白い焔に飲まれて滅んだ街『東京』。
命がゴミのように消えていく地獄で、『灰月仁』は一人の異端審問官に助けられ、そして呪いを託された。
——生きて人を助けろ、と。
それから十年後、世界を壊す少女『ネージュ・エトワール』との出会いによっ
て彼は、少女を連れ戻そうとする秘密組織と彼女を殺そうとする異端審問所との戦いに巻き込まれることとなる。
いくつもの陰謀が渦巻く歪んだ世界で、舞台に上がれない少年と悲劇のヒロインにしかなれない少女の運命は?
王道×異端のバトルファンタジー、ここに開幕!
《登場人物紹介》
『灰月仁《はいつき じん》』
本作の主人公。魔術の使えない魔道具師の高校生。十年前に壊滅した『東京』の生き残りで、それ以前の記憶が無い。
『ネージュ・エトワール』
本作のヒロイン。空から降ってきた謎の美少女。人体実験の被験者であったことがうかがえる。
『神出薫《かみいで かおる》』
仁のクラスメイトの少女。風の魔術と大弓を扱う大和撫子。
『御門英二《みかど えいじ》』
仁のクラスメイトの少年。竜人であり、騎士のごとく剣と盾で戦う。
『狐火カレン《きつねび かれん》』
仁の先輩。魔道具師を目指しており、同じ東京の生き残りである仁を気に掛ける。
『煤日ユウ《すすひ ゆう》』
ネージュを狙う組織の刺客。2丁の銃を操る鬼人の少年。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 19:19:33
447350文字
会話率:50%
悪の組織の女幹部は一生に一度の恋をした。
「踏んでくださいアクネージュさま!!」
馬鹿みたいなことを喚く正義の味方滑空戦隊スカイレンジャーのスカイレッド。その兄に。
そいつはかつて自分が拾った右腕だったけど、もう昔の話だ。なのに、なんであ
いつは今も私に近付くのだろうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-12 13:00:00
1997文字
会話率:43%
子爵の娘に生まれた『彼女』は、裕福な下位貴族か商人の家に嫁いで姉を支えることが求められていた。
そんな中、家の書庫で調べ物をしていた彼女は不思議な短剣を手にする。短剣は古の魔術師の魂の依代であり、対価を支払えば魔術を教えてくれるという
。彼女は美しい黒髪を対価に魔術を習い、両親姉に知られることなく薬師ではなく錬金術師となるのであった。
――― 彼女は世界を変えたいと願っていた ―――
これは、『彼女』の始まりの物語―――
◆第三部 騎士学校
□第一幕『フルール分隊』
□第二幕『初心者講習』
□第三幕『ワスティンの森』
□第四幕『ロマンデ遠征』
□第五幕『鉄腕』
□第六幕『地下墳墓』:王都の集団墓地跡、中等孤児院建設予定地に未だ残る地下墳墓。その周辺では不審な存在が確認されていた。
□第七幕『ミアン』:帝国・連合王国領と接する東北の要衝『ミアン』。騎士学校の生徒は、再び遠征をおこなう。その最中、巨大な敵が彼女たちを襲う。
□第八幕『防衛戦』:『ミアン』に迫るアンデッドの軍勢に気が付いた彼女と伯姪は、包囲を突破し『ミアン』に入城。市民軍と騎士学校の騎士見習を指揮し、援軍の到来まで戦う事を決意する。
□第九幕『オリヴィ』: ふらりと現れた美男美女の冒険者二人組。帝国の冒険者として最上級のヴァンパイアハンターのパーティーが入城するも、防衛戦は厳しさを増していく。
□第十幕『レンヌの醜鬼: レンヌ公国へ向かう王女の護衛という遠征演習。彼女たちはその昔起こった一連の事件の黒幕を思い出す。
◆第一部 十三歳 『代官の娘』『アリー』『辺境伯』『レンヌ』『公都訪問』『孤児院』『ブルグント』『従僕セバス』『猪狩』『ヒル・フォート』『レヴナント』の全十一幕
◆第二部 十五歳 『ルーン』『ガイア城』『兎馬車』『ノーブル』『サボア公国』『メリッサ』『タラスクス』『副元帥』『聖都』『デビュタント』の全十幕
200824「この作品はカクヨムでも掲載しています」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:10:00
4694953文字
会話率:56%
王都の『裏ギルド』にとある商会頭夫人の暗殺依頼が舞い込む。依頼されたのは妹、暗殺対象は彼女の姉。そんな中で、二人はどう振舞うのか。
