遂に茶店の歌姫も4に突入。今回は現代ファンタジーで侍を主軸に添えた物語。もちろん女将さんとエヘ幽霊は健在。どう考えても伏線的にエヘ幽霊が悪いのだが。主人公のユウは由緒正しい武士の家柄に生まれた。しかし現代に侍はいないし、剣道は汗臭くて不潔
で人気はない。それでもユウは侍になりたかった。ふとした時に街に侍が現れて通行人を斬って暴れ出す。駆けつけたユウの前に変なエヘ幽霊と蛍が現れる。そしてユウは侍になる所から物語が始まるのでした。ドンドン! ピュウピュウ! パフパフ! 宜しくお願い致します。無事に茶店の歌姫の30万字も書き終わり安堵する。次に何を書こうかと思ったら、人間の一生がいいなと感じる。ので、考えることにしよう。侍では時代劇だし、侍と騎士を戦わせるのもなんだかな。一層のこと現代劇で刀を振り回したらいいのだろうか? 気楽に書こう。タイトルを変えるのも不利だから茶店の歌姫4に変えよう。まあ、1話の5000字を書き終えて、普段通りです。結局、同じ作品の角度違い、○○編違い、ワンピースの島違い、ドラゴンボールや毀滅の刃の敵違いの方が設定を考えなくて良いので楽という結論。ほぼ続編の様な作り鴨。本拠地が渋谷ということもあり、ふと思うとよく奈落の神タルタロスが出てくることに気づく。騎士でも、魔法使いでも、侍でも同一作者の発想なのでタルタロスはよく出てくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-18 06:05:11
100392文字
会話率:50%
異世界と新しい家族は年数をかけて受け入れ、幼少期の穏やかな毎日と平穏な未来を夢見た猫被り。
ボスティス侯爵家にやってきた一人の訪問者をきっかけに、淡い夢を自身の手で砕いてしまうも、愛してくれる家族に囲まれる日々は変わらないと安堵した少年の暴
走は、ここから始まったのかもしれない。
ゆるやかにと望んだ夢は呆気なく終わらせてしまったが後悔はないと気持ちも改め、手にしたのは剣。
不思議とあらば魔法にもほんの少し傾倒し、周囲に振り回されつつ振り回しつつ、どんな未来へ進むのかは、彼次第。
せっかく魔法が使えるのだ。
どこまで極めれるのか試すのは転生した奴の好奇心と勢いと熱量があればどうとでもなるだろ。
乙女ゲーム?
色々と無理だろ。
※本作は学園編になるまで日常、冒険要素が強めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 12:00:00
905129文字
会話率:54%
6年前、13歳の朱都まといは魔法少女として地球侵略集団ガベィジ・サーカスと戦い、勝利を収めていた。そんなまといの心に深く残るのは、ガベィジ・サーカス大幹部・ジョーカーこと塩川流のことである。塩川は怪人組織の中で唯一の人間だった。まといとの戦
いを経て改心した塩川は、異能を使う犯罪者たちを収容する刑務所へと連行されていく。
「戻ってきたら伝えたいことがある」
その一言を残して。
時は流れて現在。19歳になったまといは、時折届く塩川からの手紙を楽しみに、日々を明るく生きていた。
ある日、ふと塩川との思い出の公園に立ち寄ったまといは、服役を終えて戻ってきた塩川と再会する。喜ぶまといだったが、塩川には何やら「大切なパートナー」がいるらしい。自分との約束は忘れてしまったのだろうかと不安になりながらも塩川邸に向かうまとい達。道中、銀行強盗に遭遇する。そこで、塩川の大切なパートナー、坂月士と出会う。まといは坂月と共に塩川邸でお茶をすることになった。大切なパートナーとは恋人ではないと聞き、まといは安堵する。坂月は塩川の刑務所時代の友人で、命を懸けて同じ任務にあたったとのことだった。三人で話すうちに、いつの間にか夕方に。結局伝えたかったことは何か聞けなかったが、また今度聞けばいいとまといは塩川に送ってもらいながら思っていた。そんな時、男友達から話しかけられ、少し話す。まといはそれを見る塩川の瞳が悲しみに満ちていくことには気づかなかった。帰り道、塩川は思い出の公園に行こうと提案する。そこでまといは思い切って伝えたかったことは何かと聞くことにしたのだが……。
元敵×元魔法少女の再会ラブ!
