「貴様を王家から除名する!」
この日、ポロロン王国第4王子、エドワード・スパム・ポロロンは王家から除名される。
国内で大きな問題を起こした罪で。
「そんな!父上!どうかお考え直しを!!」
「ならん!お前はこれより一男爵として、南部ボロ
ンゴ一帯を領主として治めよ!これは決定事項だ」
南部ボロンゴ。
それは不毛の荒れ地と、強力な魔物ひしめく広大な死の森が広がるだけの地だ。
元々流刑地であったそこに住まう住人は、罪人の子孫のみでSの数は100にも満たない。
「無理です!お慈悲を!!」
王家の血筋であるため裸一貫でこそなかったが、そんな領地を真面に治める事など出来るはずもなく。
王家でぬくぬくと育ったエドワードに待っているのは、地獄の様な生活なのだから必死に懇願するのも当然だ。
「ならん!この男を連れて行け!!」
だがその温情の訴えは聞き入れられる事はなく、第4王子は強制的に南部ボロンゴへと送られる。
「こんな場所でどうしろってんだ……」
領主館は手入れもされていない崩れかけの幽霊屋敷。
従者は一人もおらず。
領内唯一の村は、悪天候続きの影響で今年を越す事も出来るか分からない有様。
こんな場所をどう治めろというのか?
そんな絶望的な状況の中、エドワードは唐突に思い出す。
自身が転生者である事を。
そして転生時に、神から【ランクアップ】というチートを授かっていた事を。
これは王家から捨てられた第4王子が、ゴミの様な領地を神から貰った力で発展させていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 20:54:59
59975文字
会話率:26%
岸山鳴海は、前世で有名だった乙女ゲーム
『プリンセス・オブ・マジックハーツ』に登場する悪役――シセル・ユーナスに転生してしまっていた。
ゲームを一度もプレイしたことが無い彼だが、原作主人公に殺されて世界が救われるというストーリーだけは知
っている。
シセルには、寿命で死んだり、主人公以外の誰かに殺されてしまうと、その力が暴発して星ごと破壊されるというトンデモ設定があった。
死ななければならない……そう理解した鳴海は『流石の主人公も普通に生活しているだけの人間を殺そうだなんて思わないだろう』などという考えから、自身が思い付く限りの悪事を行う事で、自分の命と引き換えに世界を救おうとする。
しかし、クズムーブをしているはずの鳴海の周りには何故か……この男を未来の脅威から守ろうと必死になる者達ばかりが集まっていたッ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-20 19:02:46
58924文字
会話率:56%
宇治原晴矢は東京港区に住む美大生である。晴矢は、昔から自分は経験していない記憶が、頭の中に存在していた。その夢で、自分は大寿と呼ばれていた。大寿と呼んでいた一人であった男がスーツを着て公園で倒れているのを発見し、男から何か情報を聞き出せば、
自分の夢の原因が分かるかもしれないという単純な興味と好奇心で自分の住んでいるアパートまで、この男を担ぎ、その男を助けるが、男は記憶喪失であった。男は自分は先生と呼ばれていたかもしれないという証言から、晴矢は男を名無しの先生と名付け、二人の奇妙な共同生活が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 20:59:15
19699文字
会話率:50%
やるなと言われるとやりたくなる
そんな男だからこそ、見捨てろは絶対助けろになる
勇者の通らぬ道を、勇者と同じ心で歩む
──【逆張り勇者】──
◆◆◆
・田舎の脳筋領地、その領主の息子として生まれた真なる勇者ことバスター
この男を見守る神の視点で描かれる物語です。いつの間にか腐敗していた陰謀渦巻く都会を
田舎者のバスター君が独自の論理で荒らします。
・逆張りもありますが王道です。アンチ王道に対する逆張りで王道に回帰します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 08:00:00
108144文字
会話率:60%
誰かにこの男性を取られるぐらいなら、私がこの男を殺すわ!
最終更新:2024-01-30 03:00:00
923文字
会話率:11%
私はこの男を利用して、“本命の彼を手に入れる!”
私には、ずっと好きな男性ひとがいた。
最終更新:2021-08-26 03:00:00
1760文字
会話率:46%
私の心をズタズタにしたこの男を絶対に許さない!
