少年は守るべきものを得て大人になる。少女は愛を知り大人になる。
英雄の子供達の成長を描いた青春群像劇。
剣と魔法の中世と、スチームパンクな魔法科学が芽吹き始め、飛空艇や飛行船が大空を駆り、竜やアンデッド、エルフやドワーフもいるファン
タジー世界。
一夫多妻制のアスカニア大陸での暴力革命による動乱を終結させた『革命戦役』から十七年後。
本編の主人公、アスカニア大陸最強の超大国バレンシュテット帝国の第二王子アレキサンダー・ヘーゲル・フォン・バレンシュテット(愛称アレク)は、周囲から優秀な兄である皇太子ジークフリートと常に比較される日々にうんざりしながら、悪戯を繰り返して母親である皇妃ナナイの手を焼かせていた。
ある日、遂に父親である皇帝ラインハルトからその悪戯を咎められ、罰として平民のアレキサンダー・ヘーゲルとしてバレンシュテット帝国軍士官学校平民組へ入学することとなった。
本編のヒロイン、ルイーゼ・エスターライヒは、準貴族である騎士爵家の娘で、アレクと同い年の幼馴染。
貧しい実家の口減らしのため、幼い頃に皇宮にメイドとして奉公に出されていた。
ルイーゼは、自分を実の娘のように可愛がってくれた皇妃ナナイを慕っており、その命により、片想いしているアレクの護衛 兼 目付役として、士官学校に入学する。
物語はここから始まる。
『革命戦役』から十七年後。未だ戦乱の残り火が燻るアスカニア大陸を舞台に主人公達の成長と活躍を描いたオリジナル戦記です。
物語は、皇太子ジークフリート(ジーク:帝国指導層)と、皇帝ラインハルトから懲罰を受け平民扱いとなった第二皇子アレキサンダー(アレク:前線の小隊)の皇子二人を軸に進んでいきます。
創作共有配信所様が本作紹介動画を作って下さいました!
ありがとうございます!!
創作共有配信所様
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 00:07:50
1281214文字
会話率:38%
ワタクシはエリーゼ・ライヒスベルク!泣く子も黙る公爵令嬢ですわー!
第1王子とその婚約者(親友)が事故死して前倒しで第2王子の婚約者になってしまいましたわー!
正直コイツ王太子の器じゃないですわー……
これほどバカ王子なら貴族の信用度が落
ちる一方!合法的にこの国の権力を握る算段が出来ますわー!最高ですわー!ワタクシの帝国爆誕ですわー!
学院に入学したらなんかよくわらない平民が第2王子に抱きついてますわー……正直どうでもいいですわー……もう第2王子に価値はありませんわー
それはそれとして舐められたら終わり、一応婚約者に近づく平民に教育ですわー!その後は第2王子と好きにすればいいですわー!
オラァ!校舎裏にいるのはわかってるんですわよ!
「これで王子は落とせた、あとは4人を落としてハーレムを作って……5人の男に囲まれて薔薇色の人生を歩むのよ……私が王妃になるのよ……ゲームの通りにね」
なんかやばそうですわー……それじゃ生まれた子供が誰の子かわからないじゃありませんの。
そもそもワタクシが建国したら国王にもなれませんわー
でも、もう第2王子は見切りはつけてるからいいですわ!欲しかったら差し上げるから卒業まで大人しくしてくださいまし!
それにしても、結構謀略家なんですわね。
これだけのことをゲーム感覚でやるなんて……楽しくなってきましたわー!
でも、なんかブツブツ言い続けて怖いから今回は引きますわー……ビビったわけではありませんの!
え、本当にただの平民ですの?
第1王子が生前に願書を?助けてもらった?誰も貴族や有力者が支援してないんですのね?本当に?
それであんなことを口に出して言ってたんですの?
もしかして……心の病……?妄想で生きてる……?世界が自分を中心に回ると思い込んでるタイプ?ん?皆様なんでワタクシを見てるんですの?
これはいけませんわー……優しく見守りますわー……皆さん手出し無用ですわー……病人には優しく、人に優しく、上に立つもののモットーですわー!放置!静観ですわ!