この小説はノベルアッププラスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 18:48:59
12443文字
会話率:54%
安心して住めること、というのは、木陰にある命になることではなかろうか。必要なものが揃えば安堵なのかというと、そうではないと、子供の頃から思ってきた。ひっそりした感覚を書くことで、自分が何を求めているのかを感じられた。
最終更新:2021-07-14 08:03:12
592文字
会話率:0%
SNSが半永久的に凍結された日本。
人々は平和になったインターネット世界に安堵しつつも、刺激を求めていた。
そんな世の中で人気を得たアイドルグループ【Knock2 Alice】の紫担当・桜木弓は、アイドル・桜木弓であるということに異常に固執
している。なぜ彼女は桜木弓に囚われているのか。その檻を開ける鍵は、弓の過去にあった。抗う今は夢か現か。
傷だらけの少女が微睡みから目覚めるとき――それは甘い記憶と向き合うとき。
これは、アイドル・桜木弓の〝はじまり〟の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 00:00:00
83056文字
会話率:51%
担任が亡くなった。引きこもりだった主人公、由希子は葬儀にも参列していない。顔も名前も知らないから彼女には関係なかった。
クルーズの招待状をもらった彼女は流されるがまま旅に出る。しかし、彼女は外国船で言葉もわからない無数の顔を認識して恐慌
状態に陥る。そこで偶然同じ日本人をみつけた由希子は安堵したが声はかけられなかった。
超能力が存在しなかった世界に「異能」が突如として出現することで起きる惨劇を描いた作品で、ものをはむもの https://ncode.syosetu.com/n1252hb/ の続編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-27 10:12:22
70817文字
会話率:38%
大好きな幼馴染が、他の男に告白されてるのを目撃した。その瞬間、目の前が真っ暗になった。
「ごめんなさい」
だけど、幼馴染はその男の告白を断っていて……それを見て、僕は安堵した。心の底から、安心した。
……しかし、もう次は無いかも
しれない。もう、この後ろ向きの気持ちは誤魔化せないだろう。
そう思った僕は、幼馴染に告白した。
「遅いよっ……私もずっと好きでした」
すると、その幼馴染が涙目になりながら、まさかのOKしてくれた。
それから、恋人になった幼馴染との新たな日常は……
「はい、あーん」
「手、にぎにぎ」
[今日も電話、いいよね?]
凄く……幸せです。
これは、幼馴染と付き合ってイチャつく……タイトル通り、あまっあまなだけのラブコメディである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-21 12:00:00
16912文字
会話率:25%
今日も奴から返ってくる通常運転の返信に安堵とガッカリの息が漏れる。
どんな文章を送っても奴からの返事は、いつも二文字。
「おけ」「りょ」「なる」「だね」「かも」「そう」
大体が、これらのローテーションだ。
私がどんなに長い文章を送って
も二文字でぶった切られるのだ。悩みに悩んで綴った長い文章であっても、だ。ばっさりと「へえ」とか「あそ」とか「草」とかって。
口数が少ない男の子からの二文字以内の返信に、文字数を増やしたやりとりすることを夢見る女の子の、恋の物語。
カクヨム様にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-14 13:09:06
4494文字
会話率:9%
20代のフリーター、青色アキト。
必死に猛勉強して簿記検定を受け、自己採点で合格を確信。経理に就職する目標に近づいた安堵の中、お風呂で溺死してしまう。
「こんな終り方?簿記の勉強がんばったの何だったんだ。俺の人生は、資格のための勉強で終
わるのか」
かすむ暗い意識の中、脳内に届く天与の声。
≪ 職業【簿記】を獲得しました ≫
次の瞬間、アキトは荘厳な王宮の中で目を覚ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-13 23:53:15
2613文字
会話率:22%
ある地方に、勇者伝説の英傑が建立(こんりゅう)したという大聖堂があった。
英傑の末裔(まつえい)に養女として引き取られたアリスは、子供の頃から大聖堂の司教となり、聖女と呼ばれるほどに成長した。
18歳となったある日、恒例の『奉納祭
』が始まる。
彼女は大司教から預かった『王冠』をかぶって、ちょっとした独り遊びをした。
