「貴様、私の剣を打て!」「こ と わ る 」――。
『ハーフィンガルドの野獣』の異名を持つ大陸最強クラスの脳筋チビ女騎士、アシュリー・フェリシティア・ポポロフの特技は「剣をへし折ること」。如何なる素材で剣を作っても、馬鹿力の彼女が一度振る
えばポキポキマジック。あまりに多くの剣をへし折りすぎ、国の財政を傾けた責任を咎められ、アシュリーは遂に謹慎処分になってしまう。
ただでさえ『闇夜の辻斬り魔』という怪人が城下を騒がせている今、謹慎だなんてとんでもない――! いても立ってもいられないアシュリーは、偏屈でものぐさな野鍛冶屋『キュクロプス工房』のベリックのもとを尋ね、自分専用の剣を打つ専属鍛冶師になれと脅迫するのだが、逆に鍛冶屋におニューの剣をへし折られてしまった上、代わりに貰った剣は何故か剣ではなくバールで……。
女騎士×ガチ鍛冶という『スローライフ(Throw (away) life)』モノです。ゆっくり読んでくださいね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-10 19:40:19
171304文字
会話率:49%
イリアスに続き、あの名作「オデュッセイア」を現代人が(皮肉たっぷりに)解釈したらどうなるのか? 試してみました。またもやセリフはインチキ関西弁です。インチキ関西弁で怒鳴り合う神々の姿をご覧あれ。ひと時の笑いを提供できたら光栄です。
出典
「ギリシア神話 改訂版」呉 茂一
「一番優しいギリシア神話の本」松村一男折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-24 15:41:35
35110文字
会話率:16%
自然豊かな片田舎で育ち鍛治職人を目指す俺は啓羅、十五歳。
ある夜、午前三時に異常な暑さで目覚めた俺は宙に浮かび人語を話す五つの太陽を目にした。その日から地上の安息は奪われ、地底に暮らす異形の者たちと対面した俺は自分の運命を突きつけられ、ある
契約を交わした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-14 09:00:00
147062文字
会話率:27%