そして、ワタクシこそがトップに立つのですわー!
カクヨムでも連載中ですわー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:00:00
678903文字
会話率:62%
こことは違う世界。世界の始まりの神の庭アウラ。そこに主人公は生まれ落ちた。
大陸の大半を占める広大なヴァイデンライヒ王国の国境沿いにあるゲーアノルト山脈の裾野にあるクルゼ村。よくある辺境の寒村にいる村人達は皆、茶色い髪に茶色い瞳。しかし
その少女だけが白銀の髪に青銀の瞳。
彼女は村長一家の虐待から家出をし、しばらく白狐の友達と山で過ごしていたが、ある日村人達に捕まって奴隷として売られてしまうところから物語は始まる。
彼女には前世の記憶があった。決して幸せではない記憶。でも生きていくには申し分ない教訓。
この世界の不条理にはもう我慢がならない。
私は私の心に従う。邪魔をするならば容赦はしない。だからこれは……私の欲なの。
少女は何故転生したのか?何故前世の記憶があるのか?どうして家族に恵まれないのか?どうして人は誰かを愛するの?
敢えて空気を読まない不遜な幼女が“常識”に凝り固まった王国人達に波乱を巻き起こす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 12:00:00
853118文字
会話率:41%
1673年10月、グラーツ。皇帝レオポルド1世の妃となるべく、チロル州侯爵家からクラウディア・フェリーツィタス・フォン・エスターライヒ・ツィロルは同地に赴いた。
ところが、皇帝レオポルドは前年薨去した王妃マルガリータ・テレサとの死別を未
だに引き摺っており、嘆き悲しむばかり。従者たちも困り果てていた。
そこで、王妃クラウディアは、彼の心を取り戻すべく、一計を案じることとなる。
断絶に瀕したオーストリア・ハプスブルク家を救った、一人の賢后の、始まりの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 16:42:11
3727文字
会話率:42%
妹の身代わりで、蛮族の国と蔑まれる軍事大国マルク大王国の王太子アレクセイ・フョードロヴィチに輿入れしたオストライヒ王国の王女ハンナ・アマーリエだったが、結婚式の後すぐに身代わりであることが発覚してしまった。そのまま投獄されてしまった偽の花
嫁はどうなってしまうのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-19 03:27:40
16407文字
会話率:61%
大災厄の巡りの年、日本からノルドライヒ王国に英雄と聖女が召喚された。そして、もう一人鈴木太郎43歳独身も巻き込まれて召喚されてしまった。ここに、おっさんの苦悩の日々が始まる。
最終更新:2024-08-13 01:33:14
11352文字
会話率:66%
1945年、二度目の世界大戦は終わりへ突き進んでいた。初めは劣勢だった連合軍も今では優勢になり、ドイツ軍を首都まで追い詰めていて、もはやドイツの敗北は必至になっていた。非常招集でかき集められたドイツ兵は未熟な若者ばかりで、圧倒的な物量で攻め
て来る米軍やソ連軍にやられ放題だった。しかし、ベルリンの戦車部隊に所属するティーガーの車長「ペーター・ヴィットマン」は東部戦線およびベルリンで百両を超える戦車を撃破したエースであり、自分の命が燃え尽きるまで戦うと決心していた。だがそんな彼でもおびただしい数の赤軍には勝てず、最後はライヒスタークで死んだ……かのように思われたが、実は生きていた。ところが、それは元居た世界ではなく、見知らぬ場所だったのだ。
果たして、ティーガーの隊員達はどうなるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-02 17:03:24
191147文字
会話率:34%
