ごく普通の少年「桜井夕」は、昔から耳鳴りや幻聴のような微かな声に悩まされてきた。
しかし、ある時それらがはっきりと聞こえるようになり、それが並行世界の自分自身の心の声だと判明する。
一人目は、神秘に満ちた世界で、魔法使いの卵として寄宿学校
で学ぶ『ファンタ』こと『僕』の『ユウ』。
二人目は、前世紀終わりに週末戦争により滅亡した世界で、サバイバーとして生きる【ポスアポ】こと【ボク】の【ゆう】。
三人目は、科学技術が発達した代わりに環境破壊が酷い世界で、裏社会に潜む[サイパン]こと[オレ]の[U]。
そして、現代日本に生きる、「俺」こと、「コモン」の「夕」。
それをお互いに理解した4人の”ゆう”達は、互いに協力し合う事に決めた。
ファンタジー世界な『ユウ』は、様々な魔法のアイテムと魔法の技術を。
ポストアポカリプスな世界の【ゆう】は、銃器やサバイバルの技術に変異能力を。
サイバーパンク世界な[U]は、電脳化による情報処理や高度技術によるガジェットを
そして……平和な現代日本に生きる夕は、ファンタジー世界のアイテム経由での、各”ゆう”への物資供給役として。
そうやってうまくやって来た”ゆう”達だが、ある時平和な現代に生きる「夕」も異変に巻き込まれる。
目の前で倒れ伏す同級生、そして目の前で今にも襲い掛かってきそうな無数の人面犬。
平和で何の変哲もない「コモン」な世界だと思っていた世界は、裏では妖怪や迷宮がある伝奇世界で……?
同時に、何の変哲もない高校生だった「コモン」の「俺」にも秘密があって…?
これは、並行世界の自分に支えられながら、平和に見えて実は平和ではない世界を救う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 12:00:00
167734文字
会話率:16%
必要な物を買ったあと、ショッピングモール内をぶらぶら歩いていた俺は通りがかったペットショップ、そのショーケースの前で思わず足を止めた。いや、足を止めたなんて生ぬるい物ではない、度肝を抜かれた。
そのショーケースの中にいたのは、犬は犬でも
人面犬だったのだ。それも――
「どうですかぁ? よかったらお出ししますので触ってあげてください」
と、声をかけてきた若い女店員はそのままその犬の説明に入った。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-27 12:00:00
1417文字
会話率:8%
心霊写真が好きで、自分でも撮ってみたいと願う陰キャな高校生、常田碧斗。
金髪で口調もぶっきらぼうな、見た目不良かヤンキーの陽キャJK、影森志津香。
ただ、志津香にはもう一つ、大きな特徴があった。それは怪談を呼び寄せること。しかも、なぜかそれ
が古臭くて廃れた怪談ばかり。
口裂け女に人面犬。果てはトイレの花子さん。
志津香が出会う、レトロな怪談に巻き込まれる碧斗は、いつかきっと心霊写真が撮れることを願いつつ、今日もデジカメをぶら下げて、志津香と共に怪異を巡る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-23 00:17:57
83865文字
会話率:47%
エレナは一介の庶民として、母と二人でつつましく暮らしていたが、ある日、母が病に倒れてしまう。
高額の治療費に悩むエレナのもとに、実父である男爵の使いがやってきて、母の治療費と生活の支援を引き換えに、男爵家の一員になることを求められる。
母のためにしぶしぶ了承したエレナだったが、男爵の狙いは、異母姉ナターリアの代わりに、エレナを「化物伯爵」と恐れられる男に嫁がせることだった。
あっという間に伯爵家に送られたエレナが見たのは、犬の体に人の顔をもつ奇妙な生き物。
その中身は、優秀で人柄の良い伯爵なのだが……
「だめ、堪えきれない……」
恐怖どころか笑いのツボにハマったエレナは、大爆笑してしまう。
そんな奇妙な始まりの結婚生活だったが、しだいに二人は距離を縮めていく。
一方、姉のナターリアは、社交界での立場が悪くなり、うまく進展している妹夫婦に嫉妬を募らせていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 15:00:00
14641文字
会話率:37%
都市伝説が恋をしたって、いいじゃない
この世界には『怪異』が存在する
ひとびとのウワサ話でしかなかった情報が具現化した『怪異』が
ベッドの下男、怪人アンサー、人面犬、口裂け女、メリーさん……
そんな『怪異』たちが、『怪異』以上
におかしな人間と恋に落ちる
初めての恋を『怪異』たちはどう受け入れるのだろうか?
これは、『怪異』とひととをつなぐ物語
ときに純愛、ときにラブコメ、ホラーと恋に彩られた連続短編集!
あの都市伝説がこんな恋をするなんて……
『怪異』×変人=LOVE!!!
