その日、高貴なる者が通う学園にて悲劇が起こった。
王国の第一王子であり王太子のレイシス殿下が三人の側近を連れ、婚約者であるクローディア公爵家の令嬢アナイスが、自身が愛する平民出身の女性に嫉妬し、彼女を貶めたとして婚約破棄を言い渡した。
毅然
と否定する令嬢に対して王太子は取り合わず、衛兵を使って連行しようとした。
しかし、誰もその場を動かない。
彼らは国王陛下にこの場を見守るようにと厳命されていた。
四人の様子は明らかにおかしかった。
虚な瞳、覇気のない声、けれどどうすれば良いのかわからない。
アナイスも同じだった。
そして、痺れを切らした女が近くにいた騎士に何かを耳打ちする。
彼は剣を抜き去り、刀身をアナイスの華奢な身体に押し込んだ。
あまりにも衝撃的な光景に人々は逃げ惑い、騎士は拘束され、呪いが解けた。
これは、呪いによって操られた彼らが彼女を亡くしたその後のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-04 08:40:52
5385文字
会話率:25%
「資金援助の対価に貴方を頂きますわ!」
女王陛下は高らかにそう宣言した。
女王陛下は金貨で満杯の袋を武器に、並み居る花婿候補を(物理的に)バッタバッタと薙ぎ倒し、貧乏小国の第二王子に狙いを定め、花婿候補で築き上げた頂きの上で女王陛下は勝利
の雄叫びを上げる!
なんて、展開にはなりません。ご安心下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-16 00:00:00
57325文字
会話率:40%
主人公・タチアナのおかげで周囲の評価が高かったにも関わらず、調子に乗った自惚れ婚約者ミヒャエルが、初めての御前会議で馬鹿をやって自滅。
連行される際に、国王陛下がタチアナとミヒャエルの婚約自体を無かった事にすると宣言。
その後……
最終更新:2022-04-15 17:11:54
7762文字
会話率:38%
ミスで地獄に落ちてしまった主人公はとんでもない力を手に入れて!?
転生したら第1王子になりました。
自分勝手な皇帝陛下の異世界ライフの幕開けです。
最終更新:2022-04-04 21:32:22
4125文字
会話率:46%
三年前、第一王子から突然婚約破棄を突き付けられたフェリシエは、国で一番身分の高い公爵令嬢でありながら、冷遇され、寂しい生活を送っていた。
フェリシエの心を慰めてくれるのは、友達の小さな蜥蜴だけ。
そんなフェリシエにある日新しい政略結婚の話が
舞い込む。
相手はなんと、新しく即位した竜王陛下で……
愛に飢えた不遇な公爵令嬢と、可愛くてちょっぴり危険な竜王陛下の王道溺愛ストーリーです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 19:20:47
12014文字
会話率:56%
オラオラ系悪役ヒロイン。
悪井 舞は城宮県百台市の暴走族グループ・フォンデブルグでリーダーをつとめる十七歳。
剣道三段、柔道四段。空手も四段の有段者。名実共に最強のヤンキー娘。
彼女は市外のライバル暴走族とチキンレースで深夜
の勝負に挑むも卑怯な罠によって命を落とす。彼女が目を覚ました時には辺り一帯は緑が生い茂る森の中。
乙女ゲーム『乙女戦記フォンデブルグ』の世界にヒロインのソロア・デューイとして転生を果たす。だが切り替えの早い彼女はすんなりと現実を受け入れる。
そこで出会った人物はゲームの攻略対象であるイケメン王子、しかし彼女の本命(推しキャラ)は非攻略対象のイケメン王子の父親。ナイスミドルな国王陛下だった。
出会った王子に狂犬の如く噛み付くヒロインとその光景を目の当たりにして発狂するヒロインの親友。
「テメエなんて眼中にねえんだよ!! 私のハートは国王陛下にフォーリンラブだって話だよおおおおおおおお!!」
「ソロアちゃん、その発言も充分に不敬罪だからねえええ!!」
いきなり王子に噛み付いて王城の牢獄にぶち込まれるも国王の一言によって釈放されて彼女はとある役割を与えられる。彼女は乙女ゲームの世界で自分に与えられた役割を仁義に則って全うする事を決意した。
これは乙女ゲームのヒロインに転生したオラオラなヤンキー娘とナヨナヨな王子の恋の物語。
前半はシュール系コメディ、後半は割と純愛に仕上げました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-26 17:59:07
50000文字
会話率:34%
西大陸に位置する王国に第二王子夫妻惨殺事件が起きた…。
犯人は国王陛下ですら信頼されていた近衛騎士の男だった!?
