ダラスマス聖王国の王都ダラセスは、切り立った岸壁と連なるデーバ大山脈に接する深い神聖の森を背後にして建てられた巨大な大聖堂と隣接する王城を最奥に、扇状地地形に沿って扇型に造られた、古から今日まで続く大都市である。この古都の庶民街の一角に、老
舗の小さな不動産屋が店を構えていた。店の名は、アイマール不動産。真っ白な看板猫と若い店主が経営するその店は、業界では有名な霊障物件取り扱い業者だった。
神仕の聖獣と型破り神官が古都を舞台に飄々とオカルト事件を解決する?一風変わった異世界転生物語。
基本的に1話完結不定期更新です。ネタが出来たら書くスタイル。
それでも良ければお付き合いくださいませ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-10 15:46:38
32008文字
会話率:56%
聖王都と呼ばれる地を守ろうとしている人たちの話です。
キーワード:
最終更新:2020-06-28 00:43:16
3595文字
会話率:0%
王国のクーデターから3年。リーズレットは別の国――リング聖王国の王子と婚約していたが聖女の卑劣な告発によって人生2度目の婚約破棄されてしまう。
聖なるメスブタに人生を無茶苦茶にされた彼女は復讐を誓い、聖王国に宣戦布告した帝国側の傭兵として戦
争に参加。
神のケツにキスをする事が生き甲斐な聖なる豚共を狩りまくる。
皆殺し淑女シリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-12 23:19:59
17955文字
会話率:38%
【ヘタレな巨大リスと力を失った幼女女神のデコボココンビが敵を倒す!!】
異世界キューカララ。ここは女神が作りし聖王と魔王が統治する世界。
人族も魔族も二人の王のもと平和に暮らしていたが、ここ100年謎の失踪が続き、世界は滅びに向かってい
た。
そんな世界に転生させられた少年……いや、リスに転生させられた少年は、女神から使命を与えられ、旅に出たのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-29 00:06:09
15987文字
会話率:55%
聖王国は、隣国の侵攻を許し、王様と王子様はとんずら放きました。
王城に取り残され、囮とされてしまった姫さまは、謁見の間から遁走することになります。
森と、山を二つ越えた先にある国の、婚約者の許へとーー。
猫を被りすぎて、もはや猫そ
のまんまーー「猫まんま」の姫さまの物語でございます。
侍りますは、傅役のクロッツェ。
魔術が得意ですので、これから姫さまで遊べるのかと思うと、楽しみで仕方がありません。
これは、姫さまが王城から遁走し、結婚相手を見つけるまでの、短いようで長い、いえ、ほんの束の間の恋愛話?
それでは、姫さまのご活躍、御覧いただけたなら幸甚にございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-18 22:00:00
105113文字
会話率:38%
最強の存在であるアイディール・f・エクシミリアが永き眠りから覚めると異世界人の魂が体に入っていた。
その異世界人は生前は病弱で、新しい人生では夢だった教師になることを決意する。
アイディールはたまにはこういうのもいいかと思いその魂のするこ
とを見守ってやることにする。
時を同じくして、ラメイシス神聖王国がとある事情から異世界人を大量に召喚することになる。
これは、体を勝手に使われているアイディールが見た、1人の教師の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-19 15:06:36
133053文字
会話率:27%
「流沙のごとく~仏陀聖王戦記異聞」のスピンオフ、アフターストーリーです。
壮絶な最期を遂げ、一人奈落へと進む阿修羅。
彼女を救うためシッダールタは現世で修行に励みます!
二人が再び結ばれる日はくるのか?
最終更新:2020-03-14 07:00:00
13170文字
会話率:30%
紀元前5世紀 小国乱立の北インドが舞台の歴史IF
主人公は、『流沙の阿修羅』と恐れられる美形の盗賊、阿修羅。
そして『世界を救う救世主、仏陀となる』と予言されたカピラ国王子シッダールタの二人。
こともあろうに、挙兵し、インドを戦乱の世に
しているシッダールタの元に阿修羅は向かった。
「本物かどうか見極めてやる」
過酷な運命に翻弄されながらも、彼らは自らの想いのためにひたすら進む!