私は、ずっと想い続けていた男性ひととやっと一つになれた。
最終更新:2021-02-07 03:00:00
1489文字
会話率:21%
寒々しい少女の死から、物語は始まる。
辰帝国南部
はるか高みより、白き山が大地を見下ろす。
山は冬を閉じ込めた様に、いつだって同じ姿をしている。
ユーリックは、その山へ何か想いを抱くも、その何かは決して思い出せなかった。ただ、白
い夢に魅入られ、既視感を覚え毎日の様に白い山を眺める事が日課でもあった。
ユーリックは魔術師の弟子として生きていた。
決して魔術師の弟子になりたいと志願したわけではない。単純にそれしか生きる道が無かった。
魔術師は孤児を弟子とする。そして、戦争ばかりの辰帝国で孤児が生きる道の中は少ない。過酷ではあったが魔術師として生きる事が一番の僥倖ではあった。
ユーリックは、それが受け入れられなかった。
どれだけ周りにお前が恵まれていると言われても、女が学び男と同等に知識を与えられている事が普通では無いと知りながらも、白い山への思いが断ち切れる事はなかった。
いつか、いつかあの山へ――
そう願って飛び出した。が、師父ロアンによりいとも簡単に連れ戻されてしまう。
ユーリックは思い知る。山へと辿り着く方法は一つと知った。
この男を殺せる程に強くならなければ。
その想いが、山へ思い抱く羨望が、ユーリックを強くする。
※この作品は、カクヨムでも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-30 20:09:56
132062文字
会話率:21%
【※第一章完結してます】乙女ゲー『きらめき☆パーフェクトプリンセス』の悪役未亡人として転生した私・デボラ=デボビッチ。だけどある日、王都で悪評名高い悪魔公爵との縁談を断ったら、実家の子爵家が不審火で焼失。大事な家族は全員亡くなってしまった。
「私の家族を殺したのは公爵に違いない。この復讐、必ず果たしてやるわ!」
そうして私は家族の仇を討つべく、敢えて敵である公爵の求婚を受け結婚した。
だけど夫であるカイン=キール公爵は女好き&悪逆非道と噂されていて、なかなか一筋縄ではいかない。この男を殺してゲーム設定どおりの悪役未亡人になってやる!……と意気込む私だけど、殺害計画は次々と空ぶるばかりで!?
うううう、どうしてこうなるの!? 悔しすぎてそろそろ本気でハゲそう――!!
これは少しマヌケで思い込みが激しい子爵令嬢と、暗黒オーラ出しまくり不器用公爵の、すったもんだの恋愛劇。
※アルファポリス様・カクヨム様でも同作品を掲載中です
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 13:13:07
590855文字
会話率:39%
「先生、砂山のパラドックスってご存知ですか。きっと博識な弁護士先生ですからご存知ですよね。ふふふふ。」
山中は不気味な笑みをガラス越しに浮かべていた。本来私情を挟むのは厳禁だが、私はどうにもこの男を好きになれそうにない。この人を小馬鹿
にするような微笑み。虫唾が走る。反省など知らないとでも言いたげに嬉しそうに笑っている。もちろん砂山のパラドックスはよく知っている。高校時代、勉強もそっちのけでその手の問題を調べるのに熱中していた。思考実験とでも言うのだろうか。
私の不快感はきっとわかりやすいくらいに表情に出ていたのだろう。山中は更に口角を上げ、にっこりと笑いながら続けた
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-11 20:00:00
5712文字
会話率:74%
バグが多い、ボスが72体もいる、ゲームバランスが崩壊している、通貨の概念が崩壊している、など多すぎる問題点から、現実世界で最恐クソゲーと呼ばれているMMORPGゲーム《ソロモン》。
そのクソゲーの世界に異世界転移した少女《ミカ》は、そ
の凄まじい仕様からゲーム攻略を諦め、スライムを倒し続ける生活を送っていた。
そんなある日、彼女は自身と同様に異世界転移してきた男と出会う事になる。その男は、ゲームシステム内で発生したバグが原因で戦闘能力皆無の一般人だった。しかし、この男を異世界転移させた女神《救済の女神》から、この男とパーティーを組んだら、獲得経験値を2倍にすると提案されたミカは、この男とパーティーを組むことを決意する。
ミカとパーティーを組む事んだこの男は、自分のことを《バフェット》と名乗り、このハードモードな異世界で投資家を目指すと言い出した。彼は、現実世界でソロモンをプレイしたことがないにも関わらず、どういうわけかゲームの仕様に詳しく、経済や経営についての知識も豊富だった。
