一月一日の夜。
新年を迎えた神童栄雅の下へ、一人の依頼者が現れる。
古賀藍那と名乗った彼女は、とある怪奇に囚われていた。
「今日からの三日間を繰り返して困っています。今回で百回目になります。力を貸して下さい、神童栄雅さん」
時間という領域での不和。
怪奇の中でも、飛び抜けて奇妙な事象。
終わらない三日間の終わりを。
“怪奇超越者”神童栄雅が、その依頼の解決へと臨む。
しかし藍那の言葉通り、これは繰り返しの百回目であり。
そこに至る今回にまで、栄雅が解決出来ていないことを意味するのだった……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-01 23:27:33
43761文字
会話率:29%
拙作「本能寺から来た男」中の第二次米墨戦争勃発前、アメリカ ジョージア州アトランタをベースに活動していたマーチン・ルーサー・キング(シニア)牧師と瀬島隆三の間での書簡のやりとりという形で、本編中に語り切れていなかった瀬島の活動を描写したもの
です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-31 00:00:00
5513文字
会話率:0%
ある年の一月一日、それは始まった。
突如、『神』を名乗る女性が降臨。『彼女』は――人類が最後の一人になるまで、殺し合う事を強要したのだ。
その為の〝ルール〟は大まかに分け、三つ。
『一日に必ず一人、人を殺す』
『逆に二人以上殺した場合
は、その人物も死亡する』
『武器は、最大で小型拳銃まで』
それらの制約に縛られた人類は更に『神』から〈精神昇華〉と呼ばれる超能力を得る。その異能を使って開始された殺し合いは、無情にも継続。二十日目を迎えた頃には、人口は七千人程にまで減少していた。
そんな中ナオン・アレクラムという少女のもとにワイズマン・ワースという人物が訪ねてくる。彼は集団で行動し、獲物を狩っていくタイプの人間で、そのグループのリーダーだった。そんな彼はある事情から、ナオンを新たなリーダーに迎えたいと申し出る。
対して乗り気がしないナオンは、それを断ろうとする。だが彼の口からシルベリス・シルベリアという人物の名前が出た途端、ナオンは豹変。彼女を倒す為なら、とナオンはワイズマンの提案を受け入れる事になった。その後、ナオンは彼の仲間と合流する。
だが日数が過ぎれば、何れ仲間同士でも殺し合う事になる為か、ナオンは必要以上に警戒される事になる。
しかし彼女はある手段を使い、他のグループも籠絡。シルベリスを打破する戦力を、着々と集め始める。彼女の身に、ある誤算が起きたのはその直後。
人の世にあって、人ではない者との戦い。
三大派閥と手を組み、ナオン達を滅ぼそうとするシルベリスとの戦争。
その果てに、ナオンは件の『神』と接触する事になる。
そんな『彼女』に、ナオンは問うた。人はなぜ人を殺してはいけないのか、と。
果たして、その質問が意味する所とは?
いま人類の存亡を懸けた、最悪のデスゲームが幕を開ける――――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-09 01:00:00
120528文字
会話率:39%
令和四年一月。約十年ぶりに実家に帰って母親と話をしていると、猫が寝ていた棚から、一冊の青いノートが地面に落ちた。
猫が落としたのか、それとも自然に崩れたのか、よくわからないまま。
それは、お見舞いに行った日、ヒマだと嘆くじいちゃん
に、病院の売店で買ってプレゼントしたノートだ。その日、僕は言った。
「ヒマなら、そのノートに自分史でも書けばいいよ。僕はインターネットで小説を書いてるんだけど、それも書けたらインターネットにあげてみんなに読んでもらおう」
その後すぐに仕事で忙しくなり、僕は小説を書かなくなった。ついでに、じいちゃんとそんな約束をしていたことをきれいさっぱり忘れた。
それから十数年、再び小説を書き始めた僕の前に、このノートは降ってきた。中を開くと、手書きの文字がびっしりと書き込まれている。
「あ、これはヤバいやつだ」
僕は約束を履行することにした。約束はみんなに読んでもらうところまで。
読んでくれなかったら棚から青いノートが落ちてくることになるので、是非とも最後までお読みください。
なお、差別用語、人名等登場しますが、当時の空気感を残すため、ちょっと削ってお茶を濁した上でそのまま掲載しています。
それが嫌だという方は、読まないようにお願いいたします。その場合は、青い本も落ちてこないでしょう。知らんけど。
※カクヨムに同時投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 22:43:12
