マルコが生まれたのは土の中であった。
神は彼を救わなかった。
代わりに彼を拾ったのは、魔族の女だった。
魔族は契約を重んじる。
特段の理由がなければ、人の法をおかすこともない。
ゆえに人の命を奪う際にも、それは合法でなければな
らない。
成長したマルコは、母の指示で街へ向かった。
合法的に人の命を奪い、金を稼ぐために。
理由などは考えたこともない。できるだけ金を稼ぎ、彼が母と呼ぶ女に捧げる。それ以外に、生きる目的もなかった。
しかし予定通りにはいかなかった。
街に異変が起きていた。
はじめは小さな予兆だった。それが次第に無視できぬ災厄として具現化した。遺跡の古代兵器が目覚め、世界を破壊し始めた。
人々は抵抗を始めた。世界を守るために。詩人は彼らの活躍を歌った。戦いの中から英雄が生まれた。
マルコはしかし彼らの活躍を傍観していた。
この世界を愛していなかったのだ。
滅ぶなら滅べばいい。
世界を救う理由など、微塵もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 00:00:00
335209文字
会話率:42%
ただただペルソナ・ノン・グラータの三人が貴方達に情報を提供する場。メッセージボトル、ぜひ開けて読んでみて。
最終更新:2025-01-04 22:31:30
3424文字
会話率:0%
「つるぺたババア」もどうかと思います。
※注・作者はジャンプ+の感想にも似たような感想を載せてます。189話の836です。
最終更新:2024-10-11 22:12:46
235文字
会話率:0%
『必ず来てください』大人びた雰囲気の美少女で、勉強もスポーツも万能なクラスメイトの静所さん。彼女が猫とお喋りするのを目撃し、放課後に呼び出されることになった岩濱成行。そこで静所さんの秘密を知ることになる。何と静所さんは魔法使いだったのだ。
しかし、成行にも秘密があった。彼もまた、10年前に魔法使いと出会っていた。それが『本の魔法使い』。静所さんとの出会いが、再び魔法使いとの接点を与えた。
ところが、かつて出会った『本の魔法使い』をめぐり、運命が動き始める。本を追う謎の組織。それに狙われる成行。そして、あるきっかけで、彼は魔法使いになってしまう。
魔法使いになった成行は、静所さんの弟子となる。一人前を目指す成行。そんな彼を指導する静所さん。だが、本を追う組織の手が迫っていた・・・。
※この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
※この作品に登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-23 19:44:37
10921文字
会話率:45%
帝国による大規模な侵略に乱れる諸国。
誰でも簡単に、定型化された魔法現象を顕現できる”奇跡”。
今や古びた技術となった、魔法現象そのものの成り立ちを理解し、応用させることのできる”魔術”。
体躯に似合わない膂力と魔女から学んだ”魔術”を
武器に旅する黒髪黒瞳の主人公ノア
帝国に滅ぼされた亡国の第二王女セシリア
ノアと同じ黒髪黒瞳の特徴を持つ複数人で構成された、特殊な能力を持つと言われる”郵便屋”
主人公ノアと、亡国の王女セシリアは、
互いに利用し合いながら、それぞれ異なる理由から帝国への復讐を誓う。
※
最強チートものではありません。
主人公も強者ではありますが、立ちはだかるもの全てを薙ぎ払うこのできるほどのチートはありません。
人を使い、巻き込みながら、自分に有利に物事が進むように地面を固めて行くタイプの主人公です。
ゆっくり進めていきます
気が向いたらブックマークおねがいします折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 23:49:48
18304文字
会話率:30%
世界の成り立ち。
始祖の正体。
異世界とは。
最終更新:2018-02-18 21:10:10
5082文字
会話率:37%
仕事を請ける時から、既にけちが付いていた。
クソ役人と、わけの分からない女に、半ば強制的に受けさせられた護衛の仕事は、とてもフリーで身辺警護――所謂、四号業務――を請け負っている人間に持ってくるような類の話ではなかったんだし。
アフリカで新
