大きな壁に隔てられた廃校舎の教室で目覚めた主人公トウヤ、周囲には同年代の男女、皆が目覚める前の記憶は何も無く、唯一わかるのは自身の名前のみ。
そんな中、教室内に置かれたディスプレイに映る男が壁の中を国と認め、自国との出入国を拒否すると語り出
す。
一体誰が何故自分を閉じ込めたのか、トウヤは自身なりの憶測の元脱出方法を模索する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:40:35
17528文字
会話率:28%
競泳選手としての人生を終えた青年・蒼(アオ)が、新天地の横浜で出会ったのは――
全身にトライバルタトゥーをまとった法律屋・五百蔵悠(イオ)。
風俗街の最寄り駅前、築十年のマンションにある「ソアラ綜合事務所」には様々な依頼人が訪れる。
きっ
かけは、一枚の紙片。
そこに綴られた不思議なSOSを拾ったとき、アオの「日常」とイオの「謎解き」が交差していく――
謎とも言えない小さな謎と誰かの悩みを見つけていく、ささやかな連作ミステリ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:40:00
51856文字
会話率:33%
バツイチアラフォー派遣OLの犬養紗良(いぬかいさら)は、日々増えていく皺、贅肉、ストレスに耐えながら慎ましく生きていた。
世の理不尽に耐えながらも頑張っていた紗良は、無情にも強制的に異世界に転移させられた。
転移した先は、獣人たちが暮ら
す世界だった。
召喚士曰く、彼女は、運命の番と結ばれるために召喚され、彼女の番は、まだ生後三か月の狼獣人でこの国の第七王子であるという。
番であるという小さな子犬を目の前にした紗良は、孤独に震えている第七王子目の前にし、彼を育てる事を決意する。
王宮内で疎まれる存在であった第七王子とおばさんとして邪険にされる紗良。
二人は、離れの古びた塔で生活を始めた。深い愛情で子犬を育てる紗良と、彼女の愛情を一身に受ける第七王子。
第七王子が成長するにつれ、紗良の身体にも徐々に変化が現れて――。
溺愛もふもふ王子×訳ありアラフォーOLのすれ違いラブコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:38:20
142756文字
会話率:40%
五光の勇者として、仲間たちと平穏な日常を満喫していたセラフィナ。
しかし、ある日突然、魔王ルシアン様が魔界へ戻ることに!
せっかく両想いになれたのに、このまま離ればなれなんてありえない!
どんな困難が待ち受けていようと、愛する推しのた
めなら、魔界だってなんだってついて行きます!
「こんな素敵な推しに、命を懸けてついていかないわけがないでしょ!」
推し活は世界を救う!
そして、愛は魔界をも変える!
転生ヒロインと最強魔王が織りなす、甘くてちょっぴり騒がしい異世界ファンタジー、ここに開幕!
恋と冒険の行方から、目が離せない!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:30:04
71060文字
会話率:20%
創造神ガイア様によって創られた、この美しい世界を守るため、魔法使いの王、ルシアン様を始めとする五光の勇者は、悪魔ヴェクスを討伐し、世界に平和をもたらすはずだった…。
元、日本の女子高生、佐倉花。
彼女は、聖剣の使い手セラフィナとしてこの世
界に召喚される。
彼女の使命はただ一つ――前の世界の「推し」であるルシアン様と、今のこの世界を救うこと!
しかも、その方法は、剣でも魔法でもなく、彼女が愛してやまない「推し活」の情熱と、とある意外なモノ!?
「私の『推し』が、この世界を救う鍵になる!?」
神と人間、そして「物語」と「推し活」が交錯する、前代未聞の異世界ファンタジー。
これは、一人の女子高生の純粋すぎる「推し愛」が、世界を、そしてある存在をも動かす奇跡の物語!
彼女の「推し」への愛は、世界を救えるか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 12:08:31
165673文字
会話率:14%
「本日をもって、貴女との婚約を破棄する!」
ここは王立学園の卒業舞踏会。
目の前では、第一王子ルーク・アステリアが、筆頭公爵家の令嬢ビクトリアに――“婚約破棄”を突きつけていた。
そして私は、その隣で震える、男爵令嬢リナ・アルデーヌ
。
―――その瞬間、私は思い出したのだ。
ここは乙女ゲームの世界で、私はその“ヒロイン”リナ。
しかも今まさに、幻の“逆ハーレムルート”に突入したばかりだということを。
……これは夢じゃない。現実。現実なのね……!
ってことは――
あの、イケメンすぎて現実で見たら即・昇天しそうな攻略キャラたちに囲まれて、
甘くときめくセリフを囁かれ、全員から本気で口説かれるってこと……!?
むりむりむりむり!!!!
ちょっと、喪女歴三十年の私が、そんなのに耐えられると思う!?
推しに面と向かって「君を一生愛する」なんて言われたら、心臓破裂するんですけど!?
――これは、モテ耐性ゼロの私が “モテ過ぎ”地獄を全力でサバイブする、波乱と溺愛の乙女ゲーム転生ファンタジー!