男は逃げも隠れませず、捕まって裁判が開かれて数時間後に三十日後に死刑が決まった。
何故、死刑が決まった男は第二王子夫妻を殺さな
ければならなかったのか?
事件の真相を知る為に一人の青年が動き出す!
短編で書いた『近衛騎士は王子とその妻を殺したその理由は…』を連載版化しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-22 16:00:00
24143文字
会話率:50%
錬成師の家系に生まれた長女アリア・ローレンス。彼女は愛人との間に生まれた子供で、家や周囲の人間からは良くない扱いを受けていた。
それでも錬成師の才能があった彼女は、成果を示せばいずれ認めてもらえるかもしれないという期待の胸に、日々努力を重ね
た。しかし、成果を上げても妹に奪われてしまう。成果を横取りする妹にめげず精進を重ね、念願だった宮廷錬成師になって一年が経過する。
宮廷付きになっても扱いは変わらず、成果も相変わらず妹に横取りされる毎日。ついには陛下から『給与泥棒』と罵られ、宮廷を追い出されてしまった。
途方に暮れるアリアだったが、小さい頃からよく素材集めで足を運んだ森で、同じく錬成師を志すユレンという青年と再会する。
「行く当てがないなら、俺の国に来ないか?」
実は隣国の第三王子で、病弱な妹のために錬成術を学んでいたユレン。アリアの事情を知る彼は、密かに彼女のことを心配していた。そんな彼からの要望を受け入れたアリアは、隣国で錬成師としての再スタートを目指す。
これは才能以上に努力家な一人の女の子が、新たな場所で幸せを掴む物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-15 12:00:00
175384文字
会話率:40%
錬成師の家系に生まれた長女アリア・ローレンス。彼女は愛人との間に生まれた子供で、家や周囲の人間からは良くない扱いを受けていた。
それでも錬成師の才能があった彼女は、成果を示せばいずれ認めてもらえるかもしれないという期待の胸に、日々努力を重ね
た。しかし、成果を上げても妹に奪われてしまう。成果を横取りする妹にめげず精進を重ね、念願だった宮廷錬成師になって一年が経過する。
宮廷付きになっても扱いは変わらず、成果も相変わらず妹に横取りされる毎日。ついには陛下から『給与泥棒』と罵られ、宮廷を追い出されてしまった。
途方に暮れるアリアだったが、小さい頃からよく素材集めで足を運んだ森で、同じく錬成師を志すユレンという青年と再会する。
「行く当てがないなら、俺の国に来ないか?」
実は隣国の第三王子で、病弱な妹のために錬成術を学んでいたユレン。アリアの事情を知る彼は、密かに彼女のことを心配していた。そんな彼からの要望を受け入れたアリアは、隣国で錬成師としての再スタートを目指す。
これは才能以上に努力家な一人の女の子が、新たな場所で幸せを掴む物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-28 20:00:33
8595文字
会話率:37%
十年ものあいだ人々を癒し続けていた聖女シリカは、ある日、婚約者のユリアン第一王子から婚約破棄を告げられる。さらには信頼していた枢機卿バルトルトに裏切られ、伯爵令嬢ドーリスに聖女の力と王子との婚約さえ奪われてしまう。
元聖女となったシリ
カは、バルトルトたちの謀略により、貧困国ロンダリアの『愚醜王ヴィルヘルム』のもとへと強制的に嫁ぐことになってしまう。無知蒙昧で不遜、それだけでなく容姿も醜いと噂の王である。
そんな不幸な境遇でありながらも彼女は前向きだった。
「陛下と国家に尽くします!」
シリカの行動により国民も国も、そして王ヴィルヘルムでさえも変わっていく。
そしてある事件を機に、シリカは奪われたはずの聖女の力に再び目覚める。失われたはずの蘇生聖術『リザレクション』を使ったことで、国情は一変。ロンダリアでは新たな聖女体制が敷かれ、国家再興の兆しを見せていた。
一方、聖女ドーリスの力がシリカに遠く及ばないことが判明する中、シリカの噂を聞きつけた枢機卿バルトルトは、シリカに帰還を要請してくる。しかし、すでに何もかもが手遅れだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-25 17:21:37
105699文字
会話率:25%
婚約者であった第一王子から、悪役令嬢にされ、婚約破棄の上、辺境に追放された元公爵令嬢・ローサ。
魔の森に接するストレージ辺境領では、巨大人型兵器『魔装巨兵』を用いて、巨大魔獣と戦う魔装騎士達の姿があった。
魔法学園でトップクラスの実力者
であったローサは、身を立てる為、自身も魔装騎士になろうと考える。
辺境に着いたその日に起こった魔獣襲撃事件で、ローサは魔装巨兵に乗り込み撃退してみせたことにより、辺境伯から魔装騎士の位を与えられる。
やがて活躍が王都に伝わり、ローサは国王陛下と謁見。その後に開かれたパーティーで元婚約者の第一王子から復縁を迫られるが……?
