そこは[星系樹]という一つの巨大な植物とその果実によって一つの星系が形作られる世界。
その果実の一つに住む少女さくは、姉妹らなどと違い、やりたいことがないことによって鬱屈とした日々を過ごしていた。
そんなある日、彼女は一人の少女を助ける
。
彼女の名前はくらん。彼女はさくとは違い、歌姫になりたいという希望が、歌うというやりたいことがあった。
しかし同時に彼女は狙われていた。その出自故に。
そして、さくとくらん。彼女らが出会い、言葉を交わしたその先で、旅は始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 07:00:00
129226文字
会話率:39%
突如、星に宇宙からの侵略者「デザイア」が襲来した。
十二の種族の住む星、[イストレリィア]の陸地の大半はそれらによって、占領された。
それから二年後。生き残ったとある少女、衣姫結は友と世界解放機構ヴァルキュリアスに
入り、デザイアの根絶を目
指すことになった。
デザイアに有効な武装を搭載するパッケージを纏い、デザイアを徐々に倒していく。
その間いろいろ、そういろいろなことが……。多くの種族の者と関わりを繰り返し、その趣味などいろりろ見ることに……。
そこまで重い話は意識していないので基本的に軽い感じです。たまにシリアスな場面もありますが。
たくさんのキャラクター、種族、メカを登場させています。
途中で機体や敵の解説を上げることも予定しています。
読んでくださると嬉しいです。
初心者なので、至らぬ点もあると思いますが、修正していくようにします。
コメントを頂けると幸いです。
登場する機体群は敵であるデザイアと、その他艦艇などを含めると百種以上になります。
全てを出すかはまだわかりませんが、極力出すようにしていきたいと思っています。
可変機体、可変艦艇、巨大物体などいろいろあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-10 23:51:24
236873文字
会話率:35%
「やりたいこと、できることだけやって生きてみよう」
そんな標語を胸に宇宙に飛び出してみたルオー・ニックル。苦労の反動が思わせた信条だったが、意外にも「やれること」「できること」というのは多くて困る。のほほんと程よく暮らすつもりが周囲の期待
もあって案外忙しい。
できることの一つを活かして立ち上げた民間軍事会社『ライジングサン』。食いっぱぐれない程度にと思っていたのに、安価に手に入れた戦闘艇に付いてきた操船AIは彼を仕事にと急き立てる。
しかも、それほど仲が良いと思っていなかった同窓の男パトリック・ゼーガンまでもが『ライジングサン』の協同経営者を名乗る始末。さらに、型破りで掴みどころのない猫耳娘クーファ・ロンロンまで押し掛けてきてライジングサンは賑やかになる一方。
ルオーの目指す呑気な未来はどこにあるのか?
リアルロボットSFストーリー、混迷の第十二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 07:00:00
505837文字
会話率:59%
十六歳の少年、狼頭人身の獣人種アゼルナンのグレオヌス・アーフは星間管理局本部のある惑星メルケーシンの高等学校オフィサーズスクールに留学してくる。
通称『ザザの狼』と呼ばれる有名パイロット、ブレアリウスを父に持つグレオヌスは公務官資格を得るべ
く門戸を叩いたのだが、そこで運命的な出会いをする。
赤い髪に赤い瞳の美少女ミュウとの出会いが彼の高校生活を劇的に変えていくのだった。
リアルロボットSFストーリー、新展開の第十一弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 07:00:00
850306文字
会話率:56%
ジャスティウイング。奇跡の存在は果たして正義か、あるいは狩人か?
星間宇宙暦1450年。ゴート宙区のもたらした革新の波も一段落を見せている時代。星間銀河圏は大きな激動もなく秩序ある歴史を歩んでいる。
人類の営みに変わりはなく善もあれば悪
もある。企む者あれば裁く者あり。そうして秩序は保たれていた。
子供たちのヒーロー『ジャスティウイング』は3DTVスターとして世代を重ねている。そして、同じ通り名を持つ者がもう一人。彼の名はジェネ・クレギノーツ。
その傍らには一人の娘。剣王の後継者たる彼女も正義を愛する者だった。星間銀河を股にかけ、アームドスキンの真の力を示すべく宇宙を駆けるリリエル・バレル。
彼らは人知れず罪を狩る。闇にうごめく異形も狩る。ゼムナの遺志の体現者たる二人の行末は?
