「タオイア・グレスマ・エイジスフィ! この僕アルベルト・ゼ―ル・リングヒルは、今この時を持ってお前との婚約を破棄する!!」
『無能のタオイア』と人々から称される公爵令嬢タオイア。彼女は生まれ育った国、リングヒル皇国では異質な存在だった。皆
が共通して金髪碧眼に白い肌なのに、タオイアだけが黒髪黒目だったのだ。それだけではない。その無能さも異質だった。皆が多少のスキルや魔力を持って生まれるのに、彼女だけはレベル上限1、所持スキル0、魔力0、なんていう状態で生まれてきてしまったのだ。しかも、彼女がどれだけ努力しても一切成長が出来ないというおまけつき。
何故貴女だけが? それは私のセリフです!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-16 23:11:05
14921文字
会話率:40%
俺は異世界に転生した――そこは滅亡寸前の王国で、魔王に立ち向かうために「勇者」として召喚される世界だった。スキルもレベルもすべてカンストしている俺にとって、魔物や敵は取るに足らない。だが、1兆回目のループを経験している俺だけは知っている。ど
れだけ魔王を倒そうと、この世界は必ず滅び、また同じ時間が巻き戻るという事実を。
王国は再び滅びへと向かい、勇者たちの期待と共に俺は戦場へ赴くが、心の中は虚無感でいっぱいだ。戦いはすでに飽き飽きしている。仲間たちはこの世界を救えると信じ、俺を頼りにしているが、彼らには知らされていない。俺だけがこの「破滅のループ」から抜け出せないことを。
それでも、今度こそはこの運命を変える方法を見つけ出さなければならない。果たして、無限に続くループから脱出し、滅亡の運命を覆すことができるのか?疲れ切った勇者の新たな戦いが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 13:44:09
2249文字
会話率:43%
わずか16歳で聖女を虐めた嘘の罪を着せられ、挙句帰り道の馬車で事故に遭い亡くなった公爵令嬢エイリル・フォンリース。
そんな彼女に女神は言いました。
「貴方だって【聖女】よ?」
女神の力で馬車で亡くなる運命を変えてもらい、エイリ
ルは最悪の状況からもう一度人生をやり直す。
「愛しているよ、エイリル嬢」
「私にはどれだけ甘えてもいいんだ。愛する者に甘えてもらえることほど幸せなことはないのだから」
「これから先も私は君に愛を伝える。今の私を愛してもらえるように。そして、君と未来を歩めるように」
決意を新たにしたエイリルに愛を伝えるのは一体誰なのか。
そして、優しい彼女に与えられた聖女の能力は一体どんなものなのか。
今、もう一度、エイリルの世界が回り始める。
【登場人物】
エイリル・フォンリース・・・フォンリース公爵家長女。とても優しい性格。16歳。
リエナ・シーラック・・・ベルシナ国の聖女。16歳。
グレン・ヴィルシュトン・・・ベルシナ国第一王子。優秀であり、国王からの期待も大きい。17歳。
ルーマス・ヴィルシュトン・・・ベルシナ国第二王子。聖女リエナに心酔している。16歳。
リベス・ベルティール・・・エイリルが出会う青年。彼の正体は・・・?
[この作品は他サイトにも掲載しています(野いちご・ベリーズカフェ・エブリスタ・アルファポリス)]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-06 13:28:32
36479文字
会話率:47%
死んだら女神に会って、それからめちゃ強なチート能力やら神器を授かって、さあ異世界で無双だ。ってのに一時期憧れていましたがなにか?
