『ぼく』――淳司《あつし》が住んでいるとある街には小さいながらも霊験あらたかといわれる稲荷神社がある。『ぼく』は幼いころからその稲荷でよく遊んでいたが、中学進学したころから生活に追われてなかなか訪れることが減ってしまった。
そんなある日
、ふと懐かしくなって神社を訪れると巫女装束を身に着けた杏花《きょうか》と名乗る少女がいた。彼女の持つ爽やかな空気に『ぼく』は惹かれ、そして時を忘れるほどに語り合う。どこか浮世離れしたその少女に「またね」と挨拶を交わし、『ぼく』は帰途につく。
……数日後、再び神社を訪れた淳司は再び杏花を見かけるが、少女の顔は前回会った時と異なり、どことなく曇っていた。
少女はどうしてそんな表情をしているのだろう。
そう思いながら、『ぼく』は杏花に話しかけた――。
※2011年、講談社児童文学新人賞に投稿した作品。
一次選考落ち。
あらすじは『引き』をつくるために投稿当時とは変更してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-10-24 13:44:32
13862文字
会話率:30%
抱かなくてよかった
そう思った。
「意見が合わないから、わかれませんか?」
そんなメールが来て、一日だけのお付き合いが終わる。
なんにも感じない。少しの喪失感もない。
ここ数ヶ月、メールや電話でお互いを理解しあっていったような気がしてた
。
もう十分に解り合えた、そうお互い思えたから会おうということになった。
もっと傷ついたほうが自然なのかな、とも思う。
でも、なんにも感じなかった。
作業着に着替えて、仕事に向かう。
僕は、とある工場の作業員。
構内に数十本ある生産工程のひとつを任されている。
指定の駐車場から自分の工程場まで歩く。「連続無事故749日」と書かれた看板が見え、トラックが横来する間を抜けていく。
途中何人かの顔見知りと挨拶や軽い会話を交わす。そのうちの何人かは南米から来た出稼ぎの期間工達だ。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2012-09-06 10:29:23
3768文字
会話率:1%
中高一貫で、生徒はおろか教員まで徹底して女子だけという、完全なる女子高。そこに通う一人の少女、生天目智恵理は学年代表挨拶を行った常磐城美玖に、とある目的があって近づく。
秋月もみじの活躍した物語の裏側を描いたスピンオフ作品。
前作50万アク
セスを突破した、百合ハーレム系きゅんきゅんラブコメ!! ここに堂々連載開始!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-21 21:27:51
61144文字
会話率:42%
突如として朝の挨拶にやってきた、腕の立つ殺し屋。
そんな殺し屋を淡々と返り討ちにする、最強の守護者《ガードマン》
最強の矛と最強の盾が会合し朝食を取るという変わったワンシーンである。
最終更新:2012-08-09 19:12:55
3998文字
会話率:37%
サークル内でメンバーがお題を出し合い、それぞれのメンバーが別々に作品を書いたもの。「先輩と後輩」のお題は狂風師。「秘密」は篠宮楓。「最後の挨拶」は尖角。 また、1話目が尖角。2話目が篠宮楓。3話目が狂風師です。 *話の内容はそれぞれ違います
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-22 12:00:00
16296文字
会話率:23%
▼あらすじ
宿敵オードを追って旅をしてきたアイネスは、オードが目撃されたという森のなかでエルフのエーデルワイスと出会う。
戦士の主人公にエルフのヒロインを据えた古典的ファンタジー。
男は川の流れに導かれて旅をし、遙かな海を目指す。
▼ご挨拶
みなさん初めまして、太陽ひかると申します。今回この場をお借りして『いつか海にぶつかる日まで』という小説を発表させていただきました。
これは戦士の主人公にエルフのヒロインを据えた古典的なファンタジー小説で、色々な新人賞に出してみましたが、第23回のファンタジア大賞で一次通過したほかはどこへ出しても一次落選でした。選評によると「古い」ということです。私もそう思います。が、私としては非常に愛着のある、可愛い、我が子同然の小説です。今までそれなりの数の小説を書いてきましたが、こんなに何度も手を入れて、化粧し直してやった小説はほかにありません。
もしこの小説を読んで少しでも楽しんでいただけたら、作者としてはとても嬉しく思います。
また本作は二〇一〇年三月に『Arcadia』で公開したことがあります。そのとき私は『penpen』と名乗っていました。本作がファンタジア大賞で一次通過できたのは、当時Arcadiaで感想を寄せて下さった皆様のおかげです。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。
改稿を繰り返した結果、Arcadiaで公開した当時とはだいぶ異なったものになっていますので、当時お読みいただいた方でも新鮮な感覚で読んでいただけるのではないかと思います。
二〇一二年七月二十一日 太陽ひかる
本作は『カクヨム』と『Arcadia』でも公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-22 07:23:08
89023文字
会話率:60%
「ごきげんうるわしゅう。魔王様。今日のお召し変えは如何しますか?赤いふんどしと、黒いビキニパンツどちらがよろしいですか?」
私はにっこりと微笑んで、丁寧に90度きっかりの見本のように美しいお辞儀で御挨拶したというのに。
「どっちもいらん。大
体お前は毎日毎日パンツしか興味がないのか!」
魔王様に今日もどつかれた。ナニがいけなかったのだろうか?――魔王の召使になった一般人のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-14 14:15:12
52204文字
会話率:30%
見た目が女の子のような男の子で帰国子女の楓原麻沙希は日本の高校に編入する。そこで案内されたのは女子部の校舎。幼い頃から女の子に間違えられることが多かった麻沙希は「またか」という半ばあきらめの気持ちで教室へと向かう。案の定、教室では可愛い女の
子たちが転校生である麻沙希の噂をして騒いでいた。ホームルームでの挨拶を終え、隣の席の市川春というクラスメートと言葉を交わす麻沙希。自分が男であることを切り出せないまま1時限目後を終えた麻沙希は、事情を話し男子部に入りなおすと春に告げる。それを聞いた春は驚くべきことを語りだした・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-09 15:40:45
31330文字
会話率:55%
関係している女性との結婚を決め、相手方の家族へと挨拶に行った青年は敗北感の中で帰路に着いた。もういない自身の父親の姿といまの自分とを重ね合わせ、苦しみ悶えながら、歩を進める。
※星空文庫にて掲載中
最終更新:2012-06-23 00:47:53
8567文字
会話率:42%
「ゆんゆん。おはよう兎塚くん。前世は麻縄ひとつで南米を震撼させた連続猟奇殺人鬼アダムスキーだった兎塚くんおはようございざいます。お元気ですかな?」 「やあデンコ。朝っぱらから胸くそ悪くなるようなハイブロウな挨拶をありがとう。僕はちょっと寝不
足だよ」
憂鬱な少年兎塚くんと、電波な少女デンコちゃんのラブコメです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-05 12:51:46
2488文字
会話率:58%
***あらすじ***
桜の木の下には屍体が埋まっている!