リアルロボットSFストーリー第十章。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-13 06:00:00
648635文字
会話率:57%
日本列島の東の沖合に巨大な島があった。その名を大東島という。
約1億6000万年前、地球のプレートテクトニクスの動きの一部でイレギュラーが生じる。この結果、当初は北米大陸に向かっていた太平洋上の巨大な陸塊が、太平洋を横断する壮大な旅に出た。
その後、人の時代となる頃には、日本海溝の近くにまで移動したが、巨大ながら他から隔絶したこの島に行き着く事のできる人々は、隣の日本列島の住人だけ。
そして新天地に至った日本人達は、その島を大東島と名付けた。
(※なお、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。また、途中で歴史の流れが分岐するので、ご覧の際はご注意ください。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:50:00
29166文字
会話率:1%
西暦1944年10月下旬、太平洋戦争末期、フィリピンをめぐる攻防が始まってすぐ、急速に巨大化した台風が予想外の進路をとってレイテ湾に襲来。
その猛烈な嵐の下、追い詰められた日本海軍は総力を挙げ、史上最大規模の米侵攻船団に対して『殴り込み
』作戦を決行する。
果たしてその結末はっ?!
真の題名(笑):
『フィリピン、レイテに侵攻してきたアメリカ軍を日本軍が撃退するのは、どう架空戦記しようとも無理ゲー過ぎる! だからいっそのこと本物の「神風」と「天佑」に縋ってみる事にした』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-23 19:06:02
48224文字
会話率:2%
約2億5000万年前、一つの偶然の変化から太陽系を巡っていた小惑星の一つが地球に落下。太平洋の原型となる地域の海底に激突。小惑星の残骸は海底で眠りにつき、太平洋上のオデュッセイアとなった。
その後、その太平洋のホットプルームに到達。そし
てホットプルームに一時的な蓋をしたことで爆発的なエネルギーの奔流を作り出し、北太平洋上に巨大な諸島を形成する。
そうして月日は流れ人類が地球中に広まった後、世界中から孤立していた島々に海流に乗る形で日本人の一部が移民に成功。その後、その島々は「竜宮諸島」と呼ばれるようになる。
そしてその島々では人々の営みと歴史が紡がれていく事になる。
(※日本人は別の形で主役となりますが、日本自体は脇役です。)
(なお当作品は、私どもが主宰するホームページに掲載している作品の転載になります。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 08:00:00
438159文字
会話率:1%
東京湾上空へ現れた巨大建造物に世界は震撼する。
全長十数キロに及ぶそれは、なんと攻略するごとに日本領内へあらゆる恩恵をもたらす不可思議なダンジョンだった。
効能は様々で、エリアのボスを倒すごとに日本領のあちこちに天然資源が溢れ出したのだ。
しがないヲタク陸上自衛官、新海トオルは第一次調査隊の一員として全世界に生配信される中、成り行きで莫大な成果を上げ、そんなダンジョンの効果を世界中に知らしめた。
これは、責任を全うする真面目な性格の日本人が、短期間の内に冷え切ったこの国を世界一位にまで昇らせてしまう物語である。
※ミリタリー知らなくても楽しめるように構成しています。
戦闘シーン多めで、様々な日本の強いところや自衛隊の活躍シーンを描いていきたいです。
好評であれば書き続けたいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:20:00
811970文字
会話率:37%
深海から、それは音もなく現れた。
最初に異変が起きたのはインド洋南西部。通信衛星が相次いで沈黙し、海底ドローンは未知の光る触手に飲み込まれた。映像に映っていたのは、直径100メートルを超えるクラゲ状の構造体。だがそれは単なる巨大生物では
なかった。
世界は当初、自然災害や偶発的事故と捉えた。だが、すぐに認識を改めざるを得なかった。
沿岸地域で幻聴・幻覚の報告が相次ぎ、人々が理由もなく海に向かって歩き出す現象が発生した。しかもその行動は、言葉を介さず、ある感覚によって伝染していた。
「かえせ」――。
その言葉を、誰もが脳内で聞いたという。人種も国籍も関係なく。まるで、地球そのものが人類に警告を発しているかのようだった。
そして、ある研究者は気づく。
それらのクラゲは、情報を記憶として保有しているのではないか。
長大な触手に蓄積される神経様構造体。共鳴しあう個体群。外界の電磁波や生体信号を受け取り、選別し、反響する。
彼らは、ただの動物ではなかった。
新たな記録媒体であり、進化したネットワーク知性だった。
人間の文明は、急速に崩れ始めた。
情報インフラが崩壊し、言語が通じなくなり、概念や境界が曖昧になっていく。
