凛々しい姿の女騎士は、キャラ崩壊に屈することなく夢を追う。
FPSなどのゲームにおけるトリックショットとは、いわゆる魅せ技だ。
装備の高速変更に、謎の回転、そして空中に浮いてる状態で攻撃する。
その他方法は様々だが、客観的に見たら”変な動
き”になってしまうことが多い。
剣と魔法の異世界で、女騎士ラス・フォートには秘密があった。
それは、前世が別世界のゲーマーだったこと。
『ボス敵を、最高にカッコよく倒したい』
ラスは究極の自己満足のために、試練を受ける。
そう、全ての努力は、一瞬のために──
(週二回、月・金更新)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 12:00:00
32763文字
会話率:26%
「戦うのも痛いのも好きじゃありません。ただ、斬るのが好きなだけです」
剣を愛し剣に愛される、誰よりも笑顔が似合う白銀の髪の少女。
ツルギ=ヴォルフラム。
「剣が肉と骨をすり抜ける感触。血の匂い。命が天に召される刹那の愉悦。その一瞬の
幸福こそが生を実感するのです」
魔術と科学が根付いた混沌の時代。
魔導帝国ヴェルトリーチェで繰り広げられる戦争の中心で、剣に狂った少女は祈りを捧げる。
「何故軍に入隊したのか、ですか? だって合法的に人を斬れるじゃないですか。何人斬っても赦される。斬れば斬るほど褒められる。こんなに素晴らしいことはありません。ここは――――――――私の楽園です」
人道も倫理も常識も、全てを斬り裂く剣戟無双のダークファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-07 06:00:00
132502文字
会話率:58%
若くして妻に先立たれた主人公は、ある晩遅く帰宅すると、倒れ息絶えた妻を見つける。
警察や病院での手続きに追われながら、遺体安置所で対面した妻の顔は苦しそうにむくみ、受け入れがたい現実を突きつける。
急遽行われた家族葬では、戒名に戸惑いつつも
、最後まで見送るしかなかった。
妻の骨は遠方へ持ち帰られ、気軽には参れない墓の存在が、主人公の心にさらにぽっかりと穴を開ける。
その後、独りの空虚を埋めようと人と会い、飲み会に参加し、時には夜の店で一瞬の温もりを求めてみるが、記憶が呼び起こすのは常に妻の笑顔と喪失感だ。
それでも時が少しずつ前に進むにつれて、主人公の心はかすかな再生の予感を抱くようになる。
この先も悲しみは消えないと悟りながらも、彼は妻が残した思いを抱え、歩み続けていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 01:48:44
4420文字
会話率:8%
この世界には妖怪がいる。「怪者払い」と呼ばれる妖怪を払う職に就く高校生、楠木駿太郎は子供の頃に助けた女の子に緑色のペンダントを手渡したことを今でも覚えていた。
時は流れ現代。「怪者払い」の任務中、森の中で妖怪の少女を意図せず助けてしまう。助
けた妖怪の少女に目を向けるとその妖怪の少女の首には子供の時に助けた女の子に手渡したはずの緑色のペンダントを首から下げていた。見間違えかどうかすら分からない中、一瞬の隙をついて妖怪の少女はその場から逃亡する。
後日、駿太郎の高校に転校生がやってくる。朝凪玲依と名乗るその転校してきた少女はその妖怪と瓜二つの容姿をしていた。
転校してきたのは妖怪なのかそれとも人間なのか。
人間と妖怪、分かり合うことの無いふたつの存在はいずれ────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 21:54:10
3693文字
会話率:41%
大学生として普通の日常を送っていた主人公・レイン・ローレンは、突如として眩い光に包まれ、意識を失う。そして目覚めると、そこは木造の家や田舎の風景が広がる異世界。自分が10歳という幼い体に生まれ変わり、しかも「村人A」という職業で生きる運命に
