「きみは法的に俺のものです」――若山流音は体の弱い十一歳の女の子。ある日異世界に召喚され、五つ年上の天才魔術師ユラと出会う。ユラに魔術の研究を手伝ってほしいと言われ、流音は体の治療と元の世界へ帰す約束と引き替えに渋々手を貸すことに。しかし一
緒に暮らすうちに、無表情で無神経、呪われてるけど前向きなユラに惹かれていく。
使い魔のドラゴンや精霊のお姫様と仲良くなったり、弱虫な女の子の恋を応援したり、騎士のお兄さんにいじめられたり、流音は様々な出会いを通して成長していき、やがて世界の存亡をかけた争いに巻き込まれ、帰るに帰れなくなって――。
※前半ほのぼの、後半シリアスです。
※本編完結済み。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 16:26:12
378299文字
会話率:35%
【捨て駒たちの流離譚 -ひっくり返せ、逆境・劣勢・理不尽を-】の後日譚。
【ATTENTION】
→本編のネタバレあり。
『地震』にまつわる物語。
【短いあらすじ】
→禁忌の存在である『地の気象兵器』の残渣を見つけ、破壊する話。
ついでに
、ある義理の姉弟をくっつける?
【長いあらすじ】
→世界を震撼させた『ザミルザーニ事変』の直後──。
影の立役者となったIMO隊員たちは、ベイツリー共和国へ帰還。のはずが、分隊長のシキだけに次の任務が言い渡された。
任地はデースペル大陸──獣人の国。
難民に混じりテロ組織が入国したという情報が入り、真偽を確かめるべく単身での調査を開始。
そこで、修道女ペルフェと出会う。
なぜか彼女から、過去に消されたはずの『地の気象兵器』の気配を感じて──?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 10:30:56
80543文字
会話率:35%
Alternative・World・Online――通称AWO (エーワラオー)、それは世界初のフルダイブ型VRMMORPG。
専用機器をかぶり、スイッチ一つ押すだけで、眠るような感覚で入り、夢のような世界を際限なく遊べるものだ。
当初はネット上で様々な憶測が飛び交っていたが、安全安心のゲームシステム、リアリティのありすぎる世界に人々は魅了されていった。
その熱はゲーマーだけでは飽き足らず、主婦から多忙な重鎮まで幅広く広がっていった。そのリアリティなどから、教育プログラムや医療分野にも活用しようという取り組みも考えられ始める。
そんな頃、サービス開始から僅か1ヶ月、第四陣の参入が開始される。
そして、一人の少女が専用機器を頭に装着する。少女の名は椙江(すぎえ) 翠(みどり)。
数年前、事故に遭い、下半身麻痺というハンデを背負うことになった、物腰柔らかな高校三年生だ。
「最終確認よし」
翠は、“事前情報”と大きく書かれたメモをベッドの傍らに置く。そして、寝そべったまま、最新機器の割になぜかアナログなスイッチに手を添える。
「スイッチ、ON!」
※本作はカクヨムにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-13 21:00:00
1130978文字
会話率:48%
前世で好きだった乙女ゲームの悪役に転生した私。平和にすごしていたはずなのに何故か暗殺されそうになりました。
なので魔王ルートをたどるつもりでしたが、何故か魔王が私を攻略しにきて!?
彼と生活する内にわかった真実とは...