このお話は『妖精騎士の物語』の主人公のIFストーリー風のお話です。「初夢で見たんや」といった趣旨で書い
たものです。生暖かい目で呼んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-02 03:00:00
9102文字
会話率:53%
王都の子爵家の次女アリックスは、良からぬ風聞が立ったためほとぼりを冷ます為に旅に出たのだが、既に五年。二十歳を過ぎて少々行き詰まっていた。河原で釣りをしていると、始めに現れたのは小鬼。そしてその次に現れたのは……
このお話は『妖精騎士
の物語』の主人公のIFストーリー風のお話です。恋愛要素がほぼない本編ですので、かなり薄味な恋愛要素ですが生暖かい目で呼んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-23 23:00:00
7386文字
会話率:48%
とある世界のとある大陸の白の王国。王立メイリリー学園の高等部に入学したルミリエ・ネージュは婚約者のノエル・サフィーリエと一緒に学園生活を送り始めた。
このお話はこちら https://ncode.syosetu.com/n9908ih/
「魔法少女と導き手」のお話の続きになります。できましたら先にお読みいただけますとありがたいです。ルミリエとノエルの学園生活をのんびり書いていきたいと思ってます。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-11 11:11:11
197005文字
会話率:59%
魔王ディアブール・サタンは別名、血のディアブールと呼ばれるほど残虐で残忍な性格なのだが、実は隠れ乙女ゲーム大好きオタク。乙女ゲーム「白亜の乙女」に出てくる別名ホワイトネージュの姫君、(その美しい肌からそう呼ばれる。)ネージュ・リングベルを博
愛している。ネージュの為なら命を掛けても惜しくはないと言うほど彼女を愛しているのだが……?
沢山の人々を殺したその罰から敵対している悪役令嬢ダークチェリーの姫君、(その髪の色からそう呼ばれる。)チェリー・ローズ公爵令嬢に転生?!してしまう。悪の手からネージュを守るべく画策し、ネージュが攻略者と結ばれるように乙女ゲーム攻略をしはじめて……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:28:44
3660文字
会話率:49%
アイドルは悪役令嬢!?
乙女ゲーム『フェアリースノウ』の悪役令嬢ネージュ・リングランは主人公スノウをいじめ、王国転覆を企てたとして、悪行故に処刑された。処刑後、天界へと送られたネージュはとある神様と出会い転生する。転生先は現代の日本?!そ
してアイドルにスカウトされた?!慣れない土地で、ネージュの新たなアイドル人生が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-15 15:23:31
1282文字
会話率:68%
公爵令嬢のセレスティアは妹マリージョアの策略によって国の宝である竜神の住む祠を破壊して中の宝を奪ったと冤罪を着せられてしまい、竜神の怒りを鎮めるための生贄として断罪されてしまう。絶望するセレスティアの前に祠の主である竜神・ラルフネージュが現
れるが、なぜか彼はセレスティアの来訪を怒るどころか非常に喜んでいて……。
世界観ゆるふわで、最近流行りの祠を壊したいだけの話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 07:40:00
6297文字
会話率:51%
魔法が日常に溢れる世界、魔法界。
雪を司る国、ネージュのプリンセスララにはある夢があった。
行き来の禁止されている世界、人間界にあると言われる幻の石、魔間石を手に入れること。
ある日、そんな人間界への隠された秘密の抜け道があるという噂を聞く
。
幼馴染たちとその噂の真相を確かめに行こうという話になるが……。
小学生の頃に書いた小説ですが、少し書き加えたり修正しつつもほぼ原文のテイストは変えずそのままのものです。
私自身が書いていてすごく楽しかった(現在進行形)小説です!