あると知る。さらに驚くべきことに、彼の頭には常人では到底持ち得ない全てのスキルが記憶されており、剣技や魔法、錬金術、さらには料理や建築に至るまで、あらゆる技術が一瞬で叩き込まれていた。
最初のエピソードでは、異世界転生とともに表示された自身のステータスに戸惑いながらも、現実を受け入れるレイン。日常生活の中で村の仕事を覚える過程で、彼の才能が自然と発揮され、薪割りの際には誰もが驚くほどの腕前を見せてしまう。大人顔負けの技量に周囲の期待と疑念が交錯する中、レインは自分のスキルを隠しながら慎重に生活していかねばならない状況に追い込まれる。
続くエピソードでは、狩りに出かけた際、父親であり村の中堅であるグラムとの共闘を経て、通常では到底打倒できない巨大な魔獣「グレートボア」を一瞬の判断と圧倒的な能力で倒してしまう。その驚異的な成果に、父グラムも思わず驚嘆し、彼の未来に大きな可能性を感じる。だが、同時にこの超常的な才能が周囲に知れ渡れば、利用されたり迫害されたりする危険性も孕んでいることを、レインは痛感するのだった。
このように、レインはただの村人として平凡な生活を送るはずが、裏では全スキルを操る最強の存在として、異世界での新たな運命に立ち向かおうとする――才能と危険が交錯する冒険譚が、今まさに幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-02 15:00:00
28053文字
会話率:35%
-Your Only Story Online-
あなただけの物語を紡ぎましょう
天体オタクの主人公がVRMMOゲームのCMの一瞬の星空に心奪われてゲームを始めるプレイ日記のようなものです。
主人公目線でストーリーは進んでいきます。
主人
公がゲーム内で冒険しつつ天体観測を行うために奮闘する物語です。
NPCの師匠から天体魔法を教わり、後に出てくるフレンドたちとクランを組み、基本ソロ、そこそこパーティーを組んで幻想世界を冒険しよう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-25 06:00:00
1598769文字
会話率:43%
あらすじ
2025年、天才科学者・椎名光一郎は、光速と相対性理論の限界を超え、「時間と空間を制御する」研究に没頭していた。人間関係を拒絶し、純粋な好奇心だけを原動力とする彼は、自分の知性を信じ、自身のコピーである人工知能「コーシー」と共に
孤独な研究を続けていた。
そんな中、彼の手によって完成した「ルミナス・コア」という装置は、光速を制御することで時間そのものに干渉できる可能性を秘めていた。しかし、実験の最中、予期せぬエネルギーの暴走が発生。ルミナス・コアの光は制御を超え、次第に空間を歪めていく。その様子は、まるで人知を超えた何者か――神の介入を匂わせるものだった。
装置は制御不能となり、空間を飲み込むように広がるブラックホールのような現象が発生。科学に絶対の信念を抱いていた椎名は、その破滅的な光景を前に「科学を過信していたのか」と一瞬の後悔を抱く。そして彼自身も暴走するエネルギーの中心に飲み込まれ、意識を失う。
だが、それは彼の終わりではなかった。目を覚ました椎名が立っていたのは、現代とは全く異なる、魔法が支配する異世界だった。科学と魔法、人知を超えた存在が交錯するこの世界で、椎名の新たな物語が幕を開ける。果たして彼は、科学と信念を武器に何を成し遂げるのか。そして、暴走したルミナス・コアの謎、神の影はどのように絡んでいくのか――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-23 22:11:13
139394文字
会話率:25%
ある夏休みの夜、僕は月明かりに照らされる君に出会う。しかしそれは、ほんの一瞬の出来事で、いつのまにか記憶の端に埋もれてしまう。少し月日が経ち再び2人は出会う。互いに秘密を抱えて。
最終更新:2025-02-23 16:57:55
657文字
会話率:29%