ifエンドという名
のバッドエンドありです。
不定期更新です。
R15は念のためです。一部、ガールズラブの描写を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 00:32:10
117688文字
会話率:59%
【あらすじ】6歳になると受けさせられる魔力測定で、微弱の初期魔法しか使えないと判定された子爵令嬢のロナリアは、魔法学園に入学出来ない事で落胆していた。すると母レナリアが気分転換にと、自分の親友宅へとロナリアを連れ出す。そこで出会った同じ年の
伯爵家三男リュカスも魔法が使えないという判定を受け、酷く落ち込んでいた。そんな似た境遇の二人はお互いを慰め合っていると、ひょんなことからロナリアと接している時だけ、リュカスが上級魔法限定で使える事が分かり、二人は翌年7歳になると一緒に王立魔法学園に通える事となる。この物語は、そんな二人が手を繋ぎながら成長していくお話。
※魔法設定有りですが、対人で使用する展開はございません。ですが魔獣にぶっ放してる時があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 08:08:23
228395文字
会話率:44%
シェリル侯爵令嬢20歳、2歳年上のアッシュ王弟殿下に嫁いで5年になるのに、殿下は大人の関係になろうとしない。夫婦の寝室に初めて入った夫の言葉は「君を愛せない」。それは15歳だった自分が、「白い結婚だから」と言った王弟殿下に頷いてしまったせい
? それとも戦争に行って離れていた間に、殿下の愛が冷めたせい? 婚家に造園した、白い花を集めた庭で悩み惑うシェリルに幸せは訪れるのか? シェリルが好き過ぎて自己完結しがちな殿下に対して、キレる後半のシェリルをお楽しみに。
1万6千字程度のハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-08 20:00:00
16072文字
会話率:38%
誰からも祝福されずに生まれたリディア。
理由は、彼女が魔女に選ばれてしまったからだ。
世界の歪みを一身に背負い、天変地異を抑える役目を持つ厄災の魔女。
しかしその実、彼女たちが死した時に少しでも世界を呪えば、世界はそれ相応の罰を背負うことに
なる。ある時は村が流され、山が崩れ、国が一つ滅んだこともあった。
これは、生まれた瞬間世界中から死を望まれた少女が世界最強のお兄さんと出会う話。
「行くあてないから俺もここに住んで良い? お兄さんめちゃめちゃ役に立つよ?」
「駄目に決まってますけど!?」
別の小説投稿サイトでも投稿中になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-02 21:30:27
43116文字
会話率:40%
目を開ければ、手足を縛られ、爆発物を取り付けられた状態で、魔王城の広間に転がっていた。そんな私を見下ろして嘲笑うのは、勇者と仲間達。
勇者達に捨てられて、一人残された私の前に、絶世の美貌を持つ魔王様が現れて……。
と、いう始まりで、魔王
様の美貌と初心さと可愛さに、主人公がハマってしまうお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 15:21:35
4043文字
会話率:35%
この二次創作は、前回に引き続きDiscordの企画にて作成した、カクヨム名「わた」様の「君の夜があけるまで」の一話を自分風に書いたものです。
わた様からはご許可をいただき、投稿させていただいております。
最終更新:2022-04-22 23:12:00
2649文字
会話率:40%
彼女の衣裳の裾を目に入れた人間は、己れの愚かさに涙する。
そう言わしめた雷鳴の中宮は、帝の寵愛を一身にうけていた。
玉藻姫が、大陸から渡ってくるまでは──。
帝の寵愛を奪われ、さらには玉藻姫に見下ろされる宴の席で不治の病をまかれた中宮は
、その死の床で故郷の滅亡を聞かされた。
病の発端は中宮にあり、その根源である国を燃やし尽くさねばならない。
そう言って玉藻姫が、帝をそそのかしたのだと。
そして中宮自身も療養にと放り込まれたあばら屋で、同じ火にまかれながら、短い生涯を閉じた。
家臣たちだけでなく、故郷までまきこんだのだ、生まれかわれてもゴミ虫ていどだろうと思っていた中宮であったが、目が覚めるとまっしろなキツネ、ユキに転生していた。
生みの母、黄泉の神は疲れた顔をして言った。
