落ち込んでいた柚葉の母の体に一本の白く細い毛が生えた。祖母からそれを”幸せの白い毛”と教わった。
最終更新:2016-08-26 18:00:00
6999文字
会話率:12%
悠依の祖母は魔女だった。
庭を訪れる妖精と戯れ、自然とともに生きる姿に少女は憧れた。
その祖母が春に亡くなり、悲しむ娘に父が問いかける。
「知りたくないかい?二千五百年あまりも受け継がれていた婆ちゃんたちが守ってきたものを」
古い理を知
り、受け継がれた血により異界の命に触れることができる人、それが魔女だ。
その血が自分に流れていることを自覚しながら、少女は成長していく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-17 14:29:29
53148文字
会話率:35%
精力善用 自他共栄を修行目的とする道場の一人娘として生まれた天中 尊 (あまうち みこと)は幼少期から祖父の厳しい稽古のもと男勝りな性格に育ち、学友からは尊の文字を変えて読んだ「たける」というあだ名で呼ばれるほどであった。
そんな中でも唯一
尊を“女の子らしく”育ててくれていた祖母の死から三年、彼女は文武両道、成績優秀、品行方正な三つ星?女子高生となった尊に突如として訪れた転機ーーそれは
「はひ?!異世界?!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-24 21:10:05
43977文字
会話率:41%
巷で話題のヒーロー少女は、天使のように優しいことからひと呼んで、ヒーローアンジュ。
その正体は人間に紛れて暮らす、悪魔の跡取り娘、あんずだった。悪魔として悪いことをしなければならないというのに、あんずはいいことがしたくて仕方がなかったの
だ。
絶対にばれてはいけないヒーローアンジュの正体をある日助けたクラスメイトの忍に見破られてしまう。誰にも言わないことを約束する代わりに、忍はあんずのヒーロー活動を手伝いたいと言ってきて……ちぐはぐながらも、今日もヒーローコンビは街を行く。
※以下、ネタばれ有りのあらすじです。
人間を惑わせ不幸へ誘う悪魔と、より良き道へと導く天使。
現代では迷った時に頭の中の本能と良心としてしか現れない双方は、いまもなお存在していた。人間に紛れて暮らしながら、悪魔は人を不幸へ、天使は人を正しい道へと導くノルマが課せられて、長い間対立していた。
安久沢《あくざわ》あんずは悪魔の一族、その跡取りに生まれながらも、誰にも内緒で「ヒーローアンジュ」として巷で人気のヒーローとして困った人を助けていた。あんずは悪魔でありながら、固く禁止されている「いいこと」をしたくたまらなかった。
ある日クラスメイトの井居《いい》忍《しのぶ》を助けると、正体を見破られてしまう。
忍はあんずに正体を黙っている代わりに自分もヒーローの仕事を手伝わせてくれと持ちかける。始めは全く気が合わないが、次第に息のあったチームプレーで困っている人を助けていく。ちゃんとコンビを組んで活動しようとあんずが切り出したとき、忍が天使の一族、天ケ市《あまがし》家の人間であったことが発覚する。
あんずがヒーローをしていたことも家にばれてしまい、天使と悪魔が大抗争を始める。巻き込まれた町の人を避難させたあんずは両家の間に飛び込む。ずっと親を恐れて言いなりになっていたあんずが、押し殺していた心を口にして、初めて口答えをする。捨て身のあんずをかばった忍は、両家の当主からの通達を読み上げ、悪魔と天使のノルマが廃止された。
忍はあんずの祖母と茶飲み友達で、あんずのことを知っていた。魔王を継いだあんずの祖母と、神を継いだ忍の祖母がとても仲のいいことも知っていた。
あんずは忍と正式にコンビを組み、今日も街を駆ける。
正義のヒーローでもダークヒーローでもなく、互いに誇れる自分であるために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-18 15:00:02
39894文字
会話率:41%
伝説のシンガーが社会的に排除されて30年。
最愛の妻にも先立たれ全てを諦めた男と、立ち直らせようとする孫娘。
そして家族同然のペット達が感動のラストステージへと二人を導く―
今では笑い飛ばせるような反社会的な歌を歌って、熱烈なファンと多く
の敵を作った伝説のロックシンガー『内藤 翔輝』
アンチの執拗な攻撃に、彼は長く活動することなく引退してしまう。
あれから30年―
第二の人生を歩もうとしたその時、最愛の妻が交通事故で亡くなってしまう。
既に抜け殻のような翔輝だったが、更にドン底へと叩き落とされてしまった。
そこへ孫娘の『歩』が近くの大学へ通う為やってきた。
彼女は敬愛する祖父と祖母の為、翔輝を立ち直らせようと立ち上がる。
彼女自身、歌う才能が開花し、大学の友人達を巻き込んで、あの手この手で翔輝を触発する。
しかし、彼と歌との確執の壁は、想像以上に厚く高かった。
そんな時、祖母への想いを綴った30年前の幻の新曲レコードの存在を知る。
彼女は居ても立ってもいられず、東京へと向かった。
その伝説のレコードの歌詞の内容とは―?
