聖アンナ暦元年 月読月 1日。
10歳になったルシア・エヴァは、故郷の村を離れ、海沿いの崖の上に建つ神殿で聖女見習いとしての生活を始める。
白いローブを身につけ、祈りの修行に励む日々。
ルシアは、同じ日に神殿にやってきた、燃えるような赤毛
の少女・フレイアと出会う。
初めはライバル意識を燃やす二人だったが、厳しい修行を通して、互いに支え合い、友情を深めていく。
魔法の練習、神殿の行事、初めての祈り…。
ルシアは、様々な経験を通して、聖女見習いとして、そして一人の少女として成長していく。
やがて、18歳になったルシアは、聖女に指名される。
国民の期待を背負い、祈りを捧げる日々が始まる。
だが、聖女の道は、決して平坦ではない。
ルシアは、嫉妬、陰謀、そして世界の危機に直面する。
それでも、ルシアは、祈りの力を信じ、人々のために尽くす。
フレイアをはじめとする仲間たちの支えを受けながら、ルシアは聖女としての使命を果たしていく。
そして、25歳になったルシアは、後進に道を譲り、静かに神殿を去る。
フレイアと共に、新たな人生を歩み始めるルシア。
二人は、愛と希望を胸に、未来へ向かって進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:10:00
221091文字
会話率:22%
長きに渡る人間と魔族の戦いは、
聖女が魔王のもとへ嫁ぐことを条件に、ひとときの平和を得た。
花嫁衣装に身を包んだ第三王女カティア。
その隣に仕えるのは、ただ一人、付き人として選ばれたイリナ。
だが、イリナの正体は――王国が密かに放った暗
殺者。
魔王を葬ること。それが、彼女の本当の使命だった。
けれど、魔族の王ラグナスはすべてを見抜いた上で、静かに告げる。
「君の手で、私を終わらせてほしい」
カティアとラグナスは、次第に惹かれ合い、
やがて心を通わせ、互いに深く愛し合うようになる。
その愛を、誰よりも近くで見つめ続けるイリナ。
使命と、報われない想いの狭間で揺れながら、彼女はひとつの選択を迫られていく。
愛してはいけない。
殺さなければならない。
それでも、心は確かに揺れていた。
──今日も私は、愛する人を殺す方法を探している。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:05:48
79660文字
会話率:11%
高校生の少女・和葉と出会ったのは、冷たい春の雨の夜だった。
雨に濡れ、言葉も発せず、ただ一人でうずくまっていた彼女に、仕事を終えて銭湯へ向かっていた弓削は、思わず足を止める。
しかし、相手は未成年。今の時代、見知らぬ少女を助けることは、誤
解やリスクと紙一重。
それでも放っておけなかった。
慎重で誠実であろうとする彼と、誰にも甘えることができなかった彼女。
二人は同じ屋根の下で暮らすことになり、少しずつ日常を取り戻していく。
そして2年後、彼女が大人になった日、初めて伝えられる“本当の気持ち”があった。
コンプライアンスと良心と恋心の狭間で揺れる、不器用な二人の、静かで真面目な年の差の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:05:36
13272文字
会話率:34%
俺――加賀見修斗(かがみしゅうと)は中1のクリスマスイヴに告白された。
場所は自分の教室。
時間は放課後。
告白してきたのは釘宮夏美(くぎみや・なつみ)。
俺とは接点のない上位グループ――いわゆるキラキラグループの女の子だった。
シャイ
な夏美が隠れカップルをしたいと言ったので、俺たちは隠れて付き合うことにした。
基本デートは隣町、学校ではせいぜい挨拶程度。
ちょっと物足りない気はしたけど、それでも俺は幸せだった――その瞬間が訪れるまでは。
全てがウソコク、つまりは嘘の告白だったと知るまでは。
絶望した。
激しく絶望した。
が、しかし。
その瞬間こそ激しく絶望した俺だったけど、なぜか翌日になるとオレはけろっとしていた。
だってよく考えてみろよ?
恋愛なんてしょせんは人類が子孫を残すための付随行為に過ぎないだろ?
あほらし。
そんなのに本気になってどうすんだ?
