異世界にて魔王と相打ちとなり、死んだはずの海凪 優護は、気付いた時には何故か日本に帰還していた。
混乱する優護であったが、ただ日本で平和に暮らせるならそれでいいかと、深く考えることもなく穏やかな日常を送ろうとするが……ここ、知っている日
本と何だか少し違う気がする。
「お、獣人の子供……いや日本に獣人いないが?」――狐耳の幼女がいたり。
「……何で、地球にオーガがいるんだ」――出現したオーガと戦うことになったり。
「チッ、やっぱ脅威度『Ⅲ』だけはあんな……ッ!!」「あー、ちょっと待ってくれ。俺は敵じゃない――危ねっ!?」――刀持った女子高生に襲われたり。
そして――「この気配……勇者か!?」「……魔王?」「ウグッ、うっ……ゆ、勇者ぁ!」――優護は、路地裏でびゃあびゃあ泣いている魔王を拾ったのだった。
ほのぼの六割くらいで進めていきます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-13 18:10:00
392391文字
会話率:44%
「プロム!お前との婚約を破棄させ――」
「……王子、大変申し訳ございませんが僕の妹はただいま体調不良のため、家におりますが……もう一度、そしてはっきりと言ってくれませんか?」
「うっ……ア、アレク……」
アレクの双子の妹は婚約破棄させられた
――のだが、実はアレクには双子の妹などいない。実は婚約者は自分自身なのである。
アレクには弟、プロムが居たのだが、実はその弟こそがこの国の『聖女』になってしまった。アレクはプロムの代わりに形だけの偽聖女になり、数年この国で暮らしていたのだが、婚約者である王子に婚約破棄された事でこの国を見捨てる事にした。大切な弟の為、そして家族の為として聖女を演じてきたのだが、もう限界だった。
婚約破棄の次の日、弟と一緒にいる所を以前留学してきた隣国の王子、カルスラーンが現れ、アレクに言った。
「で、考えたか?」
「考えるって?」
「俺のモノになるかって事」
笑顔でそのように言ってきたカルスラーンの手を、アレクは受け取り――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 05:48:45
9866文字
会話率:48%
「ハァ……、ハァ……!」
とある放課後の帰り道。
人気のない河川敷の高架下まで来たところで、いつもの発作が起きた。
だが、ここまで酷いのは初めてだ……。
全身から脂汗が噴き出て、視界が歪む。
「うっ……があああああッ!!」
俺の上の二本の犬歯が伸び、鋭く尖った。
「クッ、クソッ!」
思わず右の拳をコンクリートの壁に打ちつける。
「…………あっ」
すると、壁が拳の形にポッカリと陥没してしまった。
ヤ、ヤバい……。
力が制御できなくなってる……。
――俺は所謂吸血鬼だ。
中世の吸血鬼狩りで大分数を減らした吸血鬼だが、現代でも僅かながらその子孫は残っている。
俺もその一人。
吸血鬼は思春期になると、今の俺のように吸血衝動が抑えられなくなって発作が起きるのだ。
とはいえ、誰かの血を吸って吸血鬼だとバレたら、人間に駆除されるのは必至。
俺は血が吸いたい本能と、吸ってはいけないという理性の間で、板挟みになっていた。
「と、虎木君!?」
「――!!」
その時だった。
聞き慣れたアニメ声がしたので振り返ると、そこにはクラス一の美少女である十文字さんが、大きな瞳を更に見開きながら立ち竦んでいた――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-03 21:14:46
9079文字
会話率:46%
美しいエルフ達の住まう国。
今この国は、オークの軍勢からの侵略を受け、徹底抗戦を続けていた。
誰もが懸命に侵略者達と戦う中、まったく別の、女性としては口に出すのが憚られる戦いを繰り広げる者達がいた。
王女、リーゼリーナ。
(あ、
あぁぁぁっ……! ご不浄がっ………ご不浄が、もうっ……我慢できません……!)
近衛隊長、シェリル。
(くぅぅっ! わ、私もっ……トイレに、行きたいっ……!!)
そして女王、ティアーレ。
(お願いっ……急いで……! お、お小水……漏れちゃう……!!)