歩と家族同然のペット達の想いは届くのか―?
そして全てを失った男が新曲を引っさげて
ラストステージへと向かうことは出来るのか―?
歌に想いを乗せることが出来るなら、
奇跡だって起こせる―――
そんなラストステージを体験してみたいあなたの、
暇つぶしになれば幸いです。
この物語はカクヨム様にも登録しています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054880892044折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-27 17:00:00
118953文字
会話率:36%
曾祖母大好きな一族の中で育ちましたが、こんな秘密きいてないっ!楽しく華やかな高校生活が送れると思ったのに、こんなことになるなんて想像してなかったわ…。
ご近所で有名なラブラブ一家香月さんちの一人娘、香月桃花16歳。
憧れの両親みたいな恋愛が
できるのかどうかは、この先の彼女の頑張り次第…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-14 20:27:06
1818文字
会話率:0%
主人公バールが幼い頃、生まれ育った村は何者かの手によって焼かれてしまう。祖母の力により、その村で唯一生き残ったバールはベジタ村で暮らすことになった。祖母の言葉を胸に村を焼いた相手に復讐心を持つことなく、畑仕事が大好きな青年に育つ。田舎で育っ
たバールが王都に行くことになり、そこで魔王の娘に命よりも大切なバールの畑を人質にとられ、嫌々ながら世界を旅することになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-24 16:36:01
48923文字
会話率:36%
とある街の小さなナンデモ・アール相談所に三木製薬会社会長の三木泰造が現れ、一週間前に消えた娘婿義久の捜索を依頼する。
相談員の哲平と相棒の翔太は、義久の書斎で向日葵畑を背景にした家族の写真と一枚の絵を発見する。義久の妻憲子は、義久の失
踪は自分に原因があるとほのめかす。
過去の調査により、幼い頃両親を亡くした義久の絵に没頭する姿が浮かび上がる。義久の大学時代の友人もずば抜けた絵の才能を持つ義久がなぜその道を選ばなかったのか今でも疑問だと話す。
哲平らは義久が子供の時に描いた彼の亡き祖母の絵と書斎にあった絵が似ていることに気付く。
隣町の空家で義久を発見する。ここは義久と祖母が暮らした家だった。
哲平は義久の卓越した模写の才能に気付く。義久が家族を気にかけていると知った哲平は家族の元に帰るよう諭す。
翔太は写真に写っていた向日葵畑周辺で、親戚に引き取られる前の義久と祖母の情報を得る。この向日葵畑は義久にとって祖母との大切な思い出の場所だった。
義久の書斎で発見された絵の鑑定の結果、昔美術館から盗まれた絵の上に描き足されたものであること、当時盗まれた元の絵すら贋であることが判明。
過去のこの事件には贋作ブローカー「写楽」が関わった可能性が高く、主犯格の人物の名に義久の大学時代の先輩にあたる画家、木之本が浮かぶ。
哲平らに義久の書斎で見つかった絵と鑑定結果を突き付けられた木之本は過去の強奪事件の絵が贋であると認める。義久の裏切りによって人生を狂わされたと逆上し、本性を露わにする木之本に対し、義久から恐喝の手を引かなければ未だ真作だと主張する美術館と世間にこの絵の真相を暴露すると哲平は告げる。
義久の娘ほのかの入院をきっかけに、哲平らは義久夫妻から贋絵作りに関わった経緯や木之本からの恐喝、憲子が贋絵作りに加担した夫の過去を知りつつも密かに庇い続けていたことを聞く。
後日義久から哲平に手紙が届く。そこには贋絵の上から描き足したある理由や、強奪事件の真相、そして過去の過ちを償う決意が綴られていた。