悪役令嬢×ロボットものです。
一応、男女共に読んで貰えたらいいなぁ……と思いながら書いた作品です。
ロボ戦は多め(作者の趣味)となっております……。
全10話で完結します。
既に全部執筆済みで、毎日2話ずつ、13時半と18時頃に投稿予定です。
読んでいただきましたら、評価とブックマークを是非よろしくお願い致します。
もし気に入りましたら、感想やレビューなども頂けますと嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 01:00:00
41827文字
会話率:32%
本日はお城で国王陛下のお誕生日の祝賀パーティが執り行われる。
私は重い気持ちを隠しながら、本来エスコートして頂ける婚約者である第三王子を待たずに王宮へと向かった。
待っていても来ない相手なのだ。
第三王子であり私の婚約者でもある【ロミ
ナルド・サザバール】様、通称ロミオ様は現在子爵家のご令嬢である【タチアナ・テレーズ】様にいたくご執心で、パーティの類は必ずタチアナ様とご出席なさる。
国王陛下やロミオ様のお母様である王妃には「今だけの事だから目を瞑ってくれ」と言われてしまい、私はこの状況を飲み込む他なくなってしまった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-13 09:59:11
7662文字
会話率:27%
その者は、己の前世の記憶を持っていた。
王位継承権を巡る政争にて、側室の子であるからと真っ先に貴族諸侯から見限られた第三王子。
その護衛役として役目を全うした女騎士としての記憶を所持したまま転生を果たした者が、いた。
そんな彼女が転生し
たのは生前と同じ世界。
それも、己が死んだその直後に赤ん坊として再び生を受けていた。今度は、伯爵令嬢————フローラ・ウェイベイアとして。
17を迎えた誕生日。
生家から半ば強制的に国王陛下の甥にあたる公爵殿の花嫁選びの為に開催されるパーティーに参加しろと言いつけられ王宮に向かう事になってしまったフローラ。
今生は平凡に生きるんだ、などと考える彼女であったが、王城に向かったその瞬間、平凡に生きられたであろう未来は見事に歪んでしまう。
何がどうあってか、知らないうちに国王陛下まで上り詰めていた元護衛対象による執着心によって。
書籍化&コミカライズ企画進行中!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-08 20:55:54
272119文字
会話率:31%
血で血を洗う政争によって追放された王族の少年クロードを助けるべく奔走した魔法使い。
それが私だった。
けれど、度重なる刺客の凶刃によって私は命を落としてしまう事に。
やがて十数年と時が過ぎ。
王位を得るべく争っていた兄弟達が哀れにもお互い
に命を落としてしまった事により、追放されていたクロードが残された貴族達に懇願され、半ば無理矢理に即位をしてから十数年。
ひょんな事から、前世の記憶を持ったまま転生を果たしてしまっていた私は、両親と姉に言われるがままやって来た王宮にて、一人の青年と出会う。
これは、かつて助けた少年が、色々と重めのヤンデレになっていた事を身を以て知る事となる元魔法使いのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-06 06:25:01
18553文字
会話率:23%
血で血を洗う政争によって追放された王族の少年クロードを助けるべく奔走した魔法使い。
それが私だった。
けれど、度重なる刺客の凶刃によって私は命を落としてしまう事に。
やがて十数年と時が過ぎ。
王位を得るべく争っていた兄弟達が哀れにもお互い
に命を落としてしまった事により、追放されていたクロードが残された貴族達に懇願され、半ば無理矢理に即位をしてから十数年。
ひょんな事から、前世の記憶を持ったまま転生を果たしてしまっていた私は、両親と姉に言われるがままやって来た王宮にて、一人の青年と出会う。
これは、かつて助けた少年が、色々と重めのヤンデレになっていた事を身を以て知る事となる元魔法使いのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-02 05:19:51
10534文字
会話率:21%
侯爵家の一人娘であるアリシアには婚約者がいる。
第二王子のジュリアス殿下が。
その殿下から突然の婚約解消。理由は恋人と結婚したいということらしい。相手は、王立大学をスキップで入学した才女として名高い女性だった。
殿下曰く「王子妃として十分な
知識を持ち、自分を支えてくれる存在」とのこと。
それはお目出度いことと、アリシアは喜んで婚約解消を受け入れる。
”婚約解消の解消”、”再婚約”などなどが起こりえないようにと、王命での契約も書面で残す徹底ぶり。
王家の縁組は誉れであり利益もあるはずなのに何故!?