完結は一応しておりますが、修正などもう少し加えたいので少しずつ更新していく形になると思いますが、良ければご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 21:00:00
8364文字
会話率:28%
事故で天涯孤独の無一文になった旅商人の娘クロエが、通りがかったラヴェという青年に拾われたのだけれど彼は本当はこの国の第三王子。
え? ラヴェ? なんだか性格が違うけどどうしたの?
「俺はラヴェじゃない、ネージュだ」
ネージュはラヴェの
双子のお兄さんなんだって。
なんで同じ身体にお兄さんの魂が入ってる訳?!
しかも私は十二年前に滅んだ国の生き残りらしい。
王女とか知りませんけど?!
聖女って何?!
これはクロエとラヴェとネージュが織りなす恋愛模様を描いた物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-12 19:00:00
149387文字
会話率:35%
元社畜で人間不信の瀬兎谷雅輝は、目が覚めると異世界の森に転移していた。
倒れているマサキを助けたのは心優しい兎人族の美少女ネージュだ。
人間不信のマサキ。そして恥ずかしがり屋のネージュ。二人はなぜか気が合った。
そんな二人は生きていくために
共同生活を始める。
人間不信&恥ずかしがり屋のコンビが選んだ仕事は無人販売所の経営だった。
マサキとネージュは無人販売所を経営して異世界スローライフを送ろうとするが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 19:00:00
2040051文字
会話率:38%
「スフレ・ハーベスト公爵令嬢、君との婚約は破棄させてもらう!」
とある夜会のパーティー会場にて、私の婚約者であるアルス殿下はそう宣言した。
どうやら私の物を何でも欲しがる異母妹のショコラがアルス殿下を誘惑して奪い取ったみたい。
聖女は数代の
時を置いて王家と結婚する。それが王国の伝統だったんだけど、両親も婚約破棄に協力していたようで、私は聖女の力を悪用した罪を捏造され、王国を追放されてしまったのだ。
王国の端に捨てられた私は途方に暮れるが、このまま立ち止まっていてもどうにもならない。私は先に進む事にした。
道中現れた魔物に襲われていたところを隣国の魔貴族、ブールドネージュ様に助けられた。
そして、私は隣国の魔貴族に拾われたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-04 17:23:33
136809文字
会話率:43%
「スフレ・ハーベスト公爵令嬢、君との婚約は破棄させてもらう! 君との婚約は王が決めたこと、私の意思ではない。私は真実の愛に目覚めたのだ!」
とある夜会のパーティー会場にて、私の婚約者であるアルス・プディング殿下はそう宣言した。
どうやら私の
物を何でも欲しがる異母妹のショコラが、今度は私の婚約者を欲しくなり、アルス殿下を誘惑して奪い取ったみたい。
その上両親も婚約破棄に協力していたようで、私は聖女の力を悪用した罪を捏造され、王国を追放されてしまった。
隣国の魔族領に追放され、魔物に襲われていたところを隣国の魔貴族、ブールドネージュ・ザッハトルテ様に助けられた。
そして、私は隣国の魔貴族に拾われたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 18:40:12
11495文字
会話率:30%
時は新暦、生まれた時より顔に赤き紋様を投影する子供が現れた
その者たちは血液を変形させた、時に武器になった
人の所業とは思えぬ行為から世界に拒絶された.....