記憶が侵され、思考が連結し、やがて自己の輪郭が失われていく――。
そんななか、ある女性研究者・志織は最後の観測所でそれと向き合う。
彼女の前に広がるのは、クラゲが織りなす海の光。
美しく、恐ろしく、そしてなぜか懐かしい。
そこには言葉もない、怒りもない。ただ、
人類が忘れ去った「古い約束」のようなものが、静かに漂っていた。
志織は気づく。
人類はただの終焉を迎えるのではない。
人間という定義そのものが、ゆっくりと書き換えられていくのだと。
思考が、水に溶けていく。
自我が、共鳴に吸い込まれていく。
痛みも、恐怖も、やがて意味を失う。
私たちは、ただの記録になるのかもしれない。
未来の地球に生きる別の存在が、私たちの記憶を辿るための、静かな断片として――。
それは、文明の終わりではなかった。
それは、人間が個という概念から解放される、未知の進化だった。
だがその進化は、同時に人類の死でもあった。
そして、今もどこかの海で、あのクラゲは、ゆっくりと鼓動している。
記憶を、感情を、時間さえも取り込みながら。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 06:00:00
20301文字
会話率:15%
“それ”は地震ではなかった。
日本西海岸の静かな沿岸都市、嶺州県鳴神市。
そこに突如として出現したのは、無窓の巨塔――国家指定の最高機密感染症研究施設「アトラス棟」。
この建造物の地下には、人類史上最悪の致死率を誇る“何か”が封
印されていた。
そしてその存在を知ってしまった者たちは、次第にこの国の“情報の闇”へと引きずり込まれていく。
主人公は、元医療記者・須藤蓮。
報道の自由を失った現代で、彼は静かな日々を選んだはずだった。
だが、大学関係者から託された一通の封筒が、すべての歯車を狂わせる。
そこに記されていたのは「耐震等級未達」「地下で封じられる病原体」――そして、国家によって意図的に隠された構造上の“破滅の種”だった。
SNSも、新聞も、すでに声を奪われていた。
市民運動家・日向美鈴と共に、須藤は抗い、そして気づく。
これは「災害」ではなく、人間が起こした封印の破壊なのだと――
「この震源の名は、後に誰も語ろうとはしなかった。ただ、それが何を解き放ったのかを知る者は、あの夜を最後に姿を消した。」
「感染症 × 地震 × 言論統制」――最も現代的で、最も恐ろしく、そして最も静かな終末が、ここにある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-25 06:00:00
27873文字
会話率:22%
かつて、この国には“選挙”があった。
しかし、誰もが知らぬ間に“正しい票”を入れる世界が訪れていた。
意志は奪われ、投票は操作され、国民はただ静かに“従うこと”を学んでいった。
それでも、「自分で考える」ことを諦めきれない若者がいた。
鍛
冶屋の青年・コウ。
彼の素朴で愚直な叫びは、やがて支配された都市に微かな“揺らぎ”を生む。
投票管理局の元エリート・シエラ、そして沈黙を内側から知る分析官・アンジュ。
立場も過去も異なる彼らは、「声なき選択」に抗い、巨大な塔へと挑む。
ディープステート、投票補正、そして沈黙の中枢〈セレス・コア〉――
影に潜む勢力がすべてを支配するなか、問われるのは“誰が国を選ぶのか”。
英雄ではない。
リーダーでもない。
ただの市民が、「考えること」を武器に、世界の歪みを問う物語。
これは、誰かの正義を押しつける話ではない。
声を上げる勇気が世界を変える――そんな静かな革命の記録。
未来を“選ぶ”のは、他でもない、あなた自身。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 05:00:00
30921文字
会話率:37%
古に語られていた生命体が空の彼方から突然飛来した。
全て地上から駆逐されたとしていたハジュンの来訪。ハジュンは地上に降りると、生物・無生物を問わずに自らの肉体とし、地上を瘴気の紫の森へと変貌させていった。
この混乱において、人類側は少
数派が先見していた。守護は2000年で途絶え、暗黒期が訪れることを細々と伝承していた。
予見していた仏の遺していた技術を再現するために2000年がかかったが、瀬戸際で人類は人型機動兵器<ヴァジュラ>の量産を行うことができた。量産が間に合ったエリアはハジュンを撃退、人類の領域を保つことができた。
それから、20年。これは合体変形の機構を持つ3機のマシンに乗った少年と少女とおっさんの物語となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 05:00:00
45050文字
会話率:38%
高校中退して草野球チームとコンビニのバイトに明け暮れる少年岳志。
彼の心の支えはVtuberのくるみと巨乳の先輩アルバイター。
そんなある日、バイト先に来たコンビニ強盗を撃退したことで岳志は不思議なクーポンを入手する。
そのクーポンを使って
みると……周囲は異世界だった!?