恋に浮かれる第二王子は気付かない。二人の婚約は、彼女の祖父が結んだ縁組だったことを。
新たな婚約者と国王陛下に謁見する第二王子。そこで彼が知らなかった真実が語られる。
側妃の息子に過ぎないジュリアス。
彼は『庶子』である。
当然、王位を継ぐ資格がない。
その前に第二王子の母は貧乏な子爵家出身。
本当なら側妃になれない存在。
第二王子は今まで何も疑問に思うことなく生きてきた。
全ての真実が明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-31 00:00:00
8303文字
会話率:31%
陛下とお父様に呼び出されたと思ったら、王子たち三人の中から誰か選んで婚約しろ?
え?そんなの絶対に嫌です。
断ったら、年の離れた貴族の後妻にやる?
相手はそこにいる近衛騎士隊長?嘘ですよね?
本当だっていうなら、誓約魔術に誓ってもらってもい
いですか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-27 23:00:00
63256文字
会話率:28%
貴族学院時代の私は、急に大人っぽく変化した王子殿下に惚れて告白したわ。
でも彼は、殿下ではなく影武者だと判明!
辺境伯令嬢の私、ルミエールは、平民で影武者のオンブルさんを好きになってしまった。
彼は影武者で自由の無い平民、私は辺境
伯の一人娘、だから未来のない恋。
それでも十年、愛を貫き二人で秘密の逢瀬を重ねたわ。
オンブルさんが陛下にそっくりだからデートもできなかったけど。
でも私、まだ彼との結婚に憧れているの。
いつか貴方と幸せになるわ。
※全六話完結。同日中に全話投稿予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 21:30:30
19856文字
会話率:28%
仇討ちのために革命を起こし国を滅ぼした女魔道士は女王となり、生き残りの王子を王配に据えることになった。
王配は、妻である女王に言う。
「女王陛下、愛人をご指名ください」と。
※シリーズに入っていますが、単品でも読めます。
最終更新:2022-01-15 18:00:00
16020文字
会話率:45%
魔法研究が大好きな男爵令嬢・シェリルはある日、女王陛下から結婚を打診される。
相手は革命によって王位継承権を失った、「廃品王子」と呼ばれる元王子・エグバート。彼と結婚しても魔法研究を続けてもいいどころか研究資金も与えられると聞き、シェリルは
話を受けることに。
結婚した相手は、品行方正で頑強な体を持つ、騎士の鑑のような実直な青年。
でも一緒に暮らしていると、彼の意外な面が見えてきて……?
「まずは、恋愛から始めませんか?」
「これは……『可愛い恋人を口説くための、三十の方法』……?」
「……交換日記をしよう」
元王子と魔法研究好き魔道士は恋愛初心者同士、ぎこちなくも温かいふれあいを重ねていく。
だがエグバートには、自分が「廃品」呼ばわりされる原因になった、ある悩みがあるようで――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-02 19:00:00
192227文字
会話率:40%
私はある日突然、知らない世界に居た。
ここでは私のような異世界人を“渡り人“と呼ぶそうだ。
この国の王都にある神殿の森に突然現れた私に、神官の人はそう言った。
それからあれよあれよという間に、私の年代の人々が集う学院に入
ってこの国(世界)の勉強をする事になった。
そして、私は気付いた。
これってよくある乙女ゲームみたいじゃない?
現に私の周りには、この国の第二王子様と、軍団長の息子と、公爵家の次男が居て、何かとチヤホヤしてくれる。綺麗なドレスや美しい装飾品など様々な物を贈ってくれるの。
それに神殿の人も言ってたけど、過去に現れた聖女も全員“渡り人“だったらしいし、もしかしたら私も聖女なのかも!?
だったら、このまま王子様と結婚する事も可能なんじゃない?
でもよくある悪役令嬢によるイジメとかはなかったから、あれ?とは思ったの。王子様の婚約者さんとも、何故か仲良くお茶会なんてしてたりもしたし。
まあ、イジメられるのも困るし、冤罪なんかを作ってざまぁされるのも困るから、とりあえず静観してたんだけど。
そしたら昨日王子様に「君を僕のものにしたいから、女王陛下に謁見の申請をしたんだ。明日、一緒に王宮に来てもらえるかい?」って言われたのよーっ!!