そして義久が向日葵畑近くの警察署に出頭したニュースが流れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-30 00:35:41
42419文字
会話率:45%
佐賀の田舎産まれの美弥(みや)は地元の中学を出て高校に通う事になったのだが、通う高校は何と遠く離れた東京だった。
それには、祖母が関係して来るのだった。美耶の家系は江戸時代の佐賀鍋島藩の化け猫の血を引いていて、皆が化け猫に変身出来る訳で
はなかったが、どうやら美耶はDNAにその血が濃く組み込まれているようで、幼い頃から気が付くと猫の姿で遊んでいたりしていた。
これに困ったのが両親と祖母で、「なんとか普通の娘に育てたい」と願っていた。
そんな時に祖母が「普通の人間と交われば血が薄くなる」と思いつき、縁結びの神様の出雲神社に出向く。ところが、そこの神主さん曰く「ウチの神様はもう暫く東京に遊びに行って帰って来ないよ。神様が居ないから、善男善女がいくらお参りに来ても、ご利益がないんだよ。だから、最近のの本は少子化で人口が減っているだろう。本当は誰かが東京に行って連れ戻して欲しいんだよ」
それを聞いた祖母は孫の美弥に「お前もイケメンな彼氏が欲しいでしょう? ワタシだって器量の良い曾孫が見たい! だからお前が東京に行き、出雲の神様を探して来るのです。そして自分にも良い縁談が来るように頼むのです」
そう言いつけられて、東京の高校に通う事になったのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-12 11:22:37
38662文字
会話率:63%
天才ヴァイオリ二ストと謳われた祖母の下幼い頃から楽器に触れ続けた九条アリアは小学生の頃には女の子に間違われる容姿の為女装を始め我が道を行く学生時代を送り、中学生の時は悪友を引っ張り数々の伝説を残し難関の音楽高校に受験する物の入った部活で「音
が合わない。もう辞めるわ」と学校を自主退学。全く行き当たりばったりのアリアの前に祖母の友人が現れる。「お婆様と同じ学校に通わない?」との問いに尊敬する祖母の通った学校に興味を示し受諾する。しかしそこは女の園、四木々谷女学園だったのです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-01 16:02:40
27624文字
会話率:3%
住谷ナディア、三十三歳。
初めて訪れた母の故郷、ティミショアラ。
この辺境の街で、彼女が初めて知った真実とは……。
*2016年5月18日、第三章を分割して五部構成に修正しました。大筋の内容は不変です。
*他サイトとの重複投稿になります
。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-30 04:19:58
40074文字
会話率:15%
ツイッター等やnote等でも転載します。
とある異世界にて狩人は笑うの外伝になります。
とある真祖と呼ばれる吸血鬼の一族の娘マリアとマリアの祖母に封印されていた人間の少女ネア、吸血鬼も不死の特性をもたない長命というだけの種族もいます
。マリアは先祖返りという不死の特性を受け継ぎ一族で一番の力を持ちましたが、祖母の一族を纏め平穏を与える能力には叶わないと思っていました。
そんなとき彼女の前に現れたのは
ピクシブにも掲載するかもしれません
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-28 18:24:37
3363文字
会話率:64%
あなたは
耳は聞こえますか?
口は動きますか?
目は見えますか?
匂いを嗅ぐことはできますか?
手足は動きますか?