……だったら、よかったんだけど。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:30:00
24219文字
会話率:12%
平穏に暮らしていた女子高生、神納木《こうのき》ほたる。
いつもの塾の帰り道、不審な存在に遭遇したのをきっかけに彼女の“いつもどおり”が終わりを告げた。
突然連れ去られた先は吸血鬼達の世界。
訳も分からぬまま裁判にかけられ、難を逃れた後に宣
告されたのは自身の余命。
生き残るためには、ほたるが過去に関わりを持ったある吸血鬼を探さなければならない。
しかしその吸血鬼は罪を犯し、追手から一〇〇年逃れ続けている大罪人。
罪人を捕まえたい組織と、彼を見つけなければ死んでしまうほたるの利害が一致し、組織の執行官・ノエと共にほたるはその男を探すことに。
その道中で起こる体の変化。刻々と迫る命の期限にほたるの心は弱っていく。
唯一の味方は、利害関係でのみ結ばれた男・ノエ。そんな相手を完全には信用してはいけないと、ほたるの過去のトラウマが蘇る。
だが現実は、ほたるの決意を嘲笑うかのように残酷で――
死の恐怖に翻弄される【前篇】
生きるために奮起する【後篇】
まるで操り人形のように自由のない吸血鬼達の世界に、ほたるの選択が変化をもたらす。
■とりあえず毎日更新■
※下記完結済み作品の改稿版です。大筋は変わりませんが、文字数的には倍の情報量になっています。(ヒロイン一人称縛り→三人称に変えたので改稿前に書けなかったこと全部詰め込んでます)
『マリオネットララバイ 〜がらくたの葬送曲〜』
https://ncode.syosetu.com/n6519hi/
※誤字脱字等言葉の使い方に関するご指摘はありがたいですが、その他部分につきましてはこちらからお願いしない限り不要です。
©2025 丹㑚仁戻折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:25:34
492652文字
会話率:48%
「気持ち悪い」
結婚初夜、朱華《しゅか》は夫である宵藍《しょうらん》から拒絶された。
彼が朱華を拒んだのは、不死鳥として子を成す役目を負った朱華がまるで操り人形のように思えたから。
しかし朱華にはそんな宵藍の考えが理解できない。この土地で
は誰もが朱華の子供を歓迎する。彼女が生んだ子が国主の配偶者となることで国が栄えるからだ。
子を生むことが自分の役目と教えられてきた朱華は、非協力的な夫に苛立ちを覚える。
しかし一方で、宵藍もまた子を生む道具にされていることに疑問も持てない妻の状況に不快感を抱く。
死んでは蘇り、永劫を生きる不死鳥。その不死鳥である朱華は、蘇るたびに子を成すことを求められてきた。
だが彼女はそれが自分の役目と信じて疑わない。蘇った時にそれまでの記憶を失っているせいで、疑問を持つきっかけすらない。
25年という短い周期で繰り返されてきた因習。それに対する宵藍の嫌悪が、朱華の埋もれた本心を引き出す。
何故不死鳥は人と交わるようになったのか。何故朱華は過去の記憶を持たなくなったのか。
葬られた過去を知った時、朱華と宵藍が選ぶものとは――。
※勢いで書いている長編です。レイティングは今のところR15しか付けていませんが、展開によっては増えることもあるかもしれません。
※舞台はなんちゃって中華風です。名称をそれっぽくしているだけで文化などはあまり参考にしていません。
※ヒロインが人外ですが、だいたい人間なので異類婚姻譚とは言い切れない気がします。
※大筋は最後まで決めてますが、途中の展開は勢いだけで書いているので個人的な好みなどお聞かせいただけると嬉しいです。
※誤字脱字・日本語間違いの指摘は大歓迎ですが、それ以外の技術的な指摘は不要です。必要な時に自分で信頼できる方に頼みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-28 09:31:11
147004文字
会話率:44%
東京タワーのてっぺんで睨み合う男と女。
男は女を敵とみなしていた。
女は男の顔が好みだった。
男のふとした表情に、女・一葉《ひとは》はうっかり足を滑らせ東京タワーから落っこちてしまう。
しかし彼女は吸血鬼、落ちたところで問題はない。
理
想の顔に出会えたことで意気揚々と帰路に着く一葉。そんな彼女を待っていたのは上司からの一言だった。
「お前、吸血鬼ハンターになれ」
正気かなと思いつつも渋々承諾した一葉の前に現れたのは東京タワーで出会った男・キョウ。彼もまた吸血鬼ハンターだった。
運良くバディを組めることになったものの、心底吸血鬼を嫌う人間のキョウとの仲はなかなか縮まらない。
日々キョウの怒りを煽り続ける一葉。
一葉にキレ続けるキョウ。
だが共に行動するうちに、お互いのことを知るようになり――うざ煽り系ヒロインとこじらせ顔だけ男の織りなすじれじれ恋愛譚(になればいいな)。
□■GW中は毎日更新予定■□
※以下作品と同じ世界観ですが、こちらの内容にはほぼ触れません。(同じ人は出てきます)
『マリオネットララバイ 〜がらくたの葬送曲〜』
https://ncode.syosetu.com/n6519hi/
※この作品はカクヨムにも掲載しています。(以下で完結済みのものを転載しています)
https://kakuyomu.jp/works/16817139558865685219
©2022- 新菜いに折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-09 10:27:28
209226文字
会話率:50%
エレスティカ
ここは、豊かな魔素が大地を潤し、空気を澄ませる美しい星。多種多様な生命体が存在し、七柱の神々の恩恵はその全てに遍く降り注いでいた。
人間種は王国の礎を築き、妖精種は森の奥で自然と共に精霊の歌を奏で、獣人種は氏族の絆を重んじ大地
と共に生きてきた。神聖教会は七柱の神々への信仰を広め、人々は祈りを捧げ、神々に感謝した。世界は、緩やかだが確かな均衡の中で、何世紀もの時を重ねていた。
しかし、その穏やかな日々は、突如として終わりを告げる。
大地が悲鳴を上げ、空を覆い尽くすほどの黒煙が地底深くから噴き上がった。灼熱の魔素の奔流は星を焦がし、全てを焼き尽くして、かつての美しい情景を瓦礫へと変貌させた。都市は跡形もなく消え去り、肥沃な土地は瞬く間に荒れ果てた瘴気地帯へと変貌した。それが、後に「大噴火」と呼ばれる、未曽有の災厄だった。
混沌の最中、神聖教会は人々にこう伝えた。悪魔アビスが世界を滅ぼそうとしている。しかし、祈りが全てを救うのだ。と、人々はアビスに恐怖し、七柱の神々へ一層の祈りを捧げた。
しかし、魔素による世界の侵食や、魔物の増殖は止まることを知らない。
このままでは、世界は滅びる。
神々はエレスティカの危機に気づいているが、神として星に直接干渉することはできない。そこで神々は、異なる世界で不慮の死を遂げた魂たちに、新たな肉体と世界を救うための特別な力を授けた。そして、最後の希望としてこのエレスティカへと送り出すことを決意した。
これは、歪んだ世界に抗い切り開いていく転生者たちの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:10:51
13351文字
会話率:49%
現代日本と中世ファンタジーが交差する、現実的なようでいてちょっと不思議な世界へようこそ!
