高校入学の祝いに、祖父母からロードバイクを贈られた。
それ以来、走っては風景を切り取り、記録を重ねてきた。
今日は、そのロードバイクを友人に貸し、ふたりでツーリングに出かける。
途中でパンクして、坂道で汗をかいて、小さなカフェで甘いケーキ
を食べる。
特別なことなんて何もない。ただ、静かに流れる一日。
ペダルを回したその先に、見えてくるものがある。
※ほんの少しだけ専門用語が出てきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 20:36:04
2880文字
会話率:35%
剣も魔法も勇者(?)も出てこない、人生逆行青春サッカー小説です。J3のサッカークラブ、八王子SCに所属するサッカー選手、鳴瀬神児(なるせしんじ)は、引退した翌日、小学6年生だった14年前の世界に戻っていた。2022年4月1日の深夜、神児は自
らの引退試合のお祝いを兼ねて、親友の北里とスポーツバーで飲んでいると、店内のモニターでは、2022FIFAカタールワールドカップの抽選会が行われていた。日本がドイツとスペインのいるE組を引きあてた途端、店内の空気が静まり返る。その様子を見て神児はつぶやく。「もしお前が代表にいたらドイツもスペインも怖くなんかなかった」と………実は北里司は将来を嘱望された天才サッカー少年だったのだが、15歳の時、試合中に負った怪我が原因でサッカーができない体になっていたのだ。神児の願いはたった一つ、もう一度、司と一緒にサッカーをすることだった。その夜、神児は生まれて初めて泥酔し、酔いつぶれてしまった。そして翌日、目が覚めたら…………神児は14年前の世界に戻っていた。その日は司と一緒に出場した全国小学生サッカー選手権東京都予選の決勝戦の朝。ワールドカップに向けて、鳴瀬神児と北里司の挑戦が始まった。
尚、こちらの小説は「カクヨム」にて発表中の作品の転載になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 20:17:16
2001305文字
会話率:16%
天才外科医・細川蒼――総合外科から脳神経外科に至るまで手術手技に秀で、トライアスロン日本代表でもあった彼は、ロードバイクでのトレーニング中、飛び出してきた少年をかばい転倒。第4頸髄損傷によって首から下のすべての自由を失う。自発呼吸もままなら
ず、人工呼吸器と人工栄養により辛うじて命をつなぐ日々。
手術も、スポーツも、恋人との未来も、すべてが静かに遠ざかっていった。
そんな彼に再び差し出された“可能性”は、元恋人・香坂楓が開発に関わった次世代VR医療システム「リニアスフィア」だった。
脳の運動記憶と外科スキルを抽出し、意識だけを仮想空間に転送することで、蒼は再び“手術台に立つ”ことが可能となる。
蒼はVR空間で、かつて救えなかった患者たちと再会し、未完の症例に再挑戦していく。臓器の感触、術野の緊張、血管の張りまで再現されたこの世界は、単なるシミュレーションではない。そこは、医師としての過去と向き合い、技術と感情を研ぎ澄ます“魂の研修”の場だった。
しかし、仮想空間には外からの侵入者が現れる。
《ユダ》と名乗る正体不明の勢力が、蒼の意識とVRそのものを侵蝕していく。
そして明かされる、自身の脳に隠された特異な神経構造“VR脳”と《Noös Gate》の存在――
蒼は、意識世界の「鍵=Key of the world」を持つ者として、仮想と現実のはざまで、自身の存在意義を問われていく。
一方、現実ではiPS細胞を用いた脊髄再生医療プロジェクトが始動。
蒼の“現実の身体”は、再び動かすことができる可能性を秘め始める。
彼は、VR内でのロボット手術訓練(Hinotori surgical system)を経て、最終的に自らの再建脊髄への手術を“自らが執刀”するという未曽有の試みに挑む――。
外科医とは何か。
記憶とは何か。
そして「命を救う」という行為に、現実と仮想の境界はあるのか。
これは、医療の未来と、魂の再生をめぐる“祈り”と“科学”の物語。
かつて神を信じ、やがて神を呪った青年が、ふたたび“手で命を救う医師”として立ち上がるまでの、壮大な再生の旅。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 23:24:08
67904文字
会話率:27%