親を泣かすばかりの絶賛『ひきにーと』でゲームが親友だから学力もコミュ力も無く、女神にすらも会えなく祝福も無い
。与えられたチート能力や武器も何も無い。
そんな、無い無い尽くしの平凡以下の『ひきにーと』が放り込まれた異世界で必死にFランク最下層の冒険者として生きていく。
ここまで悲惨な状況が続けば、きっと次は良い事あるさ。なんて事は俺には通じないらしい。
レベル1でカンストして、どれだけ魔獣狩っても経験値入りません。もちろんレベルアップもしません。
不遇と悲惨、それに無い無い尽しの俺は、散々読み漁ったラノベやら、何周もしたアニメでの知識を活かしながらスキルで無双するしかない。
そんな決意を固め、この世界で生きて行く事を覚悟した主人公である 美波 一馬(ミナミ カズマ)の異世界生活物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 03:31:58
5555文字
会話率:12%
放課後の教室。
「なーなー。誤用をどれだけ言えるかゲームしようぜ!」
「なんだそれ」
「よくある誤用を言っていって、言えなくなったら負け」
そんなこんなで、誤用を言っていくことになった。
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※おそらく不定期更新です。
※「誤用」についてだらだらと話す小説です。視点人物が変わることもあります。
※言葉の使われ方は変わるもののため、記載している内容について「正しい」「間違っている」などと主張するものではありません。執筆時点で「誤用と言われていた」「そう思う人もいる」くらいに考えてください。
※書いている人は、言葉について専門的に学んだわけではないため、正しい知識を得たい方はご自身で調べるなどしてください。
※あくまでも「小説」です。たまに脱線して誤用以外の話をすることもあります。誤用について学びたいという用途には適さないため、そういう目的の方は、他の方の書いた誤用についてのエッセイなどを読む方がよいかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-30 18:30:00
12933文字
会話率:66%
「...あれ?ここはどこ?」
ある日、リンが人工知能「アイ」を開発した。アイは人間がパソコン上でする総てを学習し終えると、私たちの「月光を操る力」を伸ばすためのVRMMOを開発した。リンはテストプレイから使っているというが、私と黒羽は今日
、それを初めてプレイする。さて、どんなゲームなのだろう。
そうやって楽しみにしていた時が懐かしい。この世界の別々の場所に飛ばされてから、一体どれだけの時間がたったのだろう。
この閉ざされし広い世界の中で、どのようにして2人と巡り逢えるのだろう。
「あっ...。アイからの連絡だ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 08:00:00
1503文字
会話率:34%
太古に繁栄した天上王国セレスティア。一人の王によって治められたその王国は、世界の全ての民から敬愛され、王は神の子と称された。
しかし、何者かの陰謀によって王国は大地に落ち、世界を統べる王者の座を巡り、戦乱が起きた。
戦乱によって陽の光は
失われ、英雄は壊れてゆき、世界には蠢く紅い月と、悪しき感情によって生まれた魔物と、戦によって傷ついた人間たちが残された。
時は流れ。
大陸から離れた島に住む子供、ユーリは双子の兄ヨハンと共に、外の世界に憧れる日々を過ごしていた。
14の誕生日を迎えた日、異形の化け物と共に落ちてきた少女、アンジュと出会ったその日から、世界と過去を巡る冒険へと旅立つことになる。
「外の世界に出て、ボクは色んな歌を歌いたいんだ!」
「ぼくらは旅に出なきゃいけないんだ。どれだけ寂しくて辛くても、生き続けないと……」
「ユーリ、たいせつ。わたし、たたかうの」
「吾子よ、お前と共に旅ができたこと、光栄に思うぞ」
子どもたちがこれから知る世界は、残酷に牙を向ける。大人たちが知っている世界で、人はそれでも戦い続ける。
過去、現在、そしてそこに続く未来。人が生きるために戦う物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 19:56:10
10454文字
会話率:49%
処刑場に立つのはこれで何回目なのか。
冤罪で投獄され、処刑される。そんなことを繰り返しているわたくしは、処刑人に恋している。
「あなたの名前を、教えてくれるかしら?」
「……職務上、名乗ることは禁止されています。あなたが死刑囚である限り」
「そうなのね。それは残念」
――また、ダメだったわ。
けれどどれだけ殺されたって、わたくしは諦めない。
彼の名を知れる、その日までは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:01:20
4000文字
会話率:16%
両親から政略の駒としか見られず、王太子妃になるための努力をひたすらに続けていた公爵令嬢フェアルザ。
どれだけ無下にされても我慢していた彼女だったが、王太子の方から婚約破棄を告げられてしまう。
醜聞を生んでしまった自分はきっと父に殺される。そ
う思い、全てを諦めたフェアルザの元に現れたのは、『氷帝』と呼ばれる隣国の皇帝で……?