この物語はシッダールタが仏陀への道ではなく、現世を統べる聖王、転輪王への道を選んでいたらどうなっていたかを手繰る歴史ファンタジー小説。
二人の運命と出会い、交差する過去と想い。
彼らが辿る新たな歴史をご堪能ください。
※本作は「なろう」で先行連載とし、「ノベルアップ+」でも連載を開始しました。 (3/1付)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-10 19:00:00
121259文字
会話率:48%
少し発育に自信のない少女、篠崎奏音は学校の屋上から落下して死んしまった……と思っていたが、気がつけば草木がはびこる面妖な異世界に立っていた!
なんか変な魔法も使えるようになってるし、よく調べると殺し合わなければいけない定めにある八聖王なるも
のに選ばれてしまったではないか!
「もう……最悪よ!!!」
野望の為なら殺人さえも厭わないひねくれ貧乳少女は殺伐とした異世界で自分の生きる意味を真剣に考えるようです——奴隷に、女教師に、アイドルに! いろんな属性が混ざりに混ざった百合バトルロイヤル、堂々開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-12 19:00:00
586997文字
会話率:37%
佐藤恵理奈はセンター試験を目前に控えた受験生。
ある日、本を読みながら歩いていたら足を踏み外して意識不明に。
受験生に滑るって禁句なのに…。
気が付いたら、見知らぬ世界に召喚されました。
人違いだよね?私、魔法なんて使えないよ?
召喚
って耳障りの良い拉致じゃん。
他力本願過ぎるでしょう?
聖女様って言われても困るし。
自分の世界ぐらい自分達でどうにかしてよ!
聖王の妻とか、王太子の嫁とか、誰も望んでないし!
贅沢とかそんなんじゃなくて、そんな大変な役に私はなりたくないし、ムリだから!
イキナリ召喚に合った恵理奈は果たして、元の世界に戻れるのか?
それとも、戻らず召喚先で生きていくのか。
それより、剣と魔法が普通にある、魔物が蔓延る過酷な世界で、無事生き残れるのか?
価値観も世界観も全てが違う世界で、恵理奈は生きていけるのか。
☆設定ゆるめです。
……前二作とも設定資料が消え、読み直したりして設定を洗い出していたのですが、疲れた先の現実逃避として、今度は設定緩めで勢いに乗って書きました。
☆エンドの分岐が有ります。IFストーリーあり。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-16 09:20:23
92116文字
会話率:26%
「ファンタジー小説の中にしかない世界が、そこにはあった」
初心者でも冒険出来ますか? ナユタによるユジュンの為の冒険初心者育成講座。
アースシアという文明が高度に発達した都会で育った現代っ子のユジュンが、19世紀末程度の文明しか持たないト
ルキア聖王国に放り込まれ、右も左も分からずに、ナユタにしごかれながら冒険者になるべくがんばる話。
「ORATORIO (E)SCAPE」の続きになります。未読でも読めますが、冒頭から盛大なネタバレのオンパレードです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 18:05:34
74253文字
会話率:45%
剣と魔法が交錯し戦いの歴史が幾重にも重なることで繁栄を極めてきた歴史。そんな血塗られた歴史は三国の大国と幾多の小国が隣接するバルダーム大陸とて例外ではない。戦王。イグニアス王国にかつて戦王と呼ばれ数多くの戦いに勝利することで自国では英雄と他
国では死神と呼ばれていた。そんなイグニアス王国も聖王の下百年に渡る平和が訪れていたのだが、それも続かない。戦王の下最も被害を受けた隣国ボトムス共和国が戦争を画策していた。軍を持たないことを誓ったイグニアス王国は自国の防衛の為に自警団を編成し平和の為に尽力していた。
そんなある日、国の外れで一人の少年に出会うことで世界の流れに巻き込まれることとなる。