毎日1820時更新予定!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-11 18:20:10
109047文字
会話率:30%
この春、中学を卒業して高校に進学した筆上零|《ふでがみれい》は、才色兼備だが変人と評判の先輩、高月雫|《たかつきしずく》と出会う。彼女が部長を務める「怪異研究部」に体験入部する事になるも、部活動中に怪異に襲われ雫が行方不明になってしまう。零
は万が一の場合はここを頼れと雫に教えられていた退魔事務所を訪れる。
しかし、そこは現実世界に転生した魔王と口裂け女と人面犬が営む退魔事務所だった・・・・・・。
その日を境に、零は様々な怪異に巻き込まれる事に!?
怪異に挑むは一癖も二癖もある魔王と有名都市伝説の混合チームと、怪異をしょっちゅう呼び寄せる謎多き先輩と、臆病で平凡だけどツッコミだけは鋭い少年。
ジャンルはギャグ×怪異ホラーです。
基本的に明るい雰囲気でやっていくつもりですが、多少のホラー要素と残酷な表現があります。ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-26 20:44:33
39716文字
会話率:59%
【あなたが決める ものがたり】
妖怪探偵・矢面京子には3つの不思議な力がある。
ひとつ、親から受け継いだ退魔の力で妖怪を味方にできる。
ふたつ、すぐそばにいる妖怪の力を身に宿し、3分間だけ超人になれる。
みっつ、これが一番だい
じ。京子は、誰とでも仲良くなれる。
そして、京子が率いる矢面妖怪探偵団には必ず守らなければいけない3つの絶対のルールがある。
ひとつ、事件の現場にいちどに連れていける妖怪は3体まで。それ以上は、京子の霊力がもたない。
ふたつ、京子は超人になるとき、そばにいる妖怪3体の能力を合わせた力を発揮できる。
(仲間の妖怪は7体いるため、能力の組み合わせは35通り存在する)
みっつ、これが一番だいじ。
一緒に連れていく妖怪を誰にするかは、必ず依頼主(あなた)が決める。
京子たちに決定権はない。
事件解決に乗り出すのは、京子と7人の妖怪仲間たち。
テレパシーで人語を話す超能力人面犬のワンダ。
マッハ1・5で走る百キロババアこと見た目は女子高生のキロロ。
事務所一番の美女、口裂け女の咲き子。
全身凶器、怪人赤マントのアカマ。
背が高くて怪力、身長240センチのあばれ八尺。
水のある場所なら無敵、トイレの花子さんことハナ。
そして、あなたのそばにメリーさん。
今日の事件に向かうのは誰か?
【作者からの依頼状】
この小説は読者と作者とで協力して作り上げる物語です。
京子と共に戦える妖怪は常時3体しかいません。
その3体を誰にするかによって物語の展開が変わるのですが、法律によって京子は共に戦う妖怪を自分では選べません。すべて依頼主、すなわち読者(あなた)に決定権があるのです。
京子と仲間たちの活動を助けてくれる方は、本編を読んだ上で、コメント欄にて出撃メンバーを「提案」してください。
一定の募集期間を経たのち、いただいたコメントの中からひとつを選ばせていただき、作者がその設定で物語の続きを書かせていただきます。
なお出撃メンバーの選定はコメントの多数決ではありません。
あくまでも物語として、もっとも京子たちが活躍できる組み合わせを選ばせていただきます。
物語の性質上、みなさまのコメントがないと、この話はここで終わってしまいます。
みなさまのコメントを、心よりお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 21:51:48
40422文字
会話率:46%
女子小学生の鳳飛鳥は、怖いもの知らずの都市伝説フリークである。
彼女にとっての怪談や都市伝説は、知的好奇心の対象であると同時に征服対象でもあった。
そんな飛鳥が今回対峙するのは、彼女の住む堺県堺市の少年少女の間で20年以上昔から噂されてきた
首無し犬の都市伝説だった。
人間の言葉も理屈も一切通じない動物型の怪異に、都市伝説好きな少女はいかにして立ち向かうのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-14 04:16:28
3312文字
会話率:19%
海流ハィウェイベイビーズをなぜか書かなきゃいけないと思い、投稿し終わった後は役目はすんだと思い、小説家になろうのサイトに特にアクセスしておりませんでしたが、5年ぶりにふと思い見てみたところ、とても多くの方が今でも読んでくださるアクセス履歴が
あり、非常に感謝の気持ちでいっぱいになり、それならばと調子にのって20代半ばから後半に書いて、いくつかの小説の賞では3次選考までは突破したこの作品をお蔵入りさせて眠らせておくのもかわいそうだから掲載させていただければと思いました。
鎌倉の母子家庭で育った花成夏男という中学生が悪魔に人面犬にされてしまい、そこから人間に戻るまでのアドベンチャー物語です。正直くだらないストーリーでもあるので、出版社の賞では3次選考以上までにはいけませんでした(笑)もしお時間あるようでしたら、是非暇つぶしとして読んでください。20代の頃の感性をそのままに特に書き直すこともなくそのまま投稿させていただきます。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 22:16:36
222315文字
会話率:19%
怪異ハンター口裂け女のサキ子と人面犬のキバコ。
突如活性化した怪異の大量発生を止めるため、親玉がいるであろう私立川上高校へと足を踏み入れる。
その高校は花子さんが守っていたため話を聞く二人。