はい、解散。
その後、オレは普通に中学を過ごし、高校生になって――今、教室の隣の席には釘宮夏美が座っていた。
別に無視したりはしない。
さっきも言っただろ?
恋愛なんて別に大したことじゃないんだってば。
こうしてオレと夏美は初めて「友達」になった。
(※)カクヨム並載です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:04:02
9435文字
会話率:26%
正統派勇者の物語。(この勇者は他人を馬鹿にしたり裏切ったりしません)
―――――――
勇者クロウは魔王を討伐した最強の勇者だった。
しかし魔王との戦いで限界まで身体を酷使したことで腰を痛め、それ以降、重度の【腰痛】に苦しむことになる。
そしてクロウは勇者パーティと王国から【追放】されてしまった。
腰痛で歩くこともままなず、ついには森の中で行き倒れたクロウ。
そんなクロウの前に近所で評判という凄腕美少女整体師エルフのアリスベルが現れて!?
ゴキボキゴキッボキャァッ!
「あぎゃぎゃががぎゃぐわぃおうえっ!? いきなりなにするんだ!」
「どう、もう立てるでしょ?」
全ての腰痛持ちに送る新感覚「腰痛系異世界ファンタジー」!
腰痛もちのあなたは、治してもらった主人公の感謝の深さにきっと共感できるはず!
(注:腰痛じゃない人も楽しめる仕様です)
弱きを助け、世界を救う――そんな昔ながらの本物の勇者が、腰痛が原因で追放されるところから始まる2度目の世界救済譚。
最近流行りの「悪い勇者」要素は一切無し、正しき勇者の物語が開幕です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-11 22:04:59
203066文字
会話率:46%
スキル《アシスト》があれば、人生なんとかなる――はずだった。
荒れ果てた都市イリュドの孤児だったレイジは、AI搭載スキル《アシスト》に導かれ、騎士団の研修生へと成り上がる。
最善の判断、最速の成長、最適な行動。
……だけど、そこに「心」
はあったか?
救いたかった仲間を、自らの“正しい判断”で傷つけてしまったとき、レイジは初めて《アシスト》と向き合うことになる。
正解だけでは、生き残れない。
――それでも俺は、このスキルと生きていく。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-18 00:00:00
61861文字
会話率:26%
ここに、一匹の吸血鬼がいる。
彼女の名前は、アドアストラ。
人を中心に回される世界で、幸か不幸か生き残ってしまった、最後の純血種である。
魔女、人狼、吸血鬼。
人ならざる者が排斥される世界で、それでも人の世でしか生きられないアドアストラは
、自らの終わりを目指して密やかな暮らしを続けていた。
そんなアドアストラの元に、人魚のユタが現れる。
アドアストラと同じく排斥の対象であるユタは、アドアストラと同じく最後の純血種でもあった。
アドアストラとユタ。
滅びを前にした者同士、2匹だけの語らいが、静かな湖に響き渡る。
※※※短編5作目です。
「極彩色クラブ」にも纏めてあります。
ファンタジー色、オリジナル色、ともに強めとなっています。
史実と異なる点もあるかと思いますが、実在しない地域や風習、作中に於ける吸血鬼と人魚として、温かい目でお読み頂けると幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:00:00
17033文字
会話率:22%
貧農の子ユウは飢餓に苦しむ親に人買いへと売られた。
町の商人に買われたものの、不況の波に飲まれて解雇されてしまう。
町の外に放り出されたユウは何もわからないまま路頭に迷った。
しかし、そこで貧民のグループに助けられてから運命が変わる。
もちろん生活は楽ではない。
抱いていた希望が砕けることもある。
それでも明日を信じて生き抜いていった。
やがてユウは冒険者パーティ『古鉄槌(オールドハンマー)』に入り、これを引き継ぐ。
そして、迷宮、大国、未開拓地域、不思議な場所を巡り冒険するのだ。
これは、数ある冒険者の話のひとつであり、けれど他とは少しだけ違う物語
※注意※
2章までは冒険者になる前の話でしかも長いです。
特に最初は戦いはあんまりありません。
主人公ユウが冒険者として旅に出るのは4章から(の予定)
ゆっくりのんびり読んでもかまわない方のみ推奨です。
ストックがある間は毎日更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-18 00:00:00
2617120文字
会話率:57%
王都の王立学院に入学した子爵令嬢ヴァルトルーテの目的は婿探し!