玉藻姫の正体は、九尾の狐。彼女が皇后になってからというもの、嗜虐の限りを尽くし、黄泉は死者であふれ困っている。どうかお主の力で封じておくれ、と。
かくしてユキは、悪虐非道の玉藻姫と相対するその日のため。
お目付け役の見目麗しい少年コンと、その邸に棲む動物たちと暮らしながら、のんびりと生い育つのだった。
※前半ほのぼの。中盤からグロ注意です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 00:00:00
206127文字
会話率:46%
ロバートは、ライティーザ王国アレキサンダー王太子の腹心であり、乳兄弟だ。ロバートにとって、最愛の人、婚約者であるローズが、グレース王太子妃の身代わりとなり攫われ、奴隷商人たちの手に落ちるという憂き目にあったが、無事に助け出すことができた。
アレキサンダー王太子と腹心達が、奴隷市場を急襲し、聖女ローズを救ったという物語は、ライティーザ王国の隅々にまで、吟遊詩人達により広められた。
アレキサンダー王太子が、聖女ローズを救い出し、奴隷売買に関わっていた者達と、利益を得ていた貴族達を容赦なく裁いたという物語に、多くの民が、酔いしれた。
悲しいかな、現実は、物語ではない。
ロバートは使用人だ。貴族ではない。
アレキサンダー王太子の妻グレースの兄である、アスティングス侯爵家の令息二人に、半ば言いがかりで暴行をうけても、抵抗できる立場ではなかった。
傷を負いながらも、無理を承知で御前会議に参加した翌朝、ロバートの容態が悪化した。
マグノリアの花の咲く頃に 第四部第十六章(6)と(7)の幕間です。本編読後を、強くおすすめいたします。
(前半シリアス、後半ほのぼのです)
第一部https://ncode.syosetu.com/n9505gp/
第二部https://ncode.syosetu.com/n5142gx/
第三部https://ncode.syosetu.com/n2035gy/
第四部https://ncode.syosetu.com/n2114hd/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-15 10:00:00
16780文字
会話率:48%
「何というか、あの娘……よく食べていたな」
和平のための使節団の一人、魔道具技師の少女シャルトルーズの食べっぷりに、砂の国の王バーガンディーはしみじみ呟いた。
シャルトルーズがよく食べるのは『悪意を感知する力』を行使するためらしい。ついで
に毒も効かないようだ。
「このおかげで何でも食べられてお得なんですよ。腐った物も、味さえ気にしなければお腹だって壊しません!」
元気にそう言っていたシャルトルーズだったが、そういう問題ではない気がする。
これは砂の国の代替わりしたての王バーガンディーと、森の国から来た魔導具技師のシャルトルーズが、友情っぽいものを育みながら、国の騒動を収めるお話。
前半ほのぼの、中盤からシリアスなファンタジーです。
※アルファポリス様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-08 12:00:00
48515文字
会話率:38%
河川敷で出会ったカッパとJKの物語。
最終更新:2021-06-05 12:00:00
3795文字
会話率:49%
しおり君は金属でできたかっこいい栞です。本が大好きですが、栞だから、はさまっているページしか読むことができません。最初からお話を読むことができたらどんなにいいだろうと思っていると、はさまれている本が話しかけてきたのです。『夢悔いの怪物』とい
う題名の本は、しおり君と友達になりたいといって――
本と栞が織りなす、ちょっと不思議な、そして切ない物語です。
※こちらは天界音楽様主催の『二人だけの閉じた世界』企画参加作品となっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 19:15:03
10846文字
会話率:67%
子ねこを助けるために道路に飛び出し、交通事故にあって亡くなった同級生のれいな。中学校の入学式をひかえていたのにと、れいなのことを思い出して泣くぼくの前に、ゆうれいになったれいなが現れた!? 驚きと喜びでいっぱいのぼくだったけど、れいながいき
なり苦しみだした。びっくりしてれいなにふれると、ぼくも一気に意識を失ってしまったんだ。
