ラインツ伯爵家の四男として生を受けた、シズク・ラインツ。
生まれ持った常人離れした膨大な魔力から将来を期待され、10歳で行う属性診断でも全属性適正という前代未聞の結果をたたき出した結果、両親のみならず国王からも絶対に歴史に名を残す偉人
になると多大なる期待を寄せられる。
だが、シズクがどれだけ必死に練習しようとも初級以上の魔法を使うことができず、両親からは無能だ恥さらしだと罵られ、王からは散々期待させおったくせにと逆恨みされてしまう。
結局家を追い出されることになったシズクは、王の怒りに触れたことで身に覚えのない罪を着せられ国内で指名手配されることを偶然知り、隣国へと逃げだすことを決意。
だが、森の中でひっそりとスローライフを送っている最中に助けた女性との出会いをきっかけに、自身の異質さを知っていく。
これは彼が世界へと野放しにされた結果、彼の中身になど興味がなかった両親と王では気づけなかった本当の力を周囲からの突っ込みにより自覚していき、仲間と共に自由に生きてゆく物語である―――。
※カクヨム様でも同時掲載中です。
※あらすじ、タイトルなどは今後変更する可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-22 12:17:24
271165文字
会話率:45%
「お父様が投獄?!」
呼び出されたミューズとレナンは驚きに顔を真っ青にする。
「冤罪よ。でも事は一刻も争うわ。申し訳ないけど、今すぐ荷づくりをして頂戴。すぐにこの国を出るわ」
突如母から言われたのは生活を一変させる言葉だった。
友人
、婚約者、国、屋敷、それまでの生活をすべて捨て、令嬢達は手を差し伸べてくれた隣国へと逃げる。
冤罪を晴らすため、失った婚約者ともう一度話すため、奮闘していく。
同名主人公にて様々な話を書いています。
立場やシチュエーションを変えたりしていますが、他作品とリンクする場所も多々あります。
サブキャラについてはスピンオフ的に書いた話もあったりします。
変わった作風かと思いますが、楽しんで頂けたらと思います。
ハピエンが好きなので、最後は必ずそこに繋げます!
ご都合主義が苦手な方には向かないかも^^;
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-09 20:00:00
62764文字
会話率:32%
プロナラ伯爵令嬢のリアーナ・アズベルは、未覚醒聖女として虐げられていた。
ある日、獣人が住まう隣国、ファナス公爵領から注文書が届く。
内容は「人間の聖女を一人ください」。
自分の身内を獣の嫁として出すことを嫌がった国王は、報酬を餌に身代わ
りの聖女を探す。
リアーナの父は、餌につられてリアーナが聖女ではないにも関わらず縁談を了承したのだった。
言われるがままに隣国へ嫁いだリアーナは、ファナス公爵領当主ステラ・バミアールと出会う。
黒狼族である彼は、余命一年を宣告された病人だった。
聞けば、従者が「人間の聖女は命を救う力がある」と勘違いして、勝手に縁談を申し込んだとのこと。
真摯に謝る彼の優しさと愛情に心打たれたリアーナは、彼を救おうと模索する。
ステラが病気の原因は、獣人に掃除をする概念がなく、不衛生なせいだった。
ステラから与えられる愛情が、ついにリアーナがいつまで経っても聖女として覚醒できない理由を解き明かす……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-22 16:51:32
8886文字
会話率:30%
ルディアーナは心に傷を抱えていた。地味な令嬢であったせいで、幼い頃に婚約解消されたのだ。
仕事に生きるわっー-。と思っていたら王太子殿下が婚約したいという。隣国へ逃げるも追いかけてきた。
元婚約者にも待ち伏せされて復縁を願われる。さぁどうな
る?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 21:20:23
6237文字
会話率:39%
レティシア・アルデルク公爵令嬢は、王太子妃教育、聖女の祈り等で寝る時間が少なく、疲れ切っていた。いつも眠そうな顔をしてと、ルイド王太子殿下(婚約者)に怒られる日々。
そんな中、助けてくれたのが男爵令嬢?マリアだった。王国の仕打ちに耐えきれな
くなったレティシアは彼女?と共に隣国へ逃げる事にする。それぞれの新たなる生き方とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 16:04:35
4918文字
会話率:38%
エレンティーナは恋を諦める為に隣国へ行き、素敵な王太子リストと出会い、新たな恋に胸をときめかせるが、とんでもない男だった。宿へ訪ねて来たリスト王太子に襲われそうになるエレンティーナ。執事アルディに渡された金の玉を使ったら… 王太子には天罰を
…エレンティーナは本当の恋を叶える事が出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-23 21:04:50
3838文字
会話率:38%
アンカーソン伯爵家令嬢メリッサはテイト公爵家後継のヒューバートから婚約破棄を言い渡される。