たに独立した国への外交団派遣にあたり、在外公館警備対策官に騙されるような形で任官されていた。
語学の才を見込まれたとかもっともらしいことを言われてはいたが、それもどこまで本当だったのか。
政治・経済、そして、陰謀を軸に進む、架空のアフリカの小国を舞台にした、近未来SF(サイボーグ物・戦闘描写は全体の一~二割程度を予定)ハードボイルド風のような、それでいてライトのような物語です。多分。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-11 15:22:14
118116文字
会話率:27%
作中にもあると思うのですが、書いた当時は今からかなり昔になります。
たしか、政権交代したあたりで世界から疎外された日本というイメージが、いろんなメディアから流れていた時代だと思います。その鬱憤をふざけるな!となってだったら、こうしてやる!と
いうラストに結びついたものです。
この小説は何年か前に某ラノベの賞に出して一次選考は通ったやつです。まあ、二次選考で落ちたのは当然で、これっていろんな人に「ラノベじゃなくね?」と言われるので、むしろ、一次選考を通してくださった下読みさんに感謝したのもいい思い出です。
あらすじは、最初のコンセプトは『魔法少女VS吸血鬼! 二大大対戦!!』だったんですが、いつの間にか、『現実に魔法少女や吸血鬼なんていたら政治的に利用されるよね』という路線になってしまいました…。
しばらく小説を書けなかった期間が長かったので、長い間、これが僕の名刺代わり(小説書いているよ、に対する、じゃあ見せて、という流れの名刺的作品)になっていました。なので、今とは漢字の開きも弱いし読みづらいし、思想は凝り固まっているし(今はそこまでではない)、なので、お見苦しいところもあるとは思いますが、読んでみてやってください。
いつか、途中まで書いてあるリライト版の『2.0』も完成させて、もっと成熟したやつをアップできたらなぁと思います。欠点だらけの作品ですが、よろしくお願いいたします。
ネタバレにもなるし副題に『日本鎖国』と入れるかどうか迷ったけれど、入れた方がわかりやすいかと思い入れることにしました。国家的ストーリーの最終的な着地地点はここ、みたいな感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-29 22:09:39
142059文字
会話率:29%
銀河最強の生命体であるアウレアは今日も今日とて、宇宙に数多いる恋人たちに会うため、そして未だ見ぬ未来の恋人たちに出会うために、宇宙を巡っていた。彼女の持つ矜持、『愛にすべてを』 そして 『女の子は正義』 を実現するために。
そう、彼女は女の
子に目がないのだ。
これは宇宙のどこにでもいる女の子達のために、いろいろな意味で銀河最強の彼女が頑張るお話(?)
※この小説には百合 ハード(?)SF などの要素が含まれます。 前書きは何も関係ないので飛ばして大丈夫です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-16 00:11:38
9756文字
会話率:57%
魔界で副業としてホストを営む三人、死神と闇医者と用心棒はとある日、知り合いの女盗賊から一人の少女の面倒を任されます。
一週間、素性も知れない少女のお守りを任された彼らに襲い掛かる悪党たち。
とある理由で体調不良な死神と用心棒、そしていつの間
にかさらりといなくなっている闇医者たちは襲われる理由も目的もわからず戦います。
果たして彼らは女盗賊からの依頼を完遂することができるのか―――!?
そして素性も知れない少女のお守りを任された理由とは!
……とまあこんな感じで、とある魔界で過ごす、とある三人の悪党のお話です。
登場人物は九割が悪党、もうみんな悪党、悪党祭りです。
自分の欲望に忠実で強くてハチャメチャで『正義』のどこにもない悪魔たちの世界を覗き見てみませんか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-17 22:00:00
71064文字
会話率:39%
好ましからざる人物には、国内に入ってもらいたくない。それは、どこの国でも同じことだ。
最終更新:2012-01-01 00:00:00
941文字
会話率:63%