一方で親友の男爵令嬢エイミーは幼い頃に出会った男の子に憧れてばかり。
けれど、田舎の実家に婿を連れて帰らないといけないヴァルトルーテは待っていられない。
絶世の美貌を武器に社交
界に挑むが現実は厳しかった。
何しろ田舎の貧乏貴族の婿養子なんて聞いた途端にみんな笑顔でフェードアウト!
それでも諦めるわけにはいかないのだが貧乏で仕事に追われる。
そんな中で最大の仕事のお得意様は伯爵邸に住むご令息アル。
黙っていれば儚げな美少年なのに口を開くと嫌味ばかり!
小馬鹿にされて怒るヴァルトルーテだったが大事な収入源なので我慢一択。
しかし、そんな日常は夜会でエイミーが王太子イグナーツと一曲踊ったことで終わってしまう。
イグナーツの婚約者を目指す侯爵令嬢パオリーネに目をつけられてしまったからだ。
果たして、親友は麗しの君に会えるのか? ヴァルトルーテは婚約者を捕まえられるのか!?
口の悪い魔剣と契約してしまった貧乏令嬢の婿探し、ただいま開幕!
※1話3500字、全30話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 00:00:00
105000文字
会話率:65%
王立学校に入学早々、私は肩身が狭い。
姉が自由気ままに高位貴族相手に浮名を流したせいで!
それでもくじけないのは同じ男爵位の婚約者がいるおかげ。
私は彼と学内でひっそりと過ごし、静かに愛を育んでいたの。
ところが、その姉が高位貴族と婚約破
棄騒動を起こしてしまう!
王太子、公爵家長男、侯爵家長男の三人と!
何考えているの、バカじゃない!?
この一件で姉は国外追放になる。
我が男爵家はお取り潰しにはならなかったけど傾いてしまう。
普通ならここで私は婚約を解消されてもおかしくなかった。
けれど、彼はそれでも私がいいと選んでくれたの!
ああ、愛してるわ!
ところがこの後、なぜかあの三人が私の前に現れるようになる。
誰もが羨む地位と美貌と才能を持ってる方々。
そんな人達が姉の面影を追って私に言い寄ってくるの。
羨ましいですって?
何考えているの、バカじゃない!?
やらかした直後にその妹で同じ事を繰り返す気なの?
大体、あっちがダメならこっちだなんて、私のことをちっとも見てくれていないじゃない!
誰が何と言おうとも、私は絶対に婚約破棄なんてしませんからね!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 00:00:00
19605文字
会話率:45%
旅の薬師見習い、クロエ・エヴォニア。
師匠は、隣界人であり、『黒檀の騎士』と呼ばれる怪物。
神様は、隣界人であり、『知恵の神』である神殺しの神。
優しくて厳しい二人にくっついて旅を続けるクロエは、たった三つの魔法でどんな困難にも立ち向
かっていく。
「誰もが健康になれる世界」のため、そのための「健康にする術」を求めて。
そして、二人の恩人を、地獄の底から救い出すために。
「自らを救わない者は、神であっても救えない」
「救いようがない者を、それでも救いたいがために」
クロエは今日も人間離れを加速させ、地獄の底を自ら望んで掘り進む。
永遠の旅路で出会ういくつもの困難に、迷わず真っすぐぶち当たる。
救いたきを救うために、どんな犠牲も厭わない。
神を殺して、国を滅ぼし、万人を苦しめて。
やがて『黒檀の魔女』と呼ばれようとも、クロエは、「救うこと」を諦めない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:49:54
15477文字
会話率:31%
――これは本当の正義を探す物語。
剣と魔法が支配する異世界。女神に選ばれた少年エイジは、勇者として魔王討伐の重い使命を背負い、神の加護と圧倒的な力で魔族を討ち果たしていく。だが、幾度もの戦いの中で、命を奪うことへの疑問と痛みが彼の心に深く芽