幼い頃妹ライラをかばってできたあざを指して「失せろ、その顔が治ってから出直してこい」と言い放たれ、挙句にはヒューバートはライラと婚約することに。
失意のメリッサは王立寄宿学校の教師マギニスの言葉に支えられ、一人で生きていくことを決断。エミーと名前を変え、隣国アスタニア帝国に渡って書籍商になる。
するとあるとき、ジーベルン子爵アレクシスと出会う。ひょんなことでアレクシスに顔のあざを見られ——。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-03 18:00:00
49298文字
会話率:46%
モントクレイユ国のフェリシア王女の婚姻が決まった。長年敵対関係にあった隣国のアレクシス王太子との政略結婚だ。意気揚々と隣国へと旅立ったフェリシアだったが、なんと、王太子にはたくさんの妾女がいたのだ。世継ぎ争いなんて御免だ――と、フェリシアは
ある計画を立てた。今まで女性に好意を抱いたことが、ただの一度もなかったアレクシス。フェリシアと共に生活をするようになって、惹かれていくものの、アプローチが上手くできないでいた。そんな二人が周囲の陰謀に巻き込まれながらも、すれ違いや歩み寄りを重ね、成長していくお話。※設定は西洋風な独自設定で、後宮や薬などもあくまで想像上のものです。※不愉快な表現や残酷な描写が出てきますのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 12:00:00
81679文字
会話率:40%
クエトのシャーラ姫の婚礼隊商は、断食月を旅していた。
隣国の横暴に屈する形で、シャーラ姫は許嫁の青年との間を裂かれ、隣国へ嫁ぐことになったのだった。
輿入れのために仕立てられた隊商の責任者は、姫君の許婚であった青年サーリム・ハールーンだった
…。
二人が互いの気持ちを言わぬまま、迎えた最後の夜。
姫君は隊商の夜営地から姿を消してしまう。
サーリムは必死に姫君を探し、砂漠の古井戸でその姿を見つけた。
『ねえ、見て。星が降ってくるみたい!』
古井戸のそばで、シャーラ姫が子供のように、天を見上げていた。
『この井戸に降ってくるみたいでしょう。』
『貴方は「星の降る井戸」をご存知?
私ね、この井戸に願いを言いましたの。』
姫君は、サーリム・ハールーンに身を寄せたが、彼は受け止めることをせず、姫君を天幕に連れ帰るのだった。
サーリム・ハールーンは、一人で砂漠を歩いていた。
そして、「星の降る井戸」が彼の前に現われた。
『おの願いは何だ?』天の問いにサーリム・ハールーンは、『姫様の願いこそお聞き届け下さい。』と答えていた。
天は、姫君の願いを届ける『星』を要求し、彼は自分の目を差し出した。
そして、かなえられたのは、姫君の願い…。
翌朝、サーリム・ハールーンは姫君一行を隣国の迎えに預けると自らは砂漠を後にしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 00:21:04
11574文字
会話率:38%
アバルカスという街に、ブロントスという店がある。
その店の今日の夕食時の演目は、語りだ。語り部であるバルドゥィノが、こともしもブロントスにやってきた。
彼が語るのは自身が経験したこと。
今日の話は、去年彼がアバルカスから隣国へと向かう途中の
出来事だ。
一昨年か一昨々年かの夏のホラー祭りのお題が「駅」でした。
ファンタジーで何か書けないかな、と考えていてできたものになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 12:00:00
33802文字
会話率:45%
『貴族たるもの、悪であれ。ーーー貴族にとって一番の悪は、労働である! 誰よりも働け!』
そんな、悪の定義が少しおかしい悪徳領主一家に生まれ育ったアザーリエは、妖艶で色香漂う、社交会で悪評を存分に振り撒いている美女だった。
しかしそ
の内実は、内気で気弱で自己卑下の激しい陰キャそのもの。
流れる悪評と裏腹に、領地では勤勉に『労働』という悪を行う家族たちに、役立たず呼ばわりされている。
身の回りのことは全て一人で出来るけれど、人に指示したり物を頼んだりは一切出来ない。
そんな彼女は、両親の決めてきた縁談で隣国へ売り飛ばされた。
『悪虐非道と噂の公爵の元で、少しは悪というものについて学んでこい!』
『ひぃ! は、はい、お父様! わ、わたくし頑張って参りますぅ!!』
不安で押し潰されそうになりながら赴いた隣国では、旦那様は金は使わせないと言い、使用人たちは冷たい対応。
色気たっぷりで、何も出来なさそうなアザーリエを蔑んだ目で見てくるが。
『あれ……? 誰にも構われない……パラダイス?』
誰からも無視されて一人ぼっちという、この世で最も望んでいた境遇を手に入れたアザーリエは、テンションぶち上げで好き勝手に振る舞うことにした。
掃除に洗濯、料理にお風呂も薪割りから全て一人でテキパキこなすアザーリエの外見とのギャップに、武勲で鳴らした旦那様はだんだんと心を惹かれていく。
やがて使用人たちとも打ち解けて、幸せな生活を手に入れたアザーリエの元へ、彼女に惚れていた幼馴染みがやってきて……?
