生まれが理由で離れに押し込められている「私」。退屈な日々を過ごすある日、世話係として現われたのは王妃の座を争い、敗れた没落令嬢だった。
玉座を求め、「私」を利用せんとする世話係。そんな彼女に、「私」は言う。
「貴方は私を殺すのね」
「…
時が来ればです、王女様」
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最終更新:2024-12-12 17:06:05
6611文字
会話率:39%
内親王尭子と、四季の名を持つ4人の女房が織りなす一年
最終更新:2024-11-27 16:47:15
25239文字
会話率:45%
人生の大半を運と口先で乗り切ってきたぐーたらOL、佐野怜奈はある日突然異世界に転生してしまった。
転生の際、女神から「努力」を可視化してもらった彼女は、公爵令嬢オフィーリアとして異世界を生きることになる。ところが、血のつながらない家族は冷た
く、公爵令嬢としての教育が与えられる気配はない。あれ、もしかしてラッキー?異世界でも今まで通り、ベッドの上でぐーたら過ごす彼女だったが・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-07 23:43:56
35456文字
会話率:27%
コトノハ見習いの少年、アザは、とある町で各地のコトノハたちから送られてくる手紙を仕分け、届ける仕事をしていた。
町ではたらくコトノハたちの仕事は、ただ手紙を届けるだけではない。相手の元へ出向いて手紙を読み、望まれればその場で返信を書く
。文字の禁じられた大陸では、文字に関することのすべてをコトノハが取り扱っていた。
ある日、アザたち町のコトノハの元に訃報が届いた。それはこの国のコトノハの中で最も優秀と言われ、アザも訓練生時代に何かと世話を焼いてもらった先輩、クツァオの死を知らせるものだった。彼は戦地にて記録係の任を務めながら兵隊たちのために手紙を書いていた。
文字に関することはコトノハにしか扱えない。それゆえ、戦地であれどコトノハの扱いは丁重だ。また、どの国も優秀なコトノハを欲しているため、たとえ戦いに負けても殺されることはない。そのはずだった。死ぬはずがなかった。何よりクツァオは、簡単に死ぬような男ではなかった。
絶対に死なないと思っていた人物の死に戸惑うコトノハたち。そんなとき、アザのもとに“鳩”の少女、フタバが手紙を届けに来た。
鳩とは、どこの国にも属さない集団で、敵味方関係なく「届けるべき人のもとへ届けるべきものを届ける」ことを理念に掲げた届け屋だ。戦場からの手紙の多くは、鳩が届けてくれる。フタバはクツァオと戦地で出会い、彼が綴る兵士たちの言葉をその家族に届けてきた。そして、クツァオ自身の思いも。
初めてもらった手紙に書かれていたのは、アザが知っている報告書の内容とはまったく異なる戦場のようすと、違法であるはずのクツァオ自身の思い。
「頼む、アザ。兵士たちの本当の言葉を、家族に伝えてくれ」
コトノハの掟とクツァオの言葉の間で迷いながらも戦地へ赴いたアザは様々な人と出会う。兵士たち、鳩、敵国の少年兵──再会したフタバとともに、アザは“コトノハ”としての生き方を見つけていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 15:21:28
33200文字
会話率:40%
天月キョウヤは呪い師だった。
『コトノハ』という、言葉で人の認識を歪める呪いを遣って、オカルトに困っている人を助ける高校生。
キョウヤは今日もどこかで、オカルトを追い求めていることだろう……
最終更新:2024-06-30 22:45:00
49139文字
会話率:29%
三つの詩からなる一つの物語……。
これは私小説のような詩……。
私の想い……。
最終更新:2024-03-03 22:57:38
2169文字
会話率:45%
樋山 誠(ひやま まこと)、29歳。今の会社に勤めて6年…。決して仕事がつまらない訳ではない。やりがいもある。
…ある。
……あった。
………あった、はず。
そんな男の、ゆるやかな日々。
世間に負けず、上司にも負けず。今日も頭を下げ、愛想を