転生者支援ギルドの一員トッシュは、「触れた物のステータスを変更する」チートスキルを持ち、超優秀。
しかし、ある日、突然解雇されてしまうのです。
優秀
だから毎日仕事をきっちり終わらせて定時あがりしていたんだけど、悲しいことに、上司が無能すぎてトッシュを低く評価していたのです。
ま、いっかと、家に帰ったトッシュは玄関ドアの前にでっかいクマのぬいぐるみを発見。拾って抱いて寝て、朝起きてよく見たら、それは、クマの着ぐるみを着たロリエルフでした。
彼女の正体は、トッシュの恩人の娘。日本での常識や文化を学ぶために、シルはやってきたのです。
こうして二人は同居生活が始まります。
現代日本の文明を知らないシルは些細なことでも「凄い!」とトッシュを褒めてくれます。
トッシュはそれが楽しくて、つい、シルをからかってしまうのです。
「水の精霊シャワーよ。水を出した前!」
「すごい! 水が出てきた!」
「炎の精霊よ、我に力を!」
「すごい! 水が暖かくなってきた! すごいすごい!」
二人が新居を購入すると、憧れの先輩や、仲の良かった後輩がお祝いに訪ねて来てくれます。
何度も来てくれる人もいたり、新居にゾンビが出現したり、アッシュは毎日、楽しくスローライフを満喫していきます。
常識人のふりをしつつも、やっぱ異世界人だからちょっとおかしいトッシュと、可愛いエルフなのにカピバラみたいな勢いでキュウリをかじるロリエルフの心温まる? ハートフル? な物語をお楽しみください。
◆ 備考
カクヨムに、間違い探しレベルで似たタイトルで掲載しています。
最強の制御不能いい加減男、ギルドを解雇されたからチートスキル『ステータス編集』を使って地球とナーロッパの融合世界で適当にスローライフする
https://kakuyomu.jp/works/16818093090807675650折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:10:42
178555文字
会話率:47%
ゲームが趣味の高校生カズがいつものようにVRのFPS《Battle of Duty》で遊んでいると、前触れもなく女性フレンドから「会おうぜ」と誘われます。
「いったいどんな人なんだろう……」
緊張しながら待ち合わせ場所に向かうと、そこ
に待っていたのは不思議の国のアリスの絵本から飛びだしてきたみたいな少女でした。
さらに外国のファッション誌の表紙に載っていそうな美人まで現れます。
二人の正体は人気のVTuber。
二人と一緒に遊ぶ間に、実は配信デビューしていたカズは、一緒にゲーム大会へ出場することになります。
ファックが口癖の元気少女アリサにいたずらされたり、美人で大人なジェシカに優しくからかわれたりして、カズは二人と絆を深めていくのだが……。
ゲーム仲間だから勘違いやすれ違いが発生してしまい、カズはアリサやジェシカといったいどうなってしまうのだろうか。
◆
文庫1.5冊分くらいのボリュームです。
ハッピーエンドで気軽に読めるラブコメです。
連載開始時点で最終話まで書き終わっています。
エタらないので安心して読んでください。
◆
下記作品(小説家になろうとカクヨムに掲載)の、基本コンセプトとキャラ設定を流用した、別バージョンの新作です。
VRゲームやVTuber等の要素を入れて、現代っぽさ増し増しです。
終盤は完全に別物ですし、旧作を読んだ方も、是非、読んでみてください。
『原作』
https://ncode.syosetu.com/n6713gq/
FPSで伍長だから雑魚だと思った? 実は最強クラスです。僕を追放した奴等は後悔しても、もう遅い。あと、リアルで会ったフレンドはメスガキでした。一緒に仲良くゲームします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:56:28
123499文字
会話率:31%
気に入らないやつは棍棒でぶんなぐるアレルは異世界転生者。
口癖は「ぶちのめすぞ」。
アレルは15歳の頃、12歳の妹が聖女候補に選ばれたため、護衛として魔族討伐の聖戦に同行することとなる。
だが、その真の目的は、報奨金で愛する母(精神年齢
が近いからしょうがないよね)と結婚、もしくはふたりでの生活を手に入れるためだ。
アレルが習得するスキルは、X。正式名称Xitter(旧トゥイッター)。
スマホのような板を手に出現させて、短文投稿コミュニケーションをする能力だ。
最初は無能あつかいされるが、Xは他人の思考を盗み見るチート級能力だった。
しかも、魔王とか、伝説の勇者とか、最強ドラゴンとか、「他人のスキルに介入できるような」超越者たちと相互フォローになってしまい、仲良くなってしまう。
強すぎて孤独な暇人たちは、どこかからアレルを見ているらしく、少し困っただけでも「力がほしいか?」「力をかしてやる」などと脳内に語りかけてくる。
倒すべき魔王とはもう仲がいいから倒す必要はないし、超越者達は弄ってくるし、果たしてアレルの旅はどうなるのだろうか――。
とりあえず、魔族やモンスターより、騎士学校の受験生とか村長とか村民とか普通の人間をぶちのめすことの方が多いくらい、「すさんだ価値観の中世風世界」だから、気に入らないやつは棍棒でぶちのめすのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:54:44
229845文字
会話率:29%