生え始める。敵とは何か、悪とは誰か。苦悩し、葛藤する彼の前に、幼き姿の少女が現れる。彼女は静かに言った。
「妾は魔王だ」
――それは決して交わることのないはずの存在との邂逅だった。剣を捨てるのか、それとも強き覚悟を持って貫くのか。勇者と魔王、光と闇の中。その狭間で揺れる少年の選択が、世界の真理すら変えていく。これは、与えられた正義ではなく、自ら選ぶための旅。
※現在、リメイク版は限定公開中です。
※現在、リメイク版は第2章まで公開しています。続きが気になる方は以下のURLからオリジナル版を閲覧できますが、完成度には差があります。それでもよければどうぞ↓↓
https://ncode.syosetu.com/n9606hl/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:48:06
350551文字
会話率:33%
天野月子は15歳にして家族を失った。
彼女自身も心身に大きな傷を負った。
それでも彼女は生きていく。
それでも彼女は歩いていく。
それがどんなにつらく、険しい、血なまぐさい、いびつな道でも彼女は歩くのやめない。
行き着く先がどんな地獄であろ
うと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:15:55
26176文字
会話率:20%
いじめに耐えきれず命を絶った高校生・鈴木三春(みはる)。
しかし、彼女は異世界で“魔女の娘”として生まれ変わる。
母・セリエナ・ベルナードは、炎を操る「灼炎の女皇」として名高い、世界最強の「大魔女」。
その娘としてアリアと名づけられた彼女
は、前世とは違う人生を生きることを決意する。
炎の魔法を受け継ぐも、魔女の道は決して楽ではない。
それでも、二度目の人生は――「もう絶対に後悔しない!」
前世の悲しみを乗り越え、強く、燃え上がるように生き抜く!
アリアは新たな命を授かったことを胸に、魔女の娘として歩むべき道を決意する。
これは、炎の転生魔女の物語。
灼炎の魔女の血を引く少女が、新たな運命を切り拓く物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:10:00
527967文字
会話率:29%
千年以上を生きる不老不死の聖女・ルシアは、人々を救いながらも愛する者を失う悲しみを避け、孤独に生きてきた。ある日、彼女の前に聖騎士の青年・エドガーが現れ、「剣を教えてほしい」と願い出る。しかし、それは彼女への想いを伝えるための口実だった。
エドガーの純粋な愛に触れるうちに、ルシアの心は次第に揺れ動く。しかし、彼女は変わらぬ時を生きる存在。やがてエドガーは老い、最期の時を迎える。それでも彼は「あなたと生きられて幸せだった」と告げ、穏やかに旅立つ。
彼の死を見届けた瞬間、ルシアの頬に涙が伝い、髪には初めての銀の糸が混ざった。それは、彼女が「人」として生き始めた証だった——。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-10 21:08:46
1796文字
会話率:20%
いじめを苦にして学校の屋上から飛び降りて自殺した、高校生の三春(みはる)。
気づいたら異世界に転生していた彼女は、生後間もなく、魔女である母から「アリア」の名を受けると共に、自身の立派な後継ぎになってほしいとの願いを聞く。
この世界に数い
る魔法使いの中でも特に強大な力を持ち、最強の名を欲しいままにする「大魔女」の1人であり、「灼炎の女皇」とも呼ばれる炎の大魔女、セリエナ・ベルナード。
その娘として、三春は転生したのだった。
つまり私、最強の魔女の娘に転生した、ってことだよね?
それって・・・最高じゃん!
魔女とか魔法とか、めっちゃワクワクする!
