ゴルンダ大陸の女性には稀に魔法を体内に有した者が生まれる、それを人は魔女と呼ぶ。
魔女は引かれあい、師弟関係を結び、大陸のあちこちを、宮廷を、迷宮を、街を、村を、戦争を、荒野を、
渡り歩いていく。
この物語はそんな魔女達の旅の物語である。
最終更新:2025-03-20 01:00:35
96938文字
会話率:51%
「僕は、水たまりを踏み歩いていく」
高校一年の深海光(ふかみひかる)には、嫌なことを考えると、それを不快感で上書きするために、水たまりを見つけてはそれを踏み歩くという癖がある。
過去のとある些細な出来事によってネガティブ思考に陥りがち
になった彼は、この癖に依存し、最近は自傷的な心地良ささえ感じるようになってしまっている。
しかし、いつも通り水たまりを踏み歩いていた光の前に、荒唐無稽なクラスメイト——夕暮水萌(ゆうぐれみなも)が現れる。
「私はね、私にとって面白いと思うことが、目に見えてわかるの!」
彼女はいつも「オモシロセンサー」なるものを頼りに面白いことを探しているようで、どうやら光に強く惹かれるものを感じた様子。
荒唐無稽な彼女との出会い、身近な人たちとの関わり、そして学校行事の大阪遠足をきっかけに、光にとって「水たまりを踏み歩いていく」ことの意味が変わり始める——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 23:44:00
43637文字
会話率:42%
祖父の弦音がすきだった遥は、中高一貫の弓道部の名門校に通っていたが、ある理由から清澄高等学校へ進学する。
一度は弓道を辞めた彼女だったが、幼馴染の美樹と再会し、弓道部への入部を決意。
新入生が入部するまで、団体戦に人数不足で出場が出来
ないほど弱小だった弓道部が、少しずつ変わっていく。
日本の武道の一つを通し、高校生になったばかりの彼らはどう成長し、どんな季節を歩いていくのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-19 22:13:24
399071文字
会話率:56%
「なんだマスター。お前、オレに『あんなこと』しといて意外と初心なのか?」
「か、揶揄わないで! わ、私だってあんなの初めてだったんだから……!」
——それは契約《キス》から始まる復讐譚
『機械の創造を禁ずる。破れば即座に全世界が敵国とみな
す』
シエンシア平和協定唯一禁忌条項
新暦五二五年。
帝国の陰謀によって亡国とされたレストアーデ王国。
王族の中で生き残ったのは第一王女たるソフィーリア・ヴァン・レストアーデただ一人。
彼女の能力は微力。仲間もごく僅か。
元王国を統治する帝国の力は世界最大。軍人一人一人の力は並みを遥かに上回り、覇権国家として世界に君臨している。
されど彼女は王国を取り戻すことを諦めない。ソフィア王女はどんなことをしてでも帝国を討ち、王国を取り戻すと誓っていた。
それがたとえ、人類を憎悪し殺戮を誓った禁忌の『人型兵器《エクステンド》』と手を組んだとしても….。
それぞれの復讐・野望・権謀術数・国家間の対立と同盟。
様々な思惑が大陸中を駆け巡る中、人型兵器と元王女は寄り添い同じ道を歩いていく。
全ては己が復讐を貫くために——
*『ネオページ』に続きを掲載しております
*亡国王女のリメイク作品となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-18 07:30:00
98146文字
会話率:50%
「きゃあああああああああああああああああああっっっっっっっっ!?」
薄暗い校舎に甲高い悲鳴が響き渡る。
あぁ、どうしてこんなことになってしまったのだろうか…。
恐怖からか震えながら歩いていく少女を見つめ、男はこうなってしまった元凶である少女
を思い出し、小さく息をついた。
カクヨム、アルファポリスでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 16:00:00
6470文字
会話率:45%
京都市内の大学に通う三回生の男子学生、牧島海古がふと目を覚ますと、視界に映るは雲一つない青い空。だけど、彼はついさっきまで大学の図書館にいたはずで。
そんな困惑の中、徐に身体を起こす海古。すると、まず視界に映るは空の青と対を成すような
朱の鳥居。どうやら、そこは神社のようで。
その後、ひときわ存在感を放つ社殿へと導かれるように自然豊かな境内を歩いていく。そしてお祈りをしていると、不意に後方から声が届く。驚き振り返ると、そこにいたのは鮮やかな黒髪を纏うこの世のものとは思えないほどの清麗な少女で――
*当作品は、小説投稿サイト『エブリスタ』『カクヨム』でも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 16:01:17