2705文字
会話率:4%
一月一日というめでたい始まりの日に俺は生意気な後輩と何故か七輪を囲んでいた。
最終更新:2022-02-23 21:49:45
3206文字
会話率:69%
少しだけ趣向を変えて、月々思いや考えなどとめどもないことを綴ってみようかと思います。
最終更新:2022-02-18 13:44:01
970文字
会話率:0%
一月中旬あたりのはなしだ。
僕はいつもの教室でなんの感慨もなくスマホをスクロールしていた。
するととなりの席の文学少女、横井さんが語り掛けてくる。
「ねえ、何しているの」
僕は素直に答えた。
「WEB小説をよんでいるよ」
こうして僕と横井さ
んのWEB小説文学議論は始まることになる。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2022-02-08 09:56:22
4067文字
会話率:38%
明治五年十一月の太政官布告は、従来の太陰暦を強引に太陽暦に変更すると言うものだった。暦を扱う善右衛門たちは途方に暮れる……。その中で育まれていく小さな恋。印刷屋の悲哀を知る作者ならではの作品をどうぞ。
最終更新:2022-02-06 13:42:13
1899文字
会話率:28%
777分前の前田は運命を信じていなかった。だが、今は――。
大学生の頃の前田はパチンコにハマリ、周りの友人に借金をしてまで打つという、完全に身を崩した生活を送っていた。
そんな前田だったが、今から三年前の大学四年生の時、大きな決意と
共にパチンコ遊技に臨むことに。遊技の結果は果たしていかに。
そして、現在。友人の直江からの連絡を受け、前田は久し振りに行きつけだったパチンコ屋の中に入る。そこで前田に待ち受けている運命とは――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-05 20:37:55
9227文字
会話率:35%
仕事の都合で家族と離れる、一人の父親の物語。別れの後、僅かに手に残るのは家族の愛情と応援の温かさだった。
スーツケースを引いて、彼は特急列車に乗り込む。一月の早朝はまだ暗く、寒い。車窓から見える朝焼けを見て、彼は何を思うのだろうか。
「ランダム単語ガチャ」というサイトで引いたお題三つを使って、短編小説を書いてみました。
お題はネタバレになってしまうので、後書きにて!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-04 20:14:50
2760文字
会話率:5%
二月一日午後八時。
「私」はカレンダーが一月のままだったことに気付く。
カレンダーをめくると、そこには薄い茶封筒が……。
「ランダム単語ガチャ」というサイトで引いたお題三つを使って、短編を書いてみました。お題はネタバレになってし
まうので、後書きにて!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-01 20:00:00
2646文字
会話率:6%
人類の歴史を塗り替えるほどの大発見である、形状記憶超合金「ヘリクゼル」。人類に無限の進化を与えるといわれる代物である。宇宙へ進出した人類の前に突如として現れた異星人。彼らは、ある人物を差し出すように要求する。その人物こそ、主人公の|一月一日
《ねんが》|一基《いつき》であった。一月一日は、世界企業「フラメタックス」の協力の元、ヘリクゼルで出来たロボットに乗り込む。そして異星人との戦いに身を投じていくのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-03 22:47:29
89131文字
会話率:37%
『凍結都市』
「この雪は、いったい、いつまで続くの? このままだと、東京が雪で埋まってしまう!」
二〇××年、一月。昨年の末から日本各地で降り出した雪は、全国に雪害をもたらしていた。なかでも首都、東京の被害は深刻だった。
東京は、もと
もと雪への対策が充分ではない。
この自然災害に際して、気象庁本庁、広報課の職員である尾坂恵子は、もと気象庁職員の二方耕一と協力して、関東地方に被害をもたらした豪雪への対処に奔走することになる。
首都圏において、まず最初に雪のダメージを受けたのは、鉄道だった。鉄道の運営会社は雪に対し、鉄道員を動員して人力で線路の除雪を続けたが、二週間程で対応できなくなる。
続いて、首都圏の高速道路がダウンする。高速道路の運営会社は、高速道路上に積もる雪を除雪しきれなくなり、最初は短い区間から、最後には全面封鎖してしまう。
交通網が機能しなくなり、物流が停滞したことで、関東の各都市で、物資不足が始まる。(地方の都市は、そこまでひどくなかった)