そうして、三春の第二の人生が幕を開けた。
それは、決して気楽なものではなかった。
しかし、それでも彼女はめげることなく、立ち向かってゆく。
かつて自ら終わらせた命の分、いや、それ以上に充実した時間を必ず生きてやると、心に決めて。
主人公の異世界転生から、魔法学院に入学するまでの7年間のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-07 16:07:46
28886文字
会話率:17%
2025年5月29日木曜日、初めての「大阪・関西万博」に行ってきました。
思いつきのように行って、行き当たりばったりの万博でしたが、それでもめちゃくちゃ楽しかったんです。
毎日書いているエッセイに書き始めたんですが、「別シリーズにできそ
う」というコメントをいただき、
「そうしちゃうか」
と、独立させることにしました。
これ以前に書いてある万博関連は「をぐらのさうし」の中のこととして、新しく書いたら内容多少かぶっても問題なかろう。
タイトルは「我=私が」「楽=楽しい」「くたくた=でも体力なくてすぐにくたくた」という当て字の「がらくたくた」と読んでいただけたらいいかなと思います。
私と道連れの同行者がどんなへっぽこなことをするのかを見て、笑って、楽しんで、もしかしたら一部できたら参考にしていただけたらと思います。
まだ一回行っただけです、この先どういう感じになるか分かりませんが、行った時の書ける時更新になりますので、思い出したように楽しんでいただけるとうれしいです。
写真や関連記事のURLが載ることもありますので、そちらも楽しんでいただけるともっとうれしいです。
どうぞ万博開催ぐらいの期間の間、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:06:45
193435文字
会話率:32%
まだ神話の名残のある世界、その世界の「シャンタルの神域」の物語。
代々その身に神を降ろす少女シャンタルとその侍女マユリア。二千年の間永々とつむがれた活き神をつなぐ儀式。いつまでも続くと思われた神と人との共存にほとりと一滴の違う色が落とされた
。
傭兵トーヤとその仲間、アランとベルの兄妹は「黒のシャンタル」と呼ばれた少年を連れて「シャンタルの神域」へと向かう。交わされた約束を守るために。
注:あまり過激な表現はないと思いますが、それでもそれなりに衝撃を受ける方もいらっしゃるかも知れませんのでR15とさせていただきました。
2020年12月13日(日)
いまさらながら「用語解説」として「人物紹介」を掲載させていただきました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 21:17:36
717568文字
会話率:59%
街を焼き尽くした大火災。
炎の中、ハンター・カーニャが出会ったのは──“アミュア”に酷似した、影をまとう謎の少女だった。
「愛されたことがないから、奪えるのね」
その一言が、凍てついた時間を動かす。
やがて明らかになるのは、もう一つの“わた
し”の物語。
これは、孤独に染まりきった少女が、
それでももう一度、手をのばすまでの物語。
──『わたしがわたしになるとき』
すれ違った想いが、再び出会うまで折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:02:53
34623文字
会話率:19%
皆さまは、とても思い入れのある作品というのはございませんでしょうか。
神ゲーと言われたあの作品、クソゲーと言われててムキになって攻略した駄作、良くも悪くもない凡作。
数多の作品の中に一つ一つ思い入れや思い出が存在するかと思います。
キャ
ラが良かったが、ストーリーがイマイチだった作品。
ストーリーは良かったが、ゲーム性がイマイチだった作品。
全てにおいて文句の付け所がないような作品。
どれもが誰かしらの記憶に乗り、自分の中ではお気に入りと言えるような作品があるでしょう。
今回持ち出す作品も、そんな作品の中の一作の世界でございます。