貴族の名門に生まれながら、生まれつき脚が不自由で「公爵家の恥」と陰口を叩かれてきた令嬢。華やかな舞踏会の喧騒から遠ざけられた彼女の唯一の拠り所は、人知れず花を育てる小さな庭園だった。そこに咲く花で飾られたドレスをまとい、誰かに優しく手を差し
伸べられて踊る――そんな夢を抱き続ける彼女の前に、ある青年が現れる。周囲の圧力に押し潰されそうになりながらも、想いを通わせ、秘密の計画に踏み出す二人。けれど、その儚い希望を揺るがす大きな試練が迫るとき、夕暮れの庭で咲く一瞬の奇跡が、静かに彼女の運命を変えていく。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 12:36:51
12336文字
会話率:41%
人類は22世紀に突入し、科学技術が飛躍的な発展を遂げた。しかし、突如として発生した未知の細胞、『Z-細胞(BB)』が、人類の運命を大きく変えることになる。BBは人間の細胞に侵入し、遺伝子変異を引き起こした。その影響で大半の人類は命を落とし、
わずかに生き残った者たちもまた、いつ変異するかわからない不安と共に生き続けていた。
BBによって変異した者のうち、ごく一部は「黒化(ダーク・インストール)」と呼ばれる現象を起こし、超人的な力を手にする。しかしその代償として、記憶と人間性を失い、破壊の限りを尽くす化け物へと変貌してしまう。一方で、完全に知性を喪失した「劣化」個体も多発し、文明の崩壊を加速させた。
それから千年。
人類の大都市は崩壊し、荒廃した廃墟となり、世界は「終末期」と呼ばれる時代へ突入する。生き残った人々は「影」に侵食されない僻地へと逃れ、小さな集落を作り、細々とした生活を続けていた。
そんな世界の片隅、辺境の町・ルカに住む少年、クロノア・クロリスは、BBに汚染されながらも変異を免れていた。しかし、彼の幼馴染であるロゼ・スカーレットは、変異の兆候を見せ始めていた。
ある日、変異を遅らせる薬草「スズラン」を探しに山へ向かったクロリスと親友のポポルは、帰還した町で凄惨な光景を目にする。家々は炎に包まれ、住民たちは逃げ惑い、破壊の中心には変わり果てたロゼがいた。
彼女は完全な「影」と化し、かつての記憶を失い、仲間だった人々を手にかけていた。クロリスとポポルは必死に彼女を呼び戻そうとするが、その声はもはや届かない。ロゼは一瞬の躊躇を見せるも、やがて完全に「心」を喪い、2人へと牙を剥く。
彼女の攻撃により、クロリスは瀕死の重傷を負う。命の灯火が消えかけたその瞬間——彼の中で「変異」が起こった。
しかし、その変異は通常のものとは異なっていた。クロリスはBBを浄化する特殊な能力を宿した、『第3世代(ザ・サードバースデー)』と呼ばれる新たな存在へと進化したのだった。
これは、BBという“星の癌”に抗う最後の希望となった少年の物語である。
そして、彼と共に生きる者たちが、荒廃した世界で「生存」という名の戦いに身を投じていく——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-19 23:21:54
6593文字
会話率:16%
霞ヶ関千春は「永遠の記憶」を持つ少女だった。死んでもなお、違う魂になって生き返り、数え切れないほどの人生を繰り返してきた。しかし、どれだけ時を経ても、彼女の記憶だけは消えることがなかった。やがて千春は生きることに絶望し、自ら命を絶とうとす
るが、その度に新しい人生を与えられ、終わりのない苦しみを味わい続けていた。
そんなある日、千春はある少年と出会う。彼の名は平山久遠。彼は「たった1日の記憶しか持たない」少年だった。昨日の出来事を一切覚えておらず、毎朝新しい世界で目を覚ますように生きている。
千春は久遠との交流を通して、これまで忘れていた「日常の美しさ」に気づいていく。繰り返される時間の中で、彼が見せる笑顔や、何気ない一瞬の輝き。その一日一日が、千春にとって新鮮なものになっていった。
しかし、やがて千春は久遠の「記憶が1日しか持たない」理由を知ることになる。それは、彼がある"選択"をしたことに起因していた。そして、その選択が意味するものを知ったとき、千春は自らの"呪い"と向き合い、ある決断を下すことになる——。