次々に現れるヒロインに次々に現れる怪異。
恋に戦い勤労に、このフリーター忙しすぎる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 03:53:54
573205文字
会話率:36%
最終章、完結。
それは、世界を書き換える力――
帰らずの森に起きた異変。それは、巨大な主を誕生させるための前触れだという。
十五人のメンバーが選出され、闇に覆いつくされた帰らずの森に向かい決戦に挑む。
作戦名、『世界を変える時』
次から次
に湧いて出る道を覆いつくす主。そして、第三形態の刃すら届かぬ巨大な主に、彼らは対抗できるのか。
戦時中の封印から叩き起こされた東条藤五郎。
理恵に娘を預けて戦地に舞い戻る木崎零。
明日香と慧の板挟みの女難にあう先守優助。
遠夜と未来を誓って戦地へ向かう暁君枝。
二人で生き残るのだと真昼に念押しする八神月夜。
そして世界を書き換える少女、篠塚有栖。
様々な面々が、犠牲を払いながらも、未来を掴もうと足搔く。
先にあるのは苛烈な道。それでも、彼らは前へと進む。
その先で、スキルユーザーは、優しい夢を見る。
第六章にして最終章。スキルユーザーは優しい夢を見る編、公開中。
これまでのあらすじはhttps://ncode.syosetu.com/n3398cn/19/に保管されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 19:10:42
337500文字
会話率:46%
1945年(昭和20年)4月7日、戦艦大和を旗艦とする第一航空戦隊と第二水雷戦隊で編成された第二艦隊、日本帝国海軍最後の機動艦隊は沖縄に迫るアメリカ軍の上陸部隊を迎撃するため帰る当てのない戦いのため出撃した。アメリカ軍の索敵網を警戒して欺
瞞進路を取った第二艦隊は、沖永良部島の付近で突如として発生した天変地異に巻き込まれる。沈没回避のため必死に操艦する各艦をあざ笑うかのように海が突然割れて艦隊はその中に飲み込まれてしまった。
地球から遠く離れた惑星アトランティア。広大なテーチス海に浮かぶ島国トリアイナ王国は、世界征服を目指すヴァナヘイム帝国の脅威に晒されていた。巨大な魔導戦艦ヨルムンガンド級を擁する帝国艦隊が迫る中、人々の目の前に見知らぬ艦隊が突如として現れた。それは、沖永良部島沖で消息を絶った戦艦大和を始めとする第二艦隊だった。王女ベアトリーチェは彼らを味方に引き入れるべく動き始める。
トリアイナ王国の危機、迫るヴァナヘイム帝国の大機動艦隊。王国の危機に第二艦隊は決断する。空母艦載機との航空撃滅戦が繰り広げられ、戦艦大和と異世界の魔導戦艦が砲火を交える。艦隊と乗組員の運命は一体どうなるのか。
惑星アトランティアを舞台に繰り広げられるトリアイナ王国とヴァナヘイム帝国の長い戦いの歴史の幕が今開かれる。
※この物語はフィクションです。実在の人物とは何ら関係がありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 03:25:48
85500文字
会話率:70%
16歳の少年、タカラシ カツキは、謎に包まれた過去を持ち、ミラソルの海辺の街で叔父のヒデオと共に暮らしている。行方不明の両親の行方を追い求める決意を胸に、カツキは古代の遺跡や、最強の者だけが入学を許されるラクノース大学へと続く危険な旅に乗り
出す。親友のハルトを伴い、カツキは巨大な挑戦に立ち向かい、忘れ去られた秘密を解き明かし、強敵に立ち向かう。全ては答えを求め、自らの運命を変えるために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 01:49:08
1749078文字
会話率:21%
かつて「世界大戦」と呼ばれる巨大な異能力戦争があった。
その終焉と引き換えに、人類はようやく言語・通貨・法を統一し、超国家連盟による新たな秩序を手に入れた。
この統一世界では、異能力は個人の資質として認可されており、登録と監視のもとで「国家
の資源」として管理されている。
だが、異能が秩序に従う一方で、それに従わぬ者もまた存在する。
無登録異能者。
既存の倫理・社会・国家のすべてを拒み、己の力で生きることを選んだ彼らは、世界から「犯罪者」として追われる存在だ。
