ある出来事をきっかけに、町で孤立してしまい無気力な学生生活を送っていた高校3年生の楠木竜次。昼休みに屋上で眠っていると、見た事が無いくらいに綺麗な女性と出会う夢を見た。今回だけでなく、時々何度も同じ夢を見ていた。
目を覚ました竜次は特に
気にした様子もなく教室に戻ったが、突然教室の床が光り出し、気付いたら全く見た事もない部屋にたくさんの同級生達と共に召喚された。
王の話によると、自国の危機を救う為に選ばれた4人の聖剣士を異世界から召喚する為に呼ばれたという。しかし、不完全な召喚であった為4人の周りにいた他の生徒達も巻き込まれ、一緒に召喚されたのだと言う。
竜次はその選ばれた4人の聖剣士の一人…………などではなく4人の聖剣士の召喚に巻き込まれただけのその他大勢の一人であった。
その後竜次は、1人城を出て魔物を狩りながら生活する事を決めた。
ところが、召喚された次の日に竜次も5人目の聖剣士である事が分かったが、国はそんな竜次を世界を滅ぼす最悪な魔王だと言い、訳も分からないまま竜次は犯罪者として命を狙われる事となった。
犯罪者にされ、その国や他の聖剣士から命を狙われる身となった竜次。
5人目の聖剣士となった竜次は、追手から逃れながら自分の身の安全を保障しえくれる隣国へと亡命するのであった。
その後竜次は、召喚された国の闇を知る事になった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 11:00:00
981079文字
会話率:52%