この物語は東秀一が異世界転生をして世界を変えていくものである。
この国では民主派勢力の活動が活発化して、武力闘争に発展していくのだが、その裏には政府の謀略があった。民主派リーダー宋清の妹の宋麗を中心に進んでいく偽装革命「特別作戦三八五
号」。主人公シューティングスターの奮闘むなしく民主派勢力の惨殺という形で終結する。反撃に転ずるシューティングスターは民衆派の残党とともに「特別作戦三八六号」を発動させ、政府に対し革命を起こす。シューティングスターと宋麗は民主派の残党の裏切りにもめげずに政府打倒を果たすが、その建国記念式典に向かう途中、覇王にシューティングスターの身体を乗っ取られてしまう。そして一万年の時を経て物語はふたたび動き始める。シューティングスターと名乗る男の前世である宋月によって。かつて革命の女神を輩出した宋一族の養子となった宋月は勇者学校に入学するが、冤罪により退学に追い込まれる。その後、シューティングスターを名乗る男に勇者スーフェンの道を命じられてダンジョウ城にて勇者となる。シューティングスターの活躍と逆行転生により周恩君という存在に転生した前世宋月の物語を描く第一幕 流星伝。
双竜とともに魔界に乗り込み魔王を封じたシューティングスターと宋麗は覇王討伐に動き出すが逆に愛する宋麗が覇王に乗っ取られてしまう。そして、宋麗は周兄の記憶を失う。自分の記憶を失った宋麗を目の当たりにして自我が崩壊するシューティングスターを救い出すために永遠の時の旅路から復活する周恩君という存在に宿るもう一つの人格が宋麗とシューティングスターを救い出すために奮闘する。宋麗を救うため自らを身写しの鏡に消滅させる周兄。そして、宿敵と手を結びイバラヒメを葬る周兄の最期の瞬間、宋麗の悲痛な叫びが魔王城に響き渡る。第三幕は宋麗が周兄と慕う異世界転生を果たした人物が奮闘する物語を描く第二幕 双子鏡編。
現代日本の樹海で自殺したこの物語の主人公 東秀一は異世界転生を果たす。その世界は知らない言葉を話す中国人のような人々が住む不思議な世界。この世界でさまざまなことに巻き込まれるこの物語の主人公 東秀一。そして運命の刻がやってくる。異世界転生から宋麗を助けるため東秀一がふたたびシューティングスターとなるまでの物語を描く第三幕 時の旅人編。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:09:49
54808文字
会話率:33%
目覚めると大好きな小説「トワイライトlove」に登場する悪役令嬢オリビアに転生していた。
前世は3児の母、ワンオペで働き詰めていたら病気に気付かず死亡……私の人生って…
悪役令嬢オリビアは王太子の事が大好きで粘着質な公爵令嬢だった。王太
子の婚約者だったけど、ある日現れた異世界からの聖女(ヒロイン)に王太子を奪われ、聖女への悪行三昧がバレて処刑される結末が待っている。
転生した先でもバッドエンドだなんて、冗談じゃない!前世で夫との仲は冷え切った関係だったし、結婚はうんざり。
王太子殿下は聖女様に差し上げますね(ニッコリ)邪魔しませんから、私の事は放っておいてください!
そう思って領地に引っ込んだのに……「躾のなっていない猫には、主からの調教が必要だな」王太子殿下が領地にまで追いかけてきます?!
せっかく前世の子育てスキルを活かして、自由気ままに領地の子供たちの環境を改善しようとしたのに王太子殿下が追いかけてきて離れてくれません。
中身は30代の包容力抜群子供大好き公爵令嬢オリビアと、ちょっぴり強引で俺様なハイスぺ王太子殿下との恋愛ファンタジーです。
※ほんの少しラブコメ要素あり。最後はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:05:43
296431文字
会話率:43%
リンデンバーグ国の第5王女ロザリアは、王族でありながら兄弟姉妹から虐げられ、国王からも見捨てられ、半ば幽閉されているような生活を送っていた。
12歳の時、こっそり城を抜け出した先で自国と隣国の戦に巻き込まれた際、隣国の辺境伯テオドールに命
を助けられる。
その2年後…戦はリンデンバーグの敗戦で幕を閉じ、敗戦国の王女として辺境伯へと嫁ぐ事になったロザリア。
誰でもいい、ここから連れ出してくれるならーー
しかし嫁いだ先では想像もしていなかった、辺境伯から甘やかされる日々が待っていた。
このお方の為に生きたい。
敵国の王女だったのに溢れるほどの愛情を注いでくれる…旦那様を幸せにする為に日々奮闘するロザリア。
そんな妻をひたすら甘やかしたいテオドール。
しかしロザリアには彼女も知りえない秘密があって…?
不遇の人生を生きてきた王女が愛を知り、幸せな人生を掴む為に奮闘する異世界恋愛ファンタジーです。
※本文はだいたい10万文字程度で完結予定です。
※若干、戦の場面などで戦いの表現あり。
※ご都合主義の完全なる創作物なので、ゆるい目で読んでやってください。
※健気な主人公が大好きな方は応援よろしくお願いします。
※最後はハッピーエンドです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-06 19:00:00
105782文字
会話率:48%
最近妙な夢を見るんだよね。なんていうかファンタジーなのに妙に現実味な夢。
そんな夢を見ていた・・・・らあれ?赤ちゃんになっていた。
いや、確かさっき電車に撥ねられそうになって・・・・・・あれ?