特にSランク指定を受けた異能者は、人間兵器と同等、もしくはそれ以上の危険性を持つとされ、各地の特務部隊が日夜その捕縛にあたっている。
市民たちは、政府のプロパガンダによって「管理された力こそ正義」と刷り込まれて育ち、
ニュースでは犯罪者の顔は覆面され、名も伏せられ、番号で呼ばれる。
その正体を知る者は少ない。
だが、確かに“いる”。
殺人が娯楽と化し、
正義が鈍器のように振り回されるこの世界で、
ある都市では、人知れず「鬼ごっこ」と呼ばれる殺戮ゲームが始まろうとしていた――
誰が“鬼”で、誰が“逃げる者”なのか。
その境界は、すでに溶けかけている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 01:23:31
7639文字
会話率:18%
覇王アンシュラオンと『災厄の魔人』である姉のパミエルキが織り成す、異世界バトルハーレムファンタジー!
ここはフロンティア。安っぽい倫理観などなく、暴力と金だけが物を言う魔獣溢れる未開の大地。嫌いなやつを殺すことも自由。奪うのも自由。誰
かを愛するのも自由。誰かを助けるのも自由。そんな中で好き勝手に生きる少年が、お姉さんとイチャついたり、女の子たちを優遇したり、おっさんと仲良くしたり、商売を始めたり、都市や国を創ったり、魔獣を飼い慣らしたりする物語。
後にシェイク・エターナル〈永遠なる混ぜこぜの大地〉と呼ばれる巨大連合国家が生まれる礎を築いた男、覇王アンシュラオン伝記である。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
生まれ変わったら、「姉とイチャラブして暮らしたい。ついでに強い力で守ってあげて、頼られたい」。姉属性大好きの元日本人のアンシュラオンは、そんな願いをもって転生したものの、生まれた異世界にいた姉は、最高の資質を持つはずの自分すら超える【最強の姉】であった。
激しく溺愛され、その重い愛で貞操すら(過去に自ら喜んで)奪われ、半ば家畜同然に暮らしていたが、ようやく逃げ出すことに成功する。常に支配され続け、激しいトラウマを負った彼が次に求めるのは、「従順な女性とイチャラブしたい」という願望。そこで目をつけたのがスレイブ(奴隷)である。
「そうだ。スレイブならば、オレを支配しないはずだ。何でも言うことを聞いてくれるし」
そんな単純で不純な動機でスレイブに手を染めるのだが、それが彼の運命を大きく変えていくことになる。
後に彼はこう呼ばれた。
「多くの女性スレイブたちとともに、彼女らの国を創った欠番覇王」―――と。
※以前のものとは異なる違うバージョンの作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 01:00:00
3325772文字
会話率:43%
【流星に、願いを乗せて】
時は西暦2200年。
太陽系に百万を超える数の大規模な隕石群が飛来し、内十一個が地球に落下、三十億人以上の犠牲者を出した。
それらの隕石は全て、未知の結晶鉱物の塊であり、人間の精神波を増幅し膨大なエネルギーへと
変える特性を有していた。
ただし、国際連合に代わる新たな国際組織である『地球統一連合政府』が回収できたのは、僅かに一つという結果に終わる。
残りの大半は、無名の研究機関『オーゼス』の手中に収まっていた。
オーゼスは連合政府からの再三に渡る引き渡し要求にも応じることなく、その数年後、隕石を動力源とする巨大戦闘兵器群『メテオメイル』を完成させ、何の意思表明もなく世界各地の都市へと攻撃を開始。
これに対抗すべく、連合政府は総力を結集し、僅かながら得られた交戦データを元にして模造メテオメイルの開発を開始。
しかし、当然の如く開発は難航。
その間にも各地の被害は加速度的に増え続けていく。
これ以上の侵攻を許せば防衛ラインが一気に崩れ、反撃どころか抗戦すら困難になる事を確信した連合政府は、苦渋の決断の末、未完成のメテオメイルの実戦投入を決定することとなった。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-30 00:04:33
1487864文字
会話率:26%
その歌は、絶望の淵に咲く一輪の希望。