再び人間達が交じりあうとき
世界は終わりそして始まる
一人の少女と血塗
られたカードたちを巡った物語
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 00:39:43
224文字
会話率:0%
公爵令息が学園の夜会で堂々と婚約破棄してしまった。
そのことにより、学園では婚約破棄が流行し始めた。
貴族社会では上位の貴族がやったことはわりと許されてしまうためである。
そんな中、男爵令嬢エンネージュはピンチに陥っていた。
彼女にも婚約
者がいたが、勉学に勤しむあまり、
その関係はまったく進んでいなかった。
もし学園の流行にのって婚約破棄されてしまったら、
経済的に厳しい状態にある彼女の実家は大変なことになってしまう。
エンネージュはこのピンチを脱するため、行動を始める。
はたして彼女は婚約者ドゥアイソートとの関係を進めて、
無事、婚約破棄を回避できるのか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 19:08:58
16538文字
会話率:34%
◎完結しました。番外編不定期更新中です◎
孤児から女騎士になったネージュはある日気付く。全てのエンディングがデッドエンドの最凶乙女ゲームの世界に転生してしまったことに!
ポジションはヒロインの親友兼同僚。魔法と復讐の物語は熱いけど血まみれで
、登場人物がだいたい死ぬという恐ろしい未来が待っている。
せっかく憧れの騎士になったのにそんな未来は嫌すぎるので、ネージュは誰も死なない優しい世界を目指して行動を開始した。
体を張って庇う。裏切りを止める。敵と仲良くなる。とにかく片っ端から死亡フラグを叩き折る!忙しい毎日を過ごしていたら……ん?なんだか最近騎士団長閣下とよく会うような?
重苦しいはずの世界で繰り広げられる、死亡フラグ叩き折り系ラブコメディ。シリアスもあります。
*逆ハーにはなりません。一途です。
*予告なしの戦闘・暴力・流血描写あり。ご注意下さい。
*アルファポリス様でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-02 07:00:00
392604文字
会話率:37%
ある冬の日。ドルチェネ伯爵家の令嬢サフィアは、七年の付き合いになる婚約者に婚約解消を告げられた。
相手方の有責で婚約は破棄になったといえ、婚約者を愛していたサフィアは泣き暮れて、屋敷に籠ってしまった。
ほんの些細な事を切欠に、ぼんやりとし
た生活から脱却する事にしたサフィアは今後の事を考える。
婚約を破棄してもう二十一歳になった自分に出来る事。出来ればもう家族に心配も迷惑もかけたくない。
それを相談した相手が──ルーファス・ベルネージュ伯爵。
引きこもっていたサフィアの元に、時間があれば様子を見に来てくれていた学院時代からの友人だった。
事情を聴いたルーファスは「それなら自分と結婚しよう」と思いもよらない提案をする。
聞けばルーファスも身を固めるように周りから突き上げられているらしい。
二人がしたのは契約結婚。しかしルーファスはサフィアを大切に扱ってくれる。まるで恋しているかのように、甘く。
そんな日々を過ごす中で、サフィアはルーファスに惹かれている自分に気付いてしまった。しかしそれを彼に告げたらこの関係は終わってしまうのではないか……。
悩むサフィアの耳に入ってきたのは【ルーファスには想い人がいる。それは決して叶わない恋だ】という噂話。
動揺するサフィアの元に、自分こそがルーファスの相手だという女性も現れて──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 08:00:00
122016文字
会話率:36%
おとぎ話は壊れてしまった。魔法は解けて、残ったのは惨めなドレス。そこに現れた美しい男は王子様どころか、わたしの目の前で冬の池に飛び込もうとした。
あなたは特別よ。そう言われ続けて育ってきたのに、絶対の自信があったオーディションで、独りよが
りを思い知ったユキ。失望して舞台を去ったのち、歌姫『ネージュ』として持て囃される傍ら、秘密の稽古場で惨敗した演目「人魚姫」を繰り返し演じていた。
ところが冬の初め、その大事な稽古場で美貌の青年の入水自殺に居合わせてしまう。彼はユキが密かに才能を妬んでいた、今をときめくトップモデルの『フロル』その人だった。
信じていたものが砕け散って、自分に自信も持てない。夢を諦めることもできずにもがいていた日々の苦しみ。けれどフロルであることをやめた青年とままごとみたいな「人魚姫」を演じるうち、ユキは女優としての自分に、これまでと違う姿を見出してゆく。一方で青年もまた、自分の価値がわからずに苦しんでいた。
女神の愛する街、美しいフロル・ネージュ。でも美しいだけじゃ到底足りない。
夢を現実のものとするために、必要なのは何なのか。打ち砕かれ、ばらばらになった自分を拾い集めて、もう一度舞台を目指すユキの勇気が導く未来は――。
「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-16 00:00:42
143917文字
会話率:41%
王宮に仕える魔女ネージュは、いつも事件ばかりおこす問題児。
そんな彼女の世話を焼いてくれる、幼馴染みの騎士レオナルドに、ある日誤って、開発中の自白薬を飲まれてしまう!