敗戦によりかつての栄誉を失ったエスターライヒ共和国の行く末を目撃した一人の女性兵士を中心とした物語。
最終更新:2024-07-12 08:44:58
24398文字
会話率:61%
「赤のベスティア」と呼ばれていた戦闘奴隷は、敵だった相手の魔法術師、アウレリオ・エスターライヒに拾われ、「ステラ」という新しい名をもらい、アウレリオの養女となった。
魔力によって人体を修復するという、聖魔力とは違う方法で、怪我や病気は治せ
るようになったステラは、本質を隠したまま、見習い聖女として神殿で働いている。
『獣』扱いされていた少女が、アウレリオと出会い、魔法を覚え、人として生き直す、始まりの物語、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-11 11:44:03
7067文字
会話率:50%
【連続殺人×無痛症の青年×異痛症の幼女】
無痛症の青年、ライヒェは痛みを知らない自分を『人間ではないもの』のように感じていた。そんな彼が公園で出会った少女、クランクハイトはライヒェと反対に、何かに触れると痛みが走る、異痛症のような病に悩ま
されていた。
対の痛みを抱えて、けれど似たような心の痛みを抱く二人は、互いの病に理解を示し友達になる。
そんな中、街ではクランと同じ年頃の子供が狙われた、小児連続殺人事件が起きていて……。
これは、いびつな二人が、希求した痛みを知る物語。
※集英社オレンジ文庫ノベル大賞・三次落選作です。
全23話が7/1中に時間を分けて投稿されます。23時前には完結予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-01 22:30:00
118183文字
会話率:41%
わたし、スカーレットは燃費が悪い神殿暮らしの聖女である。
ご飯は人の何倍も食べるし、なんなら食後二時間もすれば空腹で我慢できなくなって、おやつももりもり食べる。というか、食べないと倒れるので食べざるを得ない。
この調子で人の何倍ももり
もり食べ続けたわたしはついに、神殿から「お前がいたら神殿の食糧庫が空になるから出て行け」と追い出されてしまった。
もともと孤児であるわたしは、神殿を追い出されると行くところがない。
聖女仲間が選別に暮れたお菓子を食べながら、何とか近くの町を目指して歩いていたわたしはついに行き倒れてしまったのだが、捨てる神あれば拾う神あり。わたしを拾ってご飯を与えてくださった神様のような公爵様がいた!
神殿暮らしで常識知らずの、しかも超燃費の悪いわたしを見捨てられなかった、二十一歳の若き公爵様リヒャルト・ヴァイアーライヒ様(しかも王弟殿下)は、当面の間わたしの面倒を見てくださるという。
三食もりもりのご飯におやつに…とすっかり胃袋を掴まれてしまったわたしは、なんとかしてリヒャルト様のお家の子にしてもらおうと画策する。
しかもリヒャルト様の考察では、わたしのこの燃費の悪さには理由がありそうだとのこと。
ふむふむふむ、もぐもぐもぐ……まあ理由はどうでもいいや。
とにかくわたしは、この素敵な(ごはん的に!)環境を手放したくないから、なにが何でもリヒャルト様に使える子認定してもらって、養女にしてもらいたい。願いはただそれだけなのだから!
そんなある日、リヒャルト様の元に王太子殿下の婚約者だという女性がやってくる。
え? わたしが王太子殿下の新しい婚約候補⁉
ないないない!あり得ませんから――!
どうやらわたしの、「リヒャルト様のおうちの子にしてほしい」と言う願望が、おかしな方向へ転がっていますよ⁉
わたしはただ、リヒャルト様の側で、美味しいご飯をお腹いっぱい食べたいだけなんですからねー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 21:00:00
100646文字
会話率:32%
