誕生日に、婚約破棄。気落ちしたまま迎えたデビュタントで、これ以上嫌なことが起こらないよう祈るしかない。ため息を押し殺したオレリアは、背筋を伸ばして頬笑みを浮かべる。
最終更新:2022-02-24 20:00:30
35196文字
会話率:29%
その者は、己の前世の記憶を持っていた。
王位継承権を巡る政争にて、側室の子であるからと真っ先に貴族諸侯から見限られた第三王子。
その護衛役として役目を全うした女騎士としての記憶を所持したまま転生を果たした者が、いた。
そんな彼女が転生し
たのは生前と同じ世界。
それも、己が死んだその直後に赤ん坊として再び生を受けていた。今度は、伯爵令嬢————フローラ・ウェイベイアとして。
17を迎えた誕生日。
生家から半ば強制的に国王陛下の甥にあたる公爵殿の花嫁選びの為に開催されるパーティーに参加しろと言いつけられ王宮に向かう事になってしまったフローラ。
今生は平凡に生きるんだ、などと考える彼女であったが、王城に向かったその瞬間、平凡に生きられたであろう未来は見事に歪んでしまう。
何がどうあってか、知らないうちに国王陛下まで上り詰めていた元護衛対象による執着心によって。
書籍化&コミカライズ企画進行中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 20:55:54
272119文字
会話率:31%
【煮ようが、焼こうが、妻にしようが、妾にしようが、使用人として使おうが、どうぞお好きに】
リンヒニア国の侯爵家令嬢ユリシアは、ダンス一つ満足に踊れない出来損ない令嬢。そんな彼女は雑な書簡と共に、隣国の大公グレーゲルの貢物ものにされること
になった。
マルグルス国の国王陛下の甥であるグレーゲルの二つ名は”血濡れの大公”───気分次第で首をすっぱり切り落とす残忍非道なヤバイ奴。付け加えると、どうも一途に愛する女性がいるようで。
というなんか色々問題がありそうなグレーゲル大公閣下の支配下で生き抜く為には、存在を消して大人しく過ごすのみ。
しかし、ある日グレーゲルに呼ばれこう告げられる。
「君を正妻として迎えることに決めた」
「……はぁ?」
政略結婚でも恋をして、愛し愛されることを望む大公様と、なぜか自分がお飾り妻だと思い込む侯爵令嬢の、北の最果てで繰り広げられるすったもんだの恋物語。
※アルファポリス様にて以前書いたものを改タイトル、加筆修正して数話まとめて投稿しています。なろう様でも途中まで投稿してました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-20 22:09:55
142756文字
会話率:35%
姉が亡くなった。一人息子のロンジュを置いて。お母さんは星になると言われたロンジュは流れ星を待っている。
最終更新:2022-01-10 19:11:57
1391文字
会話率:30%
この作品は自叙伝です。
普通の生い立ちと違う環境での心の葛藤を書きました。
最終更新:2022-01-08 19:52:56
788文字
会話率:36%
令和から戦国時代に転生した男は本栖湖のほとりで零細の地侍、本栖渡辺氏の末子として伸び伸びと育った。年の離れた兄貴は立派な当主として頑張っていて、甥っ子もふたり生まれているので男は武士階級に縛られることなく自由に百姓となること、いわゆる帰農が
許された。男が日々の暮らしの改善に努めている間も甲斐国は風雲急を告げ、織田や徳川から攻められて窮地に陥る。だが、賢い兄貴は徳川氏の調略に乗り、武田家を離れることで甲州征伐の難を逃れることに成功した。男はその歴史通りな展開に安堵し、このまま徳川氏の下で天下泰平の時代まで「ちょっと裕福な百姓」としてやっていけるものと期待したが織田信長や徳川家康や明智光秀など戦国に燦然と輝く武将らが実家に押し寄せてきたことに困惑する。いやまさか、これも史実通りなんて知らんし。オレが戦国で作った酒と肴で信長を持て成せって?本当に?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 12:00:00
120798文字
会話率:21%
息子がいない社長から来たメールは「天皇の男系継承には意味があるか」を問うものだった。選抜を通った日本の古代史の銀山、理系全般の羽黒、宗教学の麦原の三人は個性が強いがゆえに最初は反発し合うが、期限である二日後に見事にメカニズムを解明する。結
果に満足した社長は後日、同じメンバーに次期社長の検討を依頼してくる。社長には唯一男系でつながっている甥がいるが、とても社長の器とは思えない。しかし取締役の多くは男系継承だからという理由だけで甥を社長に迎えようとする。最後はそれを阻止したい社長の娘二人に担ぎ上げられた銀山との一騎打ちとなる。