世界を救う英雄の話にはその英雄の名前がつけられるとするならばこの英雄譚には名前など無い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-14 18:00:00
359773文字
会話率:48%
全寮制の私立雅ヶ丘高等学校に通う一年生・嗣原枢子(つぐはらすうこ)。
彼女が所属する生徒会治安維持特務機関〈駆逐士会〉、通称〈墓守部〉は、〈お祭り〉と呼ばれる文化祭の時期に毎年襲来する〈墓荒らし〉に備えるべく、神の名を付された特殊技能〈
反則〉を活かして日夜訓練に励んでいた。
枢子以外の部員は以下の五名。
部長兼生徒会長の三年・御厨聚一郎(みくりやしゅういちろう)。
副部長兼生徒会書記の三年・不動軻遇夜(ふどうかぐや)。
ミネルヴァの〈反則〉を使い掌から鎖分銅や刀剣を創り出す二年・簓木太鳳(ささらぎたお)。
身体や物質に気合を乗せて強化できるチカタの〈反則〉の使い手で二年・九条茅逸(くじょうちはや)。
敏捷性に優れた摩利支天の〈反則〉を用いる一年・桐沢航也(きりさわこうや)。
同部のマスコット犬〈オスターバーグ〉に足を咬まれるという異例の事態により入部するに至った枢子は、〈反則〉も発揮せず備品や武器を壊してばかりいたため、てんで役に立たない顧問の月島十五《つきしまじゅうご》にすら〈解体屋《スクラッパー》〉呼ばわりされる始末。
墓の所在さえ定かでないことから枢子は墓荒らしの存在に関して懐疑的で、それよりも航也との仲を部活の先輩や同級生に茶化されることのほうがよほど気懸かりだった。
また彼女自身、名を持たない奇妙な分身――仮に〈彼〉と呼んでいる――を幼少の頃より宿していたものの、未だにそのことを誰にも打ち明けられずにいた。
一方、〈高天原〉を名乗る墓荒らしの二人も、学校のどこかに眠るという伝説の王・転輪聖王の〈究極の秘宝〉を求め、鍵となる〈円形の痣〉を持つ人物を捜していた。
危機を感じた白犬オスターバーグと円形の痣の作用で、墓が暴かれるのだという。
その上、イングランド支部からの連絡により、重要人物と目される謎の編入者がこの学校に現れることを逸速くキャッチしていた。
且つ、墓荒らしの一人八咫烏(やたがらす)は、違う名前で墓守部に潜入しているスパイでもあった…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-05 21:49:30
109975文字
会話率:41%
物事を基本的に利益だけで考えていく男の物語。
部下に慕われカロディアン王国、セシル聖王国、マチル帝国、亜人連合国などの未来を握るのはこの男だ!
配下物とか尊敬、崇拝物が見たい人におすすめです!また駆け引きもものすごい面白いです!ぜひ読んで
みてください!
基本的にはご都合主義です。第一章では聖森を巡り合う戦いになる予定です『聖王国vs浮遊城!』みたいなw更新もそんなに早くできないので気長に待っててください!レビューの方お待ちしております
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-20 07:00:00
3703文字
会話率:19%
神聖王国の王子、アグノス。王子には、誰にでもあるはずの加護が無かった。大国の王子ともなれば神の目に止まるはずだと言うのに。王子は実の父に殺されかけるのだ…が…「僕…がオーファン様、だな」前世(?)の記憶を思い出したので、神界に行ってみた!そ
したら…「そんなの無理ですよ!」そ、そうか。というわけで…………すろーらいふ?してみるか…/評価が一でも入る、もしくはやる気が出たら出します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 21:02:22
7612文字
会話率:37%
セレスティナ神聖王国の学院で王太子フェルナンドに婚約破棄と国外追放を言い渡された公爵令嬢シルフィア。
無実を訴えても信じてもらえず........。
シルフィアを断罪したフェルナンドは、神に選ばれし乙女を、新たに婚約者として発表した。
聖女
の名をフィルフィア、彼女はシルフィアの実の妹だった。
