森で孤独に暮らしていた妖精のルナリアは、ある日顔に人面瘡を持った赤ん坊を拾い世話をすることに。
慣れない育児に奮闘しながらも楽しい日々を送っていたが、自分にもしもの事があった場合を踏まえて赤ん坊を人間社会に帰すことを決意。
しかしこのまま帰
しても人面瘡によって周囲から虐げられるかもしれない。そう危惧した彼女は、妖精から人間へ能力を一つ授ける事が出来る魔法“妖精の祝福”を赤ん坊に施したのだった。
20年後。突如として森が何者かに襲撃され、ルナリアは深手を負うも、近くの村の住民の助けにより一命を取り留める。
そのまま村で療養していた彼女のもとに、一人の男が現れた。
その男は顔のほとんどを覆い隠すように仮面を付けていたが、唯一露出している右の目元には見覚えのある祝福の証。
「ぼうや……?」
ルナリアが尋ねると男は仮面を外した。
これまた見覚えのある人面瘡に、あのときの赤ん坊なのだと確信した彼女は再会を大いに喜んだ。
しかしその後の会話で彼が王子だと判明し、大変驚愕するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-23 20:16:16
49682文字
会話率:33%
ちょっぴりカワイイ人面瘡と過ごす奇妙な生活。鬱陶しいことこの上ないけど、ちょっとだけカワイイ。ちょっとだけね。
最終更新:2022-12-16 19:03:21
983文字
会話率:14%
鳥肌のたつものを発表してしまい、誠に申し訳御座いません。
最終更新:2020-06-01 20:32:09
433文字
会話率:16%
人面瘡を見たくはないかと、黒田さんは尋ねてきた。
僕は、見たいと答えた。退屈だったからだ。
――2009年の夏、玄田智紀は13歳だった。足の骨折で入院していた智紀は、ある日病棟で、謎の美女、黒田さんと不思議な約束を交わす。それは、
人面瘡を見る代わりに、彼女の怪談話に付き合うというものだった。
黒田さんは、人面瘡で入院しているというのだ。
怪談を通して仲を深めていく二人。しかし智紀の身には、衝撃の結末が待ち受けていたのだった……。
※8月22日~8月29日まで、毎晩投稿します。1話は大体1000~2000字くらいで、最終的な文字数は2万5000字ほどになる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-29 20:00:00
25228文字
会話率:31%
題名「人面瘡(じんめんそう)は、どこにいる!」
「僕が独り言を言っていたと……? いや、それは違う。ちゃんと相手がいた。僕は自分自身の人面瘡と話してたんだ。
本当だ。でも、まさか君に聞かれていたとは……。
そうだね。人面瘡だなんて、
信じろと言う方が無理だ。いくら幼馴染の君でも……。
違う。ずっと前からだ。小さいし気付かれにくい場所にある。
分かった。仕方がない。嘘か本当か、今から見せてやろう」
彼は立ち上がるとズボンから出し、ペロンと先っぽの皮をむいた。
了折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-19 23:51:07
1218文字
会話率:68%
ある小さな病院を訪れた女性。
自分の方が病人でないかと疑いたくなる不健康そうな医師とやる気が見られない看護師二人だけの病院だが、彼女を救えるのはそこしかなかった。
普通の病院が匙を投げる奇怪な病に医師の診察が行われる。
最終更新:2018-06-23 23:15:36
4397文字
会話率:52%
ヒキコモリの俺は、日常に満足していた。
だが最近、ひとつだけ気になっていたことがある。あごにできたフキデモノだ。
そいつは少しずつ育って行き……やがて、不思議なことが起こり始めた。
最終更新:2017-03-08 20:36:09
6479文字
会話率:11%
腕に現れた人面瘡の『彼女』と共存する道を選んでから、僕の人生は大きく変わった。悪い方向では無く、明るい未来に向かって。
最終更新:2013-02-22 17:00:00
7799文字
会話率:44%
蒸し暑い夏のある夜。俺は通り魔と遭遇し、襲いかかられた。
からくも命は助かったが、通り魔につけられた傷が人面瘡となって喋りかけてきた。
「よお、兄弟」
最終更新:2010-03-14 22:50:13
4295文字
会話率:27%
自分の体に現れた人面瘡に従う「僕」は、いつしか「彼女」を満足させるだけの道具になりさがった。
最終更新:2010-02-26 20:44:52
6811文字
会話率:9%
ある時、クラスメートの後頭部に傷があるのが見え、それからしばらくが経つと、それは言葉を喋り始めた。『助けてくれ、』それはどうやらそう言っているようだった…
最終更新:2009-09-17 23:52:06
750文字
会話率:30%