遊佐アギトは自分の人生全てに厭いていた。
無頼漢な父親に端を発する複雑な家庭環境、それを嘲笑い小馬鹿にしてくる近隣住民や同級生、その悪評は巷の不良達にも伝わり、アギトは謂れのない因縁を付けられては喧嘩をして過ごす荒んだ日々を送っていた。
そ
んなある日、いつものように喧嘩帰りのツーリングの途中で、アギトは自身の身体から謎の白い光が発生していることに気付き、それを振り払おうとしてバイクの操作を誤ってガードレールに衝突して海を望む崖下に落ちてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 11:00:00
251170文字
会話率:37%
新しい時代はいつも唐突にやって来る。
病魔に侵されていたエイヴェルン国王が崩御。
長らく軍所属となっていた王子オイラーは国王の座に就くべく(親友だという男を勝手に連れて)都へと舞い戻る。
そんな彼を迎えに出向いていたのは彼の腹違いの妹で
あるサルキア。
国の未来は若き二人に託された。
ただその道は険しくもある。
先代国王に関するいざこざ、現体制を良く思わない者の存在や貧しい者たちによる犯罪などなど、取り組むべき課題は山積み。
誰もがきっと何かを抱えている。
それで望む未来のために歩み続けるだろう。
――数多の感情渦巻く王城で幸せな未来を築くため、必要なのは剣か愛か。
著作者:四季 無断転載は固く禁じます。
※作品は内容等おおよそ確定した状態で投稿開始しておりますので、ご意見いただきましてもその作品ではあまり適用できません……。申し訳ありませんが、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 10:32:46
252294文字
会話率:45%
フェンリルシアは気に食わない。
師匠であるミーシャが、いつもヘラヘラしていることが。
※この作品は「アルファポリス」にも掲載しています。
最終更新:2021-02-25 01:51:28
881文字
会話率:50%
スノーアメジストの将軍であるラブルンテとラビは、いつもお茶会を楽しんでいた。
その日も同じようにお茶会を開催することとなったのだが……?
『タナベ・バトラーズ』より、短編です。
最終更新:2020-09-07 00:05:46
1459文字
会話率:50%
貧困で両親もいなかった私はスラブ街で生きていた。そんなある日私のことをいつも傷つけていた貴族が殺されてしまう。一体誰がしたのか気になった私は街を出て話を聴いてみると、【殺し屋】という組織の手によって殺されたことを知った。
そしてある日私は
殺人の現場をみた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 10:27:49
22273文字
会話率:15%
花岡修太朗は幼いころから老け顔が原因でオッサンと呼ばれ女性からもてなかった。
おっさんの役回りはいつも決まって端役。
主人公夢見て魔法使いやヒーローに憧れたのは昔の話。
そんな夢はあきらめて毎日サラリーマンとしてまじめに働いている。
39歳
になって特に趣味もなく、唯一ともいえる楽しみは缶酎ハイ片手にヒーロー物の動画鑑賞だ。
そんな花岡修太朗がいつもと変わらない40歳の誕生日を迎えた朝、平凡だった修太朗のステータスがバグる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 10:13:42
139677文字
会話率:42%
ある日目を覚ますと、俺のスマホに見慣れない画面が表示されていた。
それはまるでRPGのステータス画面。
なにかのゲームをダウンロードしたのかと思って確認してみたけど、おかしい。
表示されている名前はいつもゲームに使っているアモンではなく本名
の能瀬 御門だ。
しかもスキルの欄に表示されているのは『ガチャ1』のみ。
『ガチャ1』ってなんなんだ。
これは戦いには全く使えないスキル『ガチャ1』を手に入れた主人公が、ファーストブレイクによって変わってしまった世界で生き抜く為にモンスター達と戦うお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 10:17:01
209186文字
会話率:37%
HJネット小説大賞2019 受賞しました。本当にありがとうございました。
2021年夏にHJ文庫より書籍化予定です。
2028年4月 今日も俺はダンジョンに潜っている。
高木 海斗は アルバイトがわりに毎日ダンジョンに潜っている。
貧弱ステ
