自然豊かな片田舎で育ち鍛治職人を目指す俺は啓羅、十五歳。
ある夜、午前三時に異常な暑さで目覚めた俺は宙に浮かび人語を話す五つの太陽を目にした。その日から地上の安息は奪われ、地底に暮らす異形の者たちと対面した俺は自分の運命を突きつけられ、ある
契約を交わした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 09:00:00
147062文字
会話率:27%
森永あゆみ、独身。彼氏いない歴、五年以上。
高校を卒業し、実家を離れて銀行員として働き始めて、はや十二年。
干支が一回りする年月のあいだに、同期はドンドン寿退行し、ふと気付けば、上から数えたほうが早い、立派なお局さまに。
そんな彼女を慕うの
は、秘密の趣味を共有する新入行員、四葉みどりくらいのもの。
ある新月の夜。自身が三十歳の大台に突入した節目を記念し、みどりを誘って女子会をした帰り道のこと。
すっかりメレンな彼女は、千鳥足でアパートへ向かうすがら、ロシアンブルーに似た一匹の銀猫を拾う。
ところが、翌朝。頭痛がする彼女の目に飛び込んできたのは、なんと銀髪碧眼の美少年の姿だった。
シーニーと名乗った少年曰く、自分は亡国の王子で、悪い魔女に猫にされてしまい、月が出ている時間しか元の姿に戻れないとのこと。
しかも、完全な人間になるためは、愛する女性とキスをしなければならないのだと言い出す始末。
あゆみは、現実味の無い話を半信半疑に受け止めつつ、とりあえず、行くあてのない少年を泊めることに決めた。
これは、あゆみとシーニーの奇妙な共同生活を中心に書き綴った、現代ファンタジー群像劇である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-13 08:00:00
71927文字
会話率:60%
私は自分でも個人ビジネスをしながら、とある社長の運転手を務めることになる。
彼の日常と暗い過去。不思議な展開を見せる10話読み切りの短編小説です。
最終更新:2018-04-17 20:55:27
26095文字
会話率:23%
ある新月の夜に、私は“それ”を拾った――
深く傷ついた男性を拾った“私”と仕事で深い傷を負ってしまった話すことのできない“殺し屋”のすれ違い系ラブコメディー。
同じ物語を交互の視点で描いていきます。
最終更新:2018-04-01 23:14:04
17017文字
会話率:27%
大人になって16歳の「たられば」をトリガーに思い返す
最終更新:2018-03-26 04:00:46
536文字
会話率:13%
魔法があり、ドラゴンが生きているアケボノ帝国。事件が発生し、帝国治安警察が動く。
しかし、謎が深まり、行き詰まる。
その時、ドラゴンの最後の生き残り、レディが解決への糸口を示す。
【第一話 ドラゴンの視点】
帝国大学にてドラゴン学の研究者
、ケルトン教授が殺害された。容疑者は複数いたが、誰も決め手を欠く。
暖炉に残っていた焼け残りを手がかりに、ドラゴン・レディに協力を願う。
【第二話 四十分の死角】
新型の水素式気球の実験中に操縦者が刺殺された。凶器はない。
調査に来た魔法協会の女が自分を容疑者とすべきだと言う。武装妖精を行方不明にしてしまった、と。
【第三話 月の無い夜】
新月の夜、貴族院議員アトウと執事のミヤマが殺された。調査によって呪いが発見されるがすでに解呪済みだった。誰が、なぜ犯行におよんだのか。
以降、不定期掲載予定。
「カクヨム」と重複投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-23 19:00:00
33001文字
会話率:61%
狂人の集められたクラスが、異世界に勇者として召喚される。幼少の身で暴虐の限りを尽くした主人公ーー嗜虐王とも呼ばれる霊山寺皇は、異世界に渡り非道を極めていく。
これはズレにズレた勇者たちのほのぼのとした日常を描いた王道ストーリーです(大嘘)
最終更新:2018-01-17 22:00:00
4800文字
会話率:55%
伯爵家三男のザラムとして転生した主人公。生粋のクソニートが異世界の文明レベルに頭を悩ませながら偏屈に成長していく。それはもうヤンデレ乳母に高慢な元貴族奴隷、クーデレロリっ娘侍女といった偏食ぶりからも想像に難くないはずだ。ちょっとどころでは