生まれ変わる彼からすれば、青春を共にし、そして鮮明に思い出せるほどのお気に入りの一作。
もし仮にそんな世界に飛び込み、そして自由にしていいと言われればどんな反応を示すでしょう。
これは、そんなことを体験した一人の少年の物語です。
原作を気にしつつ、それでも順守するか、破壊するかは彼次第。
しかし、忘れてはいけません。
彼の世界はゲームの世界ではございません。
しっかりとした、現実であることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 23:00:00
1061646文字
会話率:38%
桜が丘高校に、ひとりの転校生がやってきた。
名前は風祭球児──かつて甲子園常連校でエースと称えられ、プロも注目していた天才投手。
だが彼は、野球を愛していたはずのその手を、自ら手放すようにしてチームを去った。
父は元プロ野球選手。夢破れた
過去を背負いながら、息子に苛烈な期待をぶつけるスパルタ親父。
強豪校では、才能を妬んだ先輩たちに居場所を奪われた。
「もう、野球はいい」
そう言い聞かせて訪れた転校先──桜が丘高校には、試合すらできない弱小野球部と、たった一人のマネージャーがいた。
彼女の名前は、夏見千紗。
元気すぎるくらいの真っ直ぐな笑顔で、「甲子園に行こう」と無茶を言う。
仲間は未熟、設備もボロ、勝てるはずもない。
それでも、風のにおいと土の感触に、球児の心は少しずつ溶けていく。
「……もう一度、投げてみてもいいかもしれない」
それは、止まっていた青春の歯車が、再び動き出す音だった。
──恋をした。
──仲間ができた。
──そしてもう一度、夢を追ってみようと思った。
速球155キロ、落差あるフォークを武器に。
傷ついた心でマウンドに立つ、訳あり転校生と仲間たちの、笑って泣けるじんわり青春ストーリー。
恋と野球と、父との確執を超えて──目指すのは、あの“夏空”の向こう側。
※ みなさん、こんにちは
この物語は、ひょんなことから弱小野球部にやってきた訳アリ転校生と、
元気すぎる美人マネージャーと、ボロいグラウンドと、足りない部員数から始まる、
とても静かで、とてもあたたかい「青春のリスタート物語」です。
甲子園よりも眩しかった、誰かの笑顔。
最速155キロのフォークよりも心に刺さる、あのひと言。
勝つことよりも大切な“好き”を、みなさんと一緒に思い出せたら幸せです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:42:37
106626文字
会話率:20%
吾輩は捨て子猫である。名前は、まだなかった——
いや、正確には、死にかけていたところを“ご主人様”に拾われ、動物病院で一命を取りとめ、
その日の夜、彼女のボロアパートのちゃぶ台の上で「もち」と名づけられた。
理由は、白くてやわらかくて、目が
まんまるだったかららしい。単純である。
ご主人様は、ひとことで言えば「社畜OL」。
都内の中小企業でこき使われ、上司に怒られ、低賃金で家賃ギリギリ、毎日コンビニ飯。
趣味もなければ恋人もいない、喜びすら失いかけていた日々の中——
「猫拾ったら人生詰んだかもしれない」と絶望しかけたくせに、
病院代を払ってくれて、ミルクも買ってくれて、夜中に吾輩のくしゃみで起きて、うちわで仰いでくれた。
そんな彼女を、吾輩は見てしまったのだ。
夜、机に突っ伏して泣いていた姿を。
「もう疲れた……何のために生きてるんだろ」
そう呟いた声が、あまりにも弱くて、あまりにも寂しかった。
だから、決めた。
この命は、ご主人様のものだ。
恩返しして、笑顔を取り戻してもらうのが吾輩の使命にゃ!
……とはいえ、猫ができることには限界がある。
しかし!
人間には「動画投稿」なる魔法の文化があるらしい!
ペットが変顔するだけでバズるらしい!
……って、つまり、吾輩が主役の動画でご主人をスターにすればよいのでは!?
こうして始まった、
【もちのもちもち日記】なる動画チャンネル。
カメラに突進、変顔、くしゃみ、鳴き声実況、箱への華麗なIN、そして謎の“深夜の哲学タイム”……
なぜかご主人の黒歴史までも暴かれ始め、登録者数はうなぎのぼり!?