それもそのはずで、実はこの男、ソロモンを運営しているゲーム会社の経営者だったのだ。バフェットの言葉通り、ミカとバフェットの冒険者としての生活は、瞬く間に変化していくのだった。
豊富な知識や発想で、モンスターや悪徳貴族、政治家、ひいてはソロモンの世界の謎に立ち向かう、斜め上の異世界ファンタジーをどうぞお楽しみ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-28 06:15:24
152635文字
会話率:68%
18世紀北インド。高級娼婦のジータライは情人で反乱軍の頭目アクラムに従って、反乱に参加していた。
城の広間で縄を打たれて転がされた藩主の娘をみたアクラムの、目の色が変わった。その瞬間ジータは「この男を殺さなければ」と思った。
適当な兵士
を捕まえ「アクラムを殺して」と頼むと、相手はあっさり引き受けた。
荒みきった女の心が癒されるお話。
ノラ・ジョーンズ - Don't Know Why
https://www.youtube.com/watch?v=tO4dxvguQDk
アヌーシュカ・シャンカラ- Traces Of You ft. Norah Jones
https://www.youtube.com/watch?v=kEJSWIftX98折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-13 20:00:00
13193文字
会話率:41%
「おまえをアタシの情夫にする」
その日から彼は彼女の所有物になった。
奴隷として商隊に売られた農民の子・ボールドウィン。
ある日、彼の属する商隊はダニアという女性部族の集団に襲われ、彼を除いて全滅する。
背が高く体の大きな女ばかり生ま
れるその一族は屈強な女戦士たちがそろい、
殺した敵の男の人肉を食らう蛮族として諸国より恐れられ、忌み嫌われていた。
死を覚悟したボールドウィンだが彼がそこで出会ったのが
18歳にして部族の長を務めるブリジットという若き女王だった。
前女王の娘である彼女はボールドウィンを見ると突如として宣言した。
「この男を連れ帰り、我が情夫とする」
その日から、哀れな奴隷少年だったボールドウィンは蛮族女王ブリジットの所有物となったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 19:00:00
192195文字
会話率:24%
美人で聡明。
剣技は男勝り。
そんな主人公、ロォサは、女ばかりで構成された薔薇《ローズ》騎士団の団長をしていた。
彼女の悩みは背が高いこと。
そして、周りから「かっこいい」と言われることだった。
ある日、王室主催のダンスパーティーに参加
する。
背の高いロォサがダンスに誘われるはずもなく。
そんなことを悩んでいると、彼女を誘ってくれる男性が現れた。
イケメンのカベル男爵である。
彼に見染められた彼女は、瞬く間に婚約までするのだった。
幸せな日々が続いたある日。
突然、彼から婚約破棄をされてしまう。
実は、遊びだった、というのだ。
絶望した彼女は、騎士団長として生きることを決意する。
もう男は必要ない。と訓練に勤しむのだった。
そんなある日。
ゴブリンの侵攻を食い止めるべく、討伐会議が行われた。
そこに現れたのがアリオス伯爵。
彼はとてつもないイケメンで、太陽のような、眩しい笑顔の持ち主だった。
カベルに遊ばれたロォサは、そんな彼を毛嫌いする。
しかし、彼は何かと理由をつけては彼女に近づいてくるのだった。
騎士団長として生きることを決意した彼女に、なぜか寄ってくるスパダリ。
それもそのはず、彼女は見た目に反して、純真で優しくて、可愛い性格の持ち主だったのだ。
ロォサの可愛さに気がついた男たちは、益々、彼女に惚れてしまうのだった。
一方、ロォサを振ったカベル男爵は衰退していく。
ロォサに酷いことをした、この男をアリオス伯爵が放っておくはずはないのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-03 12:20:24
55298文字
会話率:36%
『寝ていると、背後から男のうめき声のような、とても低い声が聞こえてきました。私はムカつきました。
ふと窓の方を見ると、閉まっているカーテンが揺れていました。なんで揺れてるんだ? おかしいな、窓は開けてないんだけどな。そう思いながら見てい
ると、揺れているカーテンの隙間に一瞬だけ男の姿が見えました。こちらを見ているようでした。私はムカつきました。
私は警察に通報し、この男を捕まえてくれとお願いしました。しかし、捕まったのは私の方でした。なんでも、風俗街の道路に勝手に小屋を建てて寝てはいけないそうなのです。さっきの男は私の小屋の前にある店の黒服さんだったのです。あ、あと普通に幽霊もいました。天井とか壁とか私の背中とかに張り付いてました』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-30 10:32:11
