ずっと演奏できると思ってた。あのスポットライトの下でーー
吹奏楽の舞台に憧れ、サックス奏者として中学三年間、仲間と共に全力を尽くしてきた味沢雪音は、進学先の吹奏楽部のやる気のなさに嫌気がさし、部活を一年足らずで退部。その後は家業であるイタ
リアンレストランの手伝いをしながら学業に励む生活をしていた。そんなある日、中学時代の吹部の同期でありトランペット奏者の藤原瑞佳が突然店に来店し、雪音にある悩みを相談する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-04 22:57:08
10512文字
会話率:63%
61歳の初老男がAS(アルコール・ソサエティ)の自助グループに入り、断酒を一生涯続ける決心をする。アルコールを止めるために、三つの顔と名前を持つことになった。
まずは今までの自分の顔と名前。二つ目は自助グループASの顔と『はやて』のニックネ
ーム。三つ目は小説家の顔と『飛鳥疾風』のペンネーム。ジャズシンガーも『飛鳥疾風』のステージネームとなる。
自助グループ代表のルリに恋ごころを抱く。しかし彼女の左手薬指には銀色の指輪が輝いていた。
初老男がアルコール依存症からの回復、恋、小説家、ジャズシンガー等、セカンドライフの人生模様を描く400枚の長編小説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-14 12:45:03
33933文字
会話率:43%
50年以上前、昭和40年頃の名古屋の街のお話しです。死んだ友人の代わりにセミプロのジャズバンドにもぐり込むのですが。そこには盲目のドラマーがいました。そして、オレは恋をします。出逢いと別れ、青春の身勝手さ、少年から大人への端境期を、オレはど
う過ごしたのでしょうか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 14:14:18
53876文字
会話率:18%
この一年ずっと会いたかった人がいる。だから、数年ぶりにわたしは他県への旅をすることにした。お供は小さなショルダーバッグと少しの荷物だけ。かわいらしいジャズの調べがイヤホンから聞こえてくる。これから会う人が一年前に見ていただろう景色を眺めなが
ら待ち遠しい気持ちが溢れてくる。
恋人に会うまでの旅程の先に見せたいものがたくさんある。
この小説はジャズバンド、黒船レディと銀星楽団の楽曲"Collage"の影響のもとに執筆されました。
黒船レディと銀星楽団 Webサイト:http://kurofunelady.net/discography.htm
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=150折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 23:55:35
2234文字
会話率:0%
わたしにはお気に入りのパティスリーがある。商店街にある小さなパティスリーで時折寄ってはケーキやクッキー気分に合わせていろいろなお菓子を買って帰る。このお店に行き始めたのは中学生の頃、人生で最初の失恋で落ち込んでいた時頃にこっそり出かけたコン
ビニの帰り道。
その時に見たパティシエ氏の仕事をする姿を見てからと言うもの、この店はわたしの宝物になった。宝石箱のようなこのパティスリーへの想いを綴った物語。
この小説はジャズバンド、黒船レディと銀星楽団の楽曲"Patissier"の影響のもとにに執筆されました。
黒船レディと銀星楽団 Webサイト:http://kurofunelady.net/discography.htm
この小説は自身のブログSweetish trip!からの転載です。
ブログトップ:http://sweetytrip.jugem.jp/
小説ページ:http://sweetytrip.jugem.jp/?eid=144折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-26 23:21:09
4083文字
会話率:33%
西洋の文化が大量に流入し始めたばかりの極東の国。
文化は好むが異国人はまだまだ珍しい。
そんなご時世に、ある薄暗いライブハウスに奇妙な異国人ジャズバンドが現れる。
音楽をたしなむ青年:伊達は彼らの音楽を聴いたあるトランペッターが狂死
したことから、彼らの存在を知る。
曰く、悪魔の音楽を奏でるものども――と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-06 12:55:37
83361文字
会話率:27%
これは高校生達が夢を掴むまでの話。
過去のとある出来事で、音楽の世界から一度は離れた主人公柳瀬 朔が学生ジャズバンド〈Shiny Stones〉のボーカル水嶋奏と出会い、様々な人との関わりを持ち、将来への道を探ってゆく。
「紅玉(こうぎょ
く)、教えてくれ……君の目には何が見えるのかを。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-21 12:58:17
33386文字
会話率:16%
1章 初めてのジャズ・ミュージック
1980年代の初頭、17歳の冬子は大学生のバイトの先輩達に連れられて初めてジャズ・クラブへ行く。
’80sの音楽とファッション、そしてカミング・エイジ・ストーリーのはじまり。
それまでアメリカン・ポ
ップスとロックしか聴かなかった冬子は生のジャズ・ミュージックに触れて、その音の豊かさと溢れる情感に惹き付けられる。
そしてジャズバンドのサックス吹きのカッコよさ…。
冬子とジャズ......それまで未知のジャンルとサックス奏者との出会い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-15 22:00:00
52823文字
会話率:29%
白人と黒人が人種差別問題で激しくぶつかっていた1940年代のアメリカ。
そこに一人の悩めるジャズバンドリーダーがいた。
彼の名前はビリー・エクスタインことB。
自分たちが編み出した新しい音楽と、白人社会の求める音楽、そのギャップこそ音
楽には必要ないものなのではないかと考え始めた彼の目の前に一人の少年が現れる。
褐色のフランク・シナトラと呼ばれたBに少年はどんな影響をもたらしたのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-30 21:00:00
3092文字
会話率:25%
アナウンサーの秋窪洋子は、地方局から東京にある本局に転勤となった。
それは洋子に、過去と向かい合うことを求めてくる。
そんな中、明暗を知り、孤独を抱えた洋子は、ディレクターの藤崎弘海にジャズバンドのボーカルに誘われる。
そしてまた、栄光と絶
望の狭間へ投げ入れられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-19 07:03:25
31674文字
会話率:40%