まじですか。
これって所謂転生ですか・
・・・・。
まじですか。
静かに人生を過ごしたいなぁ・・・・・・周りの人達だけで質素ながら、良い旦那さんを迎えてさ。私夢だったんだけどね。
でもそんなゼロからのスタートなのに静かにって・・・・無理かな?
どう考えても無理だよね?私どうやら公爵家の令嬢だし・・・・・。
最後に言います。
・・・・・マジですか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 13:05:26
1423182文字
会話率:38%
とある世界に転生した女が、乙女ゲームのヒロインだと理解し、さぁ大変!
というか私、恋愛ゲー無理なんだが?
黒幕倒すのも何?攻略対象と愛の力で・・・何それ恥ずかしっ!
そんな事をするならソロプレイで倒すし!だから来んな!着いてくんな!
ちゃ
んとどうにかするって言ってんのに何で寄ってくるんだよ!
この物語はこちらだけでも物語は楽しめますが、連載中「題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!」の世界の数百年後の話しになります。
本作品は所々ではありますが別作品のネタバレも含みますので、ネタバレ嫌いな方は回れ右でお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-28 14:53:15
13210文字
会話率:37%
魔法や錬金術が当たり前にある世界。
日々平和な世界の中で語られる、とある男女の恋愛物語。
この物語はこちらだけでも物語は楽しめますが、連載中「題名はまだない。何せこの物語はまだ途中なんで!」の世界の数百年後の話しになります。
本作品は
所々ではありますが別作品のネタバレも含みますので、ネタバレ嫌いな方は回れ右でお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 22:01:33
74851文字
会話率:40%
地球が氷河期に突入して住めなくなったので上級国民がズルして火星に移住しようとしたらその上級国民の方がとんでもない目にあって結果地球の方が救われてしまうというお話…あれ?これネタバレ?
最終更新:2025-06-30 13:02:12
64532文字
会話率:24%
将来、イラストレーターになりたいと本気で頑張っている女子高生、佐々木美鈴は、友達である武田鈴にある噂を聞いた。
その内容は、嘘くさいと思う程に現実味がなく、美鈴は信じていなかった。
それでも、鈴に強く誘われ、放課後に噂が流れている森林公園
へと向かうこととなる。
森林公園の奥には、深い林が続いていた。
進むと、噂として流れていた古い小屋がポツンとある。
二人は、この小屋の中に噂の正体があると、驚きつつも期待していた。
噂の内容は、なんでも願いが叶うというもの。
仮に噂が本当だったとすれば、鈴はお金持ちにしてもらうだと美鈴に話していた。
だが、それは泡となって消えた。
小屋の中には、片目を前髪で隠している青年、筐鍵明人《きょうがいあきと》がいた。
噂の内容を話すと、困ったように微笑み「願いは叶えられない」と言われてしまう。
断られてしまい、二人は帰るしかなかった。
その出会いがきっかけで繰り広げられる、負の感情と正の感情の絡み合い。
口にしなければ伝わらない。勝手な思い込みで広がる憎しみ。
無意識に閉じ込めてしまっている感情、行き場のない感情を吐き出せる場所とは――……
「お前の匣は、頂いた」
感情がすべてあふれ出た時、その人の運命が大きく変わる。
※アルファポリス、カクヨムでも公開中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:54:31
41925文字
会話率:27%
金があれば何でもできる、予想外な出来事にも対応できる。そう思っていた二十八年の青年、鏡谷知里〈かがみやちさと〉。
車に轢かれたと微かな記憶はあるが、次に目を覚ました時には見覚えのない場所に居た。
冒険者のような服を着た男と魔法使い風
の女。岩壁の広場の奥には、大型トラックの倍は大きいドラゴンが、俺達三人を見下ろしていた。
なんで、なんで俺がこんなことに巻き込まれないといけないんだよ。俺はただ、静かに家で通帳を眺めながら生活していたかっただけなのに。命を懸けた戦闘なんて絶対にやりたくなかったのに、世界を救いたいとかもないのに。
俺をこの世界に呼んだ奴をぶっ飛ばすため、右の中指に嵌められている指輪に込められている魔力と、大量の魔法を利用して生きていこう。
そう思っていたのもつかの間、チート能力をゲットし、無双してきた俺の前に現れたのはチート級以上に強いこの世界を束ねる者達。
「この世界を束ねている組織があるみたいだが、腐ってんな。そいつらをどうにかしねぇと俺の平穏は訪れないみたいだし。金を稼ぎつつ、俺は出来る限り楽をし、この世界をまとめる奴をぶっ飛ばす」
※カクヨムでも更新中
※挿絵:あニキさん折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-24 18:10:12
1141999文字
会話率:39%
赤い瞳を持ち生まれた桔梗家次女、桔梗美月。
母と姉に虐げられていた美月は、ひょんなことから冷酷無情と呼ばれ、恐怖の的となっている鬼神家の若当主、鬼神雅に嫁ぐこととなった。
無礼を働けば切り捨てられる。
そう思い、緊張の面持ちで鬼神家へ行く
美月。
だが、待ち受けていたのは、思ってもいない溺愛される日々。
口数が少ない雅との、溺愛ストーリー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 11:08:49
89336文字
会話率:35%
異世界へ転生し、平和な農業ライフを満喫していたユウトは、王都で野菜を売るうちに、病弱な王女に出会う。
彼の育てた野菜だけが王女の体に合うことが判明し、専属農家に。
しかし王女の病の原因は、魔族の呪いだった。
「収穫適期」で弱点を見抜いたユ
ウトは、魔族の呪いを断ち切る“収穫の一撃”を放つことが出来るのか!