ータスのモブキャラ海斗は毎日スライムを狩って、せっせと小遣稼ぎをする探索者。
人呼んでスライムスレイヤー(LV3)。
以前、調子に乗ってゴブリンに挑戦して、ボコボコにされ命からがら逃げ出した過去がある。
スライムスレイヤー(LV3)の海斗がいつものようにスライム狩りをしていると見たこともない
金色のスライムが現れ、撃退するとそこにはサーバントカードと呼ばれるレアアイテムが残されていた。
貧弱モブキャラのダンジョン冒険活劇になる … かも知れません。
カクヨムにも掲載はじめました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-05 14:12:04
1383957文字
会話率:47%
私、鈴木春世。小5。
私のクラスには、ちょっとヘンな男の子がいる。
彼の名前は「ロボくん」。
ロボくんは私のとなりの席で、すっごいイケメン。
だけど、いつもボーッとしてる。
でもロボくんには――なんだかとっても不思議な力があるんだ。
私はロボくんと、裏山の守り神・スカイといっしょに、この世界の謎を追いかけていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 10:10:00
43301文字
会話率:40%
小中高一貫の女子高に通う、橘カナエ。
決していじめられているわけではないが、クラスではずっとボッチ。前髪で顔を隠して、教室内ではひっそりと存在を消して過ごしていた。
そんな彼女の唯一の特技は、ボッチ故に鍛えられた観察眼で、朝の通学電車で次に
電車から降りる人がわかること。
いつものように通学中の満席の列車内で、これから空く席に座ろうとした時だった。
突然乗り込んできた女性に銃を突きつけられてしまう。その女性、宝来倫子は優秀な戦果をあげる戦闘のプロであり、その戦いの様子が配信される有名人だった。
宝来倫子の言いなりになって列車を降りる橘カナエ。訳もわからずに宝来倫子に連行される途中、二人は襲撃されてしまう。
橘カナエは敵の攻撃にギリギリで当たらずに、前髪を失うだけで済むも、橘カナエをかばった宝来倫子は命を落としてしまう。
死ぬ間際、宝来倫子は自身の持つ知性ある銃──インテリジェンスガンを橘カナエへと託す。
銃という、命を奪う力を手にした橘カナエ。彼女は自身でもあまり意識していなかった鋭い観察眼と、殺戮を全く忌避しない精神性で、敵を次々に殺していく。
その素人離れした活躍がインテリジェンスガンの規約により強制的に動画配信され、橘カナエの戦闘配信は大いにバズってしまうのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 09:30:00
7985文字
会話率:13%
荒廃してしまった世界。暴走した魔力が、いつもどこかで天変地異を引き起こしている世界。
地上は理性を失った異形の獣が徘徊し、生き残った僅かな人々は、暴走した魔力の影響の及ばない地下に隠れ住んでいた。
世界を復元する鍵を握るのは、魔力を回収
できるホムンクルス達。
世界中に満ちる暴走した魔力を、ただ、ホムンクルス達だけが探し、集め、ビンに封じ込めていた。
暴走した魔力に唯一の耐性を持つホムンクルスたち。
これはその中の一人のホムンクルスの物語。
・こちらは「レベルMAX錬金術師がゲームと少し違う異世界に転移したけど、下町で冴えない薬屋をやってたら訳あり少女を拾ってしまって」の続編となります。
・不定期更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-12 09:40:18
17044文字
会話率:32%
しがないサラリーマンの私はたまの休みはいつものようにゲームにひたる日々。そんな日常がいつの間にかか一変。ゲームのキャラでゲームのような世界に迷い混んでた。そこは始まりの町とおぼしき様子。しかし廃墟。空腹を回復の泉でごまかす日々。早く生活基盤
をなんとかせねば!!ゲームのキャラの微妙に使えないスキルをもて余しつつ、ひとまず衣食住、それから周囲の探索かなー。
完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-07 17:22:49
14280文字
会話率:8%
文晶は幼少期からピアニストを目指していたが挫折、音楽とは無関係の大学に進んだ。
無気力な日々を過ごしていたある日、大学の最寄り駅に置いてある寂れたストリートピアノで奏子に出会う。同じ曲の同じ場所でいつも間違えている彼女を見かねて声をかけたの
だ。陽気な性格で無理やり文晶にピアノを弾かせてくる奏子だが……実は彼女の正体はピアノの地縛霊だった。