遥 彼方さんの『共通恋愛プロット企画』参加作品です。
プロットは長岡 更紗さんのものを使用しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 12:00:00
29079文字
会話率:34%
むかしむかし、ではなく、ちょっとだけ昔。
あるお屋敷に、ゼゾッラと呼ばれる結構勝ち気な大公の娘が住んでいました。
彼女は、王子の許嫁。
美しくも愛嬌のある顔立ちをした彼女は、剣聖と呼ばれる腕前の父と精霊使いの母に愛され、幸
せに暮らしていました。
ですがしばらく経ったある日、病を患った母が亡くなり、悲しむ彼女を不憫に思った父親が、後妻を迎え入れました。
同じく夫を病で亡くした、かつて『氷の剣姫』と呼ばれた義母は、二人の娘を連れて共に暮らし始めます。
しかしその後、隣国へと出かける途中。
ゼゾッラは馬車ごと谷底に落ちて、父と共に亡くなってしまいました。
その葬儀が終わって、数ヶ月。
後妻と二人の娘が遺された屋敷に、一人の侍従が姿を見せるようになりました。
いつも灰に汚れた長い髪で顔を隠し、みすぼらしい服装をした彼女は、義母と二人の娘の身の回りの世話をしていると言われていましたが。
何故かほとんど、お屋敷から出ることを許されていないようでした。
義母と二人の娘は、彼女をこう呼んでいました。
ーーー『灰被り』、と。
その少女を冷遇する後妻と、二人の娘。
許嫁の死が、何者かの陰謀ではないかと疑う王子。
剣聖が持っていた地位を継いだ弟の、現大公。
思惑入り乱れる、今宵。
顔も知れぬ者同士が剣舞の美しさを魅せ合い、強さを競う王家主催の『仮面舞闘会』が開かれます。
その最中、王子の前に姿を見せたのは、灰色の仮面を被った細身の舞闘士。
剣聖の血筋にしか操れぬ硝子の双剣を振るう者に、王子は剣を掲げます。
「私と踊っていただけますか? ーーーゼゾッラ」
問いに答えぬ灰仮面と、青髪の王子の輪舞。
決着がつかぬまま、十二時の鐘が鳴り。
その、残された硝子の双剣の片割れを王子が手にし、持ち主を探すお触れを出した時。
ーーー十年前の謎の扉が、音を立てて開くのです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-21 23:08:31
25413文字
会話率:38%
~人生のやり直しはいつからでも、いつまででも、何なら死んだ後でも大丈夫!~
年老いた魔導士が死んだ。自分の死体を眺め、野心に燃えた若い頃を思い出す。神殿の封印されていた禁忌の術を見つけ、国を欺いた罪。隣国へ命からがら逃亡し、森の女に救
われたこと。彼女に相応しい自分となるため、代々伝わる名前を捨て、神殿の悪を正すべく奔走した日々。
貴族出身のエリートという矜持に縛られ、魔術の優秀さだけで己の人生を強引に歩もうとした通称「爺様」こと「熊の縫いぐるみ乗っ取り犯」の回顧録です。
芽芽(主人公)目線の『四大精霊の愛し子 ~自慢の家族はドラゴン・テディベア・もふもふ犬!~』(https://ncode.syosetu.com/n5089ds/)の番外編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-06 22:49:20
46079文字
会話率:28%
ある出来事をきっかけに、町で孤立してしまい無気力な学生生活を送っていた高校3年生の楠木竜次。昼休みに屋上で眠っていると、見た事が無いくらいに綺麗な女性と出会う夢を見た。今回だけでなく、時々何度も同じ夢を見ていた。