資源枯渇と環境汚染によって星が死んだ近未来。人々は巨大移動都市ノアを建造し、生き残りをかけて争う。孤独な戦士カイトは、無敗のパイロットとして闘技場を制覇するが、心の傷は癒えない。そんな彼の前に現れたの
は、歌声でロボットを起動させる歌姫アリア。彼女の歌声は、カイトの過去を呼び覚ます。ノアを揺るがす陰謀、そして迫り来る「星歌祭」。歌と鋼鉄が織りなす物語が、今、幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-30 00:00:00
156792文字
会話率:27%
西暦2605年 地球近海の宇宙。
核パルス推進エンジンの火を吹かせ、地球へと落ちようとする巨大な物体があった。
大地へと落ちていくのはスペースコロニー。
より遠く、より広く、より豊かに生きるために生み出した人口の代位は、質量兵器として改
造され、地球に未曽有の災害をもたらそうとしていた。
テロリストたちの勝利宣言が地球圏に放送されるなか、一機の宇宙戦闘機が宇宙を駆ける。
パイロットである強化人間、アンリミテッドー10――通称ユートは、災厄を防ぐために駆けつけた――
それが、極めて近く、限りなく遠い世界への旅立ちだと知らずに――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 23:15:07
336133文字
会話率:39%
狩野真生(かりのまお)は自分の周囲に現れた黒い物にのみ込まれた。
魔王城で目覚めた真生は眼前に巨乳の魔族であるライゼア・ミミルクが居て殺されそうになる。
だが咄嗟に能力【掃除】のレベル1【毒素吸引】を使いライゼアを倒した。
その後ライゼアは
凶暴だった性格から変わり優しくなる。
そしてライゼアに名前を聞かれ教えた。
真生の名前を聞いたライゼアは魔王と聞き間違える。
その後この魔王城を拠点として魔王マオウとなり成り上がっていく過酷な? 日々の幕が開けた。
★★★★★
《小説家になろう・カクヨム・ノベルアッププラスにて掲載》
更新は不定期になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:46:18
80323文字
会話率:39%
現代日本。
人々から忘れられた神々は、その力を失い、消滅の危機に瀕していた。
ごく普通の高校生・天野宗佑には、そんな神々の悲痛な「声」が聞こえる、秘密の才能があった。
ある雨の日、ゴミ捨て場に打ち捨てられた一本の子供用の傘。そのか細い声に
耳を傾け、『雨宿りのからかさ様』と名前を与えた瞬間、彼の日常は一変する。
――それは、忘れられた神と契約し、その力を引き出す『神契者』としての覚醒。
人の負の感情に呑まれ、怪神と化した「荒神」。
力を求め、弱い神を狩る非情な「神狩り」。
そして、神々を管理し、支配しようとする巨大組織「神祇庁」。
次々と襲い来る脅威の中、宗佑はガラクタ同然の神々と共に、過酷な戦いへと身を投じていく。
これは、誰にも見向きもされなかった優しい少年が、忘れられた八百万の神々を率い、最強の軍団を作り上げるまでの物語。
「――君の名前を、僕が呼ぶよ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 22:21:38
73900文字
会話率:24%
目が覚めたら、俺は「やくそう」だった――!?俺は、国内トップの医大に通うエリート医学生。将来は医療界の星と期待されながら、息抜きにハマっていたのは、脳直結型の仮想世界「ゴージャスワールド」だった。
そこでネタで作った「やくそう」キャラが、
まさかの現実になる朝が来た。ふわふわのベッドから一転、地面に根を張る草に変身。声も出せず、動けず、ただカサカサ揺れるだけの存在に。ログアウト不能、システムエラーの冷たい宣告。そして、空に現れた大富豪ピーロン・パスクの巨大ホログラムが告げる。「ここが君たちの新しい世界だ!」
剣士、魔法使い、ドラゴン――選択肢はいくらでもあったのに、くっそよりによってなぜ「やくそう」なんだ。摘まれるか、踏まれるか、食べられるか。あるいはそのまま枯れるか、それだけじゃないか?モンスターの咆哮が響くこの世界で、動けない「やくそう」の俺が挑むのは、アイテムとしての限界を超えたサバイバル。草だって運命を切り開いてやる。笑いあり、絶望あり、逆転ありの、予測不能な冒険が今、始まる――!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 21:04:41