6124文字
会話率:43%
ある世界、ある国の、ある少女の物語。
新進気鋭のクリエイターとして人気が出始めていた彼女は一つの問題を抱えていた。
それは自分の意志とは無関係に結ばれた婚約。
不本意ではあっても結んでしまった契約を反故にする事は難しい。
渋々ながらも受け入
れつつ少女は日々を過ごしていた。
その日も嫌な予感がしつつも少女は婚約者から招待された夜会に出席した。
「この売女が!お前との婚約など続けることはできんな!」
唐突に行われる婚約破棄の宣言。
それは男が仕組んだ醜悪な劇の開始の合図だった。
少女はありもしない嘘を並べ立てられ、築き上げた物を踏みにじられる。
だから少女は一つの賭けをした。
自分自身を救うため。
そして、この男を破滅させるために夜会に毒を盛ったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-12 17:11:58
20808文字
会話率:26%
「恋愛の高みを目指してやる。」
今まで色んな恋愛をしてきた。
ファッション雑誌は定期購読だし、
他の女性誌だって読んでいる。
だから駄目な恋愛をしない為の努力と知識はある筈なんだ。
なのに。
「また上手くいかなかったのか、国見
。」
「煩いな!」
なんで上手くいかない?
国見 優子(25)
そろそろ理想の恋愛をして落ち着きたい。
「上手くいかないのって…まさか雑誌の年齢層があってないから?」
「阿呆か。」
名村 徹平(26)
その前にこの男を排除したい。
**この作品はBerry's Cafeにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 00:00:00
30041文字
会話率:55%
ある野原を、一人の男が歩いている。
背中には、大きなカバンに鉄砲、どうやら、どこかの国の兵士らしいので、この男を兵士と呼ぶ事にしよう。
キーワード:
最終更新:2021-12-17 18:07:10
2217文字
会話率:35%
メンヘラ VS ド直球ピュアの闘いが今始まる
「私はこの男を木っ端微塵に爆破したい」
メンヘラアプローチで男を骨抜きにする『ビジネス地雷女』が、唯一相手にされなかったある男への復讐を誓う。
その男は『グレネードランチャー男』と呼ばれてお
り、全く物怖じせずに誰にでも言いたいことを言える爽やかサイコパスピュアイケメンだ。
ビジネス地雷女はグレラン男を落とすために挫けず何度もメンヘラアプローチを繰り返すが、グレラン男はそのすべてを破壊してしまう。
果たして、二人の闘いの行方やいかに・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-01 12:00:00
2834文字
会話率:38%
「す、好きじゃないけど会長よりは叶のことを好きな自信あるよ! 小春の方が叶といた時間は長いんだから」
「私の何を知ってそう言ってるのかは分かりませんが、私もあなたに負けている気は一切しませんよ?」
ツンデレな幼馴染の小春と、クーデレな生徒
会長の一華。そして嫉妬と羨望の眼差しを受けるのは主人公の静月叶。
「――なぁ二人とも、もしかして俺のことが好きなのか?」
「なわけないでしょ!!」
「誰があなたみたいな凡人を」
「ですよねー……」
この男を巡り、二人の美少女は今日も無自覚にデレ強めで張り合う。
これは、そんな現実主義者の叶と不器用な二人の美少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-20 01:20:16
5909文字
会話率:50%
異世界から呼ばれた主人公は何とイカれた殺人鬼!?こんな奴なら呼ぶんじゃなかった!!
この世界なら退屈せずに済みそうだ!狂気渦巻くダークファンタジー!
いつも通り趣味(殺人)を堪能していたら、足元から光が…
気付くとそこは別世界!明らかに
日本じゃない。西洋の城、王族、聞いたことのない理解不能な言語、そして魔法……
退屈な日常が覆るダークファンタジー!!
元々の高い身体能力+異世界に来たことによるさらなる強化!
好き勝手に自由奔放に生きる最恐最悪のこの男を止める手立ては恐らくないだろう…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-13 21:45:23
15878文字
会話率:35%
昨夜の夢です。私は、この男をずっと見てました。
最終更新:2020-07-30 02:51:52
965文字
会話率:100%