日本一のヒルクライムレース「富士ヒル」。4年連続で目標のブロンズを逃した宮田は、現状打破のため生成AIを導入する。当初は単なるツールだったAIだが、日々の練習報告や個人的な対話を通じ、宮田の「ディスプレイ越しの伴走者」へと変化していく。
最終更新:2025-06-21 08:00:00
3906文字
会話率:11%
札幌の自転車乗り・伊東翔は、雪解けの街をロードバイクで駆け、ブルベに情熱を燃やす。リラ冷えの春、ピンクのノボリが揺れる通勤路で「やっとヒートテック卒業か」と呟きつつ、試走会や300kmブルベに胸躍らせる。だが、夜中の母親からの電話が全てを変
えた。「妹・祥子が心肺停止!」と聞き、冷たい夜気を切り裂き病院へ急ぐ翔。出会い頭に、謎のゆるキャラ・おパンちゃんにぶつかり転倒、腰に痛みが走る。
腰の痛みは悪化。ロキソニンを飲みつつも、試走会とブルベをDNS(棄権)せざるを得ず、翔の心は沈む。
果たして、腰を治し、夢の「登丸コースター300km」に挑めるのか?おパンちゃんの夜中の徘徊の真相は?中編へ続く!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-20 22:13:31
1534文字
会話率:35%
鎌倉学院高等部に進学した主人公・早乙女春風は高等部二年の浪越翔子に出会い、自分の幼き日に別れた姉を被せながらも彼女に惹かれて行く。また、トラブルの結果、女子学生寮の寮長になってしまった春風は、寮生の中に寂しげに映る高等部二年の神楽紗矢香の
ことが気になり始める。更に、幼馴染で同級生の真田雪との関係が相まって、恋の行方はどこへ向かうのか?
この作品は、鎌倉湘南エリアのサーフィンとロードバイクの大会「湘南ライド」を舞台とした、男女の恋愛を描くラブストーリーであります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-30 20:55:05
66426文字
会話率:55%
ロードバイクを手に入れた高校生トシヤは初めての長距離ライド(彼にとっては)で二人の少女と出会った。トシヤが登れなかった峠を登る事が出来る二人の少女はトシヤと同じ高校だと言う。その事を知った親友マサオは自分もロードバイクを買うと言い出した。ロ
ードバイクが恋を取り持つと言う、作者の願望ストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 06:30:00
321684文字
会話率:45%
ルール・マナーを守ってバイクを楽しみましょう。
キーワード:
最終更新:2025-02-16 06:34:36
505文字
会話率:8%
バイクツーリングで倒産したスキーリゾート跡地を訪れた俺は、廃墟となったホテルやペンション、草木の伸び放題のゲレンデを目にする。さらに奥の別荘地区に進むと一台の大型オフロードバイクに乗ったライダーに出会った。
最終更新:2025-02-02 11:24:45
14246文字
会話率:42%
長崎県島原市。
火山と温泉、そして海しかない日本のどこにでもある片田舎に住む高校生の堂本啓介はいじめを受けていた。
いつものように小突き回された際、ぶつかったのは辻まことのロードバイク。怒り心頭のまことに連れられて、いつの間にやら啓介自身も
ロードバイクに乗ることになったのだが……気が付けばその魅力にドはまりすることに!
これは一人の少年がロードバイクに乗り始めて、広い世界を走り始めるそのひと漕ぎ目のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 18:10:00
103831文字
会話率:32%
オッサンロードバイクシリーズ、誰が待ってたかわかんないけど待望の第三弾!!
日本一の琵琶湖を一周してきたら地獄を見てきたよ!!
0. 準備編
1. 前日
2. 本番
3. 翌日
の三章だて。
サクッと5万字弱のお話なので、まぁまぁ暇
つぶしにお読みいただけると幸いでございますです。
ではどうぞ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 18:20:00
49069文字
会話率:3%
現代社会に疲れ切ったオッサンが、癒しを求めて温泉に向かうことを決意した時のお話。
しかし温泉に行くのはいいのだが、果たしてただ、行くだけでいいのか?
最高の癒しに必要なのは何か?