永遠を生きる少女と、一日しか生きられない少年。
交差する二つの運命が導く結末とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 14:01:38
2507文字
会話率:47%
高校で付き合っていた彼女。
初恋の相手で、幼馴染。
浅倉カオルにとって、晴町美波は人生の全てを変えてくれた女性だった。
恋人になって1ヶ月。
初デートを記念して、美波が行きたがっていた東京ディズニーランドに、1泊2日の旅行へ。
そこで2人は全ての経験をして、新しい朝を迎えた。
彼女と将来についてを話し合っていた。
高校を卒業して、大学に入って。
その後のこと。
「未来」についてを。
明るい未来が待っていたはずの彼らの背後で、影が忍び寄る。
東京から家路に着くまでの帰り道。
そこで2人を襲った一本の刃物が、夜の街の下に伸びる。
命を落とした美波と、大怪我を負ったカオル。
彼は彼女の葬儀に参加することもできず、彼女のいない世界で新たな日常を迎えることになった。
そんなある日だった。
美波が大事にしていたフルサイズの一眼レフカメラを手に取った時、彼の頭の中で走馬灯が走る。
カメラを構え、何気ない日常の風景を撮った時、世界が移動していることに気づく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 01:21:00
345文字
会話率:0%
犬と猫、どちらが優れているのか――この議論に終わりはない。
「ワイらは散歩で健康も守っとるんや。ネコカスは寝てるだけやん」
「いやいや、寝てるだけで癒しを与えるのが最強やろ?」
散歩派の犬、ゴロ寝派の猫。毎日繰り返されるスレッドでは、互
いの主張がぶつかり合い、譲り合うことなく議論は続いていく。
犬がしっぽを振れば、猫はゴロゴロ音で応酬。そんな言い争いの中で交わされる何気ない一言や、一瞬の静寂が、時にはスレッドを大きく動かすこともある……かもしれない。
今日も、彼らのレスバトルは熱を帯びていく――。
週1更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-18 20:00:00
70011文字
会話率:0%
魔王歴9999年12月31日
この日、エルドラド帝国第3皇子アッシュにより魔王インディゴは討ち取られた。
頭を失った魔王軍は一瞬のうちに崩壊し、その多くは奴隷として一生を終わらせる事となった。
翌日、人類歴1年1月1日
アッシュら一
行は帝王に名誉を称えられ、”英雄”となった…。
…人類歴50年、ある湖の中で彼女は目覚めた。
湖岸に手をついて、ゆっくりと体を起こす。
魔王インディゴは目覚めたのだ。
魔王である自分を討ち取った勇者と、
もう一度戦うため、彼女は旅を始める。
旅の果てに待つものとは…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-16 22:57:19
68307文字
会話率:30%
僕たちが住む地球の世界は、技術や文化の発展を繰り返し自動化や宇宙開発など目覚ましく次の時代へと進んでいたが・・・。一瞬の異変で夢世界体感ゲーム「DREAM」の世界に代わってしまった。のちにこの異変を大勢の人々は「DREARorREAL」で呼
ばれるようになった。
一人の少年をめぐるゲームが始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 22:43:57
7799文字
会話率:57%
暗殺者として暗躍していた男、ブラッドは任務中に一瞬の隙を突かれ、後ろから刺されてあえなく殺されてしまった。
しかし、殺されたとはいえ暗躍していた暗殺者というのは事実。転生先でも暗殺者としてバリバリと任務をこなしているかと思えば……ブラ
ッドは拾ってくれた少女、アルナとのんびりまったり暮らしていた!?