それが原因だったのか、翌日、彼女は子供の姿になってしまう。
解呪で元に戻ったアリスは、安堵(あんど)しながらも『あること』を思いついた。
子供の姿で町に出れば、奉納祭の孤独な思い出を楽しい思い出にできるかもしれない……
彼女は後ろめたさを感じつつ、失った思い出を取り戻そうと、夜な夜な王冠をかぶる。
一方、とある事後処理で派遣された二人組がいた。
彼らは祭りを楽しむつもりでいたが、誰かに追われ、隠れていたという『子供』を保護する。
王冠の呪いがもたらす『おそるべき事件』に、迷える聖女が翻弄(ほんろう)される成長物語。
※本作には以下の描写があります。ご注意ください。
・後半に「気持ちの悪い描写」
・「暴力的な描写」
※本作は以下の小説投稿サイトにも満載しております。
・アルファポリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 14:10:33
118745文字
会話率:52%
僕はある日、突然に吐血した。
意識を失った僕は、救急車で病院に運ばれ、精密検査を受けた。
目を覚ますと、母さんと父さんがいて、安堵の声が病室の一角に響いた。
状況がわからない僕は、何度も聞いた。何度も状況を聞こうとした。
それでも、母さん
も父さんも僕の質問には答えてくれなかった。
病院の医師や看護師も同じように。
小学六年生の僕は、声と足の自由を失った。
それから十年。
僕の人生はある一人の看護師との出会いから変化していった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-02 10:11:09
21868文字
会話率:16%
日付が替わり、十六歳に成ったリュウトは夢の中で七人の少女に会う。
翌朝、誰かの声で起こされたリュウトは目が覚めると、枕元の傍に白い物体が眼に入った。リュウトは飛び起き枕元の傍にある白い物体を確認した。「むぅ、卵か?」と息を吐き安堵するが(ど
うして卵が?)と脳裏に浮かぶ。そして、リュウトは辺りを見渡し、他に5個の卵が眼に入る。
リュウトが見た卵は鶏の卵と変わらない大きさの卵5個と枕元の傍にあった卵は50ナル大きさの卵。
バックパックに卵を詰め、冒険者ギルドに向かい、ギルドで依頼を受け、森に向かったリュウト。
魔物との戦闘中に気を失ったリュウトは、夢の中で出会った2人の少女から話を聞き。リュウトは卵から進化した幼竜と共に魔物に勝利した。
白い幼竜といつの間にか眷属契約していた。そのお陰で魔法や鑑定のスキルが使えるようになった。
他の卵も進化し、他の幼竜達もいつの間にか眷属契約していた。
リュウトは様々な、魔法、スキルを使い。七竜(龍)の彼女達と冒険する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 00:00:00
41088文字
会話率:48%
庄助が、生きていたと知った安五郎は、誠二郎の裏切りを知る。
本気の誠二郎は、安五郎に攻撃をしかける。
玉助と、付け髷弥平と共に、安五郎の攻撃を躱すばかりの庄助には、戦う得物がない。
間一髪のところを、玉助に救われ、何とか難を逃れた庄助は、闇
に飛びこんだ安五郎に安堵する。
童も美月も無事であると知った庄助は、誠二郎を促して拝田村へ戻ろうとするが、髷を切られた弥平は、怒りが収まらず、庄助の口を借りて敵討ちを主張する。誠二郎は、それを庄助の言葉と受け止め、共に安五郎の後を追う。
竹取の金太郎という、特別な技を持つ安五郎は、滅法強い。庄助が手にした山刀は、簡単に折れてしまう。応戦する誠二郎に、逃げるだけの庄助は安五郎に押されがちだ。
素間の進言によって、間の山の芸人らしく戦った庄助は、安五郎に一矢報いた。逃げていく安五郎を誠二郎が追う。
一連の様子を、昭暝が覗っていることを知った庄助と素間は、朝熊岳のご神木へと、昭暝をおびき出す。昭暝は主様に喰われる。
一件落着を祝って、庄助は古市の備前屋へ招かれる。拝田村の面々、金剛證寺の和尚と三八、誠二郎を招いた宴は、神凪さんの主催だ。神宮の祭主ですらも一目を置く神凪さんは、伊勢の影の実力者と言われる。誰もその正体を知らないと言われる神凪さんは、素間だった。宴たけなわの中、庄助は、想いを寄せる美月が男だったと知って、衝撃を受ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-29 12:50:33
19477文字
会話率:32%
俺は吉川龍斗15歳。受験を控えた中学3年生だ。
ある日学校一の美少女と一緒に下校する事になったんだけど、緊張で何も話せず折角の仲良くなるチャンスを棒に振ってしまった。
しかも不幸は続き彼女と別れてすぐに猛烈な尿意が俺を襲ってきやがった!