しかも、どこで間違えたのか、自白薬(仮)が惚れ薬のような効果を発揮したせ
いで、レオナルドの口からはネージュへの愛の言葉が止まらなくなってしまう事態に。
ネージュは彼のことが大好きだから嬉しいけど、彼には他に好きな人がいて......?
自由人天然魔女と、世話焼きな幼馴染み騎士の異世界ラブコメです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-27 23:40:59
11020文字
会話率:48%
銀嶺の二つ名を持つ傭兵、リノン・フォルネージュと相棒であるアリア・アウローラは二年に及ぶ修行の旅の終わりに差し掛かり、傭兵団『紅の黎明』本部への帰路へと着いていた。
鉄道での旅路も終盤に掛かっていた所で、巨大な人型兵器、オリジンドールとの
戦闘が始まる。
その後、『戯神』と呼ばれる存在に運命を翻弄されながらも、リノン達は皇国との戦争へと介入していく。
これは、やがて神をも斬滅する少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 21:05:33
400097文字
会話率:40%
たった5歳で魔獣討伐支援センターに放り込まれたフィンは、天才召喚士を父に持つちびっこ召喚士。剣すら持ったことがないフィンは、先輩騎士のブルーノに教えてもらいながらなんとか戦えるようになってきた。その矢先、初めての討伐でブルーノが魔獣にやられ
、フィンのせいにされてしまう。失意のなか、実家に帰ろうとするフィンに、殺し屋が忍び寄る。聖女でありながら国王を恨んで国家転覆を企てる母ネージュやその手下であるベルンハルトと対峙しながら、仲間を増やして、自身も成長しながら、両親の本当のところを見極める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 08:00:00
66370文字
会話率:55%
――とある町娘の証言。
私は、運良く前の方で見ることができたのですが、女王陛下は、その、必死に我慢をなされていました。
あんな大勢の前で、脚を擦り合わせて、お尻まで振られて……私などでは、間違いなく途中で逃げ出してしまっていたでしょ
う。
でも、陛下は最後の最後まで私達の前に立ち続けて、それで……あぁ、なんてお気の毒な。
女王陛下のお心が、一刻も早く癒されることを、心からお祈り申し上げます。
――以下、激励式における女王の言葉より、一部抜粋
『どんな軍勢に、攻め込まれたとしても……くふぅっ! 決して、城門を開いては、あぁっ! 開いては、なりません……! 堪えるのですっ……堪えてっ……閉じてっ……んはぁっ!?』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-30 00:43:37
5528文字
会話率:2%
大陸の陸の孤島ともいうべき僻地の小国サイラスに、大陸の由緒正しき大皇国オルドネージュの皇女様が嫁いでくることになった。なぜだ、なぜこんな僻地に?ある日突然、降嫁すると一方的に連絡がきたのだ。理由を知るのが怖い。皇女の年齢は20歳らしい。政略
結婚するには、年が行き過ぎている。ちなみに皇女は長女で、3人の妹たちはすでに嫁いだか婚約中。なぜ長女だけ売れ残ったのだ。自分より格上も格上の大国の皇女を娶るはめになった小国の国王が、嫁いできた皇女と暖かい家庭を築いていくまでの物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-16 23:58:49
89430文字
会話率:27%