王女との距離がどんどん縮まっていくラブコメ展開あり!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:53:49
3285文字
会話率:41%
気づいたら朝食プレートの上にいた。
――俺は目玉焼きになっていた!
しかも、サラダの向こう、可愛い少女のフォークが迫る——逃げねば、生きねば、喰われる!
必死に食卓を逃げ回る……!!
食べられたら即終了のサバイバル異世界
。
「俺は……食われたくないッ!!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-12 09:35:25
13124文字
会話率:29%
いきなり異世界の無人島に転移したレオン。しかも、スキルはハズレ装備ばかり出る残念スキル。
だが、 レオンは持ち前のポジティブさと発想力で、これらを駆使しサバイバルを開始する!
果たしてレオンは、島を発展させることができるのか!?
最終更新:2025-04-18 08:31:39
17172文字
会話率:51%
精霊研究の実験台として、研究所で自由のない日々を過ごすルーカス。
そんなある日、ルーカスは精霊からの賜り物である精霊石の不調の調査を命じられ、精霊の住処である不帰の地へと単身で足を踏み入れる。そこで命を奪われかけるも、ある精霊の機転で難を逃
れる。
ルーカスを救った精霊は、その名をレネといった。この国で知らない者などいない、国の西側地域一帯を雪に沈めて不毛の地にした雪の精霊だ。
レネはルーカスを救い、他の精霊から守るためにルーカスを自らの住処に住まわせる。
初めから距離の近いレネに戸惑うルーカスだが、全力で慈しんでくれるレネに徐々に惹かれていく。
しかし、レネは、全ての精霊の根源となるものに力を注ぐため、生贄になる役目を背負った精霊だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:50:57
81132文字
会話率:37%
神話の時代、神に近い存在の怒りを買って呪いを受けた人間達は、呪いと共に手に入れた『特殊能力』を生かして新たな世界を築いていた。
時は流れ、誰もが一つは持っているはずの『特殊能力』を持たずに生まれてきたことで家族に疎まれ、勘当状態で家を
出た元伯爵令嬢エステリーナ・ルー・クレイデン(エステル)は、能力の有無を確かめるため強制的に旅に出ることに。さらに護衛も雇わなければならないと知り、渋々安い報酬で引き受けてくれる人を探してもらう。だがそこに現れたのは、とてもそんな安い報酬では雇えないだろうと思われる、明らかに能力の高そうなおじさん護衛で…
それぞれに重い過去を背負う二人が多くの出会いの中で、様々な騒動に、果ては大きな世界の闇に巻き込まれながらも惹かれ合い、時にすれ違い、それでも前に進んでいく、そんな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:50:00
58347文字
会話率:36%
マイラ・マリーは小さな辺境の村で生まれた十七歳の魔法使い。生まれ変わりの記憶は実は微かにあったのだが、成長するにつれ次第に記憶は薄れていき、ほぼそんな記憶を忘れてしまった今は「マイラ」としての人生を謳歌している。
魔法使いはこの世界で
はごくありふれた存在だが、その中でもマイラはちょっと変わった魔法使いだった。
親友の死、そして遠く消えかけている記憶の中にある自分の死。その悲しみを乗り越えた今、マイラは明るく元気に、そしてどんなことも我慢強く乗り越えていく。
苦しみの中見出した希望、幻の『治癒の魔法』を習得するために動き出したマイラは、そのために必要な絵を描いてくれる人を探し出し、何とか出会うことができた。ところが彼はマイラに交換条件を突きつけてきて・・・
流されるように始まった偽の妹としての三年間、マイラは『治癒の魔法』習得のため、新たな家族の幸せのため、女性に好かれすぎて困っている変な兄と、風変わりだが大好きな友人達との学校生活の中で、持ち前の粘り強さと明るさを生かして様々な困難を乗り切っていく。
そしてそんなマイラを大切に思う人達は、彼女の生きる力に巻き込まれ惹きつけられながら、彼女を優しく見守っていく、そんなお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 18:02:39
551404文字
会話率:48%
星野衣織は27歳、コツコツと真面目に仕事にも取り組み地道に生きてきたが、不況の煽りを受け会社が倒産。新しい仕事を探すもなかなか見つからず、近くの弁当屋でアルバイトをしていたがそこも店主の入院でしばらく休業となり、路頭に迷っていた。
そんな
時、偶然見つけた貼り紙でアルバイト募集をしている雑貨店を発見し飛び込みで話を聞きにいくが、そこはとんでもないものが飛び交う店だった・・・
顔と声は良いがちょっと怖くて本当は優しい店主と、明るくて優しいがどこか腹黒ででも憎めない仕事仲間と共に、真面目だけが取り柄だと思って生きてきた主人公が自分自身を見つめ直し、仕事に恋に悩みつつも、奇妙で困難な出来事にも明るく楽しく向き合っていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 15:57:11
143017文字
会話率:59%
ある日、病院で亡くなった男が転生する為にある場所に来た。すると意味も分からずに怒られ訳も分からない状態で放り出される。 普通であればスキルをもらい、生き抜く力を得るのだがそんなスキル等は与えられなかった。 そう、そして降り立った所は地球では
なく異世界と呼ばれる場所だった。魔法とモンスターが存在する世界、スキルを与えられず苦しみの中にある女の子と出会う。 その女の子と力を合わせ力強く生き抜く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:45:07
440111文字
会話率:41%
クゼーレ王国魔導騎士団。
危険度最大級の大型魔物を討伐するために結成された、魔法による特殊戦闘を専門とする王国直属の最強騎士団。
そして、その猛者たちを束ねる魔導騎士団の団長は、この国で最も強く美しい女性。
クゼーレ王国の象徴【ラ
ルダ・クゼーレ・ウェレストリア】第一王女その人である。
そんなカリスマ魔導騎士団長ラルダ王女について、ある日、全国民を震撼させる一大発表が王都中を駆け巡った。
「号外ー!号外ーーーッ!!速報だ!!
