事故で両親を亡くしたサラは、平民として育てられていたが実は子爵家に血筋があり、叔父に養女として迎えられる。
子爵家で新たな家族と過ごすサラはデビュタントを経て、王立学院へ入学する。そこで彼女は攻略対象達と出会うことになる。
『攻略対象
』ーーー
つまりここは乙女ゲームの世界だ。サラの前世は更紗という日本人であり、生前の更紗が好きだった乙女ゲーム『愛の導き』の世界にヒロインとして転生したサラ。しかしサラに前世の記憶はまだない。
前世の記憶がないヒロインがゲームの舞台である王立学院に入学したとき、シナリオは始まる。その先に待ち受けるのはゲーム通りの未来なのか。
サラが前世の記憶を思い出し、乙女ゲームの世界に転生した事実に気づいた時、彼女の進む先はゲーム通りのエンディングなのか。
乙女ゲームのシナリオの裏に隠れた謀略のカケラ。更紗が見ていたゲームのシナリオは、中から見たときにその意味を変える。
第一章「長いプロローグ ーbefore the game beginsー」◀︎ writing now
アルノー子爵家の養女となり、そして子爵家でデビュタントを迎えるまで。ゲームが始まる前の物語。
第二章 「王立学院 ーthe game has startedー」
第三章 「前世の記憶 ーinside the game scenarioー」
第四章 「エンディングのその先 ーthe game is overー」
※キーワードに関するアレコレの中心が第三章になるため、その辺りについてはしばしお待ちください。
◯game characters◯
・サラ=アルノー 子爵家の養女 ヒロイン
・アルフォンス=パジェス パジェス王国王太子 攻略対象
・レオナール=クーベルタン 侯爵家次男 攻略対象
・エクトル=ソニエール 伯爵家次男 攻略対象
・ロイク=ノヴェール 王立学院音楽教師 攻略対象
・セルジュ=デシャン 義弟の友達 子爵家嫡男 攻略対象
・フォスティーヌ=アセルマン 侯爵家令嬢 悪役令嬢折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 12:13:12
260334文字
会話率:26%
人類が宇宙に飛び立ってもう幾分もの時間が過ぎた。あるSFアニメーションによれば、人が宇宙に飛び出すことによって人類は成長し分かり合えるようになるはずだった。
だが現実にはそうはならなかった。
歴史は韻を踏む。
それは、人の愚
かさに再現性があるということだ。
つまり、かつての人類が繰り返してきたように、ドニェルツポリ共和国とその隣国プディーツァ連邦、そして覇権国家たる地球連合との外交的緊張はついに極限に達し、プディーツァ連邦はドニェルツポリ共和国への侵攻を決意した。
戦争である。
とはいえ国境宙域に住む少年、ユーリ・ルヴァンドフスキにとってそんなことは知る由もないことであった。しかし、やってきたその戦争によって、彼の運命は大きく歪められることになる――。
これは、今ある世界に戦争が来る話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 12:00:00
736359文字
会話率:50%
中央都パレの士官大学校サンセールのエリート学科であるガーゴイルハンター科に通うミレーヌはあろうことにスライムハンター科のリュークとビノームつまり二人組となり異形の討伐任務にあたることとなった。基本的能力値の低いリュークに苛立ちを覚えるミレー
ヌであったが。。。
格差と情が織りなす直球系恋愛ファンタジー折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-01-10 10:15:32
46429文字
会話率:31%
ノースランビア大陸の大国・神聖ミリトス王国に勇者として召喚された県立川良高校の生徒たち。彼らは大陸中を跋扈する魔物を駆逐し、魔物を統べる魔王を打ち倒して世界に平和をもたらすことを期待されていた。
しかし生徒達に突きつけられたのは残念な現実だ
った。
異世界に召喚されただけで桁外れの力を付与され、勇者の名にふさわしい偉業を成し遂げる、などという話は一切無かった。
彼らは元々持っている平々凡々な身体能力に申し訳程度の魔法の力を付与されただけの、勇者と呼ぶのもおこがましい被召喚者に過ぎなかった。
働きながら高校生をやっていた美島鋼生も召喚された1人だった。
彼は召還時に攻撃系の魔法を付与されず、治癒系の魔法を付与された。