奏子との出会いによって文晶の世界は広がり始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 09:01:41
65999文字
会話率:47%
両親には兄を優先され、蛍はいつも選ばれない人生を送ってきた。
高校一年の文化祭前、良いなと思ってる女子から呼び出しが。これは告白に違いないと浮かれるが、学園の王子と称されている蛍の兄を紹介して欲しいという話だった。
また兄かよとやさぐれて、
親友のもとへ泣きつく蛍。
兄を見返したいが、勝てるものがない。ならば、兄に勝てる人物を新しい学園の王子として育成しようと斜め上に考えた。すると皆に不良で怖いと遠巻きにされているイケメンがいて、蛍はこいつだとビビッと来る。
※男子高校生のボーイズライフな物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 21:36:23
44128文字
会話率:56%
冒険者ナザルは油使い。
魔力を油に変換し、滑らせたり燃やしたりできるユニークスキル持ちだ。
その特殊な能力ゆえ、冒険者パーティのメインメンバーとはならず、様々な状況のピンチヒッターをやって暮らしている。
実は、ナザルは転生者。
とある企業
の中間管理職として、人間関係を良好に保つために組織の潤滑油として暗躍していた。
ひょんなことから死んだ彼は、異世界パルメディアに転生し、油使いナザルとなった。
冒険者の街、アーランには様々な事件が舞い込む。
それに伴って、たくさんの人々がやってくる。
もちろん、それだけの数のトラブルも来るし、いざこざだってある。
ナザルはその能力で事件解決の手伝いをし、生前の潤滑油スキルで人間関係改善のお手伝いをする。
冒険者に、街の皆さん、あるいはギルドの隅にいつもいる、安楽椅子冒険者のハーフエルフ。
ナザルと様々なキャラクターたちが織りなす、楽しいファンタジー日常劇。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 08:42:05
380943文字
会話率:35%
現実と戦うのはいつも厳しいもの。
だけど、時には現実と戦わねばならない時がある。
男の子だもの。
今、男の子の戦いが始まる。
(でも半分現実逃避)
異世界コミュ障戦記の原案です。
最終更新:2015-08-08 00:08:38
2303文字
会話率:7%
【特殊能力持ち25歳ブッ飛び女✖️イケメンヤンキー男子高校生のボタニカルなサバイバル】
ヤンキー男子高校生の大和が出会ったのは、いつもサファリな服装をしている謎の女・レン、自称25歳。
レンは≪植物を操る≫という特殊能力を持っており、木の
枝を自在に動かしたり、薬草で怪我を瞬時に治すことができた。
レンのことが気になる大和は植物採集の手伝いを始めるが、実はレンは様々な毒草を集めて「最強の毒薬」を作ろうと企んでいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 08:39:02
87708文字
会話率:60%
泣いちゃダメ。いつものように優雅に微笑んで。華やかに笑ってみせて。それがここで生き残るための道。
第一王子の誕生日パーティーに出席したアドリアナ。普段通りのパーティーだと思っていたのに、何だかいつもと様子が違う。王太子妃の座を争っていたライ
バルモニカの手を、正装をした王子マリウスが一番にダンスに誘った。これは事実上の婚約発表? 婚約者争いに負けたアドリアナに近づいてきたのは、マリウス王子のライバル的存在であるラズバンだった。代々宰相を務める侯爵家のラズバンが失恋したばかりのアドリアナに近づいてきて……!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 08:32:21
19891文字
会話率:33%
泣いて、笑って、喜んだと思ったら、また怒って、悲しんで。
最近はいつも泣いてばかりいるあみちゃんへ
最終更新:2023-06-06 10:53:30
5931文字
会話率:0%
戦争で両親を失ったユノは、謎の魔法使いオリビアに拾われる。オリビアの元で過酷な修行を積んだユノは遂に、至高の大魔法『時間魔法』を操れるようになった。
そんなある日、オリビアに呼び出されたユノは、勇者の監視のため同じ学院に入学することを命
じられる。しかし、その学院は世界中から集まった王族、貴族の通う学院であった。
――つい最近まで戦争をしていた国同士が平和な関係のはずもなく……!?