2563文字
会話率:3%
人々に癒しと安息を与える為、世界を飛び回る巨大な船。蕩湯屋(とうとうや)。
人間、エルフ、ドワーフに竜人にドワーフ。騎士か賢者か狩人か、あるいは王か罪人か。種族、身分を問わずあらゆる人々を受けいれるこの巨大な船の一角に、小さなバーが存在
していた。
その店の名は『サンクチュアリ』。癒しか、刺激か、あるいは愛か。何かを求める人々が、あるいは何かを失った人々が。今日も自然と足を踏み入れる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:45:56
11795文字
会話率:64%
超巨大都市レジェイル。19の地区に分かれ、『管理者』達によって統治される、世界最大にして最後の巨大都市。
散々殺し合い、壊し合い、そして壊れかけた世界のこの都市には、今までそうであったように、多くの人殺しが居た。
彼らは人を殺す。快楽
の為、金の為、正義の為、誰かを守る為。あるいは特に理由もなく。
趣味で人を殺す女、チェーンソー使いの警察、不死身の少年、怪力の女、嘘つき女、最強ガンマンババア、人を殺さない抹殺屋、人を殺せない抹殺屋、ヒーロー。数多の人物の視点で描かれるこの都市の案外平和な日常。そして死と暴力。
混沌極まるこの都市で、今日も誰かが殺される――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-28 12:06:45
43808文字
会話率:49%
「魔女の弾丸、異能の売人、死者の声。
“燃え尽きた正義に火を灯せ!!”」
*
異能力と魔法が交錯する世界――
舞台は巨大都市・ガルギュア。
街の平和は、ヒーローズユニオンに所属するヒーローたちに守られていた。だが、人の夢に巣食い、命
を喰らう存在――【魔女】によって、ヒーローは次々と死んでいく。
その死の裏で、ひそかに暗躍する者たちがいた。
魔弾カルテル――通称、QV(キュウビ)。
死体を回収し、異能を密売する。それが彼らの仕事だ。
ボス・レイショウ。
納棺師・ヤミ。
運び屋・ヴィヴィ。
解剖医・ミカサ。
そして、下っ端のアッシュ。
秘密を抱えた彼らが選ぶ“正義”。
死の先に待つ真相とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:18:51
9413文字
会話率:18%
――「幸福な楽園のはずだった。しかし、それはただの幻想だった。」――
鉄と蒸気が支配する巨大都市〈鉄星街=フラトレス〉。
そこは、地上を覆う無数の煙突と、赤く脈打つ巨大炉〈鉄星炉(テッセイロ)〉によって駆動する、
世界最先端の魔法機械技
術の集積地だった。
この都市の地下深くに、外の世界を知らぬまま育つ“特別な子供たち” がいた。
彼らは全員、双子――計画のために集められた、親に捨てられ、愛されることのなかった者たち。
計画の名は――『対摂理・ジェミニ計画』。
魔法起動機兵《カルディア》、その究極形である 『タイプ・ジェミニ』 を生み出すための実験。
その成功には、「双子の存在」が不可欠だった。
選ばれた四組の双子たち。
盗賊の娘、貴族に捨てられた者、戦争孤児、そして――赤と青の瞳を持つエルとアル。
彼らは皆、「幸福な環境で育てられる」と言い聞かされ、
地下都市の“箱庭”――完璧に管理された楽園へと連れて行かれた。
そこでは、何不自由ない暮らしが約束され、学校、遊園地、水族館、動物園、お菓子工場までもが用意されていた。
だが、それはただの“演出”だった。
彼らの成長は、計画の成功に必要な“素材”として管理されていたに過ぎない。
新たな人生を与えられたはずの双子たちの前に、
「ブリキでできた教師と生徒」が並ぶ奇妙な学校が現れる。
壇上に立つ男――計画責任者・ファウスト博士 は、彼らにこう告げた。
「このフラトレスで、12歳になるまで仲良く、楽しく、何も疑わずに生きなさい。」
拍手を送るブリキの教師たち。
機械仕掛けの人形たちが、ぎこちない笑みを浮かべる。
子供たちが暮らす“楽園”は、最初から歪んでいた。
――違和感に気づいたのは、エルだった。
「……なに、ここ……?」
目の前に広がる世界は、本当に楽園なのか?