そしてそれを喜ぶべきか失望すべきか分からないうちに、異世界の大人の事情によって能力を削がれたうえ、生存は不要とされてしまった。
命を狙われる美島。
身を隠さねばならない。
だがそれだけでは駄目だ。
メシを食わねばならない。
雨風をしのぐ住処も必要だ。
つまり異世界でカネを稼がねばならない。
そして美島は異世界の懐の深いオッチャンや情の厚い姐さんに見守られ、生きる術を身に付けていく。また意外な仲間に助けられ、元の世界の経験をほんの少し活用し、徐々に異世界に馴染んでいく。
これはいきなり異世界に放り込まれた現代人が、チートな能力で非常識な武勲を打ち立てる物語ではない。
普通の人が異世界で足掻く物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:59:46
492410文字
会話率:30%
鍛えている。警察や政治家に働きかけることが出来る。絶対に誰かの窮地に現れる。きちんと証拠を確保する。屈強な仲間がいる。人知れず事態を解決する。つまりは正義の味方ってことですよね?(純粋で綺麗な瞳)そして正義の味方には敵が多すぎる。バレー部、
テニス部、バスケ部、陸上部、野球部、体操部、水泳部、剣道部、チアリーディング部。etcetc。これらの男性顧問、OB、先輩、同級生、後輩。更には不良に加え、同類であるはずのオタクすらも怪しげな機械を使うのだ。チャラ男と奇妙な法則が支配する薄い世界の対決は始まるが、果たして彼は乙女達を守れるのか。答え、守れる。なぜなら薄い世界においてチャラ男は最強だから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:53:26
16810文字
会話率:34%
鍛えている。警察や政治家に働きかけることが出来る。絶対に誰かの窮地に現れる。きちんと証拠を確保する。屈強な仲間がいる。人知れず事態を解決する。つまりは正義の味方ってことですよね?(純粋で綺麗な瞳
最終更新:2025-01-06 10:49:08
9841文字
会話率:34%
スキルとは才能であり称号であり力であった。にも関わらずスキル【無能】が発現した第三王子ジェイクはつまり、無能であり無能であり無能と烙印されたのだ。そんな存在を父王が、兄達が許すはずもなく疎まれ王宮から追放されてしまう。一方で忌み嫌われるスキ
ルもある。それが国を亡ぼす【傾国】【傾城】、男を惑わす【奸婦】【毒婦】【悪婦】【妖婦】などである。彼らが交わる時、国は滅びの道をひた走るのだろうか。そしてついに王都からすらも追放される無能王子と亡国を招く女達……だが……そもそも……世界は耐えられるのだろうか。世界を亡ぼすスキル【無能】の力に。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-28 12:12:53
532271文字
会話率:41%
拝啓
ご無沙汰しております。
先日、そちらの近所を歩いていたら、とてもきれいな果実を見かけました。赤味をおびた黄色の果実で、ふるいお家の垣根の庭が、なんだか華やぐようでした。
その時の僕は、そのきれいな果実に、目をうばわれるだけう
ばわれていて、それに気づいたのは、そこを通り過ぎたあと、そのあと行った図書館でのことでした。分かりますよね? 神社の向かいの、あの図書館です。
心には下ゆく水のわきかへり 言はで思ふぞ言ふにまされる
さて。この歌は、『古今和歌六帖』という歌集にのっている歌だそうで、『枕草子』で清少納言が――と、こんなことは書かなくても、先生ならご存知のことかとは想いますけれど、あの図書館の司書のかた曰く、この歌を読み解くには、『古今集』のこちらの歌も知っておく必要があるということでした。
山吹の花色衣ぬしや誰 問へど答へずくちなしにして
つまり、最初の歌の「言はで思ふぞ」と、こちらの歌の「くちなし (口無し)」とはかかっていて――これも僕は初めて知ったのですが――どうやら、僕らの知っている「山吹色」は「くちなし色」とも言われるそうで、それでつまり、ここの「山吹の花色衣」という句も、最後の「くちなし」とかけられているのだそうです――が、ちゃんと説明出来ているかな? 分かりにくかったら、ごめんなさい。
と、それはさておき。ここで話は最初に戻るのですが、先日僕が見かけた、ふるいお家の垣根の庭で見かけた、あのキレイな果実、あれは、あの夏の日の朝、あなたに教えてもらった、あの、しろい花の木になる実のようなのです。
あんな白い花の木に、あんな黄色の果実がなって、とてもきれいな黄色の布を染めることになるのだそうで――もう、秋なんですね。