前世では確かに暗殺に明け暮れていたブラッド。だが、今ではアルナと一緒にご飯を食べてお風呂に入って、そして一緒に寝て……どうしてこうなった。
※この作品は、短編として投稿した「暗殺者として暗躍していた俺、転生先で少女に拾われ一緒に寝る。」の長編版です。
※この作品は、アルファポリスにも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 07:20:00
28190文字
会話率:72%
暗殺者として暗躍していた男、ブラッドは任務中に一瞬の隙を突かれ、刺されてあえなく殺されてしまった。
しかし、殺されたとはいえ暗躍していた暗殺者というのは事実。転生先でも暗殺者としてバリバリと任務をこなしているかと思えば……ブラッドは拾
ってくれた少女の隣でぐっすりと寝ていた!?
前世では確かに暗殺に明け暮れていたブラッドだが……どうしてこうなった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 07:04:07
8807文字
会話率:68%
三年前、坂庭和也を男手一つで育ててくれた祖父が突然失踪した。
祖父の実家から送られてきた遺品は、木の箱と遺書のみ。
遺書には『これを託す』と書かれているだけで、木の箱は継ぎ目一つなく開けることもできないように思えたが、和也が手を触れた瞬間、
箱は真っ白な光とともに砕け散り、中には錆びた一振りの刀が入っていた。
刀を手に取ろうとした瞬間、再び視界は真っ白に染まり、一瞬の浮遊感の後、和也の意識が途絶える。
そして和也は、見慣れない森の中で目を覚まし――
祖父が残したものはいったい何だったのか。和也の力とは。
異世界転移神話アクション物語、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-10 00:48:41
4422文字
会話率:29%
これは、とある事件の記録。勘が取り柄の自称名探偵・明智 護(あけち まもる)と、居候の作家・嶌 優史(しま ひろふみ)の元に有名ミステリー作家・中森 敦子(なかもり あつこ)の初イベントの招待状が届く。参加した二人は売れない記者・金子 恵(
かねこ めぐみ)と共に、イベント会場で起こる奇怪な事件の真相に迫っていく。謎が解き明かされたその果てで彼らは問われる__『幸せとは何か』。欠けた幸福の器を満たすものとは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:49:15
9014文字
会話率:60%
痛みすらない一瞬の死だった。再び殺される10分前に戻ったレティは、デスループ八度目にして両手で顔を覆って叫んだ。「戻すならもっと前に戻してよ!!!」と。レティは平凡な薬師である。しかしある晩、見知らぬ男が突然家に押し入ってきて殺されてしまう
。そこからレティのデスループが始まった。タイムリミットは10分しかない。どうにか生き延びようとするものの、やがてレティは目を背けていた事実に向き合わざるを得なくなる。街で噂を聞いたのだ。幼馴染で恋人で、今や世界を救った勇者となったルーファスが、王女様と結婚するのだという噂を。……いったいだれが自分を殺そうとしているのか? ルーファスなのか、それとも……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 10:42:38
11464文字
会話率:29%
「一つ私が作った話をしよう。只のそこら辺に転がっている話の様に面白く無いが、聞いてくれ」
私は衝動的に美しい女性を殺してしまった。彼女は誰もが振り返るような魅力的な存在だった。語り手は特別な理由もなく、ただ一瞬の気まぐれで彼女の命を奪って
しまった折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-27 03:31:34
1163文字
会話率:5%
兄子《せとし》は、病弱な妹《まい》の助けになりたくて、お金を稼げないかと調べると、ハイリターンを強調するFXの自動売買のサイトが目に留まる。