6962文字
会話率:50%
師匠のオスバルトとともに魔王を倒したデューク。しかしそのあとオスバルトから自分が新たな魔王になるということを告白をされる。
「お前がこのことを国王たちに知らしめるのだ。それがお前をここまで連れてきた理由だ」
この事態をどうにかするしかな
いと決意したデュークはオスバルトを倒せるだけの魔力をつけようと修行の旅に出る。
「そうか、俺だけが師匠の弱点がわかるかも…」
そんななかで師匠と歩いた道をもう一度歩いていくなかで師匠との思い出がよみがえっていく。
「師匠、俺に魔法を教えてください!」
「師匠と呼ぶな。弟子はとらないと昔決めたんだ」
旅を続け思い出に浸っていくなかでデュークの中の疑念が徐々に大きくなっていく。
「どうして、どうして師匠はこんなにも愛していたのに…そんなことを」
これは、最強の魔法使いとその弟子の最後の戦いまでを描いた物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-01 20:00:00
146902文字
会話率:56%
ただの社会人だったハジメはある時事故に遭い、気がついたら異世界にいた。彼は、目標もなくただ生きる為だけに見知らぬ地を歩いていく。
最終更新:2025-02-13 12:50:00
16036文字
会話率:32%
異世界召喚される寸前に主人公、黒野玄斗は先に召喚された勇者がその異世界の魔王を討ち取り平和にしてしまいお払い箱になってしまった。残ったのはチート付与前の平凡な一般人並のステータスと戻されたいつも通りの現実、異世界と現実を行き来できる能力だっ
た。そして再召喚され今度は異世界の侵略を企む神とその組織アルテマに目をつけられ、異世界を侵略する工作員一号となり異世界を渡り歩いていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-08 18:10:00
6737文字
会話率:63%
主人公は30代の平凡な会社員、柊真(しゅうま)。長年付き合っていた恋人、美咲(みさき)から突然の別れを告げられる。別れの理由は「お互いを縛りすぎている」と言われたが、柊真には納得できず、自分の何がいけなかったのかを問い続けている。
恋人を
失ったショックから仕事にも身が入らず、友人とも距離を取るようになる。都会の喧騒の中で一人孤独を感じながら、酒に溺れる日々を送る。そんなある夜、彼は駅のホームで電車を待ちながら、ふと「飛び込んでしまおうか」と考える。しかし、その瞬間、彼の足元を一匹の黒猫が通り過ぎる。
黒猫は人目も気にせずゆったりと歩いていく。柊真はなぜかその猫を追いかけたくなり、猫を追い始める。猫は繁華街、路地裏、静かな公園などを通り抜けるたび、柊真を導くように歩き続ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-29 10:11:36
9220文字
会話率:43%
冬の晴れた午後、トトは公園のベンチに座っていた。数年来続く体の不調に頭を悩ませていたところ、突然体が透き通り、そのまま気を失ってしまう。気が付くと不思議な草原が広がる夜道に横たわっていた。どこか幻想的なその場所を、トトは好奇心のままに歩いて
いく。短編小説。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 17:44:46
3971文字
会話率:0%
SF風ファンタジー。
青い地球、そこに人々は住めなくなった。
カウントダウンされいてく2週間という時間。
内向的で、消極的な、チアキ・ハセガワ19歳は追い立てられるように消去法の旅に出た。
一生に一度の故郷との別離。
そして新
たに始めた『惑星CA-N』での生活。
たった一度だけ、仕事の一環としてすれ違っただけの名誉公務員のショウ・ヨコヤマからの手紙が届いた。
銀河標準暦127年12月31日 12:00 地球上から人類は消滅。
前年8月12日に施行された『地球並びに地球の全ての動植物の権利に関する条約』通称『地球保全法』により、地球外の移住すべて完了。
これより、地球は<ヘブン>となる。
生きた人間の24時間以上の滞在は禁止され、人類の墓標となった。
まっすぐと歩いていた。
どこまでも続くように錯覚させられる、舗装された道を娘は歩き続けていた。
東へ、東へと。
海のある場所、太陽が昇る場所へ。
迷いもなく、しっかりとした足取りで歩いていく。
やがて、たどりつく。約束の場所に――。
自サイトにも「紅の空」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-13 20:00:00
28230文字
会話率:17%
夜って怖いなあ、雪は冷たいなあ
