運命を見透すことは、最も強力でありながら最も苦痛を伴う天賦である。
なぜなら、すべてを知りながらも、それを変えることはできないからだ。
◇
◇ ◇
大陸で最も若い国、合衆国は、この三十年間で急速に拡大し、周辺の歴史ある大国ですらその勢いに抗えなかった。多くの人は、合衆国の台頭はあの冷酷な暴君のおかげだと信じているが、ごく少数の者だけが、その裏には「臨界者」が払った惨痛な代償があることを知っている。
合衆国の辺境に住む少年ウェンデルは、ある日、久しぶりに家に戻った父と一人の招かれざる客を迎えた。父と共に客のために宝の隠し場所を探していた最中、ウェンデルは森の中の空き地で氷青色の風に遭遇した。
その時から、奇妙な囁きを耳にするようになり、それを知った父は真実を語らざるを得なかった。こうしてウェンデルは、自分が臨界者の血を引き、風を操る恐ろしい力を持つことを知っていた。
しかし、これはただの始まりに過ぎなかった。父の突然の失踪と謎の少女との出会いが、彼を悲劇へと導いていく。その時のウェンデルはまだ知らなかった——この力が彼を故郷から遠く引き離し、大陸を巡らせるだけでなく、呪われた運命の道へと導くことを……
◇ ◇ ◇
東南アジアの小説サイト「Penana」で、2024年、台湾の読者に最も愛されたファンタジー小説であり、同サイトで何度も人気ランキング1位を獲得した作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 12:00:00
365082文字
会話率:48%
幼少時より実家の道場で剣道を学んできた神湊葵は、父の望みである剣道で日本一になるという夢があったが、それは叶わなかった。
学生としての夢が敗れた葵は、第二の夢である自らの教え子に剣道で日本一を取らせるという夢を追い、高校教師となる。
しかし
、上手くいかないことばかりで悲観した葵は、その場で意識を失ってしまい、気がついたら異世界へと転移してしまうのだった。
何故か子供の年齢にまで若返った葵を助けたのは、魔術師のエルフ、オーウェン・ミラーズであり、興味本位から葵に自らの魔術知識と研究成果を伝授することにした。オーウェンの技術と知識を引き継いで魔術師となった葵は、オーウェンの指示により、世界最高と称される魔術学院の教師となる。
だが、学院には貴族社会のしがらみや魔力量による差別、また貴族の学生を利用する輩などが現れ、葵は様々な事態で対応に追われることとなってしまった。
これは、のちに最強の大魔術師、学院の魔女などと称される女教師、アオイ・コーノミナトの物語。
タイトル変更しました!
『魔術学院の魔女には逆らえない』→『異世界転生して教師になったが、魔女と恐れられている件』
サブタイトルは変わりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 12:00:00
781654文字
会話率:45%
好意を持っているオーウェンとの婚約締結日の前日、ソフィアの前に13年後の未来から来たという女性が現れた。女性はソフィアを名乗り、明日の婚約をやめるように忠告をする。
果たしてソフィアの未来はどうなってしまうのだろうか?