振りまき頑張ります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-14 01:56:50
16683文字
会話率:45%
ボーイミーツガール、かもしれない。
小学1年生の頃、事故に遭い顔に一生消えない傷を負った「僕」は、学校でも孤立していた。一人でいることも、気味悪がられることにもすっかり慣れてしまった頃、転校してきた女の子と仲良くなる。意気投合し、毎日のよ
うに遊んでいた二人。時は流れて高校生になり、このままずっと穏やかな日常が続いていくと思っていた。しかしそんなある日、彼女は突然姿を消してしまう。
唯一の「友達」が突然いなくなり、抜け殻のように過ごす中で、「自分」が彼女に抱いている思いに気づく。
人と人とを繋ぐ、コトノハの話。
カクヨムにも投稿中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 22:19:35
5866文字
会話率:39%
これは、実話を元にしたフィクション作品です。すでに投稿している実話をメインに構成しています。
メイン登場人物
主人公 近藤在過 37歳(コンドウ トオカ)
妻 近藤言葉 32歳(コンドウ コトノハ)
娘 近藤希心 5歳 (コンドウ キコ
)
過去ヒロイン
篠崎神鳴 26歳(シノザキ カンナ)
母親 篠崎雷華 45歳(シノザキ ライカ)
父親 篠崎大迦 47歳(シノザキ オオカ)
あらすじ
僕の娘が5歳の誕生日を迎えたころ、数か月前から一軒家に引っ越しの計画を立てていた。
引っ越しの数日前に荷造りをしていると、過去に失恋をした恋人の思い出が見つけてしまう。
妻が、旦那の泣いている姿を目撃し「思い出してしまったのね」と声をかける。
満面の笑みで、娘が自分より大きなぬいぐるみを抱きかかえて言った。
「パパ? 悲しいことは全部言わないといけないんだよ! 先生が言ってたのよ!」
「そうね。ママと一緒に希心も一緒に聞いてあげようね」
「うん!」
僕は、妻と5歳の娘に10年前の失恋話をすることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 16:34:20
150645文字
会話率:54%
あらすじ:
主人公の相田諭(あいだ さとし)は地球で30歳の誕生日を迎える直前、トラックに跳ねられて死亡してしまう。しかし、彼は異世界に転生し、新たな能力を手に入れることになる。
目を覚ましたさとしは、自分が見知らぬ部屋にいることに驚き
ながらも、次第に転生の事実を受け入れていく。彼は異世界の言葉がわかることに気づく。
さとしはコトノハとして転生し、コトノハの両親であるギルベルトとマリアが彼がいる部屋に現れ、彼は異世界に転生したことを知る。さとしは両親との会話を通じて、異世界では魔法が存在し、言葉の力が重要な要素であることを知る。
彼の新たな能力に興奮するさとしは、両親のサポートを受けながら自らの成長への意欲を高めていく。彼は異世界での冒険に向けて準備を始め、言葉の力を駆使して魔法を使いこなす道に進む決意を固める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-31 23:44:14
349文字
会話率:25%
僕の心に永遠に住み着いてしまった貴方。
最終更新:2023-02-12 20:37:31
991文字
会話率:0%
残酷なほどに美しく澄んだ湖を前に、男女が並び立ち語らう。
最終更新:2023-01-29 18:16:18
1022文字
会話率:0%
昴と麒麟は陰陽道の大家に生まれた七つ年の離れた兄弟。昴が十七歳、麒麟が十歳の早春、怖い夢を見たと怯える弟の麒麟に、昴は位の高い妖の一族の姫である、金色姫の花嫁行列を見に行こうと誘う。実力主義の家の中、昴より麒麟が優遇され、ぎこちない関係にな
っていた兄弟は二人、金色姫の嫁入りを見に行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 21:00:00
2043文字
会話率:48%
コトバにはコトダマが宿る。そういうクニのもとに生まれた女子高生が、親友との再会を望む話。
主人公の女子高生、伊東結希(いとう ゆうき)とその親友兼幼馴染の村岡紗和(むらおか さわ)二人はいつもと同じように下校し、隣同士の家に帰宅した。「ま