無限の空に浮かぶ島々に、龍と人が住む世界レヴェリアが舞台の物語。龍神を主神とする神聖国家カレドラルは龍と共鳴することで自然の力を引き出すことができる龍騎士を擁する国だったが、十年前に帝国ヴァレングライヒに侵略され、鉄と炎の国アイゼンマキナ
に造り変えられていた。
主人公レゼルは銀髪翠眼の少女で、穏やかだが内に強い闘志を秘めている。闘う龍の巫女にして亡国カレドラルの王女であり、風の力を操る龍騎士でもある彼女は、一騎で龍に乗った戦士数百騎分に相当する強さを誇る。祖国を復興し、宗教や民族の垣根を超えて誰もが幸せに暮らせる夢の国を造ることが目標。彼女はカレドラルの残党である翼竜騎士団を率いて長きにわたる戦いを続けていたが、鉄炎国家の宰相ゲラルドが開発した数千機もの機械の龍(機龍兵)と、父の仇であり強力な炎の龍騎士であるオスヴァルトに阻まれ、祖国を取り戻せずにいた。
物語の語り部グレイスは飄々としているが心優しい性格の青年。一見して、各国を旅するただの行商だが――。物語は彼がアイゼンマキナを訪れた時に翼竜騎士団と出会い、仲間に入れるように申しでるところから始まる。
これは、夢の国を作る少女の戦いと、それを支える男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-15 18:21:41
833442文字
会話率:20%
内海を挟んで睨み合う南北二つの大陸間の戦争は、お互いの大陸国家の崩壊により終結した
世界を何度も滅ぼせる威力を持った魔導兵器群は封印され、あるいは解体され
戦略級と呼称される魔法の数々は禁呪として封印された
つまりは、それらを扱う戦略級魔
法使いは、まとめて仕事を失ったという事になる
戦略級魔法使いは潰しがきかないのだ
そんな、戦略級魔法使いエルンスト・グライヒは、幸運な事に第二の人生を始める事が出来た
冒険者である
永年学んだ魔法は使えない。
最小の攻撃魔法で山一つが消し飛び、感知魔法は数万キロメートル先を照準にしている
飛行魔法を使えば一瞬で音の速さまで加速して、その爆炎は周囲一体を焼け野原に変えてしまう
そもそも、組織的なバックアップと無尽蔵のリソースがなければ、戦略級魔法は発動することもままならないのだ
そんな中でもエルンストは挫けない
エルンストの自認する自身の最大の長所は「真面目で几帳面で地道なこと」だから
冒険前には指差し確認
冒険教本は完璧に丸暗記
危険の一つも冒す事のない完璧な冒険ライフをいまこそここへ
……などと、世の中上手くは行くはずもなく
冒険者ギルドのいざこざや、予期せぬ事件と陰謀と、そしてエルンスト自身を狙う過去の影
果たして戦略級大陸間弾道魔法使いエルンスト・グライヒは、完璧なセカンドライフを実現出来るのか?
ちょっとズレた最強魔法使い(制限あり)が、新しい生活に適応しながら、気のいい仲間と共に片田舎でスローライフ(スローではない)を過ごしていく
そんな冒険物語です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-09 12:42:40
40037文字
会話率:37%
C◯3やってたらそのやってたフィンランド大族長の息子に転生してしまった男の話し
最終更新:2023-11-30 20:00:00
2862文字
会話率:55%
第一次世界大戦がドイツ有利で勝利した世界、ドイツ帝国はフランスに賠償金取らず、領土だけ取り、史実のフランスみたいな多額の賠償金を取らなかったが、その代わりフランスの精神は崩壊し、経済が無事なのにフランス国民は経済を壊滅状態にさせる大規模なス
トライキを行い、経済が崩壊、経済崩壊で国家社会主義者が革命を起こし、「フランス国家社会主義共和国」を建国、この世界初の社会主義政府は世界にヒビをいれた。イタリアでもベニート・ムッソリーニによる国家社会主義「ファシスト党」が政権を握り、ロシア帝国でもヨシフ・スターリンがロシアに国家社会主義政党「ロシア国家社会主義党」が成立した。この世界に平和は訪れるだろうか?