最終更新:2025-03-01 09:55:47
31644文字
会話率:39%
ナバス帝国にある四つの公爵家のうち「炎のタピア」と呼ばれるタピア公爵家長女クララは父親の命令に逆らえず二つ年下の義理の弟レオンに成りすまし城に向かった。
ナバス帝国のミラネス王家後継者と、四つの公爵家の後継者は古の誓約により十四歳になると
城に招集され十八歳の成人まで共に城で過ごす。
ミラネス王家は謎の多い王家で、その後継者は十四歳まで性別を明かされず表舞台にも現れない。
ミラネス王家後継者は圧倒的な魔力を持ち、その魔力を絶対的忠誠を誓った各公爵家次期当主に分け与え、それぞれの公爵家は分け与えられた魔力を家宝である「精霊魔法の石」通称「魔法石」に注ぐことにより各公爵家の地位名誉財産が守られる。その為公爵家の次期当主達は十四歳から城でさまざまなことを学び、共に過ごした君主を裏切ることはしない。
公爵家次期当主になるためにはそれぞれ家紋の属性である精霊の祝福を十四歳までに受けなければならない。
水の公爵家次期当主のグロリアは水の精霊ウェンディーネ、風の公爵家次期当主カルロスは風の精霊シルフィード、地の公爵家王家次期当主ダフネは地の精霊ノーム,それぞれ祝福を受け次期当主と認められたが、炎の公爵家タピアは混乱に陥っていた。
娘のクララと息子のレオン、どちらが炎の精霊イフリートの祝福を受けているのかわからない。精霊の祝福を受けた人間しか魔法が使えないはずなのにどちらも魔法が使えるからだ。
しかしクララの魔力がレオンよりも圧倒的に上だった。父親のウーゴは愛する息子を当主にしたいが為クララを病死したことにし、クララにレオンの代わりに城に行ってこいと命令した。
父親に逆らえないクララは長い髪を切り、大好きだったレースのリボンとドレスを燃やしレオンになりすまし城に入った。本物のレオンが覚醒したらすり替えるとウーゴは言ったが、その後クララは自分がどうなるのか分からない。殺されるかもしれない不安の中で城での生活がスタートした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 07:00:00
156499文字
会話率:13%
―いま我々が生きている世界と近く、それでいて遠い場所
多くの被害をもたらした『大震災』
生き残った人々は、新たに発見された『オリハルコン』と名付けられた鉱物
その鉱物から得られる半永久的なエネルギー、『エーテル』によって活気を取り戻そうと
していた
しかし繁栄がもたらしたのは平和だけではない
利権を巡った戦いも爆発的に増えていったのである
さらにエーテルによって動く巨大ロボットであるメタル・トルーパー[MT]の発明も、争いに拍車をかけるのであった
エーテルによる争いは個人や企業を越え、新たに発足された国々をも巻き込んでいくのであった
数十年の時を越え、二つの大国が生まれた
一つは王国『アーストン』
もう一つは帝国『ガスア』
この二つの大国の戦いは、日を追うごとに激しくなっていった
しかし五年前の休戦により、互いの侵攻は停止
一時的とは言え両国の間に平和が訪れていた
だがその間にも、両国は周辺国を吸収し侵略に備えていた
――新西暦56年 3月
アーストンの少将スコット・オーウェンは片田舎にある町工場にて、一人の青年と再会する。
その名はユーリ・アカバ。
かつての少年兵、そして『アーストンの白い死神』と呼ばれた英雄であった。
この二人の再開が大きく時代を揺るがす事を、誰もまだ知らない。
※以前投稿した「MT―メタル・トルーパー戦記」のリテイク版となります。
※「カクヨム」にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 05:00:00
24012文字
会話率:52%
いま我々が生きている世界と近く、それでいて遠い世界。
多くの被害を払った『大震災』より数年。
生き残った人々は新たに発見された半永久的なエネルギー『エーテル』によって活気を取り戻そうとしていた。
しかし繁栄がもたらしたのは平和だけではない
。
利権を巡ったいざこざも爆発的に増えていったのである。
さらにエーテルによって動く人型兵器であるメタル・トルーパーの発明も、争いに拍車をかけるのであった。