なく歪んでいる彼は自堕落な生活を切望するも運命様に一蹴され、家督争いに始まり宮中の権力闘争や国全体を揺るがす陰謀にまで巻き込まれてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-05 00:47:37
15778文字
会話率:31%
転生して魔王になった者がいる。彼は攻めて来た勇者パーティーの殺戮を繰り返すだけの生活を送っていた。ある日、仲間を殺された勇者に見逃してくれと頼まれる。魔王は興味を抱き、彼女にある希望を託すことにした。
最終更新:2017-12-30 10:00:00
5505文字
会話率:72%
真月の夜に現れる、人斬り"少女"はこの街の悪を斬り裂く
ーーその街には伝説があった。
この街で手酷い悪事を働いた者の前に、刀を腰のベルトに差した短髪の少女が、コートの裾を翻し、その者を断罪しに現れるという。
心当たりが
ある者は、暗い夜道に気をつける事だ。
お前の首にはいつも、彼女の刃がつきつけられているのだから。
ネタ元→https://twitter.com/niseojiro/status/935493557988704256
※この作品はフィクションであり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のグロテスク描写があります。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-07 08:00:00
2073文字
会話率:44%
物心ついた頃から戦場を点々とする傭兵、志摩軍旗はある日、父親から任務を告げられる。
内容は、『色々見ておけ』
任地は日本、北海道。
叔父の家に預けられ、中学校に転入した彼は、1人の少女に恋をする。
彼女の名前は、四方原瑞希。園芸部の部長に恋
をしている。
それは問題ではなかった。四方原に横恋慕をする存在は、もう1人いた。
周防楓。バレー部女子。裏の顔は殺し屋だった……!
※『雪の日の林檎』の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-25 14:00:30
4253文字
会話率:16%
この次の私はどんな私なのだろうか。違う未来の私を『旅』することができるのに気がついて、
私は今の自分を本当に愛せる自分だと感じられるようになってきた。
最終更新:2017-10-20 04:34:40
7385文字
会話率:11%
膨大な魔力があるにもかかわらず、魔法を一切使うことができない魔術学院で無能な俺。
学校を辞めるかを悩んでいた俺は、ある日怪しげな取引を持ちかけられて――
一人魔物と戦うお姫様と、落ちこぼれ騎士のボーイミーツガール。3年に一度の新月の日に現
れると言われている巨大な魔物に、立ち向かうまでのお話。
# 2017/10/07 完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-07 07:29:21
179623文字
会話率:48%
名家、五十六城家に生を受けた、父を知らない青年、新月は、十五になると自らの新名と先行き決める改名式を目前にして、それらを決めあぐねていた。
書庫に隠されていた、代々伝わる巻物から、五十六城家の秘密と、父の運命を知る。五十六城家は代々、「モ
ノノケ」と戦う「妖纏(あやかしまとい)」の一族で、父は「モノノケ」を封じるため、命を斗していたのだ。
しかし、あと数年もすれば「モノノケ」はまた現れるようになるという。父の命に報いるため、そして人々のため、新月は、己の未来と名を決める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 23:02:54
2574文字
会話率:30%
左大臣・久我久秀の三の姫、朔は公家の姫らしく、しとやかにするのが苦手だった。父の勧めで都から二日ほどの距離にある別荘に、遊びに来ていた。
朔の「変わり者」というウワサを聞き、好奇心から従者に紛れ込んでいた、家柄は良いが無位無官の大伴真夏
は、里の者にも分け隔てなく接する朔に惹かれる。
真夏の涼やかな様子に朔も惹かれるが、彼女は姉の悲恋のため、恋に臆病になっていた。
そんな時に、右大臣の娘が帝の子を出産し、朔の父が失脚に追い込まれたと、知らせが入り――。
「メクる」等にも掲載。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-23 19:00:00