エルフの民の誰もが憧れる3人は今、腹の中の小水が溢れてしまいそうになり、不安と苦悶で胸の中をいっぱいにしていた。
やがて戦いの波は、3人のいる女王の間まで押し寄せ――
可憐な王女は、凛々しき女騎士は、威厳を纏う女王は、オークとその身を襲う狂おしい尿意に、勝利することができるのか。
それは、読んでからのお楽しみ。
※pixivにも投稿しています。
※プロローグ、設定、本編の3話構成です。
※こちらはR15の【勝利編】で、後日R18の【敗北編】を投稿します。
※敗北編のNコードは、投降後活動報告にてお知らせします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-24 00:44:03
9404文字
会話率:22%
「姉さん、姉さん……!」
碧は姉の奈々の遺体を見るやいなやボーっと放心状態で見つめる。
そうかと思えばカッと目を見開き、姉さんと叫ぶ。
「……うっ……うっ……どうして……」
碧の目から涙が頬をつたう。奈々の遺体を抱きかかえると、ワアワ
アとよりひどく泣き出す。
奈々の体は腹部の刺された傷以外きれいで、今回の事件を連想させないかのようだった。
この事件がほんの一瞬で、何年もかけて再構築した幸せな家庭を壊していった……。
この物語は碧の心の成長を描く、碧い青春物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-13 19:00:00
30606文字
会話率:35%
「うっ……うぅ、今私のお腹の中には殿下の赤ちゃんが居ます‼」
第一王子、宰相子息と騎士団長子息、男爵令嬢、その他諸々達によって濡れ衣を着せられた悪戯大好き令嬢シンディー・マクミラン。
これは……うん、腹をくくるしかないわね。
王家に伝わ
る資料を見るためになんとしても婚約破棄を免れたいがため、プライドをかなぐり捨てて捨て身の嘘を吐きとおすが⁉
そこに銀髪赤目、7歳年上の通称怪物王弟が乱入してきて⁉
「やあ、可愛い甥っ子よ。面白そうなことが起こりそうだからやって来たんだ。早速だが君が身ごもらせたこちらの元婚約者殿、俺が引き取ろう」
若干謎解き×溺愛×冒険ストーリー‼
基本、週一更新予定なので温かい目でお付き合いいただけたら幸いです‼
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-25 20:42:28
33026文字
会話率:35%
わたし、イコリス王国第一王女ニコルには大、大、大好きな婚約者がいる。
彼はモルトダーン王国の元第一王子。
故あって廃嫡され、よりにもよって弱小国の次期女王の王配となるべく我が国に来ました。なんてかわいそうな……。
その弱小国の次期女王という
のがわたしなんですけどね。
わたしは彼が大好きだけど、でも彼は違う。
今でも破談になった元婚約者を想っているらしい。
うっ……辛いっ!
※要約すると
自分の婚約者が好きで好きでたまらないポンコツ姫のお話です。
アルファポリスにて連載、完結したものを修正しての投稿となります。
完全ご都合主義、ゆるゆる設定で書いて行きます。
物語の進行上、リアリティを追求出来ない場合も多々あります。
リアリティがお好きな方は心の平穏のために回れ右をお薦めいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-30 20:36:27
57068文字
会話率:24%
「俺の名はアラト。君を助けるために宇宙から来たレンジャーだ」
誰かを助けるためなら、レンジャーのアラトは駆けつける。
それが例え、宇宙の片隅に存在する小さな惑星の住民であったとしても……
「うっ……うわぁぁぁぁ……うぐっ……」
「泣くな
。俺が抱えていく。君は絶対に助ける、姫様」
数多の惑星を侵略する組織『オメガルド』によって、姫であったブルーナはすべてを奪われた。
自分を助けてくれたアラトに憧れ――すべてを奪った『オメガルド』に復讐する元姫の物語が始まる。
「ふふ……、満足できる娯楽を提供してくださいね。最強のレンジャー」
「宇宙を守るために、お前は必ず殺す。ヴィラ‼」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-25 22:15:14
33423文字
会話率:51%
【一行で分かるあらすじ】
才能はあるけどコミュ障なポンコツ魔女が、正体を隠して王子様の護衛をする話。
【まじめなあらすじ】
天才魔術師モニカ・エヴァレットは人見知りで、人前で喋るのが大の苦手。
そこで彼女は猛努力の末に、詠唱をせずとも使え
る無詠唱魔術を習得。〈沈黙の魔女〉として、弱冠十五歳で七賢人に選ばれた後は、森の中で静かに暮らしていた。
それから二年が経ったある日、モニカに一つの命令が下される。