エーテルによる争いは個人や企業を越え、新たに発足された国々をも巻き込んでいくのであった。
数十年の時を越え、二つの大国が生まれた。
一つは王国『アーストン』
もう一つは帝国『ガスア』
この二つの大国の戦いは、日を追うごとに激しくなっていった。
しかし五年前の休戦により、互いの侵攻は停止。
一時的とは言え両国の間に平和が訪れていた。
だがその間にも、両国は周辺国を吸収し侵略に備えていた。
――新西暦56年 10月
アーストンの少将スコット・オーウェンは片田舎にある街工房にて、一人の青年と再会する。
その名はユーリ・アカバ。
かつての少年兵、そして『エースキラー』と呼ばれた英雄であった。
この二人の再開が大きく時代を揺るがす事を、誰もまだ知らない。
※以前投稿した「MT―メタル・トルーパー戦記」のリテイク版となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-14 18:59:49
5321文字
会話率:41%
ーかつて全てを壊すほどの大震災があった。
大陸が変動するほどの大震災は多くの生命を散らし、自然をも壊していった。
人間という種は絶望の淵にあった。
しかし人々はその中でも新たなる希望を見つける。
未知なる鉱物である「オリハルコン」から抽出で
きるエネルギー「エーテル」。
人々は新たなるエネルギーを得たが戦争への火種を掛かるのであった。
「エーテル」を巡り様々な国が戦い、散っていき、新たな国が生まれた。
そのような事が繰り返される中二つの大国が生き残っていた。
ユースティア王国とガスア帝国である。
その二国は長年の間、争いを繰り返し両国の多くの兵士たちが死んでいった。
そして両国の争いは休戦という形で一端の幕が下りてから五年の時が経とうとしていた。
だがその間も両国は隣国を攻め力を付けていき何時でも開戦できるよう準備を重ねていた。
この物語はそんな時代でユースティアにて生きる一人の少年がスコット・F・オーウェンという一人の少将と再会する所から始まる。
過去、少年兵ながらに英雄視されていた少年、ユーリ・アカバはスコットに説得され五年の時を経て再び戦場に立つ。
エーテルを使用した戦術兵器「MT」メタル・トルーパーに乗りこなすのは天才的だが「それぐらいしか取り柄がない」と自虐する彼は、ユースティア王国が作り上げた心を理解し学習するAI「アイギス」と相棒関係となる。
ユースティア王国の量産機候補の一つ、邪竜の名を冠したMT「ファフニール」を愛機としてユーリは少尉となる。
そして与えられたユーリの下に就く四人の部下たちと小型戦艦「エーデルワイス」とクルーたち。
諜報部の所属としてユーリ達は戦場を駆ける。
彼らが進む先に何が待っているのか、それは、彼らも知らないのであった。
だがそれでも彼らは行く、その先に待っているであろう平和を求めて。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-09 05:00:00
297998文字
会話率:39%
レティシア・ウェンナイト公爵令嬢
5歳の時誘拐され、三年間ほど伯爵家で虐げられていたレティシアは、パーティーで父と再会。
家に帰った夜、前世を思い出す。
前世、レティシア達は親戚の策略により見に覚えのない罪で処刑される。
レティシアは今度
こそ処刑を避けるべく努力する。暖かい家族愛を描いたストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 20:11:07
34612文字
会話率:28%
ごく普通の高校生、晴宮正義はある日事件に巻き込まれて『勇者』の職に就いてしまう。そして国を秘密裏に守る『軍』に入隊した正義は仲間たちとともに戦い、国を脅かす敵に立ち向かっていく。今、新しい勇者の物語が生まれようとしている。
最終更新:2025-02-27 19:15:20
176156文字
会話率:31%
異世界に飛ばされた七星ワタル(27歳)
眼の前に現れたのは、不思議な馬車と風の妖精ウェンディだった。
これで何をしろと?
精霊と馬車と一緒に異世界街道を爆走しながら、本当にやりたかった仕事を探す物語。
馬車は親父の趣味が満載のとんでも使用。
俺本当にここでやっていけるのかな?