急
いで帰宅し安堵したのも束の間、トイレのドアをくぐった先は森の中だった!?
いったい俺はこれからどうすればいいんだ!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-28 15:59:51
11970文字
会話率:38%
古の京の巫女とその生まれ変わりである少女の、前世と現世、二つの時代を超えた戦いを描く。
東京都桜花市に住む中学二年生の京野舞は、幼馴染の結城司に想いを寄せている。しかし、ある日、司の命は舞の目の前で無残にも奪われてしまう。その時、桜色の光
が絶望する舞を包んだ。
「京姫よ。もう一度戦うのです。そして、今度こそ幸せになって――」
夢のなかで美しい女性の声を聞いた舞は、司の命の失われた日の朝に目を覚ます。全ては悪夢であったと安堵する舞であったが、そんな舞の前に、司は見ず知らずの転校生として姿を現す。やがて、舞は、自分が古代の巫女・京姫の生まれ変わりであること、司の変貌の理由が前世の因縁にあることを知る。
そして、舞は前世の仲間である四神たちを探し求め、前世の宿敵・漆との戦いの宿命を歩み始めた……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 21:26:02
1280324文字
会話率:53%
侯爵家の一人娘・エイヴリルは、七歳の誕生日を迎える年、父親から「今日からお前の義理の妹だ」と一つ年下の少女アビゲイルを紹介される。
妹――つまりは父の庶子――の存在は前々から知っていた。けれどまさか、妻である侯爵夫人が亡くなって直ぐに引き
取るとは、なかなかのクズ男である。
嫌だと言っても付き纏ってくる義妹を放置していたそんなある日。義妹は精霊との《誓約》を犯して、三日三晩、生死の境をさ迷った。
そして目を覚ました四日目の朝。
皆が安堵する中で義妹は――
「私、『スタエン』のアビゲイルになってるー!?」
精霊からの天罰で頭をやられていた。
これはある日を境に「おとめげいむ」や「コウリャク=タイショウ」など、意味不明な言葉を独り言のように言うようになった義理の妹・アビゲイルの不可解な行動を不審に思いつつも、なるべくは関わりたくない、そんな義姉・エイヴリルの物語。
※転生者は妹です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-16 06:00:00
109839文字
会話率:26%
コロナ禍の中、突発的な病気に…
今、休日診療や救急車を使うのは憚られる
という思いと快方に向かう安堵に書いてみました
最終更新:2021-04-14 01:40:40
1162文字
会話率:2%
耳を塞ぎたい。口を塞ぎたい。目を塞ぎたい。そして、心の穴を塞ぎたい。
主人公の瀬川華那(せがわはるな)は美術部の高校2年生。
華那は自分の意思に反して、過去のトラウマを度々思い出してしまう。
特によく思い出してしまうのは、クラス
メイトの女子たちから嫌がらせを受けていた小3の頃の記憶だ。
理不尽な嫌がらせは華那の心に一生残る深い傷をつけた。
華那の唯一の異性の友人である清水雪弥(しみずゆきや)。
華那は不器用な自分とは違って、器用な雪弥の事を心底羨ましく思っていた。
五月十五日。雪弥が華那が飼っている猫たちに会う為に自宅に遊びに来た。
遊びに来る直前、学校で雪弥の異変に気づいた華那は雪弥の事をとても心配していたのだが……。
思いの外、楽しい時間を過ごす事ができた。
安堵していたのも束の間、帰り際になって華那と雪弥の二人の間に不穏な空気が流れ出す。
やがて、雪弥は自分の悩みを打ち明けてきて──?