いつもゆるっとほんわか、でもどこか危険な、異質の魔法学院ファンタジー、開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 08:10:00
1381786文字
会話率:59%
鼻が利かなくなっているシーシャ屋さんの店長のもとに、以前来店したお客様がやってきた。
その人は香水の香りを再現してほしいと言うが…。
最終更新:2024-10-07 07:55:58
3133文字
会話率:28%
行きつけのシーシャ屋さんに通う丸山みつる。
そこでは香りが分からなくなった店長がシーシャを作っているが…1話目の続編です。
最終更新:2024-10-04 09:12:59
2973文字
会話率:44%
香りが分からなくなったシーシャ屋の店長と、ピエロを演じる不安障害を抱えた紅茶屋の店長の物語。
最終更新:2024-10-02 17:40:18
2822文字
会話率:44%
第一部完結。
現在第二部、水の神殿 椎名編完結しました。
只今推敲作業メインです!一応連載再開!m(__)m
エブさんと累計19万PV突破!感謝です!
君島隼人は高校三年生の夏休み最後の日に、恋人である高野美奈の家で、友人椎名めぐみと工藤
淳也の宿題に付き合ってやっていた。
いつもと変わらない日常を送っていた四人に突如として降りかかった現実は、その平穏な日々を激変させてしまう出来事で……。
恋愛小説『私のわがままな自己主張』のメインキャラクター四人による、異世界ファンタジー。
美奈の部屋から突然瞬間移動のように、どことも知れぬ森に迷い込んだ隼人。近くには工藤がいて、これが夢でなく、紛れもない現実なのだと思い知る。次の瞬間友人の椎名の声が聞こえてきて、二人はその声のする方へと向かう。
合流した四人は近くの村で、この世界が剣と魔法が蔓延る異世界だという事に気づく。
更には自分たちが予言の勇者だなどと言われてしまい、何故か魔族に狙われる羽目に。
この世界の名はグラン・ダルシ。
元の世界に帰る方法を探したいとは思いながらも、戦いの中に身を投じていく事を選択していく四人に待っている未来とは。
絆が織り成す王道バトルファンタジー。
想いが人を強くする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:44:52
1949922文字
会話率:28%
部活の練習は終わっていた。
いつもより少しだけ長く残っている。
キーワード:
最終更新:2024-10-07 07:37:23
433文字
会話率:22%
いつも頑張り続けている人へ、ささやかな詩を。
キーワード:
最終更新:2024-08-09 11:37:48
343文字
会話率:0%
どいつもこいつも死んだふりが上手いことで
最終更新:2023-01-04 19:36:14
240文字
会話率:0%
ルシールは、ここが乙女ゲームの世界だという事を知っている。
ここは前世の友達が話していた世界そのもので、全ての状況が、前世に聞いた条件に当てはまっていた。
この世界が乙女ゲームの世界だという事に確信は持てるが、ルシール自身は乙女ゲーム未
経験者だ。それは前世もルシールが貧乏だったからである。
前世の友達は、いつも携帯を眺めながら言っていた。
「ついつい課金しちゃうんだよね〜」
友達が口ぐせのようにそう話すので、「課金」という危険なワードに近づきたくなかったルシールは、乙女ゲームの世界に手を出した事がなかったのだ。
だけど友達は確かに話していた。
「乙女ゲームに婚約破棄は付きものよね。ヒーローとヒロインが、悪役令嬢に婚約破棄を告げるのは定番中の定番よ」
――今、ルシールに婚約破棄を告げるハロルドの隣には、彼の愛するシンディがいる。
この構図はまさに乙女ゲームそのものだ。
ルシールがこの乙女ゲームの悪役令嬢なのだ。