のんびりできそうもない!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-27 07:21:12
426651文字
会話率:55%
RSN
異界からの侵入
対異界課対ウェン担
最終更新:2025-02-26 16:43:28
10481文字
会話率:42%
ガラケークラアント「ウェンクエ」は、サーバと同時に異界、「ウェンスノース」に接続する。
プレイとガラケーを通じて、キミはその異界、剣と魔法の世界と実際に繋がる。
プレイキャラが魔法剣士に覚醒する時。
プレイヤーも、現実世界で、覚醒す
る。
そしてキミのガラケーは唯一不二の「まほうのつえ」、魔導呪器、アーティファクトとしてこの現実世界でイニシャライズされる。
異界と繋がる魔術の源、キーでありゲートでもある。
キミに魔法剣士の資格を授ける、その機会をだ。
まるでキャッチコピー。
そして、現象は発現した。
当夜、自分も見た。
いや、見なかった、見えなかった、自分には、何も。
公称、RSN(事案)、Rainy season night case。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-11 11:13:35
42845文字
会話率:27%
ウェンスノーセ合邦に王家などは実在しない。
似たものは在るが、その名に権威や格式を感じ取る国民は余りに少ない。象徴としてもこの国に君臨したその在位は短く断続的に過ぎ、とうてい、自ららが戴く「王家」とは誰も認めてなどいない。
王が治め
るにウェンスノーセは抱える事情が余りに複雑に過ぎた。
まず、貧困。
雪勝ちな山塊の麓にへばりつく様に人々は暮らしている。なぜわざわざこの様な場所に好き好んで暮らすのか。
そして、人種、民族。
狭い国土は20前後の部族と10以上の人種、宗教に彩られ混淆し、誰が治めても何処かで不平が挙がる。そういうふうに出来て上がってしまっていた。
自然、合議と遵法の風土がこの地に育まれた。
その、王党派と議会連合、最後の決戦の戦場。
連合軍の主軸に、大魔導、ホリッシュロートンの名を見て取る事が出来る。
だがこれを唯一最後に、その名は歴史から姿を消す。
険阻な国土は、人々にそれを克する力を養わせた。
魔導の力は小国、ウェンスノーセが他国の干渉を撥ね退ける盾であり、渇望される矛でもあった。
国内が納まって後、その魔力は請われて国外に猛威を振るった。
だがそこにも、ホリッシュの名は無かった。
これに興味を抱く者は時の狭間にただ絶望するしかない。
事実は家内で、口伝でのみ継承されているのだから。
決戦に臨み、既に初代は政治的存在と化していた。
彼はこの時点で戦後を睨み、活発に活動していたのだ。
遂に敵対することとなった水竜遣い、ダンスタールに向け最後の瞬間迄で懸命に念話を送っていた。
ここで我等が潰し合いを演じて誰が喜ぶと思う。
この小邦は近隣に刈り尽くされようぞ。魔力のみをだ。
我が子女も質に出そう。ここはたって退いてくれ、ダンスタールよ。
世界を焼き尽くす程の力を手にしながら、溺れず、奢らず、初代はそれを直に振るう事無く、それを担保に世界に向け精力的に働き掛け続けた。
小国、ウェンスノーセ。それが魔の強国として世界の表舞台に躍り出たのは、初代のそうした入念な工作の結果だった。
魔の強国、などと嘯いても、それは一握り、個の資質に依存した劣弱なものに過ぎない。
それを。決定的な局面で、決定的な戦力として然るべく、投じる。
「戦勝代理人」ウェンスノーセ魔導傭兵は大陸各国が大金を積みその力を要請した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 19:26:50
10433文字
会話率:18%
両親の不仲の末に没落した伯爵令嬢のリリス。婚約者解消を申し出たが元婚約は自分が破棄をした事にした。破棄された傷物令嬢と言われたリリスは学園も辞めなくてはならなかった。髪を切り色を変えて平民として仕事を探すのだがなぜか王族の方々から重宝され始
める。
リリスと別れ何もかも上手くいかなくなったオーウェンは密かにリリスを探し始めるが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 10:07:36
52758文字
会話率:43%
【第一部完結しました】
"ギルド"と呼ばれる超国家組織がある。
そのギルドに所属する1人、エリー・バウチャーは幼い頃に両親を殺害した、魔族と呼ばれる化け物を探していた。
そんな両親の仇の魔族を探す旅の最中たちの悪い男
に絡まれていたところを、シルヴィアと名乗る美少女とその仲間に助けられる。
礼をしたいエリーとエリーを仲間に引き入れたいシルヴィアの思惑が一致し、しばらくの間エリーはシルヴィアたちとともに行動することとなる。