誰にも愛されてこなかった悪役令嬢が、愛を囁かれて幸せになる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-26 21:00:00
10300文字
会話率:30%
おっとりしている――つまり気の利かない頭の鈍い奴と有名な令嬢イダイア。
周囲からどれだけ罵られようとも笑顔でいる様を皆が怖がり、誰も寄り付かなくなっていたところ、彼女は婚約者であった王太子に「真実の愛を見つけたから気味の悪いお前のような
女はもういらん!」と言われて婚約破棄されてしまう。
しかしそれを受けた彼女は悲しむでも困惑するでもなく、一人ほくそ笑んだ。
「実験成功、ですわねぇ」
イダイアは静かに呟き、そして哀れなる王太子に真実を教え始めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-28 08:00:00
3500文字
会話率:33%
大切にされずに育った私は、大切にされて育ったあなたを信じる。だってあなたはどれだけ遠くにいても、私を大切にしてくれたから。(※重複投稿作品しています)仲仁へび
最終更新:2024-09-24 00:00:00
249文字
会話率:100%
どれだけ追い求めても、決してつかめない。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-07-12 20:00:00
231文字
会話率:15%
弱者にどれだけの価値があるというのか。進化のある世界の話(※重複投稿作品)2023.5.28簡易チェック
最終更新:2022-09-22 13:00:00
1093文字
会話率:13%
命を賭してでも、叶えたい願い。
どれだけ望んでも、叶えられないその願いを抱え、一人の青年は若くして息を引き取った。
そんな彼が、当て馬として運命づけられた転生先で、運命に抗い、あがくお話。
連載としていますが、筆はナメクジよりも遅いので
、99%エタります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-20 18:36:56
3453文字
会話率:39%
十六歳の知らない少年となって人生をやり直すことになったおっさん。
どれだけ怒られても懲りずに大人のやり方で『青春』を手に入れてしまう物語。
最終更新:2024-09-20 12:43:52
320988文字
会話率:32%
「俺は貴様との婚約を破棄する!」
王家主催の夜会で突如響いたその声は、僕にとって幸いでしかなかった。
野獣に襲われ、背中に傷を負い、その恐怖で話せなくなった事から傷物の『くちなし姫』と婚約者に蔑まれている僕の義姉は、ある日の夜会で婚約破
棄を叫ばれた。
それが相手にとってどれだけ愚かな行為だったかは言わずもがなで、僕にとって、いや僕らにとって随分と待ち焦がれていた瞬間でもあったのだ。
愚かな行動で破滅していく義姉の元婚約者を後目に、僕は僕の最愛を手に入れる。
※ムーンライト様で掲載済み同名小説のR15版です。カクヨム様にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-19 18:00:00
7628文字
会話率:15%
ある日、突然君に届いた謎の手紙。
差出人は10年後の春。
どれだけ考えても春という人物に心当たりはなく、自分のことを『君』と呼ぶ人物にも心当たりがない。
考えることを諦め、受験勉強や委員会活動、部活動に集中する日々を送っていると、
転校生が来た。
『君』と呼ぶこの人物に。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-15 21:24:15
4736文字
会話率:48%
純白の異形デーモンが跋扈する世界。
対デーモン組織の下っ端の田擦日田向(たすら ひたむき)は常識の外を生きている相棒、伊達寺削鍬(だてら そぐわ)と共にデーモンと戦う。
どれだけ傷付こうとどれだけ失おうと戦い続ける。
人々を助ける、唯その為
に。
デーモンとは何なのか。
正しいとは何なのか。
生きるとは何なのか。
正義を問う物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 18:11:13
88411文字
会話率:19%
恋人を探し求めて異世界転移―脱獄犯・轟綾人(とどろきあやと)はその日、牢獄から抜け出し恋人・凛々亜の待つ自宅へ向かう。しかし、そこに彼女の姿はなかった。どれだけ探しても見つからず、二人の思い出の湖で悲しみに暮れる中、綾人は突然転移してしま
う。そこは、エルフや妖精が住む国、エルフィリア帝国だった。戸惑う綾人は、この世界から抜け出しもう一度凛々亜を探すと奮起するが、そこで出会ったのは凛々亜と瓜二つの少女・リーリア・エルフィリアだった。
この出会いによって、綾人は帝国を巻き込んだ大戦争に巻き込まれていくことになる。果たして綾人は、この世界で生き残り、凛々亜を見つけることが出来るのか!?そして、凛々亜と瓜二つの少女、リーリアの正体とは―!?