ゆうれいとしてこの世に存在するには、他の人の『うれしい気持ち』や『楽しい気持ち』をごはんにして、すいとらなければならないんだって。でも、そんなことぼくには関係ないよ、大好きなれいなとまた会えたんだ、うれしい気持ちも楽しい気持ちも、いくらでもわいてくる! だけど、夢にまで見た中学校生活で、『おばけ巫女』って呼ばれてる女の子に目をつけられたり、部活もめちゃくちゃきつくて、大変で――
切なく、そして本当に温かな、『気持ち』のごはん。どうぞお召し上がりください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-22 20:15:12
26820文字
会話率:60%
あの夏から、私の心は光を失った。それでも。
前半暗め、後半はハッピーエンドっぽくなっています。
銘尾友朗さま「夏の光企画」 家紋武範さま「看板短編企画」 参加作品です。
最終更新:2020-08-11 04:05:10
3664文字
会話率:22%
ここはグリンシア王国の王宮。
王太子の婚約者であるヴィクトリアは、妃教育を兼ねた王妃との茶会の為に侍女と共に登城していた。
初めて見る王宮侍女に先導され、王宮を歩く。
少し顔色を悪くして、いつもと違う道順を行く王宮侍女に、ヴィクトリアは異
変を感じていた。
※クローディオとヴィクトリアの日常的な話です。後半ほのぼの。
前作:「悪役にされそうな令嬢は先手必勝を選ぶ」https://ncode.syosetu.com/n3315gd/
一応、前作を読んでいなくても読める話になっていると思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 10:27:19
4010文字
会話率:53%
王宮で働く子爵令嬢のマーニャは、王太子エドワードの傍に侍るべく、元恋人を使いある策を立てる。
元恋人の報告を待つマーニャの元に現れたのは……
半分までシリアス気味、前回同様後半イチャイチャ。
前回:「腹黒王子は罠を張る」https://
ncode.syosetu.com/n3547ge/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-01 16:00:00
3530文字
会話率:48%
狂ったように魔術研究に打ち込むリリス。彼女は何度も何度も愛する人を守れず死んだ過去を覚えている状態で生まれた。
今生こそは。
それだけを胸に生きるリリス。
今度こそ、その願いは叶うのか…
前半ほのぼののんびりしてます。
※異世界|転生も
のではないのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-28 18:00:00
29231文字
会話率:37%
世はまさに大ゾンビ時代、そんな時代にあって少なくない人類はほそぼそと生き残っていた!
こう言えば聞こえはいいが、単にゾンビパンデミックが起きて、数カ月後の話です。
ゾンビになってしまった一人の男と生存者達の物語。
彼は人類を救うことはな
いけれども、人を救い続ける。それは全て自己満足のためだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-07 03:13:34
2596文字
会話率:25%
とある国の小さな村に住んでいるリディアは数年前に母が死んで一人ぼっち。叔母に一度は引き取られたがあまりに邪険にされるので結局家に戻ったのだ。
初めて一人で迎える冬が近づき寒くなってきて、寒い長い時を越える準備をしなければならない季節。暖
を保つための枝をせっせと集めた帰り道、リディアは足を滑らせ斜面を転げ落ちてしまう。
薄れる意識の中で聞いたのは春の風のように穏やかな声。
そして、次に目覚めたとき王都、王宮にいた。美形宰相によるとリディアはこの国の王の子どもだというではないか――。
小さな陛下 (即位前) が護衛にかくれんぼで勝てるように頑張りながらの日常。ほどほどに一生懸命な女の子とひたすらに彼女を甘やかす護衛のお話。
※別に作っていた続編もこちらにまとめました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 21:35:19
100786文字
会話率:37%
季月亭(きげつてい)――【開店時間】陽が中天に昇る頃から夜の帳が降りる頃まで
そんな札のかかった不思議なその店には、お茶を楽しみにくる客もあれば、時折迷い人も訪れる――
*全11話。予約投稿済み。もとが投稿作のため、区切りの関係で各話の長
さがまちまちです*折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-30 08:00:00
33538文字
会話率:43%