乙女ゲームに詳しくない者達が迷走する世界。
そんな世界のゆるいお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:30:00
160225文字
会話率:28%
「ごめん。明日の花祭り、一緒に行けなくなったんだ」
そう言って申し訳なさそうに謝るバオリーを見て、
『やっぱりね。そう言うと思ったわ』
そんな思いでロナナはそっと小さくため息をついた。
いつも仕事を理由にロナナとの約束を簡単に破るバオリー
に、ロナナは以前から決めていた事がある。
自分自身に賭けをしていたのだ。
『もし。今年の花祭りの約束を、フローレンス様の護衛の仕事を理由に断られたら、もう彼を待つのを止めて別れよう』
バオリーから花祭りの誘いを受けた時から、そう決意していた。
犬科の獣人バオリーと、同じ犬科獣人のロナナ、そして二人の周りの獣人達の織りなす物語。
三話で完結の、サラッと読める軽いラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 14:31:57
12263文字
会話率:23%
まただ。
また私が好きになった人は、私の友達を選んだ。
もう何度目になるか分からない。
麻衣子は、「またか」と諦めの気持ちが先に立ち、その運命を素直に受け入れた。
幼馴染の日菜は、いつも要領の良く麻衣子のものを奪っていく。
お店で見つけ
た可愛い小物も、気に入って付けていたリボンも、ちょっと気が合うと思った男子の気持ちも、全て日菜の物になる。
麻衣子はそんな日々にウンザリしていた。
そんな麻衣子と日菜が異世界へ召喚された時に、麻衣子は自分の選ぶべき道を考える。
長いタイトルがほぼあらすじを語っているお話。
ゆるい設定の、よくある感じかもな安心ラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-07 09:13:46
11070文字
会話率:29%
僕の名前は、愛雨『あいう』悩める十七歳。
俺の名前は、和音『わをん』荒ぶる十七歳。
私の名前は、夜夕代『やゆよ』恋する十七歳。
僕たちは、ひとつの子供部屋をシェアしている。
僕たちは、ひとつの勉強机をシェアしている。
僕たちは、いつも一緒。
だって、僕と、俺と、私は、ひとつの体をシェアしているから。
春夏冬くんは、変な名前。
秋がないから『あきない』くん。
春夏冬くんは、僕の、親友。
春夏冬くんは、俺の、ライバル。
春夏冬くんは、私の、恋人。
僕たちは、春夏冬くんが大好き。
だから、僕と、俺と、私は、春夏冬くんもシェアしている。
神仏の祟りにより、ひとつの体を共有して生きることを運命づけられた三つ子と、その友人の、青春ラブコメ日本代表。閉塞感漂う令和という時代を、それぞれに生きづらさを抱えながらも、スチャラカに生きる若者たちの、群像劇世界大統領。
【作者より】
①Q輔と申します。なろうでは『二番目のママへ 私は病気で、もうこの子を育てることが出来ません』という作品が2024・6月の時点で、純文学ジャンル年間ランキング1位。同ジャンル20年の累計ランキングでは、名だたる書籍化作家様に混じり16位に食い込んでいることが密かな自慢でこざいます。
②主人公の設定上、ボーイズラブの要素がありますが、それを主軸に置いた作品ではありません。
③物語中盤から、主人公の三人が体を乗っ取り合うことにより、作中で一人称視点が入れ替わることがあります。作者はこれを『落語モード』と呼んでいます。
④初投稿の6月5日は7話までを投稿します。以降は、平日(月)~(金)の毎朝7時20分に投稿する予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:22:07
150668文字