ラルダ王女が『ご婚約』されたぞーーー!!」
──しかし婚約者様は『非公開』。
王都では、誰も彼もがラルダ王女の婚約相手をあれこれ予想し大盛り上がり。
そして王都の宿屋の娘ミリアは、ある魔導騎士団の知り合いから王女様の婚約相手を聞き出そうと画策するのだった。
◇◇◇◇◇◇
宿屋の娘ミリアと父ゼルドー、騎士団員クロド、学園講師アスレイ、侍女ハンネエーラ、副団長ドルグス、新人研究員ユン──……
彼らが見た、王女と婚約者の素顔と過去。
そして彼らが見守る、王女と婚約者の一週間のお話。
◇◇◇◇◇◇
自分が読みたいものを書いてみました。少しでもお楽しみいただければ幸いです。
全16話+後日談(数話)を書き終えてあります。初回のみ2話、以降は基本的に毎日1話ずつ投稿していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:41:08
717054文字
会話率:26%
──もし私が時を遡って人生をやり直せるとしたら。
私は迷わず、10年前の、あの発言をやり直す。
「来たぞ!巨女!潰されるー!逃げろー!」
「やーい!ゴリラ女!ゴリラ女!」
「うわっ、怒った!可愛くねー!お前みたいなデカくて顔が怖い女、誰も
相手にしないぞ!」
幼少期から異様に大きくて、特に鍛えたりしなくても勝手に筋肉がついてしまう体質。
一部の品のない男子どもに不愉快なあだ名をつけられて、微塵も面白くないイジリをされて、無視してもしつこく揶揄われて。
それでついにキレた私が放った言葉。
「──っ!
いい加減にしろ!いっつもしつこいんだよ!チビ男ども!!
あんた達に言われなくたって、こっちから願い下げだわ!!
私だって、『自分より小さくて弱っちいモヤシ男』なんか、絶対!相手にしないっつーの!!」
口に出した言葉は、肝心の相手にはまったく響かず、別の相手に届いてしまった。
たまたまそこを通りがかった、私の片思いの相手──小柄で細身な、色白男子のスノリーに。
◇◆◇◆◇◆
筋肉体質な巨大令嬢グレヴィアと、内気で細身な色白男子スノリーの、臆病な恋のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-25 21:18:01
20486文字
会話率:24%
俺の名前は鈴木拓哉、年齢は今年三十歳になる。
勤めているのは小さな電気事業社で不慮の事故により
死んでしまい。異世界でタクトと言う子供に転生した。
元の世界では忙しなく働きゆっくりとした日々を
過ごせなかった。今度の人生では平穏に生きた
い!
主人公タクトは目的のために降りかかって来る
平穏とは程遠い出来事を仕事で使っていた
ツールボックスを活用して平穏な生活を目指します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:41:06
952058文字
会話率:33%
あらすじ
異世界グリーンプラネットでの激しい死闘を
終え元の世界に帰還した英雄 鈴木八雲
多くの戦いを体験し疲弊したことで、
これからは『命大事に』を心に決め、
落ち着いた生活をしようと思うが、
周りが許してくれない。
こちらの世界に
も妖魔と言う化物が
現れなんだかんだで戦う羽目に、
一体いつになったら休めるのやら……
この話は心優しき青年が、神からのギフト
『ライフ』を使ってお助けする話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 10:38:22
493848文字
会話率:31%
王宮の広間は、冷え切った空気に満ちていた。
玉座の前にひとり、少女が|跪い《ひざまず》ていた。
エリーゼ=アルセリア。
目の前に立つのは、王国第一王子、シャルル=レインハルト。
「─エリーゼ=アルセリア。貴様との婚約は、ここに破棄す
る」
「……なぜ、ですか……?」
声が震える。
彼女の問いに、王子は冷然と答えた。
「貴様が、カリーナ嬢をいじめたからだ」
「そ、そんな……! 私が、姉様を、いじめた……?」
「カリーナ嬢からすべて聞いている。お前は陰湿な手段で彼女を苦しめ、王家の威信をも|貶めた《おとし》さらに、王家に対する謀反を企てているとか」
広間にざわめきが広がる。
──すべて、仕組まれていたのだ。
「私は、姉様にも王家にも……そんなこと……していません……!」
必死に訴えるエリーゼの声は、虚しく広間に消えた。
「黙れ!」
シャルルの一喝が、広間に響き渡る。
「貴様のような下劣な女を、王家に迎え入れるわけにはいかぬ」
広間は、再び深い静寂に沈んだ。
「よって、貴様との婚約は破棄。さらに──」
王子は、無慈悲に言葉を重ねた。
「国外追放を命じる」
その宣告に、エリーゼの膝が崩れた。
「そ、そんな……!」
桃色の髪が広間に広がる。
必死にすがろうとするも、誰も助けようとはしなかった。
「王の不在時に|謀反《むほん》を企てる不届き者など不要。王国のためにもな」
シャルルの隣で、カリーナがくすりと笑った。
まるで、エリーゼの絶望を甘美な蜜のように味わうかのように。
なぜ。
なぜ、こんなことに──。
エリーゼは、震える指で自らの胸を掴む。
彼女はただ、幼い頃から姉に憧れ、姉に尽くし、姉を支えようとしていただけだったのに。
それが裏切りで返され、今、すべてを失おうとしている。
兵士たちが進み出る。