これって、やっぱり、そうだよね!?
うふふ、別に王子妃とかじゃなくていいんだー。
だってマナーとかは出来ないし。
こんな素敵な王子様と一緒にいられるだけで、儲けもんでしょ。
逆に愛妾とかの方が、働かなくても良さそうで、楽そうじゃん。
とりあえず女王様に気に入ってもらえるようにしなきゃね。
王宮に上がる時のドレスとかも、王子様が用意してくれたし、朝からメイドさん達に磨かれて、綺麗になったし。
さ、気合い入れて、行きますか!!
────────
が、世の中そんなに甘くはない。
そんな異世界転移してしまった少女への一幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 00:00:00
3558文字
会話率:58%
アナスタシアはルーシ王国の宰相夫人であり17歳の息子と15歳の娘を持つ二児の母だが、普通の宰相夫人ではなかった。
言っても誰も信じないだろうが、アナスタシアは前世の記憶を持っており、この世界がとある乙女ゲームの世界だと知っていた。
しかも、
若かりし頃のアナスタシアはその乙女ゲームのヒロインだったので、「異世界転生してるよ私」と自覚しながらもフラグをバッキバキに刈り取って、我が道を進んだ過去がある。
そのお陰か、攻略対象じゃなくて諦めていた旦那様と結ばれ、現在に至るのだが──エンディングの先を生きているアナスタシアにとって、この世界は現実だ。
そんな中、アナスタシアにとっての気がかりは娘のエリザベータだった。
エリザベータは、幼少の時に国王陛下に第二王子の婚約者にと請われ、それ以降は厳しいお妃教育を受けながらも健気に頑張っていた。
ゲームには続編があったので、いずれヒロインが現れるだろうとアナスタシアは考え、色々と予防線を張っていた所に続編のヒロインが第二王子の前に現れた。
王子はすぐにそのヒロインに心を奪われてしまい──娘を邪険にするようになる。
原作ではライバル令嬢だった娘が、どういうわけか悪役令嬢のレッテルを貼られていることにアナスタシアは気付き、近々夜会でエリザベータが王子から一方的な婚約破棄をされる事も予測できたので、何も知らない娘を一人、婚約破棄の場に送り出すつもりは一切なかった。
外国へ短期留学させていた息子ビクトルを呼び寄せたアナスタシアは、息子に話せる範囲で事情を話してその夜会に同行させた。
「可愛いリーザが傷付くのをただ指を咥えて見ているなんて事はしないわ。だから──おいたをした子にはちゃんとお仕置きしないとね」
宰相夫人であるアナスタシアは表向きは完璧貴婦人だったが、中身は物騒オブ物騒だった──。
「カクヨム」さん、エブリスタさんで、和泉 沙環(いずみ さわ)名義で投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-06 00:00:00
45086文字
会話率:36%
ひし形の中に目玉焼き・・・が入ったような地形の湖の国グラナート。
ある日、品行方正で文武両道、The・王子様の王太子殿下の教育係に、国王陛下直々に任命されてしまった主人公のエメロード。
巷では『深窓の令嬢』と言われる彼女は、家族から見れば『
めんどくさがりな、お転婆娘』である。
そんな彼女の『教育』とはいかに・・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-05 21:00:00
68452文字
会話率:21%
「ニーナ=ベネット。お前は聖女の身分を偽り教会入りしただけでは飽き足らず、陛下や我が弟をたぶらかしたとして国外追放を言い渡す!」
第一王子は胸を張って堂々と言い張る。だが身分を偽ったという証拠もなければ、陛下達を誑かしたという証拠もない。二
人に確認すら取っておらず、今回の件は第一王子の独断で動いたようだ。国の宝である聖女を国外追放しようというのに、証拠もなしとは呆れて声も出ない。ニーナが能力を公にしていないのには理由があり、事情を知っている宰相は静観を決め込んでいる。だが宰相に裏切られるとは考えづらい。考えられるのはこれを利用した第一王子の切り捨てである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-02 12:00:00
12357文字
会話率:40%
「卒業式の日を以て、君との婚約を解消する」
結婚まで一年を切ったこのタイミングで王子は婚約解消を切り出した。すでに王子の次の婚約者は決まっており、陛下も私の両親も納得しているらしい。ならば私が言うことは何もない。王子の婚約者でなくなった私は
卒業式後、実家に帰ろうとしたがーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-31 18:46:30
4636文字
会話率:42%