自分自身に正直に生きるシルヴィアに振り回されながらも、彼女の仲間の大剣使いのギュンター、魔術師のウェンとも仲を深めていく。
そんなある日、突如として遭遇した魔族。
その魔族が仇の魔族だと確信したエリーは…。
理不尽な世界に翻弄されながらもそれでも前に進み続けた『人間』たちの冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 00:28:28
777510文字
会話率:43%
ソフィア・プリムローズは六歳の時に両親を殺されてから、助けてくれた騎士団長に保護されて暮らしていた。
高潔なランドルフ家は絵に描いたように幸せな家族。
優しい両親に見目麗しい兄弟。
その弟オーウェンに想いを寄せていた先、十二歳の時に蘇った前
世の記憶から自分の運命を知る。
浄化の旅の中で召喚された聖女と恋に落ちるオーウェン。
聖女への嫉妬に身を焦がし闇へと堕ちた先に待ち受けるのは、惨めな孤独死――。
運命を変える為に、心から大切な人がずっと笑っていられるように。
ソフィアは一人、抗うことを決意した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 20:48:12
324647文字
会話率:44%
ある日、目が覚めるとお人形のように美しい少女、キリア・アーヴァインになっていた。
彼女は二人のイケメンの兄キースとカイン、そして公爵である父に溺愛される公爵令嬢だった。
せっかく魔法のある世界に転生したのに、魂が違うせいか魔法が使えない状
態になっていて、その原因を調べに宮廷魔導士に会いに王宮へ行ったら……そこで獣人である王弟殿下、グウェン・カイル・サージェストに出会う。
そして、彼の「本当ならこの世界には存在しないはずの魂の番い」だと言われ……。
突然現れた魂の番いに大喜びなグウェン様。
けれど、魔法が使えない理由を探っていくうちに、キリアの魂に隠された真実が明かされて――!?
魔法が使えるようになりたい令嬢と、やっと出会えた番いにメロメロな王弟殿下の恋の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 17:01:16
202185文字
会話率:36%
*この小説は Wizardryを リスペクトして 書かれているようだ*
(注意事項もちゃんと読んでね)
竜骸迷宮――それは、かつて古代文明を完膚なきまでに破壊した巨竜の亡骸が元になっていることから、そう呼ばれている。
その最奥には『神の
秘宝』が眠るといわれ、それを求める王宮より認められた「探索者」たちは、数百年もの間、竜骸迷宮へ挑み続けていた――
齢十八になる青年エルスウェンは、無限の魔力を持ち、若き天才魔法使いと称される。
まだ探索者となって数ヶ月と新米ではあるが、失われた古代魔法を使いこなすなどして、すでにその頭角を現していた。
そんな彼の所属するパーティが、竜骸迷宮内で、漆黒の剣士の姿をした魔物と遭遇することで、物語が動き始める……
竜骸迷宮へ挑む、常に死と隣り合わせの探索者たち。それぞれの想い、戦う理由、生き様を目に焼きつけよ。
*業務連絡*
『カクヨム』でも連載しています。そちらのほうが進んでいるので、一気読みしたい方はぜひカクヨムまでいらしてください!
*この物語を 読むにあたっての 注意事項*
・迷宮ものを標榜しておりますが、この序章においては迷宮探索、迷宮内の描写は全体の一割以下となっております。あらかじめご了承ください。
・一部残酷な描写が含まれます。残酷なものを書くことが主題、目的ではないのでさらりと書くようにしていますが、流血したり臓物がこぼれたりします。苦手な方は、ご注意ください。
・この小説はWizardryをリスペクトしつつ、それを着想元として書かれた独自の小説です。中身はWizardryそのものとは全然関係ありませんので、ご了承ください。あくまで、オリジナルのファンタジー小説として読んで頂ければ幸いです。
・一般的なWEB小説の体裁、いわゆるテンプレからは外れた小説です。あらかじめご了承ください。(例 ステータスやレベルなどは出てきません)
・人と人のドラマが紡がれる本格ファンタジーとして書きましたが、一気読みのライトノベルとしても楽しめるよう心がけて書きました。Wiz好きも知らない人も、ファンタジー初心者でも、どなたでも楽しめるはずなので、どうか肩の力を抜いてお楽しみください!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 16:10:00
410789文字
会話率:41%
ヴァルター・ゴーウェンは傭兵である。
彼と相棒の出会い、冒険、相棒の秘密。
ハーフオークの主人公と「生き延びた」大酒飲みの異世界人が織り成す、ダークファンタジー。
いろっぺぇオッサンは好きですか?