婚約者を奪われ、家族に裏切られ、国を追われた少女は砂漠の国ソルファレナで1匹の狼に出会う。
奴隷に落ちた元公爵令嬢と、銀狼に変ずる能力を持った国王の恋物語である。
※アルファポリスでも投稿始めました。よろしくお願いします。
「素人作品ですので、暇つぶし程度に読んで頂けたら幸いです。ギャフン物語を読みたくて。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-17 20:08:58
73280文字
会話率:42%
過去二度の大戦を経て、互いに大戦の痛みを忘れぬように、和平条約を結び、平和が訪れた聖王国と魔王国。
魔王国に忍び寄る影によって平和な日常は一転し、それぞれの使命を果たし、再び平和を取り戻すための戦いが始まるのだった。
という、ような雰囲気
のものを書いてみようと思っています。
この作品は note(https://note.mu/tsubasaneco/m/mea49911a6012)と カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/1177354054889944262) にも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-29 17:32:10
40641文字
会話率:35%
◆第1部
″神殿″と″王宮″、2つの組織が支配する国″聖王国″--古よりの習わしにより、国王の側室になることが決まっていた神殿系貴族の令嬢こと″一の巫女″エイレンは婚姻の前の晩、王宮を逃げ出して怪我を負う。そんなエイレンの前に現れたのは親切
な精霊魔術師の青年リクウ。2人は成り行きで行動を共にするようになる。
やがてエイレンはリクウに弟子入りする。エイレンの最終目的は国家転覆だが、目下の地味な弟子ライフもなかなか楽しくて捨てがたい。
しかしエイレンに国王の追っ手が迫り、エイレンは国外逃亡を決意する。
◆第2部
帝国へ移動したエイレンは、ガイド等々をからかって遊びつつ皇都をめざす。皇帝の客人として逗留が決まり、暗殺されかけたりなんだりしつつも聖王国神殿との取引を始めるよう皇帝陛下を説得し、使者として帰国していく。
第2部は気付けばいつの間にやら逆ハーレム的な様相を呈してきてしまいました。おふざけ・3の線も濃いめです。苦手な方はご注意下さい。
◆第3部
帰国したエイレンは使者団の面々を案内したり過去を振り返ったりしつつ工場建設等の資金調達のためにそれなりに頑張っています。聖王国の宗教・文化的性質や登場人物の性格・思想等から、しばしばさらっと軽くイヤらしい描写がでてきますのでご注意下さい。現在の倫理観に合わない部分もあり、その辺OKな心の広い方向けです。おふざけ・3の線は薄くなっています。
◆第4部
作者自身ですら説明しようがない……この話全体の中では信じられんほどファンタジーしてしまったラストです。とりあえず、皆しょっちゅうメソメソ泣いてる感が。
どーしてこーなった(爆)
いちおうハッピーエンドのつもりですが、そう信じて読むと文句言いたくなるかもしれません。
☆☆
登場人物には鉄板で性格良いような方はでてきません。スッキリしません。ご注意ください。
☆☆
1/13 タイトル変更しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-20 19:26:15
559207文字
会話率:44%
二児の母である私は『池袋のお腐くろさん』と呼ばれる腐女子。
数年前から息子が行方不明になっていたのだけど、どうやら異世界に転移していたらしい。
その息子が突然帰ってくるなり、私を異世界に連れて行ってしまう。それも、公爵令嬢レヴィア・フェン
と体を入れ替えて。
息子が言うには、聖王国に渦巻く陰謀を一緒に解決して欲しいとのこと。
いや、お母さんは単なる腐女子なんだけど何の役に立つのよ……。
しばらく見ない間にすっかり逞しくなった息子は、金髪美形王子や騎士団長の渋いオジ様からも信頼厚い様子。みんなから「英雄ソーヤ」なんて呼ばれちゃって、一体何があったのだろう?
