本作は、高校生たちの瑞々しい恋模様を描いたオムニバス作品です。言葉にするのは、星をつかむより難しい。そんな不器用な想いを胸に秘めながらも、彼らは懸命に「今」を生き、それぞれの「好き」の形を模索していきます。
天文部に所属する、星好きな彼女
と、本当は君と話したい彼。
図書室で交わされる、秘密のメッセージに込められた、ふたりの想い。
幼馴染の彼が見せる、不意打ちの優しさと、戸惑いながらも芽生え始める恋心。
どの物語にも共通しているのは、登場人物たちの「不器用な優しさ」、そして「伝えられない想い」です。直接的な言葉ではなく、視線や仕草、何気ない会話の中に散りばめられた、繊細な心の機微。それはまるで、夜空に瞬く星々のように儚く、しかし確かに輝きを放ち、見る者の心を優しく照らします。
もしかしたら、あなたも経験したことがあるかもしれません。あの日の言葉、あの時の笑顔、そしてあの人との、もどかしい距離。胸の奥に仕舞い込んだまま、名前をつけることさえできなかった、淡い感情。本作は、そんな青春時代の記憶を呼び覚まし、忘れかけていた大切な何かを、そっと思い出させてくれるはずです。
登場人物たちは、皆、完璧ではありません。時に素直になれず、すれ違い、傷つけあってしまうこともあるでしょう。しかし、だからこそ共感できる、愛おしさを感じられるのです。彼らの姿を通して、あなた自身の青春時代を追体験し、あの頃の自分と、そして今の自分と向き合うきっかけになるかもしれません。
これから先も、様々なシチュエーション、様々なキャラクターを通して、彼らの物語は紡がれていきます。甘酸っぱいだけじゃない、時にほろ苦く、時に切ない、青春のリアルな一面も描きながら。
「いつか」じゃなくて、「今」伝えたい。そんな彼らの想いが、あなたの心に、どうか届きますように。まだ名前のない、あの感情に、そっと触れられるような、そんなひとときをお届けします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-06 16:10:00
2061文字
会話率:0%
【ヘスティア王国】ここ200年前にできたばかりの王国だ。まだ歴史も浅い。そんな王国には5つの政党がある。
この5つの政党は自分が政治を動かしたいと言う望みのため第一政党の座に着くため常に睨み合っている。第二政党【白銀の騎士団】(シルバーファ
ミリア)のナンバー2であるルイ・ナハトは党首であるエレン・マクファーレンのサポートを続けるのだった。ルイ・ナハトは【白銀の騎士団】が結成メンバーでありながら、ナンバー2の座についている。ほんとなら党首の座に着いてもおかしくないのに....折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 17:31:35
31603文字
会話率:62%
わずか16歳で聖女を虐めた嘘の罪を着せられ、挙句帰り道の馬車で事故に遭い亡くなった公爵令嬢エイリル・フォンリース。
そんな彼女に女神は言いました。
「貴方だって【聖女】よ?」
女神の力で馬車で亡くなる運命を変えてもらい、エイリ
ルは最悪の状況からもう一度人生をやり直す。
「愛しているよ、エイリル嬢」
「私にはどれだけ甘えてもいいんだ。愛する者に甘えてもらえることほど幸せなことはないのだから」
「これから先も私は君に愛を伝える。今の私を愛してもらえるように。そして、君と未来を歩めるように」
決意を新たにしたエイリルに愛を伝えるのは一体誰なのか。
そして、優しい彼女に与えられた聖女の能力は一体どんなものなのか。
今、もう一度、エイリルの世界が回り始める。
【登場人物】
エイリル・フォンリース・・・フォンリース公爵家長女。とても優しい性格。16歳。
リエナ・シーラック・・・ベルシナ国の聖女。16歳。
グレン・ヴィルシュトン・・・ベルシナ国第一王子。優秀であり、国王からの期待も大きい。17歳。
ルーマス・ヴィルシュトン・・・ベルシナ国第二王子。聖女リエナに心酔している。16歳。
リベス・ベルティール・・・エイリルが出会う青年。彼の正体は・・・?