た」いつもなんとなく口にしていた次の再開を約束するコトバ、その日はお互い何の気なしに口にしなかったコトバ。
翌朝、結希が家の前に出ると、紗和が出てくる様子がない。紗和の母によれば紗和は結希が出てくるのを待ちきれずに先に登校したという。なんとなく違和感を感じながらも、結希も紗和の後を追って登校する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 22:20:58
1447文字
会話率:43%
獣人と呼ばれる、ケモ耳族と尾っぽ族が住まう世界のベアード島で、アマシロ コトノハは、破国主様を崇める巫女として育った。
戦によって領主が居なくなった今、領民を守れるのは、領主に仕えるアマシロ家の者しかいない。
新しい島に移り住むことにな
り、新しい島でも破国主様を信仰するためにコトノハは、5つの魔石を集めるため旅立つ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-13 09:43:29
44336文字
会話率:28%
学校から帰ると、姉が殺されていた。
今まで両親不在の中育ててくれた姉。
その姉を殺害した犯人に仇を打つために、犯人を自力でみつけようとする。
しかし、上手く掌の上で踊らされてしまう。
警察からの協力や、友人たちの手助けを受けながら、犯人を見
つけることが出来るのか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-20 20:24:41
1376文字
会話率:85%
21世紀。地球環境の変化に伴い、数々の自然災害が起こるようになった時代。幾度となく自然災害に苦しめられた人類は、なおも物質主義を捨てようとはせず、人類は緩やかな滅亡の道を進み続けていた……。
主人公の言宮界人(ことみやかいと)は、両親を巨大
災害で失い、東京湾に浮かぶ孤島で、空虚で虚しい日々を過ごしていた。そんな中、またしても無慈悲な災害の魔の手『災厄』が彼を襲う。
人は何故奪われるのか。人は何故消えていくのか。大切な存在であればあるほど、いとも簡単に。
抗いようのない理不尽に牙を向けたその時、界人の元に一筋の奇跡が降りる。
『あなたの心は、何を誓いますか?』
超古代の人間が、心に誓った言葉の意味を遂行するために使ったとされる未知の力『コトノハ』。これを身に纏った界人は、この地球を襲う『災厄』に立ち向かい、やがてこの世界の真実を知ることとなる。
これは世の理に抗い、もがいた一人の青年が、真の正義を見つけるまでの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-26 23:02:29
13184文字
会話率:40%
某県林倉市林倉町。
十年ほど前に焼け落ちたこの都市は再開発がすすめられ、今なお開発中の都市であった。
その都市では一つの流行り病が存在している。
『病葉』と名付けられたその病は一種の精神病であるが、一度発症すれば精神のみならず肉体、そして空
間さえも変質させる病であった。
かつて焼け落ちたこの都市は平和な街だったのだという。
最も、そんなことは露知らず、彼等は当たり前の日常を過ごしている。
過去に学び、現在を通り、未来に思いを馳せて生きるのがごく当たり前の人生というものだ。
彼もまたそんな一人。けれども彼自身、病葉ではなくとも、別の病を患っている。
『ああ、私は君を正しく認識している、と思う』
『人間というものは自らを形作るにあたって根本的に“他人”という事象が必要なのだ』
『そして、それを全て失った君は自らを形作るにあたって様々なものが足りていない』
『だが――ああ、素晴らしいよ、糸久時邦。何もかもが足りていないが故に君自身には大きな空洞が存在している。その空洞はあらゆる空想を許容する。すなわち、君は、理想的な』
黒い海辺、純白の満月が輝く夜。
それは悪夢の始まり。花開く美しい恋の音。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 18:00:00
29022文字
会話率:41%
『空を、風を、雲を、二つの月を、陽を見よ。