目を覚ました竜次は特に
気にした様子もなく教室に戻ったが、突然教室の床が光り出し、気付いたら全く見た事もない部屋にたくさんの同級生達と共に召喚された。
王の話によると、自国の危機を救う為に選ばれた4人の聖剣士を異世界から召喚する為に呼ばれたという。しかし、不完全な召喚であった為4人の周りにいた他の生徒達も巻き込まれ、一緒に召喚されたのだと言う。
竜次はその選ばれた4人の聖剣士の一人…………などではなく4人の聖剣士の召喚に巻き込まれただけのその他大勢の一人であった。
その後竜次は、1人城を出て魔物を狩りながら生活する事を決めた。
ところが、召喚された次の日に竜次も5人目の聖剣士である事が分かったが、国はそんな竜次を世界を滅ぼす最悪な魔王だと言い、訳も分からないまま竜次は犯罪者として命を狙われる事となった。
犯罪者にされ、その国や他の聖剣士から命を狙われる身となった竜次。
5人目の聖剣士となった竜次は、追手から逃れながら自分の身の安全を保障しえくれる隣国へと亡命するのであった。
その後竜次は、召喚された国の闇を知る事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 11:00:00
981079文字
会話率:52%
この世は可笑しい。
本当にしたかも分からない罪で”悪役”が作り上げられ断罪される。
そんな世界にむしゃくしゃしながらも、何も出来ないで居たサラ。
しかし、平凡な自分も婚約者から突然婚約破棄をされる。
隣国へと逃亡したが、よく分からないこんな
世界に怒りが収まらず神に一言物申してやろうと教会へと向かうのだった…
【短編です、物語7話+αで終わります】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-22 21:58:08
22284文字
会話率:25%
孤児院で育ったラスターには、ジェイクとルシアという大事な仲間がいた。
ルシアはアルビノの生まれつき弱視であり、病気で足も不自由にであった。
ジェイクはルシアの病気を治すため、隣国へ医療魔法を習いに行く。
残されたラスターは、ルシアのために働
き、生活をともにしていた。
だがそのうちに、隣国との戦争が始まってしまう。
そんな中、ジェイクから医療魔法でルシアを治せるという連絡が入る。
ルシアをなんとか隣国へと送り出し、戻ってくると信じてラスターは待ち続けるも、ルシアが帰ってくる様子はない。
国境の警備が厳しくなり、戻れないのだという。
そんなルシアに会いに、ラスターは危険を承知で隣国に侵入するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-21 19:11:41
32859文字
会話率:40%
入学早々前世知識と持ち前の好奇心で盛大にやらかした公爵令嬢・ネモフィリア。
そのやらかしにでっかい尾鰭がつき、今や魔女ではないのかと後ろ指を指される日々。
そして「聖女」と呼ばれる少女が現れ、とうとう婚約者から婚約破棄を言い渡される。
世間
の笑い者となったネモフィリアは腐りつつ、留学して意地でも勉強を続けることを決意。
……したところ、隣国の王太子・エルウッドにスカウトされることに。
隣国へと旅立つネモフィリアの前世知識は本当に役に立つのか?
そして名誉を回復することができるのか?
そして青春を謳歌できるのか!