[この作品は他サイトにも掲載しています(野いちご・ベリーズカフェ・エブリスタ・アルファポリス)]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 13:28:32
36479文字
会話率:47%
某アイドルを推し始めてから八年。リアルな恋なんて私には必要ない。これから先も推しがいればそれだけで幸せ。
そう思っていたのに、突然の推しの『電撃入籍&卒業』。
人生最悪の日に、私を救ってくれたのは……同じ職場で働く先輩でした。
※
現代を舞台にしていますが、あくまで架空の設定です。
※アルファポリス様、カクヨム様にも掲載予定です。
※誤字脱字報告歓迎。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-29 19:00:00
95057文字
会話率:48%
五歳の頃、わたしは神童と呼ばれていた。
全属性の初級魔法の発動に成功したことで、虹色の魔法使いとして将来を嘱望されていた。
同い年の子たちは、まだ魔力を感じることすらできていなかった。そしてそれは王族の子でも同じだった。
ある日、
わたしは王族主催のパーティーに招かれることになった。
そこでわたしは、同い年の男の子に魔力の感じ方を教えることになった。
その男の子は、憧れるような目でわたしを見てきた。だからわたしもついつい得意気になって教えてあげた。
それから十年の月日が流れた。
わたしは、神童からただの人に成り下がっていた。
七属性の魔法が使えるといっても、全てが初級魔法止まりの器用貧乏。それが今のわたしに対する評価だった。
でも、辛くはない。
だって両親はわたしのことを愛してくれている。だから家の中は居心地抜群だ。
その結果、学校に行くのを止めて毎日ダラダラと自堕落な生活を送るようになった。
つまり、引きこもりだ。
わたしのことを馬鹿にした同級生たちは、今では中級魔法を幾つか習得しているはずだ。
まあ、そんなことは今のわたしには関係のないことだ。
これから先もずっと引きこもり続ける。
それが神童ではなくなったわたしの行く末なのだから。そう思っていた。
あの日、彼と再会するまでは……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 13:28:04
21864文字
会話率:45%
「私たち、大人になっても遊んだりするのかな」
子供の頃から一緒に遊んできた航(わたる)と美里(みさと)。
当時小学2年生だった2人はスカイランタンを見ながらこれから先も一緒に遊びたいと願う。
10年後、共に18歳なり、航は東京の大学に進み
、美里は地元で家業を手伝うことになる。
進路の違う2人は、果たして10年前の願いを叶えることはできるのか────
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 22:41:13
9887文字
会話率:48%
ーーまた、繰り返すらしい。
そろそろ部屋が血で満たされてくる頃だった。男は待つのが得意だったので、なんら問題は無かったが、その間に次の計画を練らなければならない。
勇者がどうしたら安全に、平坦に狂ってくれるかの計画だ。
やっぱり
男には勇者の気持ちは分からなかった。男には感情がないからだ。
しかし、男は勇者と契約があった。
契約は願いを叶える力だ、男はそう信じていた。現に最初のやつがまだ残っていたし、これから先も残り続けるだろう。
ーー男は記録と、計画を厚い本に書き始めた。
勇者は繰り返すたびに、体が強く、愛されるようになった。その分、心がどんどん弱くなっていくような感覚がした。
一番最初よりは、隠し事が出来にくくなった。
心が弱くなれば、言葉に惑わされるはずだ。男は亡い心でそう考えた。
備考・死人の言葉
それだけ記して、男は得意の作り笑いを浮かべた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 00:00:00
122967文字
会話率:53%
結婚初夜当日、私は彼に「俺たちは、これまでも、そしてこれから先も、愛し合うことはないだろう」と告げられた。
政略結婚してすれ違って色々こじらせた夫婦のお話の連載版。
最終更新:2024-01-04 19:17:17
35559文字
会話率:25%
結婚初夜当日、私は彼に「俺たちは、これまでも、そしてこれから先も、愛し合うことはないだろう」と告げられた。