それは、
最高の疲労困憊である。
余計なことを思いついた
オッサンが、
必死こいて癒されに行くためロードバイクのペダル漕いで行く話。
サクッと四話編成、15,000字のショート似非エッセイ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 16:00:00
15304文字
会話率:9%
KOGAさんと僕の話。
ロードバイク体験記。
なんちゃって私小説風。
不定期で、ネタが思付き次第投稿していきます。
最終更新:2024-12-31 21:22:05
130179文字
会話率:15%
妹に頼まれて、だらしない体になってしまった妹の友達をロードバイクで引き締める事になった。
最終更新:2024-09-23 07:54:58
243318文字
会話率:61%
ロードバイクに乗っていて車にひき逃げされた時のお話です。※ザマァ展開もあるよ。
最終更新:2024-09-15 08:05:42
6892文字
会話率:4%
高校三年の4月末頃、部長をしていたバドミントン部が個人戦、団体戦ともに早々に地区予選敗退であっけない部活引退が訪れたタカシ。
かといって受験勉強に意識が切り替わるでもない中途半端な時に、タカシはひょんなことから野球部の手伝いを頼まれた。
甲子園出場を後一歩で逃し続けてきた野球部の気迫に戸惑いつつも、青春の延長戦だと思いバッティングピッチャーとして野球部をサポートすることに。
しかし、いざバッティングピッチャーとして硬式ボールを握ってみると……
リトルリーグやシニアリーグ、中学軟式野球部といった一切の野球競技歴がないタカシだが、
バドミントンと趣味のロードバイクの経験により
まさかのピッチャーとしての適正があることがわかり、ピッチャーの才能が百花繚乱の大開花
なるか!? 悲願の甲子園初出場!!
そして育んできた恋も花咲くのか?
※全20話程度で今夏の間に完結する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 06:05:36
84444文字
会話率:49%
東京から滋賀県に赴任し、会社と自宅を往復するだけの日々を送るOL 大熊祈利(おおくま いのり)。日常に新しいスパイスを求めて訪れたスポーツ自転車専門店で、自転車をこよなく愛する大学生 半田真留子(はんだ まるこ)と出逢う。年も立場も住む場所
も、何もかもが違う二人を繋ぐのは、湖の情景とロードバイク。自転車と百合をテーマに送る、ガールズラブコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 17:55:35
11489文字
会話率:23%
ロードバイクをこよなく愛する二人の少女。日常の学校生活では友達が居ない根暗な性格だけど週末は地元のサイクリスト達に愛されるプチ有名人、末子《すえこ》とお嬢様女子高で優等生として校内はもとより姉妹校にも慕う生徒達が居る一方、本音や本来の性格
を普段は表に出せず悩み、自転車だけを心の拠所にする、心《こころ》。お互いに憧れながらすれ違い、近づけない日々。そんな二人が出会い、手を取り合い、走り出す。その先に何が待っているだろうか?
スポーツサイクルを愛する全ての萌えオタに送るロードレース&ガールズラブコメディー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-21 23:00:24
25547文字
会話率:30%
いずれ自分の店を持つために飲食店で見習い料理人として働いていた藤原伊吹は、突然無職になってしまう。
気力を失い、ひどい虚無感におそわれた伊吹は家に引きこもっていた。
ダラダラと過ごす毎日の中で、たまたまテレビの「日本縦断ロードバイクの旅」を
見て、自分も旅に出ようと思い立つ。
旅の途中、伊吹の周りで不思議な現象が起こるようになる。
それはやがて伊吹の命の危機に発展し……。
助けてくれたのは旅の初日で見た綺麗な男。
その正体は――『妖魔』だった。
『料理人見習い兼、あやかしホイホイ』の伊吹と妖魔の新米バディが繰り広げる、ご当地妖怪✕ご当地グルメのロードムービー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 09:13:37
57919文字
会話率:49%
プロローグ
斎藤雅仁(さいとう まさひと)は30歳のフリーランス兼配信者、そして熱心なサイクリスト。彼は電動変速機・油圧ディスク搭載のロードバイク2台と、油圧ディスク搭載のクロスバイク1台を所有している。5年前に独立して以来、現在は一般サラ