竜は何者とも争わぬ』
塁壁都市歴978陽。
穏やかな風が吹く季節。竜が住まうと噂される森の先に、少年が立っていた。
何もない草原を見渡して、唯一の他人である母からの教えを思い出す。世界を
見てきなさい。少年はその言葉に従って、自らの家を旅立った。
あらゆる獣が人を喰らい、六匹の竜が世を支配する。
その世界の名前さえ、少年は知らない。
目標さえなく、何を見ればいいかもわからない。
けれども少年は歩き始めた。どこまでも澄み渡る青い空の下を、陽の光へと向かって。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 17:00:00
132619文字
会話率:49%
何も才能を持たないいじめられっ子の高校生、コトノハ。
ある日事故に会い、貧しいながらも幸せな異世界の一般家庭の赤ん坊として転生してしまう。
しかし生前とは違い、転生後の彼は剣術、魔法、全ての才能に恵まれた稀有な存在として異世界に名を馳せて
いく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 18:40:55
1006文字
会話率:35%
「『幸せ』は命をこの世界に繋ぎとめておくための大切な紡ぎ糸。だから忘れないで。アナタが誰かの幸せを願うとき、私はずっとアナタのそばにいるわ」
若くて命を絶った少女と2人の幼馴染みが織りなす物語
キーワード:
最終更新:2020-11-08 13:20:16
40075文字
会話率:49%
雨の中拾った捨て猫のような少女。
拾ったのは妹とその幼馴染をずっと守ってきた守護者。
その出会いは、何を意味するのか。
(拙作「コトノハの理由」のサイドストーリーになります。よろしければそちらも御覧ください。単体でも楽しんでいただけます
)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 08:54:46
7523文字
会話率:94%
言葉を失わせた者。
言葉を失った者。
それを見守る者。
三人の想いは溶けて、それぞれの理由を思い描く。
最終更新:2020-05-25 18:03:38
13720文字
会話率:98%
天音 てまりは全て母親を中心に回っていた。
母親のために芸能界に入り人気のモデルとして活躍していた。
そんな中突然の母親の訃報により、今まで心の支えだった母親を失ったショックから感情を失ってしまう。
さらに立て続けに彼女に不幸が襲いかかり、
彼女自身も悪質なストーカーによって殺されてしまう。
母親が居ない世界に未練などないてまりは
『早く母親に会いたい』
そう願いながら自身の意識を手放した。
しかしてまりが意識を取り戻すとそこはあの世と呼ばれる場所でてまりは地獄の裁判を受けることになっているのだと言われた。
母親に会いたい。その一心でてまりは地獄の裁判をくぐり抜けていくが、第5の裁判で閻魔大王から裁きを受ける時、閻魔大王の青年のようなあまりにも美しい姿にてまりは目を奪われてしまう。
1度は人間界への転生を定められたてまりは何故か閻魔大王の姿が脳裏に焼き付き忘れられなかった。
そのせいで、てまりを転生へと誘う門が狂いだして…?!
元人間の少女と閻魔様の異色の組み合わせが送る、ハチャメチャな地獄ラブコメディ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-28 11:43:20
10870文字
会話率:33%
思いついたままつらつらと…
最終更新:2020-05-06 16:53:26
256文字
会話率:0%
これは日常と地続きの、少し不思議な物語。
―—残留思念って言葉、知ってるか?
ことばのおじさんはあの日、夕焼けに染まる神社で僕に教えてくれた。
人の想いには、幸福な優しさと、それから胸が苦しくなるほどの悲しさがそれを形作っている、というこ
とを。
願うのはただひとつ。過酷な日々に穏やかな夢を。
*この作品は「note」(https://note.com/sorahito_oumi)にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-03 11:00:00
12515文字
会話率:42%