そんな息子と一緒に陰謀を調査していたら、驚きの事実が明らかになり……。
これは、異世界で『英雄』となった息子が大活躍しているのを、妄想しがちのBL大好きな母親がハラハラしながら眺めているだけの冒険活劇。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-14 00:18:20
300842文字
会話率:48%
貴族として生きる事に限界を感じていたマルシル王国の伯爵家令嬢アンナは、家を出奔して魔物と戦う職業討伐士になる事を決意する。
かつての聖王国騎士長オマリーに山中で見出されて弟子となり、名をマリアと変えた彼女は、持ち前の魔法力の大きさを武器に、
魔物に対して超人的な力を振るう討伐騎士を目指すが……。
討伐従騎士となったマリアには、以降様々な難題(?)が降りかかって行く。
元お姫様は果たして騎士になれるのか。彼女の明日はどっちだ?
御話に出て来る伝説の騎士に鍛えられ、更にちょっとした事件のせいで世の中で屈指の実力を持った少女が異世界をゆるゆると巡るお話です。ちなみに百合風味はガチでは無いので悪しからず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-08 20:48:04
1008003文字
会話率:27%
貴族として生きる事に悩む王族伯令嬢アンナは家を出奔して魔物と戦う職業討伐士を目指す。
元聖王国騎士長との縁で鍛えられ、血筋のお蔭で巨大な魔法力も隠し持つ彼女は枷が外れて気楽に世を流離う事になるが……。
「討伐騎士マリーちゃん」のリライト版で
、様々な理由から世で屈指の実力を持った少女が異世界をゆるゆると巡るお話です。
最初の6話までは主人公の説明回なので適当に流して下さい。
ちなみに百合風味はガチでは無いので悪しからず。
週一度、土曜か日曜に更新予定。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-04 23:08:56
148714文字
会話率:21%
古来より守護者と呼ばれる人の力を凌駕する超人的な力を持つ者がいた。
守護者は大陸に存在するルゼロア帝国、デルゲイユ王国、シュファール皇国の三つの大国に各一人存在し、代々力を受け継いだ者がそれぞれの国を守護してきた。彼らは兵力や軍事力を
ものともしない圧倒的な力を持っており、守護者同士の能力が拮抗している以上、戦争が起きることはなかった。故に誰もが戦乱の世など起こりえないものだと思っていた。しかし、平和な時代が続いたことで守護者の影響力は落ち、存在が軽視されていく。
平和な世が続く中、ルゼロア帝国の帝都アインドルクにて各国の王族達が集い、平和を祝う祭りが催された。しかし、その祭りの最中で王族達を狙った大規模な爆発が起きる。この爆発により、シュファール皇国の皇王などの要人を含め、多くの死者を出すという大惨事を招くこととなり、平和な世に暗雲が立ち込めるのだった。
爆発事件から六年の歳月が経ち、人々の記憶から事件が忘れられつつあった頃、ルゼロア帝国の同盟国であるアラビル王国の首都シルアールでルゼロア帝国の皇帝が毒殺される。六年前の事件を含め、アラビル王国の犯行だと判断したルゼロア帝国の新皇帝は報復を決める。圧倒的な軍事力と守護者を抱えるルゼロア帝国を前に小国であるアラビル王国は瞬く間に滅ぶ。しかし、戦いの火種はそれだけには留まらず、ルゼロア帝国は大陸統一を目指し、他国へ宣戦布告を開始する。
宣戦布告を受けたルゼロア帝国の西方の島国である倭陵国は早々に降伏。大陸の中央に位置するインペール聖王国は精強で知られる自国の騎士団を率い、ルゼロア帝国と徹底抗争に及び五年に渡って侵攻を防ぐも友好国だったマラドレン商業国の裏切りに遭い、滅亡する。
インペール聖王国の滅亡から一年後、ルゼロア帝国は次の矛先として守護者を抱える三大国の一つ、デルゲイユ王国に目を向ける。そんな中、帝都アインドルクのスラム街で多数の黒煙が立ち昇る。十二年前の爆発事件で母を亡くしていた守護者の息子アーゼスはその黒煙を目の当たりにし、事件のことを思い起こす。帝都での爆発事件はアラビル王国が原因として処理されてきたものの、多くの謎は未だ解明されていなかった。アーゼスは十二年前の事件との関連を探るために現場へと急行する。そこでの出会いがアーゼスの運命を大きく変えることになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-27 00:00:35
58478文字
会話率:57%