その命令とは、学園に通う第二王子を、本人には気づかれぬよう秘密裏に護衛してほしい、というもの。
かくしてモニカは王子の護衛をするために、貴族の子女が通う煌びやかな学園へ潜入するのだった。
「いやだよぅ、怖いよぅ……うっ、うっ……胃がキリキリするぅ……」
と泣きべそをかきつつ。
この話は、アルファポリスさんでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-03 20:35:04
987489文字
会話率:34%
平穏で自由な生活を愛する高校生、桜庭碧人(さくらばあおと)。そんな彼に告白してきたのは、外見よし、中身よし、成績よしの完璧な美少女、遊薙静乃(ゆうなぎしずの)だった。
恋愛嫌いな碧人はその告白を断るが、静乃はなぜかまったく引き下がらない。
「なんでもするから! お願い!」
「えぇ……」
結局、断りきれない碧人は仕方なく静乃との交際を始めることに。
「でも、どうしてそこまでして?」
「うっ……そ、それは……」
完璧美少女静乃は焦っていた。碧人に片思いする間、彼のことを観察し続けた静乃は一つの結論に達していたのである。ずばり、『桜庭碧人は密かにモテる』。
これは無自覚ながらモテる男の子と、そんな彼を独占したい美少女による、青春ラブコメディである。
【こんな人におすすめ】
・可愛い女の子が好き
・ニヤニヤできるイチャラブが好き
・やきもちをやく女の子が好き
・ハッピーエンドが好き
※この作品は『カクヨム』にも掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-08 22:08:02
143696文字
会話率:40%
+ + +
……あら?何ですの?
急に何かが脳裏を過って……
え……? 俗に言う『婚約破棄』…………??
うっ……頭が!
+ + +
貴族学園の卒業パーティーで婚約者から断罪された『アルティエール・ユスフェベル辺境伯令嬢』は
こ
れまたお約束的に前世の記憶を思い出す。
「政治的な意向での婚約だった為お互い好意なんて微塵もなかったけれど、それにしたってワタクシとっても我慢いたしましたのよ?」
このお話はただ只管に主人公のご令嬢がこれまでの憂さ晴らしを婚約者へと放つだけの短編である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-29 16:00:00
11461文字
会話率:29%
男は30過ぎても清いままなら魔法使いになるんだって。じゃぁ、私は?
40過ぎても清いオバサンは一体何になるのかな?
そんな色々情けないオバサン、サヨリさんが異世界に若者と一緒に放り込まれます。
子供達はサヨリさんよりよっぽどしっかりしてて
とっても強い。走ることすら辛いオバサンには、若者達のエネルギーが眩しすぎてもうっ……悲しくなるっ!
それでもオバサンは頑張ります。
情けなくても足手纏いでも、自分にできることをコツコツと……。
するとあら不思議?
レベルに比例してなんだか体が……?
子供達は勇者として頑張るらしいですが、オバサンは足手纏いなので一人でうろうろします。
宝箱を治してみたり虫をやっつけたり野草を食べてお腹を壊したり。
それでも頑張ったぶんがちゃんとレベルでわかるので、オバサンは結構楽しいですよ?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-09 21:22:44
16811文字
会話率:24%
今日はクリスマスイブ――女性のほとんどが待ち望んでいた、クリスマスの前日。そんな日に私はというと――「うっ……寒い……」外に出ると、そんな寒さに凍えながら、カフェにバイトへと向かう。そんなバイト先では、クリスマスケーキの販売をさせられたり
と、大忙し……でも、バイト先には私が兄のように慕う先輩がいる。もちろん、こんな日に男女二人が行きも帰りも同じ電車で、何も進展するはずもなく――そんな、一年に一度のクリスマスの思いを巡る、仕事場でのラブコメディを送ります!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-27 00:12:25
6458文字
会話率:44%
普通の生活に憧れ、とにかく普通に生きてきた主人公康也の学校に、突如殴り込むように転校してきた優等生美咲の正体は……なんと「ドS」!?
その他一癖ある部員達も混ざって、普通の日常が一気にカオスになってしまった康也!穏やかな日常に戻れる日はくる
のか!?まず来ないでしょう!!
SM日常コメディー、もちろん恋愛も絡めていきたいと思います!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-07 00:58:52
17866文字
会話率:48%