政略結婚してすれ違って色々こじらせた夫婦の、ある日常の一幕。
※サイトからのお引っ越しです。
最終更新:2017-10-01 20:06:57
3940文字
会話率:27%
日向要が住むアパートには、猫目が特徴の美少女が住んでいる。
その正体は、学校で無類の人気を誇る夜叉姫様こと杠葉ひよりである。
誰にも媚びず凛とした姿が眩しいひよりと、ごくごく平凡な生徒である要は、同じアパートでありながら接点はまるで無
し。これから先も交わることはないだろうと思っていた。
あの、歴史的な大雨が降った日までは。
「お願いがあります。今晩あなたのお部屋に泊めてください」
「・・・・・・はい?」
ずぶ濡れの彼女が部屋を訪れたことで、運命の歯車は動き出す。
最初はまったく異性として意識していなかったひよりと、最初から意識しながらも一歩引いて接していた要。時間を共有していく中で、次第に二人の距離は近づいていく。
焦ったくも甘酸っぱい。
これは、そんな二人の特別な三年間のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-18 16:00:00
29403文字
会話率:49%
結婚した姉と久しぶりに一緒に過ごした日。新たな家族をつくった彼女がこれから先もずっと幸せでありますように。
最終更新:2023-04-16 22:09:17
375文字
会話率:34%
気がつけば10年経っていた
最終更新:2022-11-09 04:44:42
200文字
会話率:0%
スフェルセ大陸。
そこは方角により一定の季節しか訪れない大陸。唯一全ての四季が巡るのは中央国だった。
東、西、南、北、そして中央。
それぞれ5つの国が存在するこの大地で一番の権利を握るは中央軍。
一見残虐で横暴なやり方に東西南北の4国は
不信感を抱きながらも逆らう事が出来ないでいた。
ーー少女は少年と出会い、様々な想いを抱きながらも〝中央討伐軍〟に加わり戦力となる人物や各国の協力を仰ぎに4つの国を旅の仲間と共に行く。
後に歴史にも刻み込まれる〝第五次中央大規模戦争〟まで、後ーーーー刻。
少女と少年、二人の主人公はこの先何を紡いでいくのだろうか。
※2/14 現在作中歴史まとめ表的なのを作成しております。
予想以上に細かな世界観なので、一度まとめた方が読者様にとっても整理しやすいと思った次第です。
より分かりやすく纏められるよう努めている最中です。今暫くお時間かかりますのでお待ちくださいませ。
※1/6 大幅加筆修正終了
遅くなり大変申し訳ございませんでした。
まだ完全とはいきませんが一先ずの大幅加筆です。これから先もちょくちょくやっていきます。※
※更新は一週間に1~2話となります。(平日)※
※カクヨム様でも連載開始しはじめました※
※キャラクター紹介や用語集などは更新の際はタイトル横に更新の日付を書く事になりました※
※挿絵は自分で描いてます。
キャラクター紹介→コピック+加工
本編→ジャンプペイント(メディバン)※
本編中のご質問などは物凄いネタバレにならない程度なら回答可能です。
もし可能であれば感想など頂けたら嬉しいです。特に親バカなのを自覚しているので好きなキャラとか書かれた際には泣いて転がると思います…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-30 12:14:07
258193文字
会話率:36%
私池途李葉(いけとりは)22歳!!推仕事にハマっている、日本人です!!
私は仕事から帰える途中ひょんなことから異世界転生をしてしまった普通の普通の人間です!!
実際異世界転生する人間は普通ではない気がするけども、そんなことは置いといて
目が
覚めると真っ暗な暗闇にいた私。
暗闇の中には一つのアイテムと微かな匂い。。。
匂いにつられて進んでいくと、扉が。
扉の先に待ち望んでいたのは個性豊かなキャラクター達
恋をするのも、友情を育むのも自由!!
しかし私は帰えって推仕事しなけば!!
私池途李葉(いけとりは)は絶対に日本へ帰えります!!
だから恋なんて。。。
真っ暗だった
ただ ただ覚えているのは 真実だけ
会いたい 会わなくちゃ 折角貴方の気持ちを知れたのに。。。。
どうして。 どうして。 また暗闇。。。。
行かなくちゃ 伝えたいことが沢山あるのに。
俺が李葉ちゃん。を、か。。。。 参ったなぁ。好きだよ。答え聞かせて?