それでは最後に。くちなしついでに、図書館の司書さんから紹介された本にはいっていた歌を、もうひとつ。
くちなしの 実の朱くなり きみ恋し
どうか、お体に気を付けて。
敬具折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 08:10:00
356818文字
会話率:37%
「わたしは先生に、その時計の針が指す方へ行けと言われた。あなたは、その時計を絶対に手放すなと言われた。――それってつまり、二人で行けってことじゃない?」
大陸の北東に位置する町・ロク。人が消える死の領域「零域」にほど近いこの地で、少年サク
は”モノを修復する力”を持つ、不思議な少女アサヒと出会う。
彼女はその力を「魔法」だと言い、さらに二年前に亡くなったサクの父を「魔法の先生」と呼んだ。
不器用だった父が手品師のはずがない。それならば、本当に「魔法」が存在するというのか。父の秘密を明かすべく、アサヒと共に旅に出たサクを待ち受ける真実とは――。
※最後まで書き上げたものを、推敲しながら少しずつ上げていきます。
よろしくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 07:22:52
125959文字
会話率:36%
魔法に関して書いてあります。
どこにも売っていないので、僕が書きました。
その性質上、独特の表現を使っています。
『』内の文章は、思考を翻訳したモノです。
方言混じりの会話口調では、通じないからです。
『』内の ・・・ は、
迷いを表現しています。
つまり、スラスラと、
答えが出た訳では無い事を、意味します。
これが本当に魔法の書なのか・・・?
疑問に感じると思います。
しかし、心配はありません。
読み進めれば、それは発動します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 06:27:23
3889832文字
会話率:4%
『兄さま』こと大納言・藤原時平様は宇多上皇に隠し育てられた姫、つまり私・浄見(きよみ)に夢中・・・のはずなのに、既に妻は二人いるし、宮中にも、た~~くさんの恋人がいる。『浄見を忘れるために色々な女性と付き合った』というけれど、根っからの浮気
者と区別がつかないのが悩み。私・浄見は女房・伊予(いよ)として宮中に身を隠しながら遭遇する様々な事件を解決・・・・ほぼしなかったりする!
少し距離を置きたかっただけなのに、時平さまに永遠の別れを告げたことになった私は、自分の内面の弱さに、嫌でも向き合うハメになった。
他人に依存心が強いのは、悪いことばかりじゃない!とは思うけど、理想の自分になるのをあきらめたくはない。
弱いことを自覚しても、自力で困難を克服したい私は、今日も迷いつつ何となく生きる!
誠に勝手ながらこの作品は数日中に削除いたします。後日、連載「少女・浄見(しょうじょ・きよみ)」に追加する予定ですので、以後はそちらでお読みいただけますと幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 04:00:00
9250文字
会話率:22%
四十代会社経営者、零野いろは。
五年が経ち、経営も順調、家庭も円満・・・そんな日々を過ごしていた。しかし、妻が、現代では治療できない病に見舞われることになった。
迷信とは分かっていても、神頼みに縋る・・・。
『願い』のせいなのか・・・なぜ
か別世界の子供として生まれ変わってしまった。
その世界は、『コア』と呼ばれる不思議な器官を持つ様々な種族が暮らす世界。
そのおかげで得た超能力のような力である『強化』。
『社長×強化』
主人公は、元の世界に帰る事ができるのか? 妻の病気を治せるのか?
そう言う思いを胸に、新しく得た若いからだで奮闘する・・・そんな転生をしてしまった社長の異世界冒険譚。
この物語は、いわゆるゲームマスター的な『神様』、『案内役』などは登場せず、自力で解明していく仕様です。
つまり〇〇というスキルは、こういう能力です! ・・・ではなく、現地の知識でこういう能力が確認されているとなります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 01:19:38
503823文字
会話率:41%
世界の中心部であるハイドアウト王国。
シープという女の子は臣下として王様に忠誠を誓っていたのだが、突如王様が城から居なくなってしまった!