会話率:52%
お兄ちゃんとヤスはいつも一緒です。
二人は、郊外の港町にある自動車解体作業所で働いていました。
ある日、お兄ちゃんが、ヤスの車にカーナビを取り付けてくれました。
でも、そのカーナビは、誤作動が激しく、おかしな案内ばかりするので、二人は
困ってしまいます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 16:48:00
4292文字
会話率:59%
インフルエンサーの妻。
もと活動家の義父。
健気さや可愛げがない程、何をやらせても優秀な息子。
いつも脇役の私。
最終更新:2022-06-09 17:14:47
4336文字
会話率:40%
「えへへー♪ アキトくん、どうどう? 新しい制服似合ってる?」
届いたばかりのまっさらな高校の制服を着たひまりちゃんが、ファッションショーでもしているみたいに、僕――神崎暁斗(かんざき・あきと)の目の前でくるりと回った。
短いスカー
トがひらりと舞い、僕は慌てて視線を上げる。
「すごく似合ってるよ。まるでひまりちゃんのために作られた制服みたいだ」
「やった♪」
僕とひまりちゃんは血のつながっていない義理の兄妹だ。
僕が小学校のころ、クラスに母子家庭の女の子がいた。
それがひまりちゃんで、ガリガリに痩せていて、何度も繕ったであろうボロボロの古着を着ていたこともあって、
「貧乏神が来たぞ~!」
「貧乏が移っちまう! 逃げろ~!」
心ない男子たちからは名前をもじって貧乏神なんて呼ばれていた。
「うっ、ぐすっ……」
ひまりちゃんは言い返すでもなく、いつも鼻をすすりながら俯いてしまう。
そして当時の僕はというと、自分こそが神に選ばれし特別な人間だと思い込んでいたのもあって、ひまりちゃんがバカにされているのを見かけるたびに、助けに入っていた。
そして父さんが食堂を経営していたこともあり、僕はひまりちゃんを家に連れ帰っては一緒にご飯を食べた。
それはいつしか、ひまりちゃんのお母さんも含めた家族ぐるみの付き合いになっていき。
ある時、僕の父さんとひまりちゃんのお母さんが再婚して、ひまりちゃんは僕の義妹になったのだ。
「これからは毎日一緒にいられるね!」
そんなひまりちゃんは年々綺麗になっていき、いつしか「女神」と呼ばれるようになっていた。
対してその頃には、ただの冴えない凡人であることを理解してしまった僕。
だけどひまりちゃんは昔助けられた恩義で、平凡な僕を今でも好きだ好きだと言ってくる。
そんなひまりちゃんに少しでも相応しい男になるために。
女神のようなひまりちゃんの想いに応えるために。
もしくはいつか、ひまりちゃんが本当にいい人を見つけた時に、胸を張って兄だと言えるように。
高校進学を機に僕はもう一度、僕をがんばってみようと思う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:10:00
45641文字
会話率:45%
主人公のレヴィンは、淵魔と呼ばれる怪物を、代々討ち滅ぼす家系の次期当主だ。
淵魔は恐ろしい怪物で、命あるものは魔物であろうと関係なく喰らう。
喰らう程に強化される怪物なので、何かを喰らう前に滅ぼすことが何より大事だった。
その淵魔が大量発
生した――。
急報を受けて、レヴィンは馬を駆って戦場へ向かう。
全ては自らが守護する民の為、ひいては大陸に住む全ての命を護る為だった。
いつもと違う淵魔の動きに、動揺を隠せない。
しかし、本当に動揺するのは、それからすぐ……彼が異世界人と出会ってからだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:10:00
1145506文字
会話率:37%