子供の時に思ったことです。
子供は街から家へと帰ろうとします。
ただ歩いていく作品です。
最終更新:2025-01-05 19:08:50
262文字
会話率:0%
───火直の街には三人の“土地守”がいる。
はるか昔からつづく仕来り。人の手から手へ。旧い血から新しい血へ。決して破ってはいけない約束のように、それは途絶えることなく、連綿と受け継がれてきた。
この地に集うよくないものから、街と人とを護るた
めの防波堤にして要石。あるいは、人身御供ともいう。
五月の半ば、ゴールデンウィークも過ぎ去ったある日のこと。高校一年生の少女、みどりはある事件に巻き込まれてしまう。事故で亡くなったという先輩の話。夜に溶けるような淡く青い光。真っ暗な夜、彼女を襲う異変の正体も判らないまま、意識は闇へと落ちていく───。
一方で、少年は寝静まった深夜の街を独り静かに歩いていく。長い坂道を上り切った先にある、白く、歴史を帯びた教会。重い扉を開けると一人の年若い神父が彼を歓迎した。
「やあ、こんな夜更けに訪れるなんて、いったい何の用でしょう」白々しい問いかけに、少年は冷たく応える。「仕事だよ」
───つまるところ、自分は生きていてよかったのか。
知りたかったのはその答えだけ。止まない後悔に打たれ、贖罪に身を縛り、縋るように過去を想い、それでも歩み続けた十六年の生の記録。
その最期に、少年はひとつのこたえに辿り着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-05 19:50:14
33074文字
会話率:24%
“君と約束をしてから、もうずいぶんと経つけれど。
約束を果たせるのはもう少し先になるみたいだ。
君はきっと、とても怒るだろうけれど、どうか許してほしい。
絶対に、忘れたりなんてしないから。”
雲一つない快晴の空。溢れるラムネ色の光の
下を、僕は歩いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 22:05:16
11277文字
会話率:26%
銀杏が舞う道を
あなたは歩いていく
最終更新:2024-11-16 18:17:28
243文字
会話率:0%
冴えず売れない小説家。平石誠(ヒライシマコト)はつまらない日常に嫌気がさしていた。そんなある日。男は白線だけを歩いていく可憐な少女と出会う。その出会いを経て今までの恋愛観と人生観を見つめ直す事になんてならずにただただおっさんと少女の物語であ
る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 01:04:11
6859文字
会話率:0%
日中は魔族としての記憶をなくし、ふつうの人間として生活している魔族の王シエル。
ある日、彼は魔族を殺す血を持つという少女を拾う。
魔族を殺すことが使命であるはずの少女が、魔族の王であるシエルに不可解な願いごとをしてきたことから、運命の歯車が
ふたたび動きだすーー。
かつて、結ばれてはならない相手と結ばれたシエル。彼とその妃が迎えたのは悲劇の結末。
それでも忘れえぬ想いの、その先へ。
人の子を想う魔族の青年。
人間と契りを交わした先に待ち受けるのは死の宣告。
それでも消せない想いの、その先へ。
彼らはただひたすらに、歩いていく。
純粋であるがゆえに、残酷で。
歪(いびつ)であるがゆえに、美しく。
どこまでも複雑にねじれていく。
愛してる。
そのひと言が、あまりに遠い……。
*以前、掲載していたものを加筆修正して連載します。できるかぎり【月・水・金】に定期更新していく予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 19:10:00
239110文字
会話率:34%
鎌倉の墓苑(ぼえん)で働く「私」のもとへ、学生時代からの男友達「佐々木海(ささきうみ)」が、見学者としてやって来る。
事前に予約をしてきたのは年配の男性だったことで、まさかまだ若い自分の友人が来るとは思わず驚く私。
同姓で、年上の恋人がい
ると、以前海が話していたことを思い出しながら、急に現れた海と一緒に、私は晴れた海沿いの墓の中を歩いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-09 18:27:14
5597文字
会話率:35%
どうにもこうにも、自分には出来ないことがある。
何とか助けたくても、そうできないこともある。
そしたら、目の前の道を歩いていくしか、ないよな。
最終更新:2024-10-07 08:57:47
406文字
会話率:0%
どこまでも続く桜並木を歩いていく、少年には過去がなく、少女には未来がなかった。
最終更新:2024-09-30 20:34:43
6673文字
会話率:38%