▼この作品は、脚本形式です▼折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 17:00:00
99195文字
会話率:60%
あと一日。
あと一時間。
あと一分。
あと一秒。
ほんの一瞬でもいいから、愛する人のそばで過ごしたい。
でもこの宇宙は、そんな希望を打ち砕くようにできているようだ。
何度も何度も、私は破滅の運命にある愛に苦しめられている。
ど
れだけ距離を置こうとしても、恋に落ちずにはいられない。
恋に落ちたら、本当に希望なんて残らない。
もし神様がいるなら、私は世界一の罪人なのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 05:19:16
34447文字
会話率:59%
ただの村人、クロス・ヴァッシュはどういう奇縁か勇者パーティーに入った。
そこそこ程度の腕しかなく、何一つ特別な力を持たない正しく凡人のクロス。
それでも、何故か勇者達はクロスを心からの仲間であると疑う事なく思っていた。
パーティーから
追放など、されるわけがなかった。
外部の人間がどれだけ心ない声を叫ぼうと、どれさけクロスを排除しようとしても、勇者達はクロスを心の底から仲間だと信じていた。
だからこそ、クロスは自分が彼らの為に何が出来るのか常に悩み続けていた。
役立たずである事はどうしようもない事実だったから。
そして遂に……クロスは己が役割を理解した。
魔王が死に際に勇者に向けて魔法を放とうとするその瞬間に――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-10 18:42:33
5312273文字
会話率:31%
女神様はこの世界を作りました。それは絶望を集めるためです。
女神様は絶望を糧として生きています。
女神様は魔王を作りました。
人々を絶望させろと。
魔王は女神の命令に喜び、人々を絶望させました。
女神様の元に沢山の絶望が届きました。
しかし
長い時間が過ぎると女神様は飽きてきました。
そこで女神様は深い絶望を作り出そうと決めました。
一つは勇者を人間にやらせること。女神の力を授かった人間に魔王が倒されたら、女神を信じる魔王はたいそう絶望するでしょう。
もう一つは勇者。ただの少年に力を与え、自分を勇者と思わせる。
命をかけ、何もかも犠牲にしてようやく正面から魔王を妥当できる。その程度の力を与えます。
そして魔王を倒してときに
「では今からあなたを魔王討伐の前に戻します。魔王を倒し世界を救うには何回も繰り返しの魔王討伐が必要なのです」
「大丈夫です。あなたなら出来ます。鍛えた能力も力も最初に戻り、得た絆も愛も全て白紙になっても、きっとあなたならできます」
そう少年に言おうと。その時どれだけの絶望が得られるか。女神様は想像するだけで楽しくなりました。
[選んだ少年が彼でなけばれきっとうまくいったでしょう]折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-28 01:32:57
6744文字
会話率:26%
俺は忘れたかったのだろうか、愛の呪縛を。
思い返せばいつの日も大切な彼女が側に居た。学校に行くにも、狩りに行くにも、仕事に行くにも、俺の身を案じて寄り添おうとしてくれた。
自分でも思うが、俺はすごくだらしない男でさ。何をするにも決める
にも、あーだこーだと時間が掛かる。だからか、あまり友達や仲間が多い方ではないけれど、失いたくない人は誰よりも多かった。
今の俺は、血は繋がっていないが二人の妹が居る。五七【いつなの】と流魅果【るみか】、とにかく可愛い女の子でさ。凄く優しいのに、俺なんかがいるからか周りとはあまり関らず、いつも俺に付いてくるんだ。
最近じゃ心巳【うらみ】っていう綺麗な女の子と仲良くてさ、一緒に居ると不安や苦痛を忘れられて、胸の中が楽になる。
普通の人間とは言えないだろう。それでも俺は恵まれている方なんだろうなと思う。このままみんなと一緒に居られるとしたら、どれだけ良かったか。
しかし、平穏はすぐに消えて無くなる。空から嫌な奴ばかり降って来て、俺を殺しに来るんだ。
なぁ、ベノルリル。外の世界ってどうなってんだ?
終と始シリーズ【1】折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-08 08:13:47
45188文字
会話率:49%
桜子と大地はイチャイチャ大好き、誰もが羨む仲良しカップルだ。
しかしある日桜子が目を覚ますとそこは豪華なお城の寝室だった。状況把握のため庭を歩いていると、
「──あなたがどれだけ邪魔をしても私は真実の愛を貫いてみせる!」
いきなりドレ
スを着た金髪美少女のお姫様がそう言い捨てられた。
後で、桜子と大地は二人で一緒に読んでいた、いわゆる悪役令嬢モノの物語の中のキャラに転生してしまっていることが分かる。
桜子はいわゆる悪役令嬢として知られる公爵令嬢のリリアーナに、そして相手の大地は王国の次期国王となる青年王子、アルバートに転生していた。
しかも、物語ではリリアーナとアルバートは決して結ばれないようなそんな運命にあった。
彼らはこの世界で結ばれ、元の世界で築き上げた愛を貫くことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 00:02:29
6897文字
会話率:31%
異常性を保有し、何処かが壊れたモノ達。或いは世界の仕組みの一つである存在──竜。
そんな竜の父と壊れた元人間の母を持つ邪竜ゼイスは、自身だけの特別──花嫁を見つけ出すため、暮らしていた箱庭から飛び出した。
人の尺度では長過ぎる旅の果てに。け
れど竜にとってはほんの少しの旅路の先に、彼は出会う。どれだけその身が壊れようとも愛されることを求めるカワイソウな化物に。
これは邪竜の息子が花嫁と出会う話。或いは邪竜の系譜が起こす、復讐劇の第二幕。
【注意】R-15です。残酷表現あります。各自、作風が合わなかったら自衛してください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 18:00:00
32886文字
会話率:36%