アジレイア国の小さな店で、毎日せっせと回復薬を瓶に詰めるエイミー。
代わり映えのない日々を彩るのは、ときおりエイミーを訪ねてきてくれる銀髪のサヴィア。
迷子になっていたところを助けてから、エイミーの友人となった男だった。
彼が来ると、サボり
に厳しいはずの店主が甘くなる。
露店の人々も、いつになくサービス旺盛で。
サヴィアの正体を疑問に思うエイミーに、サヴィアは口を開いた。
【匿名短文カツラバレ企画参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-29 09:16:00
2146文字
会話率:49%
ある冬の日。ドルチェネ伯爵家の令嬢サフィアは、七年の付き合いになる婚約者に婚約解消を告げられた。
相手方の有責で婚約は破棄になったといえ、婚約者を愛していたサフィアは泣き暮れて、屋敷に籠ってしまった。
ほんの些細な事を切欠に、ぼんやりとし
た生活から脱却する事にしたサフィアは今後の事を考える。
婚約を破棄してもう二十一歳になった自分に出来る事。出来ればもう家族に心配も迷惑もかけたくない。
それを相談した相手が──ルーファス・ベルネージュ伯爵。
引きこもっていたサフィアの元に、時間があれば様子を見に来てくれていた学院時代からの友人だった。
事情を聴いたルーファスは「それなら自分と結婚しよう」と思いもよらない提案をする。
聞けばルーファスも身を固めるように周りから突き上げられているらしい。
二人がしたのは契約結婚。しかしルーファスはサフィアを大切に扱ってくれる。まるで恋しているかのように、甘く。
そんな日々を過ごす中で、サフィアはルーファスに惹かれている自分に気付いてしまった。しかしそれを彼に告げたらこの関係は終わってしまうのではないか……。
悩むサフィアの耳に入ってきたのは【ルーファスには想い人がいる。それは決して叶わない恋だ】という噂話。
動揺するサフィアの元に、自分こそがルーファスの相手だという女性も現れて──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-07 08:00:00
122016文字
会話率:36%
──お兄様は、わたくしの半身……
だから、わたくしはお兄様を取り戻すために魔女になりましょう。
正義を振りかざす騎士を堕落させ、英雄には死を与え、精霊は狂わせる。
黒い力を持つ魔女になりましょう。
※この話は、アンリさま主
催『私の神シチュ&萌え恋企画』に参加している話です。
『私の神シチュ』
悲劇の世界で、愛しているを言わずに思いを貫く。
『萌え恋』
赤毛褐色不憫ヒーロー(もちろんイケメン)との盲目的な恋。
※R15範囲の性的描写、暴力表現、流血・死の描写があります。作者が闇落ちしているので、非常に好き嫌いがわかれる話だと思います。
※錬金術の話をベースにしていますが、ホムンクルスはでてきません。
※タグにネタバレがありますが、不快な方への注意喚起のために書いています。
※性癖をぎゅうぎゅうに詰めたので全体的に駆け足展開です。
※本編は企画参加作品。後日談は語りきれなかったエピソードの追加になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-23 18:52:11
34696文字
会話率:29%