僕じゃないと、あんたのこと見てあげられないから。大人しく僕の隣にいてくださいよ
私なんかどうかな?李葉さん
好きだぜ だから、だから三人で暮らせねぇか。。。。
アタシならアンタを幸せに出来ると思うだよぉ だからアンタ~ アタシを選びな 後悔はさせないよ
兄さんじゃなくて、俺を選びなよ
好きですよ。 これから先も一緒にカラーバブル食べてくれませんか?
ねぇ 僕にしなよ じゃないと殺しちゃうよ♡
君のおかげで暗闇が光となった。離れないで。
匂いが消えない範囲にいなよ 君が居なくなると思うと心が痛いんだよ 分かる?
羽があって良かったです。ほらこうすれば私と貴女だけの世界になれる
ねぇ俺を選んだからには死んでも離さないから 死が俺らを引き裂こうと、しても だから選べ
僕は僕の見える範囲で君が幸せであればなんだっていいよ
・・・・私は
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 20:00:00
26695文字
会話率:55%
彼女から読んでほしいと渡されたのは、メーテルリンクの『青い鳥』だった。
僕の知っている絵本とは違う展開のストーリーに、僕は自分の心の中に潜んでいた影に気づく。
本当の幸せなんて、僕は知らない。
これから先も、きっと知ることなんてない。
本を読んだ僕の心に芽生えたのは――――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 16:12:45
2243文字
会話率:0%
愛してる。梨寿(りじゅ)&真白が映画で見に行った芸能人のお話です。
その中の映画の内容と、芸能人のお話。
これから先も、愛してる。
愛してる。梨寿(りじゅ)&真白
愛してる。由紀斗&千尋
も、お読みいただく
方がより楽しめると思います。
三万文字以内の短編小説になります。
実は、秘密のdiaryの八(はち)と九(きゅう)も見に行っていました。
実は、夏子と静樹も見に行っていました。
ちなみに、夏子と千尋はのちに鴨池はやてがやるバンドの大ファンにやります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 04:25:48
29613文字
会話率:64%
これから先も、愛してる。
で、描けなかったお話を描きます。
こちらも、三万文字以内の短編小説になります。
始めに、これから先も、愛してる→愛してる。真白&梨寿(りじゅ)をお読みいただいてから、こちらをお読みいただけたらと思い
ます。
アルファポリスでも、載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-21 02:25:53
28606文字
会話率:64%
こちらは、これから先も、愛してる。で、描けなかったお話を描いています。
三万文字以内の短編小説になります。
こちらは、真白と梨寿(りじゅ)のお話です。
始めに、これから先も愛してるをお読みいただいてからでお願いします。
アルファ
ポリスでも、載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-07 23:13:27
28862文字
会話率:54%
「私決めましたわ。次の勤め先はスミス様のところに」
「え! 」
自称高性能なコミュニケーションロボットD2(ディーツー)は異世界転移者ケイスケ・ミヤサカ=スミス子爵の家でメイドロボとして働くことに。
美貌の引きこもりハーフエルフな長男エ
ディー、反抗期真っ盛りな次男チャーリーの2人を含めた面倒なイケメン集団スミス一家相手に、持ち前のポジティブさで家族の問題を解決していくD2。エディーの引きこもりの理由、チャーリーの学校で起こっている事件、そしてケイスケの仕事のブラックぶり。家族を取り巻く環境はシビアだった。
家族の一員として知力、コミュ力、たまに腕力を駆使して奮闘するうち、エディーに言われた一言は
「これから先も僕と一緒にいて欲しい。愛してるよダーリン」
まさかのプロポーズ。
これは一体のメイドロボが心優しきハーフエルフに溺愛され、みんなに愛される『愛されヒロイン』になるまでの物語。
✳︎カクヨムにも掲載しています。カクヨムが8時02分、小説家になろうが20時の更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 20:00:00
115881文字
会話率:61%
【君と共に過ごした季節は、僕の心をあざやかに彩った】