探そうとするも空気を読まずに魔法陣で転移されてしまう。そしてその転移先はなんと魔王の目の前。つまり魔
界だったのだ。
世界を脅かす存在に寝返ってしまった王様。
生真面目な王様が寝返った理由は私たちが選別し、育て上げて立派に育った勇者を止めるため。
魔王も魔王で何やら勇者が気に食わないようで、一緒に勇者を止めようという話になったと言う。
「 いや、そもそも貴方達お知り合いだったんですか!? 」
私達王国は魔王軍に寝返り、勇者を…いや、勇者一行を倒すようです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 00:23:37
20563文字
会話率:17%
西暦2027年。文明は崩壊した。
事情を知る者は、ほとんどいない。
知っていたとしても、その元凶を論理的に説明できなかった。
それでも、ひとつだけ言えることがある。
人類は、取り扱いを間違えた。
つまりは自業自得である、と。
納得できるわけ
がない。
大多数の人々にとって、気づけば終わっていたのだから。
終わりに気づくことさえできなかったのだから。
【この作品は投稿者の個人サイト「物語の社」にも掲載しています】
⇒http://chronicles.xsrv.jp折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 00:00:00
479131文字
会話率:38%
ごくごく普通の農家の三男として産まれた主人公のラスト。
特徴と言えば、細身の両親や二人の兄と異なるガタイの良い身体つき。(つまりデブ)
魔物のオークと揶揄されるラストは、産まれてこのかた15年彼女無し。
仕方なしに実家で畑を耕して暮
らしていたラストだったが、実家を継ぐ長兄アルフレドの結婚を期に追い出されてしまう。
しかも家から出ることを前提に、両親が貯めてくれていたなけなしの生活資金も、アルフレドに結婚祝いとして使われ無一文に。
何とか入れた街では職を求める田舎村出身者が溢れていた。
定職に就くことを断念したラストは、気の良い門番に勧められた「冒険者」へと登録。
恵まれた体格を活かして大活躍…とはすぐにはいかず、魔法は当然、剣も弓も使え無い。
金欠で最低限の装備を整えるのに苦労し、依頼ではゴブリンにビビり散らす。
そんな調子のラストだが、なんやかんやで周りに美女・美少女を集め、冒険者として生きて行く!?
※第1ヒロインは二章からの登場になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-10 00:00:00
110618文字
会話率:29%
ある日死んだと思ったら、見知らぬ異世界にチートキャラとして転生していた男の子、柊レイジ。
現代文明の代わりに魔法が普及した異世界で、新たに与えられた名前はコードネーム『閻魔』。
圧倒的力と自由を手に入れたと一時歓喜するレイジであったが、それ
は大きな間違いだった。
世界最強の冒険者パーティー『アンデッド』の大幹部の地位を持つ彼は、悲惨な事に柊レイジとしての前世の記憶はあるものの、『閻魔』としての記憶も力も持っていない。
つまり、""肩書だけ""チートキャラの中身凡人なのであった。
このままではパーティー内部の機密情報を抱えていながら使い物にならない無能と判断され『アンデッド』から抹殺される運命にあったレイジ、改め『閻魔』。
彼は自身を拾ってくれた新人冒険者のパーティー、『ステム』と共に『アンデッド』から逃亡することを決意し・・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 23:59:20
240707文字
会話率:36%
年号が変わり時代が進み、日本という国は大きな変化を迎える事になったのである。
少子高齢化、未知のウイルス、第3次・第4次世界大戦、南海トラフ級の地震が連発するなど、国家崩壊を招くような事件が度々起こる。
しかし日本の国民たちは負けなか
った。
一致団結して乗り切ろうとした。
だが日本を崩壊へ招いたのは、腐敗し切った政府と酒池肉林の限りを尽くす政治家だった。
国民が苦しんでいるのに対して、政治家たちは悠々と豪華な暮らしをしている。
それに耐えられなくなった国民たちは、暴力での革命を起こし政府は崩壊、つまりは日本滅亡である。
そして日本は北星王国・日中合衆国・豊栄共和国・京阪公国・雲耀連邦・琉摩連合国の6つに別れた。
そんな旧日本の札幌に生まれた葵は、父の背中を追って軍人の道へと進む。
再度日本を1つの国へ、天下統一を目指す物語がスタートするのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 23:17:46