この小説はhoi4みたいに進むためあんまり人物は出ません。(Red floodの黒いバージョン)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-05 20:00:00
236727文字
会話率:53%
2XXX年……ていうかクソ遠い未来、凄くマイナー過ぎるというか知ってる人がいるとしたらストラテジーゲームをかじったことがある人しかわからないであろうゲームを元にフルダイブ型VRデバイスの仮想世界で18世紀〜19世紀の戦列歩兵による戦争を再現
したゲームを開発、販売当初ドマイナー過ぎてコアなファンしか購入しなかったが、ある有名な実況者がそのゲームにて自分が思う通りに国を動かす姿、もしくはオンラインでの国家間でのあらゆる死闘を見せたことでまたたく間に大いに売れ、開発した会社と販売した会社の両方が度肝を抜かれて対応に追われた。
そんなストラテジーゲームを元ネタが販売された当初の代から受け継いでやってる男【矢濱龍太郎】は自分が思い描く国を作っていた。
そんなそのゲームが好きだから生きてる男は順風満帆の生活を送っていたが、胡散臭いぐらいの魔法陣に囲まれ異世界に転移することになってしまった。
それも龍太郎がコツコツと創り上げた国家と一緒に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-20 20:00:00
9262文字
会話率:72%
異世界といっても、中世ではなく20世紀。
魔法はあるが物騒極まりない物ばかりだ。
ああ、クソッタレ──
まあ、なんだ。
強いていうならば、大ライヒに栄光あれと。
最終更新:2023-10-14 22:26:33
2537文字
会話率:8%
新興国エストライン王国の第一王子として生まれた“ディートリヒ”は、母親の虐待により感情を失くしてしまい、周囲からは“冷害王子”と揶揄されていた。
ディートリヒが十三歳を迎えた頃、一人の少女に出逢う。
それは、フリーデンライヒ侯爵家の
令嬢でディートリヒのの婚約者、“マルグリット”だった。
最初はマルグリットを疎ましく思うディートリヒだったが、不器用ながらも尽くす彼女に、ディートリヒは心を許していく。
そんな二人が十七歳を迎えた、その時……国王が崩御した。
国内が混乱する中、ディートリヒは次の国王に即位すると同時に、マルグリットに婚約破棄を言い渡す。
彼女が、不幸な目に遭わないようにするために。
その後、弟である“オスカー”の策略によりディートリヒは王の座から引きずり降ろされ、死刑となる。
断頭台に立つディートリヒは、今まさにその命を落とそうとする中、罵声を浴びせる群集の中に、必死で祈りを捧げるマルグリットの姿を見つける。
そして、彼女への謝罪と感謝の言葉を呟きながら、ディートリヒはその生涯を終えた。
だが……再び目を開けると、何故かマルグリットと婚約した日に戻っていた。
ディートリヒは誓う。
――今度こそ、彼女を幸せにしてみせると。
これは、死に戻った世界で今度こそ婚約者を幸せにするために奮闘し、やがて賢王と呼ばれた男の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-13 20:00:00
195257文字
会話率:49%
生粋のギャルゲー好き二宮繁(にのみやしげる)は、気が付けば彼が大好きなギャルゲー『ソードアンドストラテジー』のキャラに成り代わっていた。
しかも、そのキャラはゲーム内でもプレイヤー間でも嫌われている正真正銘の悪役貴族、ヴィクセン・フォン
・アウドライヒであった。
普通のプレイヤーなら絶望する状況。しかし、過激なまでのカップル厨である繁の頭には、ある考えが浮かび上がっていた。
「ヴィクセンになったんなら、主人公とヒロインのカップルが見放題なんじゃね?」
ヴィクセンは悪役貴族ではあるが、公爵家次男という高い身分が保証された人間であり、幼いころからヒロインのほとんどと接点を持っていた。
繁はヒロインと主人公のカップルを見るために、ヒロインに接触し彼女たちを主人公と仲良くさせようとするが……
「あ、あれ。何故かヒロインたちが俺に近づいてくるんだが」
ヒロインたちにアドバイスを与えていたり相談に乗っていると、何故か繁に対するヒロインの好感度が爆上がり!?
それに加え、早々にゲームから退場するヴィクセンの能力をゲーム会社が適当に設定したせいで、ヴィクセンは雑に強くなっていく!?