幼い頃、僕は君と出会った。
初対面で受けた歓迎の挨拶は──突然のキス。
僕──鷹司克己(たかつかさ・かつみ)は、自己評価の低い気弱な音楽好きの少年だ。
君──柊紅子(ひいらぎ・べにこ
)は、ピアニストを目指すひとつ年下の少女。
僕は、君の親友──神童と呼ばれるヴァイオリニスト・月ヶ瀬美沙子(つきがせ・みさこ)とも親交を深めていく。
才能ある音楽家の卵である、幼馴染の少女二人から翻弄される日々を送る僕だ。
いつの頃から抱いていたのか──君へと向けた不可思議な感情から目を背けた僕は、自分の心に蓋をした。
臆病な僕は、その気持ちの正体を知るのが怖かったから。
音楽という絆で結ばれた幼馴染三人は、これから先もずっと、『音の世界』で一緒にいられると思っていたのに──。
※僕と君が出会い、結ばれるまでの二十余年に渡る純愛の軌跡を描く本作『くれなゐの』は★★★中学生時代から徐々に糖度が増して行きます。苦手な方はご注意ください★★★←ご留意いただけますと幸いです※
【完結保証】執筆完了しております。
全46話。毎日更新予約済みです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
小学生時代まで(〜9話)は毎話2000文字前後
中学生時代から(10話〜)は毎話3000文字前後
↑例外もあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-16 08:56:07
111448文字
会話率:16%
現代社会において、妖怪や魔物の存在は確認されていない。
御伽話の中の話、ファンタジーの話、そう言う認識でしかなく、これから先も存在しない者と扱われる‥‥‥‥はずだった。
たが、突如現れた異形の存在―――妖魔によって、世界は恐怖と絶望に陥っ
た。
妖魔には銃は効かず、刃物も効かず、ミサイルでさえ効かなかった。
人類では妖魔を倒すことは出来なかった。
だが、妖魔と戦える者―――魔法使いがいた。
妖魔と魔法使い、御伽話の存在が現代社会の表舞台に立った。
始まりの妖魔と魔法使いが確認されて10年、世界は一定の平和を送っていた。
そんなある日、関東の魔法学園で風を扱う魔法使いと炎を扱う一族のお嬢様が出会ったとき、
物語が始まった。
そのコンビが世界にどんな影響を与えるのか、それは誰も知らない結末だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-09 22:36:30
23918文字
会話率:43%
国営鉄道が走る線路沿いに住む高校教師・滝宮大翔(ひろと)は、小学生の頃、同級生の荻原奏羅(そら)に恋をしていた。しかし当時は「恋」の意味もあまりよく解っておらず、荻原は小学校卒業と共に引っ越したために中学も別々になり、想いを伝えることができ
なかった。
しかしそれから3年後、滝宮は高校で荻原と再会する。2人は小学生以来の会話に花を咲かせたが、滝宮は荻原と同じ中学校出身で仲のいい藤野華美(はなび)のことも気になり始めていた。
高校生活で初めての夏休み、滝宮は自分の心に決心がつかないまま、荻原と藤野との3人で水族館に行くことを計画した。3人はこの1日を満喫し、帰りの快速電車ではすっかり眠ってしまった荻原と藤野。真ん中に座った滝宮の両肩には、2人の頭が凭れ掛かっていた。
やがて乗り換えの駅に到着すると、滝宮は2人に別れを告げ国営線に乗った。帰宅ラッシュでありながらも運良く席に座れた滝宮は、2人にメールを送る。しかしそのメールを2人が読むことはなかった。
家に着いてテレビを点けると、見慣れた街の中で見慣れた列車が脱線したというニュースが流れていた。死者は50人、負傷者は400人を越える大事故であった。滝宮の祈りも虚しく、荻原と藤野は前者に振り分けられていた。
それから20年が経った今でも、この日のこの時間だけは必ず快速電車に乗る。水族館の駅から普段の乗り換えの駅まで、僕の両肩には自然と重さを感じる。きっと隣にいるんだろう。滝宮はこれから先もずっと、荻原と藤野の両者と両片思いをし続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 15:28:24
8346文字
会話率:34%
彼が何処へ行ったのか、ずっと考えている。
答えは未だ出ない。きっと、これから先もずっと出ないまま………。
キーワード:
最終更新:2021-04-11 19:47:16
618文字
会話率:0%