それとも――ただの“檻”なのか?
幸福なはずの世界で、彼らは何を見つけるのか。
そして、計画の本当の目的とは何なのか。
『エピソード・ラズライト』――今、運命の歯車が静かに動き始める。
@或火譚
※このエピソードは、『Orde Qiska//オルデキスカ』という作品の11話~21話を切り取ったものです。本編を知らなくても一つの作品として読めるように、一部、文章や表現を変更しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-11 14:15:43
52977文字
会話率:17%
2038年、夏、渋谷。その門は、突如現れた。
中世ヨーロッパを思わせる巨大な門扉の中から現れたのは、緑色の肌が特徴的な人のような生き物。
それを見た誰かが呟く――ゴブリン、と。
次の瞬間、地球上の全ての生物の眼前に、それが浮かんでい
た。のちに、システムメッセージと名付けられることになる、不思議な画面が浮かんでいたのだ。
この日、闘争の時代が訪れた。
そして、英雄たちも誕生した。
渋谷の英雄たちと呼ばれる約千人の人々と、その中から生まれた、世界にその名を知らしめた九名の男女――シークレット・ナインと呼ばれる英雄の中の英雄が生まれ、数時間後、渋谷事変が幕を閉じた。
世界は、未曾有の災厄に耐え、順応し始める。
渋谷事変後、世界各地に門が現れるも、シークレット・ナインを始めとした力を得た人類が奮闘し、怪物たちを門の中へ押し戻すことに成功、逆に、怪物たちを討伐すべく、門の中へと侵入。門内部をダンジョンと呼称。ダンジョンの調査を開始したことで、判明したことがある。
現在、地球が見舞われている災厄が、異世界からの侵略であること、門の向こう側は必ず、ダンジョン最奥であること。
そう、ダンジョンは最奥から始まる。
渋谷事変から五年後。とある少年が、ダンジョンアタックを始める。本来、人数を集めて探索することが推奨されるダンジョンにおいて、その少年は、たったひとりで怪物の命を散らしていく。
その壮絶かつ美麗な闘いぶりから阿修羅の異名を充てられた彼は、日本刀片手に、嬉々としてダンジョンに向かう。何故か?
彼は、現代剣術の惰弱さに呆れていた。そんな彼の前に、闘争する場が現れた。しかし、年齢制限のルールに阻まれて五年も待たされた彼は、今年、十五歳になり、ようやく愉しめるようになった。約二〇年ぶりに、闘争の場に戻ってきたのだ。嬉しいのは当然である。
彼は、いわゆる転生者。その正体は、天才と謳われたものの、志半ばで病に倒れた剣士。
かつての名は――沖田 総司。
最強の狼の群れの中にあって、天稟と称えられた天才剣士が、現代最強の阿修羅――藤堂 海斗となって、ダンジョンを征く。
ダンジョンの先、異世界の大地を踏んだ時、再誕した狼は果たして、何を想うのか。
※この物語はフィクションであり、実在の人物・団体などとは一切関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-29 20:02:11
82923文字
会話率:41%