梶井基次郎の小説に触発されて、少年時代に桜の根元を掘った経験のある主人公「僕」。
或る目覚めの悪かった朝、隣の住人が引越しの挨拶にやってくる。その際、その男が黒い種ような物を置い
て去っていく。この種を手にしたときから、「僕」の身の回りに不思議な現象が起こり始める。すべて物事が順調に進んでいるように思えた矢先、ガールフレンドの由佳と連絡が取れなくなってしまう。それは、「僕」と「由佳」の間に生じた何かが原因であった。
音信不通となった彼女を気にかけつつも「僕」は成功の美酒を友人「康平」と分かち合おうと彼のマンションを訪ねるのだが、そこで「康平」と思われる男の奇怪な行動に遭遇する。
この作品は一度、インテルの企画に未完成のまま応募し、結局完成を見ることはなかったものを、ブログに掲載しながら幾多のトラブルをのりこえつつ完成させたものです。今回はブログ掲載したものに若干加筆したり、削除したりしつつ修正をいたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-24 12:35:46
22804文字
会話率:12%
作者のショコラですっ
これから小説を始める前に
みなさまに、御挨拶を・・・笑
最終更新:2012-05-22 20:34:01
343文字
会話率:0%
「お兄ちゃん、彼女作ったら殺すから」
これが朝の挨拶である。もちろんそんな言い分聞く訳にはいかない。
はっきりいって彼女が欲しい。
お、俺だって彼女の一人や二人!
――そう思ってた時期がありました。
最終更新:2012-03-21 00:57:57
1805文字
会話率:44%
引っ越しの挨拶に来た男は、甲冑を着ていた。甲冑マニアと流されやすくヘタレな主人公の呆気ない出会い。
最終更新:2012-03-03 18:00:11
1501文字
会話率:36%
未来の傷を視る目を持つが故に他者を厭い、精霊と森の奥でひっそり暮らす不老の青年、ウィルベルク。
好物のスイーツだけを楽しみに生きていた彼はある日、森の中のあばら屋へ越してきた奇特な兄弟の話を聞かされる。隣人への挨拶に渋々向かい、そこで
癒しの奇跡を使う純真無垢な青年、小晶 誠と出会う。
だが、それは空虚な日々からの永遠の決別であり、血に塗れた残酷な事件の序曲だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-19 17:00:00
88107文字
会話率:58%
いかついけれど気の良い先輩を見かけ挨拶しようと近付いたら、なんと告白の練習中だった。
先輩の恋の行方やいかに。
最終更新:2012-02-17 16:16:40
2825文字
会話率:35%
その少女は大きな医者鞄を持ち、楽しそうに森の中を巡る。
怪我をした動物達に治療して周り、顔見知りの動物には明るい笑顔で挨拶をする。
少女は『森の医者』を自称し、それを誇りにしていた。
少女のいく先には、どんな患者が待っているのだろうか?
最終更新:2012-02-13 20:46:07
14725文字
会話率:50%
アパートでの挨拶
※某日記より転載
最終更新:2012-02-11 16:04:24
610文字
会話率:36%
新井家メイド規則。
①特に指定がなければ制服着用。絶対!
②主な仕事は以下
・朝の挨拶
・お食事の支度
・家のお掃除
・伽
③ご主人様の命令は絶対! 最優先!
④ご主人様の為、常日頃からメイドのなんたるかを研究する
⑤下着着用禁止
⑥居候はご主人様の下僕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-09 07:00:00
15752文字
会話率:47%
キスは挨拶、セックスは遊び……。
そんな男の行動一つに、泣いて浮かれて、バカみたい。
実咲は付き合っている彼の浮気を見てしまった。
もう別れるしかない、そう覚悟を決めるが、雅貴を好きな気持ちが実咲の決心を揺るがせる。
こんな男に振
り回されたくない。
別れを切り出した実咲に、雅貴の返した反応は、意外な物だった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-23 11:54:58
140400文字
会話率:21%