次期、女公爵になるため、スパルタ教育で育てられた繊細な姉と、その容姿や性質から、母にほったらかされて育てられた元気な妹が、初めて故郷のロアアールを出て王都へ行く。
そこで二人を待っていたものは、良い男と──悪い男。
姉妹が甘い子供時代を捨
て、大人の階段を全速力で駆け上がっていくお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-02-02 05:00:00
238129文字
会話率:15%
突如出現した巨大な虫の姿をした捕食者によって、未来人類は滅亡の危機に瀕していた。
相次ぐ焦土作戦によって一面の焦土と化した世界の中、残された人類が唯一生活出来るのは、大きな隔壁によって守られた都市という限られた空間のみ。
そして、物理
兵器の通じない災厄の名を冠した捕食者『ディザスター』に唯一対抗出来るのは、人の姿を借りた機械外郭と呼ばれる機動兵器。
主人公である暢気で子供っぽくどこか頼りない少女ハル・ハルシオンは、その機械外郭の操縦に於ける類稀な才覚を持ちながら、実習中、機械外郭に意識を取り込まれるという不可解な事故に会いトラウマを植え付けられ、その道を閉ざしてしまう。だが大切な人を、引いては自分の第二の故郷となった都市『ルーブルシア』を守るために尽力するという希望を捨て切れないハルは、機械外郭の運営補助部隊への転身を決意する。
そうして迎えた都立学園の卒業式。そして、いよいよハルは、都市軍への配属が決まる日を迎える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-09 14:00:00
133442文字
会話率:32%
夏休みの暑い日に、高校生の光一と小学生の遼一が母親の生まれ故郷へとやってきた。そこはとても山深い田舎の村で、光一は夏が来るたびに幼い頃から何度も訪れている村だった。
村の高台には鎮守の祠があり、五百年ほど前に村を治めていた篠田一族が奉られ
ている。名を玉姫神社といった。
二人は村に到着すると一番にその祠にお参りに行ったのだが、その道々遼一は一緒に山道を歩く人の姿を見かけたと言う。光一には誰の姿も見えなかったのだが、遼一の話を聞いて自分も遼一くらいの年頃には見えたことがあったことを思い出していた。
光一には幾つかの失われた記憶があった。とぎれとぎれには思い出すのだが、もうひとつはっきりしなかった。ただそれらは全てが幼い頃の記憶であり、この村での出来事ばかりであることは分かっていた。
村には幼なじみのような付き合いをしてきた中学生、鏡子が住んでいる。小学生の頃には村に来るたびに鏡子と二人で山の中を駆け回り遊んでいたのだが、光一の曖昧な記憶はその頃の想い出が殆どだった。
村の夜は早い。日が沈むとすぐに森の中は深い闇に包まれる。すると、その闇には様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)と沢山の記憶たちが寄ってくる。夜がふけると幾つかの記憶を持って光一たちを迎えに来る。
鎮守の裏手にある断崖から、真っ逆さまに落ちていった幼い日の記憶。夜の清流に飛び交うホタルのイルミネーション。森の中で会った妖怪堂々巡りなど、今回の夏休みは今までとは違い、子供の頃に鏡子と遊んだ鎮守の森に、忘れていた記憶が次々とよみがえってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 13:35:16
81481文字
会話率:27%
一度だけ子供の頃に神隠しにあった。
そんな故郷に帰ってきた私は、初日に沼の眷属に追いかけられ、お稲荷さんに助けられたようです。
最終更新:2011-09-07 00:40:06
6823文字
会話率:26%
魔王との最終決戦に挑む勇者。「故郷にいるお主の幼馴染、別の男の子供を宿しておるぞ」「はぁ!?まぁいいや、俺には婚約中の姫が……」「姫は父王と怪しい関係らしいぞ」「……なんだそれ」魔王の精神攻撃が始まった!!
※本編と多少異なる場合があります
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-07-15 16:42:28
3469文字
会話率:44%
子供を願う夫婦のもとに突然やってきた一羽のワシ。ワシは薬草を一束その夫婦に差し出すと何処かへと飛んでいった。
それから数年後、のらりくらりと暮らしている末っ子の女の子リコリスはワシのような大きな男と出会う―――
最終更新:2010-11-12 00:31:55
12843文字
会話率:30%
あたしが失ったもの、得たもの、全てがあの空にある――ある時から人類を脅かす存在となった、異星からの侵略者「仮性体」。天使と夜叉の名を冠する彼らに空を奪われ、地上に磔にされた人類。最後の手段として人は、倫理も尊厳も全てかなぐり捨てて"
;夜叉"たちへの牙を生み出した。希望、あるいは兵器として造られた子供たち。
その一人。燕玲と名付けられた少年を預かることになった潘金麗。かつて故郷を失い、父を憎むことで生きてきた金麗。その父が遺したものに複雑な思いを抱き、その中でまた父と、故郷に思いを馳せる。手探りの未来と顧みない過去との狭間で、戸惑いと共に奇妙な共同生活が始まった――『空想科学祭2010』出展作品
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-01 23:17:05
90394文字
会話率:50%
思いだした事がある。突然湧いて出て来る思い出。雑多な中を一人歩いている時に。一人で椅子に座り一息ついた時に。学校終わりの子供たちが友達と喋っている姿を見た時に。そうだ。大抵は一人の時に。私は思い出す。故郷の事を。実家の事を。愛した森を。愛し
た者を。そして、死なせた全てのモノを。ただ思い出しては。祈り、悼む。ただそれだけをしていたた私は、今年。死にに行く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-30 18:30:59
2118文字
会話率:15%
俊介、梨緒、隆二、美沙の4人は、子供の頃に震災で大切な人たちを失った。彼らが17回忌のために故郷に戻ったとき、海の上に蜃気楼のようなものが現れた。しかし、よく見るとそれは、津波にのまれた自分たちの町だった。
それはただの蜃気楼ではなく、その
町には足を踏み入れた俊介たちは、震災で亡くなった人たちに再会する。しかし、生きている彼らと亡くなった人たちの間には、どうすることもできない壁があった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-21 20:11:39
35635文字
会話率:39%
子供の頃に書いた夢、「お姫さま」と書きました。
最終更新:2010-03-26 21:32:47
290文字
会話率:0%
「月の子」と呼ばれる子供達。その特異な能力ゆえの苦悩と悲しみ。
大きな力と対峙し、散ってゆく幼い命。しかし、魂は再び故郷へと集う。
*このお話はとある企画に参加するための作品のプロットでした。長編になるため期間内に完結できないという理由か
ら企画に参加できない作品でした。いつか完成させようと思いつつ月日だけが経ってしまいました。
ということでプロットですので、ご了承くださいませ。
いつか、いつか完成させたい!!という空しい願いだけを抱いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-24 00:01:56
6651文字
会話率:9%
母親になった有希が子供と一緒に故郷の札幌に2年ぶりに帰郷する。しかし、その土地には過去の切ない思い出が残っていた。少しずつ甦る記憶。そして過去の儚い恋。若かりしの恋で大人になっていく有希の物語。
最終更新:2008-05-04 02:02:06
26143文字
会話率:45%
ある日見上げた青い空。ふと思い出した、子供の頃の記憶。心のどこかに眠っていた懐かしい故郷…。
最終更新:2006-08-14 20:37:00
549文字
会話率:29%