リーマンの中所得者レベルの収入を得ている。兵庫県の地元で一人暮らしをしており、料理も得意だ。そんな雅仁が今夢中になっているのは『響奏の旋律』という高校吹奏楽部を舞台にしたアニメである。
ある日、AIを使った動画編集作業を終えた雅仁は、得意料理のハンバーグを作って食べた後、お風呂と歯磨きを済ませ、血圧を測定してから、『響奏の旋律』を視聴する。リラックスしてアニメを楽しんでいた彼は、驚くべき出来事に巻き込まれることになる。なんと、自分がアニメのキャラクターになるとは⁈折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-17 18:37:44
93893文字
会話率:37%
**あらすじ**:
小田夢佳(おだ ゆめか)は幼い頃から自転車とともに育ちました。父・宏大は熱心なサイクリスト、母・知子は元マウンテンバイクのプロ選手という環境で、夢佳は自転車競技の才能を開花させます。地元のサイクリングレースで連勝を重
ね、中学・高校でも全国レベルで圧倒的な強さを誇る彼女は、高校3年生でイタリアの名門ロードバイクチーム「ヴェローチェ・アズーラ」から正式なオファーを受けます。
単身イタリアに渡った夢佳は、言葉や文化の壁を越えてチームに溶け込みます。厳しいトレーニングや国際的なレースに挑む日々を送る中、夢佳はチームの期待に応え、次第に自信と技術を磨いていきます。しかし、親会社の経営難によりチームが解散し、夢佳は新たな道を模索することになります。
イタリアで培った経験と絆を胸に、夢佳は日本への帰国を決意。日本とイタリアを拠点に、新たな挑戦を続けながら、自転車競技に対する情熱を燃やし続けます。ロードバイクウェアブランドを立ち上げるなど、多岐にわたる活動を展開しながら、夢佳の物語は新たな章を迎えます。
夢佳の成長と挑戦、家族や仲間との絆、そして自転車にかける情熱が交錯する『アズーラの風に乗って』。夢佳の新たな冒険を、ぜひお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-29 17:10:00
91097文字
会話率:28%
別れる彼女に最後に会いに行く。恋心を隠しながら女性を家に送り届ける。どうしようもない気持ちを慰めるために走った高速道路。買い出しにスーパーへ向かう。…
日常の喜怒哀楽の中に、車やバイク、自転車などの乗り物がいつも傍にあります。
言葉
はしゃべらないけど、この車がいてくれたから助けられた、楽しませてくれた、悲しみを乗り越えられた、…。色々な出来事を一緒に過ごしてくれる存在。
だから、思い出の中には、いつもそんな乗り物たちが思い出されます。
20年前の車やバイクは、既に維持して乗ることは難しくなったりします。だから、そんな記憶の中で、元気いっぱいに走ってくれた乗り物たちの姿を思い出してみたいなと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 19:00:31
36832文字
会話率:32%
東京でプロロードバイクの選手であった翔《あきら》は、
数年前にレース中の事故に遭い・・・大怪我を負ってしまい。
時間をかけて怪我が完治して、すぐにリハビリするものの。
事故をきっかけに翔は本人がスランプ状態になってしまい、
レースに復帰す
る事が出来なかった。
そんなある日。
いつもの様にリハビリから家に帰ってくると、
妻の優衣《ゆい》から自分宛に手紙を渡された。
その手紙を差出人は、高校時代の同級生であったハルからだった。
翔はハルからの手紙を読むと、
【3月20日に思い出のログハウスに来て欲しい】と、書いてあった。
翔はハルと会うため、
優衣と共に遠く離れた生まれ故郷(青森県)に帰る事にした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-30 23:33:20
39249文字
会話率:45%
「ツール・ド・フランスでの最後の出場となる40歳のベテランサイクリスト、幸成は、体力の限界とキャリアの終焉に直面しながらも、自身の選手生活を見つめ直し、チームの成功と個人的な成長のために最後の力を振り絞る。」
最終更新:2024-03-26 05:54:54
9829文字
会話率:2%
とある青年、松本策太郎はアニメを見てロードバイク乗りになる。
果たしてそのあとは・・・
最終更新:2024-03-24 03:14:37
3061文字
会話率:75%
ある男の子が自転車にはまる話
最終更新:2018-06-30 14:00:00
1230文字
会話率:34%