかまとめて独立させました。本作品も
個人的な見解で語るので、ご了承下さい。それと、足りない部分は各々で補完をお願いします。
※本作は日本とウクライナを擁護し、国境を越えて侵攻作戦を始めた侵略者であるソ連やロシアに否定的な考えを示す内容になっています。ソ連は元々ウクライナだったという当然の情報の感想は不要です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 10:00:00
3372文字
会話率:5%
「歴史って、信じるとこから始まるんだよ! ――たとえ、それが別世界でもなあ!」
気がついたら、異世界の王宮の地下に転がっていた――
大学で史学を専攻する、伝記マニアのぼっち歴女・猪俣古尋(イノマタ・コヒロ)は、酔っ払って寝ていたはずが、異世
界の王宮に召喚されていた。
“預言に導かれし賢者”扱いされ、やんちゃな次期国王・ケイ王子の教育係に……。
クソガキ・王子相手に、伝説の英雄や悪名高き暴君やはたまた歴史上に名を残すマイナー人物たちを語りまくるコヒロ。
ときに熱く! ときにモノローグ芝居で! そもそも異世界なんだから地球の時代も国境も超えて語られる“実在の世界史の歴史上の人物”たちのある意味、不思議な物語なんか、王子はどんどん影響されて……?
「今の処刑法ってなんか単純だよね。こんな改良をしたらどうなるんだろ?」
「お前はルイ16世みたいに自分の助言で改良されたギロチンで処刑されたいのか!?」
「織田信長? 名前は強そう! 魔王的なやつだな?」
「甘い! 織田信長は“破壊の王”にして“創造の胎動”!下剋上の戦国を駆け上がり、天下布武を掲げて古き秩序をぶち壊した、革命児だ!」
「いや、なんか強そうって言ったのに何そのよくわからない魔王!?」
「いやいや、違うそうじゃない。名前が強そう? 実際は人間臭さ全開の革命児だ! そんな浅さで語るな!!」
これは、ひとりの異世界から召喚されてしまった歴女教師と一人の王子が“史実の人物”講義を巡ってボケとツッコミを繰り広げる、
異世界×教育×世界人物史×皮肉×ファンタジー×コメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 00:00:00
56236文字
会話率:52%
高校生のルツは森羅が大好き。2人で横浜にいるとき警察に追われ、偶然、1000年後の南アフリカにタイムワープした。そこで、日本人は西暦2200年ごろに突如歴史から消滅したと知る。未来では日本人消滅の謎を究明しようとしていた。ルツは、どさくさに
紛れて1000年前の森羅の闇アプリを処分しようとする。大震災、世界大戦不参加、長寿、経済格差、国債。日本人は世界の最先端を独走して滅んだと分かる。1000年後は遺伝子操作によって生まれた人間が大半。世界の大部分に国境はない。能力差から生まれる経済格差が深刻となり、貨幣経済はすでに無い。ルツは、美しくなく雑然とした横浜を恋しく思いながら、森羅のそばを選ぶ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-21 23:17:07
179909文字
会話率:57%
フラル王国には一人の王子と四人の王女がいた。第四王女は王家にとって災厄か幸運のどちらかだと古くから伝えられていた。
災厄とみなされた第四王女のミーリルは、七歳の時に国境近くの森の中で置き去りにされてしまう。
何とか隣国にたどり着き、警備兵に
よって保護されたミーリルは、彼女の境遇を気の毒に思ったジャルヌ辺境伯家に、ミリルとして迎え入れられる。
ミーリルが新しい土地で幸せな日々を過ごし始めると同時に、彼女を捨てた王家には不幸なことばかり起こるようになる。ミーリルが幸運をもたらす娘だったと気づいた王家は、秘密裏にミーリルを捜し始めるが見つけることはできなかった。
それから八年後、フラル王国の第三王女がジャルヌ辺境伯家の嫡男のリディアスに、ミーリルの婚約者である公爵令息が第三王女に恋をする。
リディアスに大事にされているミーリルを憎く思った第三王女は、実の妹とは知らずにミーリルに接触しようとするのだが……。
※第五回ツギクル小説大賞の【大賞】を受賞した作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:10:00
164605文字
会話率:51%
魔王が討たれて十年——
世界は救われた……はずだった。
だが、平和は訪れなかった。
大地に次々と現れる「ネーオダンジョン」。そこから溢れ出す魔物たち。
そして、国境を巡る各国の睨み合いと、増え続ける盗賊団。
そんな混沌の中——ひとりの少年が
、冒険者になる。
少年の名はアーシス・フュールーズ。
彼の肩には、手のひらサイズの青い精霊“にゃんぴん”が乗っていた。
世界の真実に背を向けず、仲間と共に成長する少年はやがて、
この世界に刻まれた“終焉の続き”を知ることになる——
「これは、世界の後始末を託された少年と、青いモフモフの精霊による、
最後の叙事詩(ラスト・エピック)である。」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 22:00:00
128819文字
会話率:42%
のっぺらぼうの最強ゴーストが、得意の魔法と剣術を活かして、RPG的ファンタジー世界を旅する冒険物語。
舞台は、多種多様な種族が存在する、剣と魔法の幻想的欧風異世界。
旅人ゴーストの『ワガハイ』は、盗賊を自称する少女と関わったことをき
っかけに、何やかんやで投獄されてしまう。情けない自分の状況に嘆いていた彼の前に現れたのは、意外にも、事の原因を作り出した少女だった。
「――ゴーストなんだから、壁とか通り抜けられないの?」
「……吾輩に、そういう特性はないんですよ」
的外れな偏見を受けつつも、彼女の助力により、ワガハイは牢屋から脱出する。うながされるままに訪れたのは、町はずれの民家。そこで彼は、ふらりと立ち寄っただけの宿場町に潜む闇を認識する――。
「この世界って、何でできていると思います?」
ゴーストだけど、悪いヤツには鉄拳制裁(物理)!!