……それはそれとして前世はお天気お姉さんになるのが夢だっただけで本当はパッとしない大学院生(専攻:民俗学)だったんですが、それでも転生ヒロインやっていけますか!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 03:26:13
13894文字
会話率:32%
子爵家の生まれであるアーデン・ヘイズは、縁戚であるローバッハ侯爵家の長女、ティアリアの騎士である。
ティアリアは王太子の婚約者であり、未来の王妃となる女性。
アーデンは自身の中にあり続ける胸の痛みに蓋をして、彼女に仕えていた。
それは国王
陛下と宰相である侯爵が隣国に招かれた後、ある夜会が行われるより前の事。
偶然にも、アーデンと同期の騎士仲間の2人は、王太子の企みを聞いてしまう。
アーデンは信頼できる者にティアリアを託し、隣国へと馬を走らせた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 10:16:28
6178文字
会話率:24%
イスエンド男爵家の長女クライニアは成人の儀式でステータスが読めないステータスバグに見舞われた。貴族の子女にあってステータスバグは死活問題。唯一の肉親である父親から勘当され使用人としての人生を押し付けられたクライニアは、絶望とともに前世の記憶
を蘇らせた。クライニアのステータスは実は日本語で書かれており、そこにはチートスキルがあったのだ。父の手から逃れ、隣国へ渡り、冒険者として生きることになるクライニア。……これはステータスバグの少女たちの物語。この作品はカクヨムでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-09 19:07:03
305116文字
会話率:27%
「政略結婚した相手になぁ! あぁいうのを、バカって言うんだぜ」
「行くな! 戻って来い!」
指と指が触れあう。掴んだ手を、彼は力強く引き寄せた。
「僕はいつだって、君に近づこうとする全ての男に妬いているよ」
最終更新:2022-06-07 16:52:57
107748文字
会話率:44%
──ちょっと強気な隣国の王女と鬼畜剣士の物語──
記憶喪失の取り巻き令嬢《ロベリア・アークリィ》。
この国の王女《フォセカ・アルニタク》からは、道具のように扱われる、地獄の日々を送っていた。
ロベリアが王女を取り巻いているのも、王女か
らの命令に過ぎない。取り巻き「役」として仕えていたのだ。
しかしある日、ロベリアは、この取り巻き役をクビにされる。
そして、鬼畜な剣士として悪評が漂う辺境伯《ゼラ・キファレス》と婚約させられてしまった。
ゼラに脅かされる毎日を過ごすのかと思いきや、不器用にも彼に愛されるロベリア。
愛を知り、友に支えられ。
ロベリアの失われた過去も紐解かれていく。
「おまえは隣国の王女だったんだ」
そう明かすゼラは、ずっと昔からロベリアのことを一途に想い続けていた。
しかし彼女に記憶もなければ、今の隣国に地位も居場所も何もない。
隣国へ戻れない理由。
そこには、フォセカ王女の家、アルニタクが絡んでいたのだ。
黒幕のフォセカを潰すべく、ロベリアとゼラが戦いへと挑む。
「私を愛してくれた国だもの、必ず奪い返してみせるわ!」
そして王女と剣士、身分の違う二人の愛の行方は――。
※【カクヨム】【アルファポリス】【エブリスタ】にも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 20:00:00
217132文字
会話率:59%
☆ベリーズ文庫より書籍発売中。ベリーズコミック(ファンタジー)にてコミカライズ連載中です!☆
王妃様に虐げられ恵まれない環境で育ってきたエリス国の第一王女──シャルロットは、幸せになることを夢見て隣国へと嫁ぐ。
しかし、待っていたのは結婚
式の日に夫に『ドブネズミ』と言われて殺されるという最悪な結末だった。
そして気付けば、数年前に時が巻き戻っていた。
今度こそ死亡ルートを回避しようと努力するシャルロットだけど、なぜか毎回『結婚するとその日に死ぬ』という悲劇がおきて上手く行かない。その回数すでに5回!
6回目の人生ではもう結婚しない!
そう決めていたシャルロットの下に、またしても求婚が。相手はなんと、一度目の人生でシャルロットを殺した張本人である隣国の国王──エディロンだった。
──もう死にたくない!
シャルロットは生き残るために、婚約破棄を持ちかける。
ところがエディロンが「お前を本当の妃にしたい」と言い出して…!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-12 17:32:41
110646文字
会話率:37%
リラジェンマは第一王女。王位継承権一位の王太女であったが、停戦の証として隣国へ連行された。名目は『花嫁として』。
だが実際は、実父に疎まれたうえに異母妹がリラジェンマの許婚(いいなずけ)と恋仲になったからだ。
要するに、リラジェンマは厄介払
いに隣国へ行くはめになったのだ。
ところで隣国の王太子って、何者だろう? 初対面のはずなのに『良かった。間に合ったね』とは? 彼は母国の事情を、承知していたのだろうか。明るい笑顔に惹かれ始めるリラジェンマであったが、彼はなにか裏がありそうで信じきれない。
しかも『弟みたいな女の子を生んで欲しい』とはどういうこと⁈¿?
言葉の違い、習慣の違いに戸惑いつつも距離を縮めていくふたり。
一方、王太女を失った母国ではじわじわと異変が起こり始め、ついに異母妹がリラジェンマと立場を交換してくれと押しかける。
※設定はゆるんゆるん
※R15は保険
※現実世界に似たような状況がありますが、拙作の中では忠実な再現はしていません。なんちゃって異世界だとご了承ください。
※拙作『王子殿下がその婚約破棄を裁定しますが、ご自分の恋模様には四苦八苦しているようです』と同じ世界観です。
※このお話はアルファポリスにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-11 07:21:52
157220文字
会話率:27%