なぜ継承は男系に限るのか。なぜ女系では駄目なのかを極限まで追求しました。皇位継承問題を論ずる前にぜひ読んで頂きたい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-08 16:28:38
165047文字
会話率:66%
かつて龍王妃と呼ばれた女神がいた。名はシャンイェン。
彼女は義理の甥で幼なじみだったユンイェと婚約し結婚した。
年上妻であるがシャンイェンはユンイェと仲良く暮らしていた。
そんな彼女にはある秘密があった。
ユンイェはそれを知りながらも責める
ことはない。
ところがある日、シャンイェンは体調を崩してしまう。慌ててやってきたユンイェだったが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-30 23:36:27
9473文字
会話率:60%
ヴェルナード公国のウィンター村で育ったジェーン。彼女の家にいる義弟のアレクセイはとある高貴な家から預かっている子供だった。
現皇太子妃の甥っ子だと言う事はジェーンも知っていた。それでも毎日、すくすくと成長するアレクセイ。
だが、そんな平穏な
日々はある出来事により終わりを告げた。アレクセイの父だと名乗る男性が彼を突然に連れて行ってしまったのだ。
無理に引き離されたジェーンはその後失意の日々を送る。5年後、ジェーンはどこにも嫁いだりせずに独身でいた。そんな彼女の前に不意に一人の青年が現れる。アレクセイだと青年は名乗るが--?
(これは「ほの・じれ企画」用の参加作品です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-12 10:00:00
10560文字
会話率:67%
「私には、この大王国の黄昏の鐘が聞こえるよ」
強大なる中央集権国家を維持するため、稀代の悪法を用いて繁栄を極めてきたロジオン王国が、今、ひそやかに、変革の時を迎えようとしていた。その引き金を引いたのは、魔術師団長のゲーナ・テルミンとその
甥のアントーシャ・リヒテル、そして、王国への怒りが限界に達しつつある地方領主たちだった。
洗練を極めた王族、老練な政治家、忠義に生きる騎士たちは、その流れを堰き止めることができるのか。一方、アントーシャたちが強大な王国を倒すために採ろうとしている前代未聞の手法とは——。
ソリッドファンタジー長編小説シリーズ。
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○opsol book(オプソルブック)より書籍化された作品に加筆修正を加えたリニューアル版で、改めての書籍化も決定しており、2022年春期刊行予定となっています!
○「須尾見蓮」名義で「神霊王国物語」シリーズとして、『神霊術少女チェルニ〈連載版〉』『神霊術少女チェルニ 往復書簡』等も連載・掲載中です!
○『神霊術少女チェルニ(1)神去り子爵家と微睡の雛』opsol bookより書籍化決定し、年内発売に向けて準備中です!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-25 18:00:00
284058文字
会話率:53%
木こりをしているカリッカーの所へ、甥っ子のハーガンが昔の話を聞きにやってきた。
カリッカーとその家族が、ご近所家族に”勇者”が生まれた前後の話を語っていく。
最終更新:2021-11-07 07:02:30
6637文字
会話率:44%
多分1分もかからないくらい短いです。
タイトル通り叔父と甥っ子の会話。
夏の一幕…
最終更新:2021-09-30 16:54:59
218文字
会話率:69%
アラフォーでシングルマザーの私が、なぜかイケメン3人と同居して第2の青春を楽しむストーリー。『結婚しないこと』を前提に彼と一緒に暮らし始めたところ、その甥っ子の人気アーティストとその親友の人気俳優が転がり込んできて何故か4人で同居し始める…
最終更新:2021-09-09 00:00:00
327432文字
会話率:49%
従兄は息子と一緒に交通事故で亡くなった。
私の甥にあたる、従兄の息子は浪人生と言いながら引きこもってネトゲ三昧だったらしい。
事故の直前親子で口論となり、父親がWi-Fiルーターを破壊した。息子は泣きわめき、どう収めたのか二人は新しいルータ
ーを買いに来るまで出かけた。
心中じゃないの? と母に聞いたら、そうかも、と答えた。
従兄の母親である香澄さんは、すっかり老け込み、歩くのも不自由だった。憔悴した妻の横で、わけもわからないように笑っている。昔から、人生何が楽しくて生きているのかわからないような人だと思っていた。老け込んだとはいえ、その部分は今も同じだ。