でも、バズればバズるほど、日常はちょっとずつ騒がしくなる。
過去のトラウマ、職場での嫌がらせ、謎の猫嫌い上司、突如現れた“ご主人様の元カレ”などなど、
平穏なスローライフにはちょっとした波風も——。
それでも、もちの願いはひとつ。
「ご主人様、笑ってにゃ」
やがて動画を通じてつながる“もちファン”たちの絆、
ご主人様の夢、そして吾輩の正体にまつわるちょっと不思議な秘密まで巻き込んで、
この物語は、やさしく、じんわりと、笑えて泣けるスローライフ成長劇へと進んでいく。
捨てられたはずの命が、誰かを救い、世界を変えていく。
これは、小さな白猫が奏でる、奇跡の恩返しにゃん物語——にゃ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-22 07:42:11
164896文字
会話率:26%
とある日、高校生ノア=フォーレリアが駅に訪れると、そこに人類の最悪の敵である「アビス」が現れる。数多のアビスの襲撃に、一瞬にしてその場は阿鼻叫喚の地獄の沙汰へと変化し、そんな中をノアも生き延びるために必死に足掻く。
しかし、それでも逃げ切れ
なかったノアを助けてくれたのは、幼馴染のライカ=オルガノスであった。幼馴染が必死に戦ってる中、自分だけが逃げることの惨めさと情けなさにノアが自己嫌悪を通り越して怒りを抱えると、脳裏に響くのは一つの声。
その声の主は、人類の敵たるアビスの中でもとりわけ次元を超えた強さを持つ七体の王の一体――「傲慢」のアビス王シェナルーク=スペルビアであった。シェナルークによって唆されたノアは、その身にアビスに対抗するための魔力を宿すと、高潔なる意思を持ってボス級アビスを撃破する。
その後、精神世界でシェナルークと対面したノアは、アビス王にあろうことか一つの提案をする。それ即ち――「自分を信用させて、シェナルークに自殺してもらう」こと。
そのあまりに暴挙な発言に対し、「傲慢」のアビス王はあまりの愚かさに笑い、そしてノアにチャンスを与えた。それにより、ノアはシェナルークから魔力を借りるという契約の元、シェナルークの信用を得るための戦いが始まる。
しかし、その願いも全ては、子供の頃のライカとの約束――全てのアビスを倒すという約束を果たすため。
これはノアがシェナルークの信用を得て自殺してもらうまでの、全てのアビス王との戦いを綴る英雄譚である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:38:47
112165文字
会話率:25%
17歳、高校生である朝宮康は、自身でも自覚しているほどのクソ人間、というのも様々な悪行を行い、そして人々から恨みを買ってきたような人間だった。
そうして日頃から人から恨みを買っていた康にもとうとう罰が下る。
ある日、朝宮康はとある理由でク
ラスメイトを殴ってしまい、そのまま今までの悪行すらも暴かれて退学せざるを得なくなってしまった。
それでも守ってくれる人などおらず、孤独に1人、帰り道を歩いていた矢先の出来事…
朝宮康は日頃から買っていた恨みのつけが回ってきたかのように男に刺され、そのまま死亡してしまう。
目を覚ますとそこには大自然が広がっていた…
これは1人の少年の過ちと後悔を正していく物語、そして様々な人物との出会いと別れがその少年の運命を大きく左右させていく。
少年は選ぶ、正しい道を…
何度も何度も過って、その度に遡っていく。
その道が正しいと思えるまでずっと…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:38:22
21497文字
会話率:30%
ゼノン王国の辺境に位置するギルデン領は、痩せた土地と荒れた民を抱え、常に強大な隣国リヨン王国の脅威に晒されていた。一族は先の戦で全滅し、24歳の若き領主アルヴィン・ギルデンだけがこの地を守る立場となる。王都ゼノンから見捨てられ、民からは税を
取ることすらできない状況で、アルヴィンは己の無力を噛みしめる。それでも彼は諦めなかった。民を救い、この辺境を豊かに変え、やがて王都すら動かす力を手に入れる――その野望の火を静かに胸に宿すのだった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-17 22:32:29
5994文字
会話率:48%
30歳、中堅Vストリーマー。
6年間、地道に配信を続けてきたけど――バズらないまま、私は死んだ。
そして次に目を覚ました時、私は異世界に転生していた。
配信文化がなぜか発展しまくった、剣と魔法と“魔導通信”の世界で。
銀髪ケモ耳美少女の
姿で新たに生まれ変わった私は、
ストリーマーとしてもう一度、バズを目指して配信を始める。
初コラボ、罰ゲーム、同期との友情、炎上、ガチ恋リスナー……
数字と欲望が渦巻く世界で、それでも私は――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:30:48
78374文字
会話率:30%
隣国の王族と政略結婚した王女アンネマリー。夫になる王弟殿下とは、歳の差が十二歳……もう息子なのでは? それでも愛らしい夫に満足するアンネマリーですが、まさかの言葉の壁が……どうやら彼女に言語を手ほどきした教師が地方出身者だったようで? 時
折出るスラングで意思疎通に勘違いが発生しても、年下夫の深い愛情に溺れています。※ただしヤンデレ風味
ハッピーエンド確定
【同時掲載】小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2025/07/01……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 22:30:36
22531文字
会話率:48%