68396文字
会話率:34%
月に住む女神の子供の話
最終更新:2017-08-03 02:18:01
548文字
会話率:0%
いつからだったかは覚えていないが、俺は彼女が大好きだ。だからどこへでも____。
最終更新:2017-07-27 03:35:21
1389文字
会話率:29%
ファーグレリル村には昔から変わった言い伝えがあった。
『新月の夜に、公爵様の別邸へ行ってはいけない』——言い伝えが嘘だと思った猟師の子レントは、友達のキーリ、シェン、フレアと共に、新月の夜に『公爵様の別邸』を探しに森へ入る。
言い伝え通り、
とんがり岩の真下に大きな館を発見するが、レント達は大変な事態に巻き込まれてしまう。
一応、ファンタジーホラーです(ホラーファンタジーと言えない辺り……)
怖いのが苦手な方でも、きっと安心して(!?)お読みになれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 23:40:17
12360文字
会話率:35%
7/23、新月の願い事。
最終更新:2017-07-23 18:51:01
678文字
会話率:0%
寿命によって死んだ、竜を統べる者、龍帝。
自分が死んだ後の世界を見るため秘術によって五百年後の世界に人に転生した龍帝が見たのは魔王に支配された世界だった。
魔王によって殺され、龍帝と同じように人に転生した三体の竜と共に世界を取り戻す旅が始ま
る!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-20 23:41:34
581文字
会話率:0%
Q「鏡・針・ガラス・タンス・白・犬・ワイン・ティーカップ・時計・ラヴェンダー・ブラウン管・雨・水たまり・塩・新月・モノクロ・扉・レンズ・声・ひまわり」
これらの文字をすべて文中に用いて、小説を書きなさい。
*****
というお題をい
ただいて昔に書いたものです。多少の改稿をしていますが、ほぼそのままです。
あなたならどんなストーリーを思い描くのか、考えてからお読みいただくのも楽しいかと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-28 16:27:46
2940文字
会話率:28%
“それ”は、『少女』の姿をした“なにか”だった。
“それ”は、『少年』の形をした“なにか”だった。
“それ”は――人の姿形をした、『神ならざる者』だった。
+
十年前、エルフを排斥したことによって光の恩恵を失い、今尚異常気象に見
舞われ続ける小国≪アインスヴェルン≫――その城下町、通称≪霧の晴れぬ都市≫で、少年は生まれ育った。
流行り病で亡くなった母の遺した喫茶店を経営しながら、少年はただ願った。
平穏な暮らしを。安寧の日々を。友人との永久の絆を。母の“望み”を全うすることを。
“神”と“精霊”が形作り、“人”とその“混ざり物”である様々な種族が蔓延る世界。その片隅で、少年のささやかな願いは叶えられる――はずだった。
「――オ前、“女神(デア)”ノ子、カ?」
濃霧に覆われた新月の夜、少年――エフェシア・フィアーブラの運命は一変する。『神ならざる者』の手によって、その運命を捻じ曲げられる。
酷く、醜く、悍ましく――最も歪で“正常”な形に、エフェシアの運命は動き始める。
「――童、力が欲しいか?」
それは、人智を超えた諸刃の剣。天使にも似た悪魔の囁き。
“精霊”の王は、エフェシアに語り掛ける。
「……その力があれば、僕の護りたいものを、護れるか?」
「妾は与えるのみ。使うのは童自身じゃ。のう、『神ならざる者』よ」
――それは、数百年に渡る終焉の序章にして、数千年に及ぶ歴史の幕開け。
「――僕は、自分が何者であるかを知りたい――そして、」
産まれるはずの無かった“忌み子”が、自分を見付けるまでの物語。
「僕が『エフェシア・フィアーブラ』以外の何者でもないことを、証明する!!」
「――善いのぉ、偽りに塗れた欺瞞の子よ。崇め立てられ、忌み嫌われた“神の子”よ。人智を超えたその身に、力をやろう。祝いをやろう。呪いをやろう。さぁ――新たな“神話”の幕開けじゃ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-26 04:22:48
1581文字
会話率:13%