仲の良い部活の先輩と喧嘩してしまった男子生徒。
「怪物」に執着し続けて、虚無感に苛まれながら生きている男子生徒。
「過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)」という病気を患い、自殺したいと思うようになった女子生徒。
心優しい性格なのだが、自分を「異物」だと認識しており、排除しなければならないと思っている男子生徒。
過去に、男子生徒がクラスメイトに嫌がらせしている様子を目撃しながらも見て見ぬ振りしてしまった事を、ずっと後悔している女子生徒。
大切な友人を支えるために今まで生きてきたのに、ある日その友人の秘密を後輩に暴露して友人を追い詰めてしまった男子生徒。
そして──……過去のトラウマや苦手な音に怯えながら、毎日を過ごしている女子生徒。
みんな異なる悩みを抱えていて、「独りぼっち」で「もがき苦しんでいる」。
誰かと繋がる事で、凍ってしまった心がほんの少しずつでも溶けていったらどんなに良いだろうか。
……多分、懸命に信じ続ける事しか他に方法はないのかもしれない。
これは、未だ脆く繊細な10代の彼女たちの灰色、青色、鮮紅色、そして朱殷(しゅあん)色が醜くこびりついた物語。
※この小説は、『カクヨム』・『アルファポリス』・『エブリスタ』でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 20:50:54
127699文字
会話率:34%
父が亡くなった後、莫大な借金の返済に苦しむ母娘。
娘がかつて父の旧友に助けを求めたとき、それに対する対価として提示されたのは近く行われる王妃選びに参加すること。
王妃に選ばれる必要はないとの言葉に安堵しながらも国内外から大勢の姫君や令嬢達と
の選抜試験に挑んでいく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-31 22:00:00
104678文字
会話率:47%
世は戦乱の時代。
世が明け、そして沈むまで砂煙が舞い、
日の光が途絶えようとも火の粉の灯りでまた絶え間なく
世は照らされてゆく。
人々は心より安堵できなかった。
同じ大陸で分離した"領土"と"軍事力"を巡る争いは絶え間なく、人はまた
今日も朱く染まり、
恐怖を恐怖で拭う人の性を愁き、
"国"が一つになるその日をただひたすらに、待ち望んでいた。
一方、戦乱の舞台より隔離されし近隣のある小さな島国で、一人の青年が暮らしていた。
その島国には人間の容姿に猫耳と尾が生えた赤眼の戦闘民族が隔離されるように存在していた。
青年はその赤眼の戦闘民族と人間との混血として生誕し、特有の猫耳や尾がなく、
それはまるで"人間"そのものだった。
国の領土争いに古より軍事目的で、人間によって利用されてきたその島国の者達にとって、人間は忌み嫌う存在であり、その青年もまた苦難の道を辿っていた。
親の他界により身寄りがなく、一人の老人の家で保護されたその青年は日々差別に苦しみ、
気弱でこれといった取り柄もなく、虐められることにももはや慣れていた。
そんな青年にとって唯一の繋がりであり支えだったのは大好きな姉と、共に同じ家で育った家族、幼少の頃に友達から譲り受けた碧い首飾りだった。
誰かとの繋がりが欲しかった。それを望んでも叶わない日々が続いていた。
夢も希望もなく、途方のない日々に疲れたその青年に追い討ちをかけるように、唯一の繋がりを断つように、
他国の戦火が青年の住む場所へ降り掛かった。
どうしようもない絶望感に襲われていたその青年の前に、島国を守る戦士達が登場する。それは国を守る防衛組織、"紅刃那(べにはな)"と呼ばれる者達だった。
絶え間なく降り掛かる戦火の、燃え上がる炎の中に立つその戦士を見たその青年は、心が打ち震えた。
避けては通れない時代の刃先に立つ者達の、勇気と強さ、優しさに触れたその青年は
やがて時代を動かすべく、時代との戦いに立ち向かう覚悟を決める。
これは後に、戦火轟く世の時代を変えるほどの大きな舞台へ踏み出した、
戦いと友情、そして恋愛を描いた
一人の青年の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 21:40:59
108807文字
会話率:58%