無数の出会いと、未知なる風景を求め、ワガハイの国境なき旅路は続いていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:25:03
600497文字
会話率:39%
剣から銃に移り変わる転換期にあって、リエール公国のブルーリボン騎士団は侵略を続けるルマンド帝国が作った国境の山間にある砲台陣地攻略を命じられた。騎馬突撃をしようものなら、確実に大砲の餌食になる。作戦立案に頭を悩ませていた団長アレスはある日、
難民キャンプで1人の少年と出会う……
ー登場人物ー
リエール公国側
アレス 騎士団長 50歳 魔法剣の使い手
ブリッジ 副団長 20歳 剣の実力はあるが魔法剣は
使えない、次期団長
ダン 騎士見習い 16歳 戦略魔法、オキツカカ"ミ、
八柄の剣を使う少年
サヤ リエール公国の王女 16歳
ルマンド帝国側
ジュリアス 皇位継承第八皇子 リエール方面指揮官
黒騎士 黒色槍騎兵団団長 年齢不詳
フルプレートアーマーの騎士
斬鉄剣、デスブリンガーの使い手
オドボール卿 皇位継承で実権を握ろうと画策する
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 16:57:06
47522文字
会話率:53%
これは、ヤケクソ王女が己の価値を証明する、波乱の婚姻譚。
王弟のクーデターにより、第二王女ルチルは変態ジジイ(パイライト侯爵)への輿入れを強制される。
道中、馬車が魔物に襲われ、命からがら逃げることに。そんな彼女を拾ったのは謎多き商
人レン。
助けてくれるかと思いきや、食事のたびに対価を要求され、宝石やドレス、ついに自慢の髪さえ売り払うはめに。
隣国の国境にたどり着くと、ノースシーの騎士団と隣国の兵が衝突寸前。
戦争を避けたいルチルはヤケクソで叫ぶ。
「わたしの××を売るから国を救って!」
レンは大笑いしながら馬鹿にするが、ルチルの破れかぶれな交渉は彼の関心を引いたらしい。
「いいだろう、取引だ」
国を救うため、王女の人生を賭けた交渉が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 14:50:35
67952文字
会話率:40%
生まれながらに「呪われた子」と蔑まれてきた少女エリス。黒髪黒目という理由だけで、貴族の家で虐げられ、存在価値すら否定されてきた。微かな癒しの力は役立たずと嘲られ、ついには家族によって捨てられる運命に。
絶望の中、国境近くの森で人喰い魔物に
襲われたエリスを救ったのは、獣人国の若き皇帝レオンだった。
己の力も存在意義も信じられなかった少女と、誰にも心を開かず孤高であり続けた獣人の皇帝──二人の出会いが、運命を大きく変えていく。
これは、心閉ざされた少女が真の聖女として目覚め、異国の地で愛を知り、世界を変えていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 12:00:00
32027文字
会話率:35%
東方の蛮族、ガラトが滅亡した。
エレニール帝国に仕える騎士ラーズは、その原因を確かめるべく騎士隊を率いて調査へと赴く。そこで彼が見たものは、黒い霧に覆われたガラトの都と、見たこともない異形の怪物だった。
それから三ヶ月、黒い霧は消える
どころか勢力を拡大させ、ゆっくりと帝国の国境に迫っていた。
魔王復活の噂が囁かれるなか、対策に奔走するラーズのもとへ、聖者を名乗る少女フィリスが訪ねてくる。
彼女の目的はいずれ世界を救うとされる『神託の子』を連れ帰ること。
だが、その神託の子がいるのは、今や魔境と化したガラトの地であった。
フィリスから協力を要請されたラーズは、仲間と共に再びガラトの地に赴くことを決意する――。
七人の勇者が闇の脅威に立ち向かう王道異世界ファンタジー!
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十五万字程度の長編です。
カクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 10:14:43
145425文字
会話率:34%
文明が、世界を壊した。荒廃した大地。失われた歴史。争いに疲れた人々は残された命と共存するため、国境を失くし、自然と人々を別つ新たな文明、集結協和都市(クラスター)を築いた。
人知れず終焉を待つ黒い瞳の少年は、ある雪の夜、静寂を破った“その
男”に連れ去られる。それは少年の知らない“過去”との出逢いだった。
交錯する残酷さと、やさしさに翻弄されながら、運命の歯車は次々と廻りはじめる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 20:00:00
22906文字
会話率:38%