私は好きです。
同一世界観の未発
表作品が来年夏「宵闇書房」様より書籍化予定ですが、ストーリーに繋がりはないので、この話のみでお楽しみ頂けます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-30 20:50:00
39503文字
会話率:30%
《最低ランクの聖女ですが、どうやら特技があったみたいです》
かつて聖女をたくさん輩出した名家オーウェン伯爵家はここ百年聖女を輩出できず、社交界では『残りかす』とバカにされてきた。
オーウェン伯爵家に百年ぶりに聖力を持つ女児として生まれたティ
アナ。両親の虐待まがいの教育の成果もあってか、能力の高い聖女と期待されてきた。
しかし、15歳の聖女認定試験のとき。ティアナは敵対する家の令嬢クララに嵌められ、試験で最低成績を出してしまう。
結果《最低ランク(Eランク)》の聖女となったティアナは、試験から今の今まで神殿で雑用係のようにこき使われてきた。
どれだけ苦しくても帰る場所のないティアナは神殿に縋りつくしかない。
そう思っていたが、あるとき神殿を訪れた公爵ウィルバーンに《とある能力》を見出されて――?
「俺は欲しい。――あなたのその特殊な力が」
ウィルバーンはティアナを神殿から身請けし、公爵邸に連れて帰る。一体なにをさせるのかと思ったティアナが目の当たりにしたのは――荒れた菜園だった。
国で重要な役目を持つ無愛想公爵×最低ランク(?)の聖女
利害の一致、相互利用。
二人の関係を表す言葉は、どんどん変わっていく――……。
▼掲載先→アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 20:20:47
1158文字
会話率:8%
魔王ジャ=アークに命じられ魔法少女達と戦う事になった魔王の幹部クロカゲ。
ひょんな事から彼は、魔法少女の1人マジカル・ウェンディと一対一で勝負する事になる。
マジカル・ウェンディを打ち負かし捕らえた彼は、何故か彼女を嫁に取る事に…!?
毎週
土曜朝更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 10:00:00
136147文字
会話率:60%
椎名葵は事故により、異世界『ルスレニクス』に転移した。
大国フィアント公国の王女-レイラ・クウェントの体に。
フィアントは、現在隣国ビルガ帝国の侵攻を受けていた。
元の世界へ戻る手掛かりは、フィアントの守護樹『シンフォニア』だけ。
だが、シ
ンフォニアは、ビルガ帝国の悪用を恐れた最高魔術師ベイト・ディインダによって封印されていた。
封印を解くために葵は、レイラとして彼女の恋人で守護騎士であるカイトと共に旅立つ。
だが、ビルガ帝国帝国王子キートンと公国を裏切った魔法師ヴィヴィアンによる追っ手が迫っていた。
彼らの目を欺きながら、二人は旅を続ける。
やがて、公国の隠密隊長などの仲間を加えて、封印を解いていく。
シンフォニアの封印が解けた時に起るのは、破壊か救済か…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-18 12:04:56
234143文字
会話率:38%
「世界を救ってくれませんか?」
主人公は不運なトラックの事故を受け、死んだ先で女神にそう頼まれた。
だがそれは間違いなく困難な異世界生活の始まりを意味していた。
『大罪の神器』のひとつ、『強欲の義眼』を授かるフェルト・リーウェンが、全
ての大罪の神器を集める運命に立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-12 16:37:15
1464210文字
会話率:58%
「取り敢えず魔法極めてストーリー前にトンズラするぞ!」
四大魔法皇爵家がひとつ、ウェントザルア皇爵家の三男ユリウス・カトル・ブルーグ・ウェントスは母親の命と引き換えに生まれてきたのだと言われ、家族や使用人から冷遇されている。
さぞ根暗で陰
湿な性格になり、憎悪を募らせている…
なんてことはなく?!
実際は自由奔放な性格で毎日悪戯を仕掛けながら順風満帆な充実した生活を送っていた。
何故ならユリウスは転生者で自分が悪役令息だと知っていたから!
そしてストーリー開始直前に姿を消せばいい事に気がついたから。
それまでは楽しい魔法を沢山試してみよう!
これは悪役令息に転生した主人公が第二の人生を謳歌するうちに幸せを掴んでざまぁして、いつの間にか最強に至る物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 20:51:34
7022文字
会話率:25%