この危機的な状況に、恵子は、いますぐに被害をくいとめるなにか有効な対策をとるべきだ、と考えなしに行動しようとする。
だが、しかし……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-25 20:34:49
86169文字
会話率:10%
一月の満月は、ウルフムーンと言うそうです。
最終更新:2022-01-18 21:04:16
223文字
会話率:0%
今はまだ寒くても……
キーワード:
最終更新:2022-01-17 01:30:53
279文字
会話率:0%
店に現れた、人間ではないお客様。
最終更新:2022-01-03 16:36:03
1166文字
会話率:73%
十二支をもとにして毎年一本ずつ描く、年賀小説SF時代劇シリーズ。毎年一月更新予定。時代劇にSF的ガジェットを加えて綴る、時代小説シリーズです。時代劇とSFの融合といえば大抵の場合、SFが主になってしまうものが多いように思います。本シリーズは
どちらかといえば時代小説の側を主として、仕掛けに気付かなければ一見普通の時代小説に見えるかもしれないような手法で綴って参る所存であります。普段時代小説なんて読まない、っていう方にも読んで楽しんでいただければ大変嬉しい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-01 00:00:00
46204文字
会話率:23%
完璧を2で割った様な中学三年生の二人、太宰慎太郎と野口隼。
進路に迷っていた彼等は二人揃ってアニ○イト
に向かっていた途中、自爆テロに巻き込まれ死んでしまう。
二人は目の前に現れた女神だか天使だか分からん神々しい女性を説得し、異世界への転生
を果たした。
そんな二人の行き着く先とは・・・
追伸・・暇な時上げてるので投稿はかなり不定期なので土曜、日曜を中心に上げることになると思います。
それと、一話一話の文字数がとても少ないです。
最初の辺りは文章力が酷い&gdgdしてるので御容赦ください。
一月十三日 ストーリーとしては完結致しました。
一月十四日 タイトルを変更致しました。
(「文系剣士と理系魔道士のテンプレ回収記」→「文系剣士と理系魔道士の六年傀儡記」)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:16:35
134031文字
会話率:34%
続きものではないので前作を知らなくてもお読みいただけます。
今日もまでこさんにアプローチしては、サラリと軽くあしらわれるアトソン君…と思いきや、今回は何やら様子が違うようで?
「一月一日に少しでも雪が積もってれば初詣デートしてくれるっ
て事っすよね!? 絶対に雪を降らせてみせますよ!」
ミステリアスなまでこさんの過去が少しだけ明らかになる、までこさんシリーズ・正月編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 19:16:48
9261文字
会話率:45%
火事に遭遇した松吉は、取り残された子猫を助けようと奮闘する。
※古希(こき):七十歳
※四方山話(よもやまばなし): 種々雑多な話。 世間話。 雑談。
※鳶口(とびくち):長さ1.5m~2mほどの木製の棒の先に、鳥のくちばしのような形状を
した鉄製の鉤(かぎ)が付いた道具。木材を引っかけて運搬したり、木造家屋を解体したりするために用いられる。
※丸髷(まるまげ):結婚した婦人が結う、日本髪の型。頭上に楕円(だえん)形の、やや平たい髷(まげ)をつけたもの。
※旧暦の春は一月~三月。
※欣喜雀躍(きんきじゃくやく):大喜びで、小躍りすること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 10:12:16
2463文字
会話率:43%
十一月の過ぎた冬が盛る季節のある日の深夜、──その病院の建つ地方では大雪が降っていた。しかし窓を隔てた雪景色に気付ける筈もなく、その少年は寝付けない事に途方に暮れて思い悩んでいた。翌朝も気分は優れなかったが、リハビリの最中に降り始めた雪が少
年の心をときめかせた。屋外に出て雪の中を歩き、病院でできた友達と雪で遊び、明日の天気予報が雪であることを知り胸を高鳴らせる。就寝直前にも降り頻る雪を眺められ、空に煌めく星が更に心を楽しませ、朝の気分も忘れさせ少年に感動を贈った。
これは、少年のひとつの幸せな思い出。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-26 04:00:00
7009文字
会話率:40%