日本海側に位置する北夏梅市役所地域生活課は、市内で起こる不思議な現象に対応する部署である。ざっくりした掌握業務から、様々な相談事を受けるが、主業務は通常の方法では解決できない、怪奇現象などの対処。所属する職員も、霊視能力者の課長をはじめ、元
巫女や似非陰陽師に超能力者などキャラが強い。
そんな部署に配属された、院卒1年目、向坂の運命やいかに。
※ジャンル的にはラブコメに近いと思われます。怪異が主題ですが、ホラーと言うほどホラーではないと思います。
※怪異はざっくり。そう言うこともある。かなぁ?という感じです。
※時々、メタ発言が飛び出す可能性があります。
※いつも通り設定が緩いので、薄目でご覧ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:00:00
210256文字
会話率:59%
おっとりした伯爵令嬢レーシャは学校でも家族にも軽く見られている。
祖父の公爵位を継ぐことになっているルスランは真面目過ぎて面白くない、と言われるのを気にしている。
同級生の二人が悩みを打ち明けあうことから始まる、ひとつの恋の話。
※いつも
通りご都合主義です。
※毎週月水金に更新する予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-22 07:00:00
87614文字
会話率:57%
リル・フィオレ王国王位継承戦争は、すでに5年の月日が経過していた。国王ヘルブラントに従うリニは、王の妹リシャナの教育係に選ばれる。戦争を勝ち抜くためとはいえ、少女を戦場に出すことに葛藤しながらも、リシャナは才能を示し、リニはそんな彼女にひか
れていく。
二人の前に立ちはだかるのは戦争と身分差。この戦争は終結するのか。
『北壁の女王』のリシャナが「北壁の女王」に至るまでの話。
*いつも通りゆるっと更新。
*今回は月水金の週3回更新とします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 08:00:00
156445文字
会話率:55%
『ひたすら明るい、バカな物語』を追求した、ドタバタ・ラブコメファンタジー。
舞台は中世風ファンタジー。
この世界ではサキュバス・ヴァンパイア・エルフをはじめとした西洋モンスターが多数派で、
いわゆる『日本妖怪』は差別を受けている世界だ
った。
そんな世界に、主人公「ナーリ・フォン」は異世界に転移してしまう。
彼に与えられたスキルは『合法侵入』。
これは相手の家に身分を怪しまれずに上がり込めるというだけのゴミスキルであった。
この能力を使って、他人の家でご飯をご馳走になりながら生きていたナーリだが、
ある日妖怪『あかなめ』にであう。
彼女の話では、
「自分たちが住んでいた砦が、サテュロスの盗賊たちに奪われ、仲間が奴隷にされてしまった」
とのことであった。
そこでナーリは『合法侵入』のスキルを利用してサテュロスたちを退治し、
奴隷たちを助けだす。
さらに、助けた奴隷たちに『妖怪の総大将』として祭り上げられたナーリ。
しかも、ひょんなことから自身の名を、
『ぬらりひょん』
と間違えられて覚えられてしまう。
そして、
・ナーリの垢が大好きで、いつも体を嘗め回そうとする底抜けの馬鹿「アカナメ」、
・ナーリのことが大好きでヤンデレ気味だけど、本当は自己評価がすごく低い「雪女」、
・ナーリを「お兄ちゃん」と慕う、猫のようにかわいらしい幼女「スネコスリ」
・気さくな性格で、ナーリと親友のように接してくれる男性「手の目」
といった、個性豊かな妖怪たちとともに、日本妖怪をまとめ上げながら、
妖怪たちが差別されない世界を作るため、活躍をしていく。
カクヨム・アルファポリスでも掲載しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 07:00:00
92934文字
会話率:43%