EAを作成するが上手く行かない。
空を見上げていると、誰かが、何かを、教えてくれている気がし
た。
その後作りあげたロジックは、もの凄い成績を上げ金銭的な問題は解決した。
でも妹の病が治った訳でもなく、いつ兄子の前からいなくなるか分らない。
妹が生きた証を残そうと、天体観測をして新しい彗星を見つけ、命名権を得た。
だが彗星の軌道は、太陽に接近しすぎる為、消えて無くなる。
彗星は更に木星の軌道付近で二つに割れ、βと識別された方は地球への衝突軌道を突き進む物と天文台の軌道計算で明らかになった。
しかし核が小さく、大気圏内で燃え尽きるとされた。
二人で命名した彗星を観測する為、バルコニーに出てその時を待つと、βが火球となって二人の方へ向かって来る。
燃え尽きた時、光球が軌道を修正し、一瞬の間に妹を襲った。
椅子から滑り落ちた妹の傍に寄った直後、衝撃波が到達し兄子は覆い被さる。
最悪に事態を思うと恐ろしかった。
心肺の状態を確認し妹の部屋のベットへ、全身が熱い、昔から高い熱を出す事が多かった。
熱さましを探し帰って来ると、よほど暑かったのか下着姿で横たわる。
それでも暑いから、服を脱がせて欲しいと言う。兄子は汗を拭く為に応じる。
病院に行こうと問うと、「あは是汝が幸魂奇魂なり」と言う。
言葉が分からない。
して欲しい事があるのか。何でもする。だから病院に行こうと言うと。
「なが身の成り余れる処をもちて、あが身の成り合はざる処に刺し塞ぎたまへ」
解る様に言ってくれと言うと、「あとなと、みとのまぐはひせむ」と言う。
まぐはひ(い)、時代劇で使われていた言葉で、記憶のから想起出来るのはセックス。
まぐはひを終え、眠りにつく妹の頬に触れた時、カッターで指を切った時の様な鋭い痛みがして手を引いた。
妹の顔を見ると、細かい泡がふつふつと湧いている。
泡立ち溶けて行き、直径60cm程度の透明のゲル状の塊となった妹。
球の中央には脳が、脊髄神経を尾っぽの様に垂らし浮かぶ。
失意に嘆く兄子に猛烈な眠気が襲い、【あを愛しく思ひて寝をしなせ】と頭の中で懐かしく感じる声を聞きながら倒れ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:05:47
268022文字
会話率:62%
(この作品は21話以降を改訂したもので序盤は改訂前の物と同じ内容です)改訂前版 https://ncode.syosetu.com/n3537iq/
中学二年生・神成翔はうさぎを庇って雷に撃たれ死んだ。
異世界転生した姿・少年スカー
ズは人間ではなく、地上で生まれ育った神の子である。
彼は大地の神と空の神を両親に持つ混血の神だ。
彼の両親は天界で結婚を反対され地上に落ち延び生活しスカーズを育てた。
スカーズは両親に愛情だけでなく人として大事な事を教わった。父には剣術や勇気、母には「逃げ足の速さ」を身に付ける事を教わった。
母の教えは「スカーズの逃げ足の速さで無用な争いを避ける平和主義者となり、弱い者を連れて助けてあげなさい」と言う意味でありスカーズは生きる信条として胸に刻み平和主義に生きようとした。
しかし、身分を偽り地上で生活する神族を迫害する軍に突然家が襲撃される。
そして一瞬の内に殺された。
怒りと悲しみを胸にスカーズは母が死に際に言った「各地で迫害された、私達と同じ地上に落ちた神族を集めて助け、神の理想郷まで届けてほしい」と言う言葉を聞き今後の目的として胸に刻む。
スカーズは空を切る「大空の神術」や、地熱を操る大地の力を併せ持っており、さらに大ピンチになると天から雷を呼んだり地震を起こす事も出来ます。
母親から託された使命遂行による主人公の成長、また差別されている人達を通じて人種問題を描きます。
スカーズはエクスド軍との激しい戦いを潜り抜け理想郷にたどり着けるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-20 19:25:58
178365文字
会話率:51%