そんな最中空から二宮金次郎像が降ってきて…。
最終更新:2022-02-19 07:02:59
15402文字
会話率:34%
『もしもし、私メリーさん。今貴方の家の前にいるの』
「そうかよし分かった。うちに来いよ」
『……えっ?』
この話はそんなやり取りから始まった、『俺』と『メリーさん』を取り巻く日常の物語である。
※主な登場人物
俺:主人公。三度の飯よりに
ぎやかな夕飯が好きなロマンチスト。今日も一人寂しく枕を濡らす。
メリーさん:本作のヒロイン。30年近くに渡り日本の怪奇・妖怪社会に生きる等身大少女人形。一人には慣れた。
ボビー:第三の男。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 00:00:00
61783文字
会話率:54%
愛くるしい子犬はどんな人間だろうと見た者に庇護欲を掻き立てさせる。そんな犬のような人間を拾った。捨てたくても捨てられない私の人面犬。
最終更新:2021-10-08 20:19:17
4169文字
会話率:25%
都市伝説・・それは今でも語り継がれ今でも新たな話が紡がれる。
そんな都市伝説の一つ「人面犬」にまつわる不思議な話・・・
最終更新:2021-01-09 22:14:18
2769文字
会話率:10%
未練を抱えたまま死んだ者が行きつく街、その名は"つつじの宮市"。
つつじの宮市では一部の市民が都市伝説上の化け物の能力を持つ"奇怪人"と化す現象が頻発し、一般市民は奇怪人の脅威に怯えながら暮らしていた
。
そんな市民を護るために力を振るう奇怪人も存在する。彼等が所属するのはつつじの宮市民の生活をサポートする"心霊ルポルタージュ"という名の組織。
其処では"口裂け女"の湊、"隙間女"のてね、"怪人アンサー"の光が、組織の最高責任者であるはゆまと共につつじの宮市民の生活を支えている。
ある日、主人公のアキラは記憶を失った状態で深夜のつつじの宮市の路上で目が覚める。"人面犬"に襲われかけていた彼は湊によって間一髪のところで助けられるが、目が覚めて暫く経っても自分が何者なのか、何故死んだのか、どうやってつつじの宮市に辿り着いたのか、何も思い出すことが出来なかった。
行く宛ても無いアキラは、心霊ルポルタージュのスタッフの一員として暮らす事になる。しかし、アキラがつつじの宮市に訪れた事によって彼に纏わる運命の歯車は一気に加速していく。
果たして、アキラの正体とは……失われた記憶の秘密は……そして奇怪人とは、つつじの宮市とは一体何なのか……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-09 21:00:00
540162文字
会話率:56%
人面犬。
攻撃力は高いが守備力は低い。
最終更新:2020-08-05 00:06:54
461文字
会話率:37%
人面瘡を見たくはないかと、黒田さんは尋ねてきた。
僕は、見たいと答えた。退屈だったからだ。
――2009年の夏、玄田智紀は13歳だった。足の骨折で入院していた智紀は、ある日病棟で、謎の美女、黒田さんと不思議な約束を交わす。それは、
人面瘡を見る代わりに、彼女の怪談話に付き合うというものだった。
黒田さんは、人面瘡で入院しているというのだ。
怪談を通して仲を深めていく二人。しかし智紀の身には、衝撃の結末が待ち受けていたのだった……。
※8月22日~8月29日まで、毎晩投稿します。1話は大体1000~2000字くらいで、最終的な文字数は2万5000字ほどになる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 20:00:00
25228文字
会話率:31%
かつて口裂け女や人面犬が、世間を騒がせていたころ。
とある地方に「触れ得ざるもの」の伝説があった。
作った人以外、誰にも知られなかった、まじない道具。
それらは持ち主を無くした後も、どこかをさまよっているのだという。
最終更新:2018-03-16 20:19:42
3760文字
会話率:4%
主人公が毎日学校に行く途中で、いつも不思議なことに遭遇する。
これは、そのある日の話である。
最終更新:2018-02-06 08:00:00
3838文字
会話率:24%
わたしの目の前に現れた一匹の犬。その人はなんと驚くべきことに、人の顔をし、人の言葉をしゃべる人面怪異犬だった。わたしはその人(だと思われる?)と少しお話をすることにした。彼? のお話はすごく興味深かったわけではなかったけど、なんとなく聞い
ていて、心地のいいものだった。わたしの他に、世界を灰色で満たした人がいるなんて思っても見なかったから。人じゃなかったけど。
これは一人の少女の何気ない一日の、ほんの一瞬を切り取った人間ドラマ。または犬ドラマである(若本さん風味)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-28 22:21:50
2184文字
会話率:69%
時代は昭和54年
口裂け女や人面犬やUFOのオカルトブームの時代の話。
主人公の太一が住む町に口裂け女が出るいうウワサが広がり、太一たちは検証を始めるのだが……
一方、平成28年から昭和54年にタイムスリップしてしまったユイナという女性。そ
の女性が口裂け女に間違えられてしまい……
そのまた一方、太一の父親である春夫はすき焼きが食べたくなってしまい……
そんな話かもしれないです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-07 21:13:34
12716文字
会話率:45%