これは、ゲームの悪役貴族に転生してしまった、主人公とヒロインのカップル以外は認めない厄介なカップル厨が、何故か自分に近づいてくるヒロインたちに悶々としつつ、カップルを見るために奮闘する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 20:28:07
81802文字
会話率:36%
シャルロッテ・リアナ・ライヒハート。彼女は、処刑人である……。
最終更新:2023-04-02 20:28:16
55055文字
会話率:35%
魔法と機械が共存する世界。
これは、十七歳のオースティン・フォン・ラヴィーユが体験した、不思議な冒険譚である。
紫の髪に、青い瞳。精悍な顔つき。ヴェステラード帝国陸軍の軍服が良く似合う、しっかりとした体格。
順風満帆だった彼の人
生だったが、兄エーデルの嫁クララの意識が戻らないと知り、彼女を目覚めさせるための旅に出ることになった。
クララを目覚めさせるには、ヴェステラード帝国の北にある、聖域ライヒベルグに祀られている聖杯が必要と言われたオースティン。
共に聖域に行ってくれるメンバーを募り、いざ向かおうとしたところで、邪魔が入る。
大きな地震と共に現れた大きなドラゴン。
それを操るのは、元は帝国軍に所属し、今は革命軍を指揮するハング・フォン・グローセン中将だった。
彼の狙いはクララをこんな状態にした犯人を捕まえること。
そして、グローセンは何を根拠にしたのか、クララの意識を奪った犯人はオースティンだと信じて疑わない。帝国軍には目もくれず、一直線にオースティンだけを狙ってきた。
どうにか帝国から彼の意識を逸らし、命からがらグローセンの猛攻から逃げたオースティンは、聖域ライヒベルグの麓にある町に到着する。
そこで、聖杯は聖域から出すことはできないという悲報だった。
兄に伝えようとするも、兄の反応は簡素なもので、オースティンは疑念を抱く。
クララを聖域に連れて行くことを了承してもらったものの、警戒をしていたオースティンの目の前でそれは起こった。
聖杯で汲んだ水を飲ませたクララは目を覚ましたものの、不思議な呪文を唱え始める。
その呪文に呼応するように、聖域から低くおどろおどろしい声が響き渡った。
その声に、聖杯の水を飲んだ兄は一言告げた。
「この世界を、我がものに」
兄の言葉に驚いたオースティンが兄を止めようとしたが、後の祭り。
突如現れた脅威に、オースティンは立ち向かう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-25 10:00:00
51776文字
会話率:40%
大陸にグロスアルティッヒ連合国という国があった。連合国は、始まりの四人によって建国され、やがて大陸全土を掌握した。
それから長い年月が経ち、始まりの四人がおとぎ話になった頃、連合国は盤石の強さを誇る国へと成長していた。四つの国を束ねるグ
ロスアルティッヒ国の王女ジジは、同じく連合国の一つであるフランクライヒ国王女マリーのことをが好きだったが、素直になれずにいつも意地悪してしまう。その日も、マリーの飲み物にギリギリ死なない程度の毒を入れ、彼女が苦しむ姿を見て楽しんでいた。一方、マリーはジジのことが苦手であり、いつかジジを苦しめて殺したいと思っていた。マリーは拷問や処刑を趣味としていたのだ。楽しい茶会だったが、それが最後の平穏だということを、そのときの彼女らは知らなかった。
茶会の翌日、連合国が襲われ、連合国を率いるグロスアルティッヒ国王ブフが行方不明になった。そのほかの三国の王も重傷を負った。何の準備もしていなかった後継者達は、後継者になるための条件を知る。その条件とは、城の地下に眠る英霊に認められることだった。
四苦八苦の末かろうじて認められた後継者達は、連合国へ弓を引く者達へ逆襲することを固く誓うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 19:00:00
71685文字
会話率:43%
エミールは身体は小さいけれど元気いっぱいの十一歳。ライヒヴァイン王国の名門軍人一族メルダース家の一人息子だ。
同じ年の王太子キーファが各国王侯貴族の集う全寮制の『学園』へ入学することになり、エミールはその警護官候補として訓練を受けることとな
った。
訓練の教官となったのは、軍の情報部第三室長アルトマイヤー。若輩ながら『凍氷の刃』とあだ名される切れ者で、無口無表情の出世の鬼と評判の男である。
このアルトマイヤー、実はエミールと初対面ではなかった。三年前に出会ったときの印象とは真逆の人間味のかけらもないアルトマイヤーの訓練に、エミールは必死に食らいついていく。
その頃、出世コースのひとつであった王太子警護官の候補から漏れた貴族の陰謀がうごめき始める。大貴族ばかりを狙う暗殺者逮捕の任務がエミールに課せられたのだ。
師弟として信頼関係を築きはじめたエミールとアルトマイヤーは、暗殺者を追う中で、『学園』の闇に触れることになる。
以前「織音りお」名義で書いていたシリーズの長編です。
本編はBL要素ありですが、このお話には関連する描写はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 18:32:28
84528文字
会話率:34%