実は彼女が、孫にあたる私の甥を甘やかせ、中学の頃からゲームを買い与えていたらしい。
私は、この人こそが諸悪の根源だ、と納得した。そう納得したところで、私の感情は動かない。
私は睡眠薬を常用し、眠れなかったらどうしようという不安にさいなまれている。私の感情をとらえるのはこのこと。
夜は眠くならないのに、私は母の実家で夕方から眠くなり、布団に横にならせてもらうと眠りに落ちた。
若い頃の香澄さんがいる。ここはどこと訊くと、私の夢の中よ、と香澄さんは答える。
彼女は、あなたが可哀想だからここに招待した、と言う…。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-27 16:26:50
4358文字
会話率:54%
現在から数百年余り未来、地球人は宇宙に進出し、各地の惑星を侵略していた。だが異星人の国、スモリア王国の反撃により、大打撃を受け、スモリアの女王を地球の王にもするという、事実上の敗北に近い条件で講和を結ぶ。ほら吹き男爵こと、ミュンヒハウゼン男
爵の傍系子孫、ユスティニアン・マクシミリアノヴィチ・ミュンヒハウゼンは、ある大学の講師だったが、講和の条件の一つとして、地球の首相の甥だった彼が、スモリア王国の王女姉妹の元に嫁ぐことが求められたため、スモリアへ嫁ぎ、様々なものを見るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 20:22:29
9401文字
会話率:41%
若い頃に3ヶ月間隣国で結婚していた三十路の王女アストリッドは政変で離婚。クーデターを起こした張本人に口説かれるも冗談としか思えず、帰国して自国にて甥王子の面倒を見る日々に没頭していた。
そんな中、古代に討伐された魔王が復活したとして英雄が城
に呼び出される。
その時、アストリッドは前世の記憶……英雄と共に戦った美貌の戦乙女を思いだし……昔と今のギャップに戦いた。
今、眼下に居る彼は多分英雄な気がするが、とても釣り合いそうにない。
アストリッドは仄かな恋を打ち消して其処を去るが、部屋に襲撃者が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 15:12:56
8939文字
会話率:28%
甥っ子たちと遊んでいた。ただそれだけだったのに。
最終更新:2021-07-26 23:33:36
4987文字
会話率:19%
空花 改め 「沢 渉」
今からもう20年以上前に書いた小説を第一稿としてほぼそのまま投稿します。
個人サイト以外で投稿していた分を引き上げここに纏めることといたします。
あらすじ
叔父である熊が経営するペンション『キャビン』……
そこ
に甥である主人公、彼、が泊まりに来ます。
彼が滞在する七日間
そこに泊まりに来る様々な「客」達……
日常のような……非日常のような……
ゆったりとした時間だけが過ぎていく……
ここにあるのはただ、「癒し」……それだけ
少しづつだけ「日常」に傷つき、疲れた人々が
少しづつだけ「癒される」
これはそんな小さなペンションの物語……
・・・
これは敢えて感嘆符などを一切省いて書いていた頃のものです。
使っているのは三点リーダーのみ、少し読みにくいかもしれません。
これをベースに、第二稿として改めて書いて行こうと思います。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-10 21:44:50
50445文字
会話率:68%
ザックは小さい頃から一緒に育った大好きな幼馴染です。
体の弱かった私は温暖なモーガン子爵家に預けられたのです。
しかし、幸せな環境で健康になると、王都の邸に呼び戻され、ザックとは疎遠になってしまいました。
成長し、舞踏会へ出掛けた私は蛇蝎の
様な公爵令息で陛下の甥のヒル卿に目をつけられ、付き纏われる様に。
困った私に、父が提案して来たのは、社交界一の優良物件ジョシュア様との擬装恋人でした。
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この作品は二部作の2作品目です。
1作目の隣の令嬢は幸せそうに見える〜アリアの場合を先にお読み頂きますと、より一層分かり易いと思います。
勿論、ローズの場合のみでも問題ありません。
宜しくお願い致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-06 14:25:32
11658文字
会話率:21%
夏休みを利用して、甥っ子が僕のマンションに来た。
最終更新:2021-06-22 20:12:49
1908文字
会話率:52%
狂気なのは、どっちだ?
最終更新:2021-06-19 04:16:50
574文字
会話率:39%