43665文字
会話率:27%
クロ・ハートフィールドは辺境の地を治める領主である。
そんな彼には"この世界”の予備知識が生まれた時から存在していた。
転生、乙女ゲーム、魔法、学園、この世界の行く末。つまり、彼の記憶ではこの世界は前世でのゲームの世界だっ
たのである。
しかし主人公や悪役令嬢、攻略対象に転生したわけでもなく、年齢も主人公とは違い、学園に同時期にギリギリ通えない年齢の、ゲームでも見たことが無い貴族の息子。そして特に転生特典もない。
さらには学園で高貴な人間の恨みを買い、左遷のように辺境で領主としてやっているのだ。
ゲームとは関係なく、この世界は別の人生の舞台なのだと切り替えて過ごしていると、自身の結婚が唐突に決まったのである。
そう、この世界の悪役令嬢役であった女性、ヴァイオレット・バレンタインと。
これはそんな二人が、のんびりしたり、勘違いさせたり、恋愛したり、偶に暴れたりする物語。
ついでに己の欲望に忠実な者達に頭を悩まされたりもする物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 22:00:00
5847113文字
会話率:57%
稀代の悪女と言われたレティシア、つまり私は厄災の悪魔を解き放って死んだ――はずだった。
時間が巻き戻っていることに気がついたのは、魔獣に襲われている最中。護衛は押され気味で、今にも負けそう。
いや、この状態からどうやって二周目をやり直せばい
いの。私がどう頑張っても一周目と同じ展開まっしぐらよ。
あきらめかけた私を助けてくれたのは、私に無関心なはずの婚約者セドリックだった。聖女と一緒にいるはずの彼がなぜここに?
二周目の人生では破滅しないよう静かに領地で暮らそうとしたんだけど……なぜかヤンデレ化したセドリックが迫ってきて離してくれない。
おかしいでしょ。私、まだ何もしていないわ。
死に戻ったら周囲が変わっていた令嬢と、彼女を大切にしたいあまりにちょっと(かなり)暴走しがちな婚約者のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 21:44:31
58981文字
会話率:44%
お婆ちゃんは十六歳の時に聖女様として、勇者様や賢者様と一緒に魔王を倒すための旅をしていたんだって。
つまり! 私も!
あと二年したら王子様や勇者様が迎えに来てくれる、はず!
最終更新:2025-01-09 21:04:41
253391文字
会話率:28%
ふと気付いた時には、いつもの天井。
子どもたちを起こすシスターの声、五歳の身体。
それはいつも突然で、十七歳で戻ることもあれば、七歳で戻ることもある。
眠って起きたら戻っていることもあれば、ご飯を食べている時に戻ることや、水浴び
の途中で戻ることもあった。
共通しているのは、必ず五歳の時に戻ることと……絶対に十八歳になれないこと。
つまり大人になれない。私は永遠に子どものままなのだ。
「……人生に、飽きた」
五歳の幼女が急に死んだ目でそう呟いたのを見て、シスターは何を思っただろうか。
自死しても五歳に戻ってしまうことを知って絶望した私は、ある事故をキッカケに、新しい事実に気付く。
「魔力が、増えている……?」
五歳に戻る度に体力も筋力も人間関係もリセットされるのに、どうやら魔力だけは蓄積されていたらしい。
え、世界最高レベルの魔力量?
え、私が侯爵家の養女に?
え、魔塔の後継者になってほしいって?
大人になれないんだから、無理だが?
そうは思うけれど、これまでにない選択肢は悪くない。
よし、暫くは魔法でも習ってみますか。
それはそれとして。
……もう!
一体誰なの!? 何度も人生をやり直してるのは!
私を巻き込むのはやめてもらえませんかね?
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 21:00:00
211377文字
会話率:31%
国王「勇者よ、魔王討伐を命じる!」勇者「お待ちください」
【剣も魔法も平凡な勇者が選んだ武器――それは「論破」だった!?】
神託によって勇者に選ばれたアルガス。しかし、王の命令に「ちょっと待った!」と異議を唱え、魔王討伐ではなく “交渉
” を提案する。剣も魔法も頼りにならない彼の武器は、論理と知恵――つまり「言葉の刃」だった。
仲間とともに旅立ったアルガスは、襲いくる魔物、渦巻く陰謀、そして魔王の真実に挑む。
剣ではなく言葉で世界を切り開く異色の勇者譚――今、幕が上がる!
※カクヨムでも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 20:51:32
66104文字
会話率:52%