弘法大師にまつわる逸話は、全国にあるが、ため池、温泉、雨、橋など、水にまつわるものが多い。
最終更新:2025-01-27 00:00:00
699文字
会話率:0%
主人公の高橋は同じクラスの佐伯さんを心から恐れていた。佐伯さん、いや、彼女のことを名字で呼ぶものは少ない。みんな彼女を宇宙人と呼んだ。日本語を話さず、日常会話はすべて「ピポピポ」。そんな人間が隣の席にいるのだから、高橋にしてみればそりゃ怖
い。ピポピポとしか話さない彼女を、高橋は「もしや本当に宇宙人なんじゃないか」と疑うようになっていた。佐伯さんへの恐怖と疑惑を打ち砕くべく、その住処を暴き、彼女が人間であることを確認するため、放課後彼女の帰路を付けることに……。
とある理由から宇宙を目指す宇宙人こと佐伯さんと、ひょんなきっかけから佐伯さんを好きになってしまった高橋。
ある夏の日、花火大会の夜にふたりは自転車に乗って宇宙へ行く。
※カクヨムにも投稿してます折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 06:20:00
9743文字
会話率:28%
私の住む家の近くには、ため池としか呼ばれない池がある。
ある日、クラスメイトからため池に幽霊が出るという噂を聞く。
最終更新:2024-07-06 15:23:05
2720文字
会話率:22%
私は大砲よ。いいえ、私は大砲。
最終更新:2023-03-24 15:19:01
850文字
会話率:69%
インド東部の貧しい村ジャドゥタゴの近くのため池で、ブシュカは、白装束のカワシマと出会った。
日頃から生活を変えたいと願っていたブシュカは、カワシマのことを自分を迎えに来た白馬の王子ではないかと期待する。
だが、カワシマは取材と称して、
村内を撮影してまわったり、兄のルドラに執拗に質問攻めをしたりと、不愉快な行動をとる。家にも泊めてあげたが、部屋に籠るだけで、一緒に食事をとろうともしない。
そんなカワシマに一度は愛想を尽かしたが、次の日に鉱山から帰ってきたカワシマは一変し、ブシュカは胸をときめかせた。
やはり、カワシマはブシュカの待ち焦がれた救世主なのかもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-08 09:37:45
7411文字
会話率:19%
出づる池。
そこはとある武将が、自ら手を入れたため池だった。
しかしかんがいに使われるでもなく、飲み水に用いられるわけでもなく、ときおり武将が何かしら手を入れるのみで、何年もそこにあり続けた。
やがて武将に死期が迫ったとき、彼は家臣たち
へある頼みごとをして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 19:00:00
3903文字
会話率:7%
――でも、ツツミカクスことがツミの由来だっていうんなら…………。
学校で浮いてしまった智沙は、古いため池で不審な男と出会う。
最終更新:2019-01-22 12:00:00
7429文字
会話率:19%
僕は塔を登っていた。何年こうしているかはちっとも思い出せないのだが、僕は長いこと塔を登っていた。
理由はとんと思いつかず(昔は確固とした考えがあったかもしれないのだが)、ただそこに登るべきものがある、ただそれだけで僕は歩みを進めた。
今は
階段をひたすらに上がっているが、この塔はずっと階段であるわけではない。時折、階段を登り続けると、開けた空間に出ることがあった。そこには驚いたことに、人が生活を営む町であったり、獣が住み着く森であったり、はたまた何もない真っ白な空間であったりした。そして決まって、その空間には必ず入り口があり出口があった。
僕がその空間ですることは、ただ、水が流れるように、入り口から入り、出口から出て行くのみであった。
きっとそこに留まることは間違いであり、ため池が濁るように僕も汚れていくのだろう。
だから僕は塔を登らなければならないのだ。
これから語るお話は、そんな少年の物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-09-10 00:05:14
393文字
会話率:0%
ため池と娘巡礼の悲しいお話です。
最終更新:2011-02-12 14:14:15
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会話率:5%
僕は玉置村に住む小学校六年生の桑原健也。二学期の初め、東海林正という男の子が転校してきて、村のため池でブラックバス釣りをしていたことから近づく。しかし、ブラックバスを害魚と決め付ける農家の人々により、すでに駆除されていた。僕の父親がブラッ
クバス釣りをすることもあり、東海林君と僕は親しくなる。東海林君は父親を事故で亡くしていた。
一方、東海林さんとガキ大将の高田君との抗争は激化する。
僕の父親は竜山湖へ東海林君も誘って一泊でブラックバス釣りに行くことを提案。そこで僕は初めてブラックバスを釣り上げる。ポールさんというアメリカ人が現れた時、東海林君に大物が掛かった。ポールさんは大きなブラックバスをくれれば、経営するペンションに無料で泊めてくれるという。こうして大きなブラックバスはポールさんの手に渡った。僕たちはポールさんのペンションで美味しいブラックバス料理をご馳走になる。
翌朝、ワカサギが接岸する岸辺で再び釣りをした僕は偶然にもニジマスを釣り上げる。ニジマスもまたアメリカから輸入された魚で、他の小魚を襲うという。その後、竜山湖の周囲をドライブするが、ワカサギが産卵する川に垂れ流される汚水、観光のために駐車場にされてしまった葦の原を目撃する。
学校では、ふとした事件をきっかけに東海林さんと高田君が和解し、三人で笹熊川へ渓流釣りに行くことになる。釣り上がっていくと、猿の大群に遭遇、もう少しで襲われそうになるが、モヒカンのような鬣をした猿に助けられる。東海林君はそのモヒカン猿が亡き父親にそっくりだと言う。
ある日、皆瀬さんという村役場の人と出会う。再びモヒカン猿と遭遇した僕たちは導かれるように、鬼女沢の不見滝へと向かう。そこの傍らには又吉じいさんが住んでおり、彼から滝つぼに潜む、身の丈三尺もある、大イワナ、釜の主の話を聞かされ、釣るための作戦を練る。
ある日、学校で小野さんと僕は言い合いとなるが、小野さんから釣りを教えて欲しいと頼まれる。僕の心は次第に小野さんに傾き、彼女もまた釜の主の秘密を知り、協力してくれることになる。
ブラックバス用のルアーを改良して釜の主を攻略することを提案。やはりモヒカン猿に導かれ、皆瀬さん、東海林君、小野さん、僕で不見滝へと向かう。そこで死闘の末、釜の主を見事、釣り上げることに成功した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-29 09:41:47
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会話率:46%