無骨な手で、エリーゼの両手を後ろ手に縛り上げた。
「離して、ください……っ」
必死に抵抗するも、力は弱い。。
誰も助けない。エリーゼは、見た。
カリーナが、微笑みながらシャルルに腕を絡め、勝者の顔でこちらを見下ろしているのを。
──すべては、最初から、こうなるよう仕組まれていたのだ。
重い扉が開かれる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 12:40:00
177057文字
会話率:36%
魔法学院最後の一幕
ネーデラ王国魔法学院の広場には、卒業生たちの笑顔が溢れていた。その中央で、ひとつだけ異様な空気が漂っていた。
「これ以上、婚約関係を続けるつもりはない。悪いが、今日で終わりだ」
その言葉に、会場の空気が凍りついた。
「なに言ってるの?」
ロッテ伯爵令嬢。理知的な眼鏡越しに目を見開いていた。彼女の横に立つのは、かつての婚約者ハーグ。式典の途中、突然の婚約破棄宣言だった。
「俺様、もうアインと付き合ってる。あいつの方が魅力的さ」
そう言って彼が肩を抱いたのは、ピンクの髪を軽やかに揺らした少女。アイン。男爵家の令嬢。にやりと笑って言う。
「だってぇ、ロッテってお堅いん。男の人、楽しませなきゃ♡」
「一年後に、結婚って」
「気が変わったんだよ。俺様のせいにすんな」
「やめて」
振り返り、駆け出した。銀髪が宙に舞い、ドレスの裾が風を切る。群衆の視線を引き裂くように、ロッテは会場から飛び出して。
誰かに思い切りぶつかった。
「あっ、だ、大丈夫ですか?」
低く、どこか気の弱そうな声。ぶつかった相手は、金髪に分厚い眼鏡をかけたマルセルだった。物静かで目立たない、けれど学院でも知る人ぞ知る天才魔術師。実は隣国の伯爵家の三男だ。
「ご、ごめんなさい。いま、わたしっ」
「足をひねったみたいですね。すぐに医務室に」
「ダメ、式場に戻るなんていやなの」
「わかった。外に出ましょう。ボクが支えますから」
学院の門を抜けると、夕暮れが街を金色に染めていた。ロッテの歩幅に合わせて、マルセルはゆっくりと歩いた。街角に立つ、木造の看板。その文字がマルセルの視界に飛び込んだ。
魔酒とハーブの宿酒場
マルセルが小さく喉を鳴らした。無意識に、口元がゆるむ。彼の頬がわずかに赤くなる。
「飲みたいの?」
ロッテがふと、尋ねた。マルセルは慌てて視線を逸らした。
「い、いえっ、そんなことは!た、ただ、ちょっと看板が……気になっただけで!」
「ふふ。いいよ、わたし、おごってあげる」
「えっ?」
「わたしも今日はボロボロになって飲みたい気分なの。だから、付き合ってよ。先に酔いつぶれたら許さないから」
「は、はい!」
チリン、と澄んだ鈴の音が鳴った。夕暮れと、木の香りと、ほんのりと漂うハーブ酒の香りが、彼らを迎え入れた。
不思議な二人の、忘れられない夜が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-30 00:17:42
82694文字
会話率:44%
王都の中央にそびえる白亜の塔――その頂には、選ばれし者のみが入ることを許された「王都学院」が存在する。魔法と剣の才を持つ貴族の子弟たちが集い、王国の未来を担う人材が育つこの学院に、一人の少女が通っていた。
名はベアトリス=ローデリア。金
糸を編んだような髪と、透き通るような青い瞳を持つ、美しき伯爵令嬢。気品と誇りを備えた彼女は、その立ち居振る舞いひとつで周囲の目を奪う、まさに「王都の金の薔薇」と謳われる存在であった。
だが、彼女には胸に秘めた切ない想いがあった。
――婚約者、シャルル=フォンティーヌ。
同じ伯爵家の息子であり、王都学院でも才気あふれる青年として知られる彼は、ベアトリスの幼馴染であり、未来を誓い合った相手でもある。だが、学院に入ってからというもの、シャルルは王女殿下と共に生徒会での活動に没頭するようになり、ベアトリスの前に姿を見せることすら稀になっていった。
「ベア、また一人で昼食か?」
友人の一人が声をかけても、彼女は微笑みで答えるだけだった。その微笑は、どこか寂しげで、冷たい風のようだった。
「私は平気よ。彼には……王女殿下という、ふさわしい方がいらっしゃるもの」
そう言ってベアトリスは、手にしていた魔導書を閉じ、立ち上がる。そして学院を離れ、城壁の外れにある「旧市街の地下迷宮」へと足を運ぶのだった。
かつて王都を守るために築かれたその地下迷宮は、今では訓練場として解放されており、一定以上の許可を得た生徒ならば立ち入りが認められていた。だが、危険な魔物が潜むその場所に足を踏み入れる者はそう多くはない。
しかし、ベアトリスは違った。
「──火よ、我が敵を焼き尽くせ。“クリムゾン・レイン”!」
紅蓮の雨が降り注ぎ、現れた魔物たちが一瞬で灰と化す。彼女の魔力は学院でも屈指のものであり、その戦闘技術もまた実戦経験に裏打ちされたものだった。
怒り、悲しみ、失望。シャルルへの報われぬ想いが、彼女の心に炎を灯し、それが戦場での強さとなって現れる。何度も迷宮に足を運び、何百、何千という魔物を打ち倒すうち、いつしか彼女は「地下の女王」とまで呼ばれるようになっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-29 16:10:00
171769文字
会話率:37%