この話は目が見えなくなりつつある祖母の話をしてみたいと思います。
最終更新:2015-03-30 11:57:40
4377文字
会話率:8%
合掌造りの古風な家には、四代にわたる家族が住んでいる。
大晦日の今日は、囲炉裏の周囲に布団を敷き詰めて皆が枕を共にする慣わしだった。
家族とともに夜明かしすら許される大晦日は、一番年下の椛にとって、年に一度の楽しい行事なのだ。
夜が更けて
、眠りを促す祖母に椛は昔話をねだった。
困惑げな祖母に代わり、曾祖母が話をすることにした。
「雪うさぎ」の話を望んだのに、曾祖母はなぜか「雪女」の話を始める。しかも、子供をおいて山へ姿を消した、その後の物語だった。
妹の椛、姉の楓、そして曾祖母の三人は頭から布団をかむり、真っ暗な中で話に引き込まれていった。
話が終わったとき、曾祖母の双眸が赤く光っていた。
姉の楓がギラギラと、妹の椛も淡いピンクの光を放っている。
二人の娘が初めて目を光らせたのだ。
それは、二人の由来を示しているのだが、それを証明するように母も祖母も赤く光る目をしていた。
神棚の横に納めた鏡を覗けば先祖に会える。
照明を落とした室内に、五対の赤い光が蛍のように乱れ飛ぶ大晦日の夜だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-21 09:28:59
5747文字
会話率:47%
幼い頃に両親を失った葵は母方の祖母に引き取られる。祖母は優しい人であったが、それに甘えてはいけないと思った葵は空手をする男勝りな女の子として育った。「お金の心配はせず、都会の高校に行きなさい。」という祖母の言葉に心打たれた葵は、今の自分か
ら生まれ変わるべく都会の高校、桜国高校を目指す。努力の甲斐あって高校に受かり、順調かに見えた彼女の人生であったが、どういうわけか希望した女子高ではなく、隣の不良高校に受かったことになっていた。受験費用や都会への引っ越し代まで出してくれた祖母のためにも、高校に通わざるを得ない葵は、男装の娘『漢女(おとめ)』として不良高校に通うことを決意するのであった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-12 00:10:39
97846文字
会話率:68%
神埜水月(かんのみづき)の名前は、水の無い月の生まれでも神が水を与えてくれるようにと祖母がつけてくれた名前だ。水月はそんな名前が大好きだった。しかし水月は母親の再婚で姓が神無月となり、名前の意味が変わってしまったことを嘆く。妹となった母の
再婚相手の娘、出雲(いずも)は、そんな姉を助けようと自身の神に願う。
仲良し姉妹に神々の絆が結ばれるまでの、短い短い物語。
※「残酷な描写あり」:少しだけ暴力描写を含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-10 16:10:09
4055文字
会話率:0%
東京の国立大を卒業してから、東北の地元に戻って就職した歩実。
実家の祖母キヨは、89歳を迎え、足の具合は年々階段を降りるようにして弱まってはいたが、ついにとうとう歩けなくなる。自宅での介護も難しい為、キヨは老人ホームに入所。
「自分はまだ若
い」と年の割に元気であることへのプライドも高く、時に口うるさいキヨのことを、歩実は子供時代、そっけない態度で接していた。
キヨが老人ホームに入所してから、ある日、一本の電話が入る。
身体の具合がかなり悪いキヨの為が、30万円もする車椅子を欲しがっている、と老人ホームからの連絡だった。
父は老い先短い人生だと言って、30万という金額に首を縦に振らない。
そこで歩実がとった行動は――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-03-17 12:16:03
4766文字
会話率:25%
季節は夏。あかりは、ごく普通の高校生。育ての親である祖母が入院したことをきっかけに、病院へ出向くことが多くなった。そこで出会う様々な人々――――。病気により娘を喪った女性。若い頃、患者と恋に落ちた看護師。そして病いを患いながらも、あかりに
とってかけがえのない存在となっていく青年……。出会い、別れ、再会。様々な人の人生が交錯し、やがてあかりに訪れた運命は、悲しく、切なく、それでも優しく、あかりに強さをくれるものだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-10 20:20:09
26511文字
会話率:49%
異世界では英雄だった祖父と異世界の存在である祖母を持つ日本人の血を四分の一しか持っていない『津村 玉露』は異世界に召喚されて奴隷になってしまう。
だがなったその日に脱走してしまった。
*これは不死鳥である玉露と異世界の少女達のハートフ
ルボッコで時たまにシリアスな物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-19 19:51:56
56351文字
会話率:50%
一族の娘の元へ月に一度来る通称「お客さん」。幽霊だったり妖怪だったり来る人種(?)は様々だったが、一族の次期当主と見込まれている真砂の場合は実の孫(予定)で!? 「祖母ちゃん、まだ若いんだから祖父ちゃんだけじゃなくたくさん恋人作りなよ」「…
………生まれなくなったらどうする」 16歳にして孫(予定)を持ってしまった主人公が送るほんのり祖母生活(な予定)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 00:00:00
58045文字
会話率:25%