無数の竜に支配された世界。人類は空飛ぶ怪物から逃れるため地下迷宮に隠れ住んでいた。偽りの平和の中、赤毛の男リンドウは迷宮の片隅で静かに暮らしていたが、突如として現れた竜により命を落としてしまう。リンドウはそのまま生を終えたと思われたが、なぜ
か翼のない劣等竜“リザードマン”として復活していた。あらゆるものを失った代わりに、リザードマンの不思議な力、竜を溶かす“竜殺しの血液”と、両生類と爬虫類の互換的、あるいは上位互換的能力“両爬の力(ハープタイル)”を手に入れる。わずかな希望を得たリンドウは、目を背けていた現実と向き合い、全ての竜を殺すため旅立った。
※カクヨム様にも【竜殺しのリザードマン】というタイトルで掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 13:20:00
373273文字
会話率:41%
俺こと“有塚しろ”が異世界転移したのは巨大モンスターのうろつく世界だった。それだけならエサになって終わりだったが、なぜか身に付けていた魔法“ワンオペ”により、鎧兵を何体も召喚して命からがら生き延びていた。
使えば使うほど増殖する鎧兵が百体
になったことで騎士団を結成し、モンスターを狩りまわっていると小国が丸々乗るほどの大樹に人間の住むマルクト王国を発見する。女王に入国を許されたのだが、何を血迷ったか“聖騎士団”の称号を与えられ、いきなり国の重職に就くことになってしまった。
平和に暮らしたい俺は何とか国民のご機嫌を取るべく一人百役で鎧兵を操って東奔西走するも、勘違いが勘違いを呼び予測できない事態へと発展していく。
そして事あるごとに俺は心の中で呟くんだ。
『すまない民よ。その聖騎士団、実は全員俺なんだ』ってね。
※カクヨム様、アルファポリス様にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-01 08:05:21
291199文字
会話率:41%
【簡易あらすじ】
浮遊大陸と浮遊島で形成される世界、天空界オルスティアでは、かつて竜と呼ばれる古代生物と戦うために造られ、ソードと名付けられた人型の巨大兵器による国々の戦乱が続いていた。
エリギウス帝国の見習い騎士、ソラ=レイウィング
はひょんなことから、神剣と呼ばれるソード アロンダイトの核となる大聖霊石を盗んだという濡れ衣を着せられ、エリギウス帝国から離反する。
しかしある目的の為に騎士になる事を諦める訳にはいかないソラは、とある小さな騎士団に入団し、エリギウス帝国との戦いの渦に巻き込まれていく。
※現在七章部分まで書き溜めてあるので暫く毎日投稿致します。
※メカデザイン:Shimbo Hanako様
【長尺あらすじ】
聖霊の意思により構築された世界。その世界はかつてラドウィードと呼ばれる地上界に存在し、そしてそこには竜と呼ばれる君臨者が存在していた。
人は竜に対抗するために、聖霊の意思の結晶体である聖霊石と、騎士が体内に宿す聖霊の意思による力……刃力を基にして駆動する人型の巨大兵器、騎士型駆動竜殲器(ソード)を開発し、遂には竜属を滅ぼす。
しかしそのソードを手にした国々による戦乱、羨血の七剣と呼ばれる災厄戦争が始まった。そしてその戦乱の中で多くの民が死に、その怨念は、やがて聖霊の意思を介し怨気と呼ばれる猛毒となって世界を包み込んだ。
怨気の毒により崩壊しかかった世界……すると突如、空の聖霊神カムルの意思が世界を構築する大陸や島々を浮遊させ、地の聖霊神ラテラの意思が地上界と新たに出来上がった天空界を隔絶させる。
こうして人々は怨気から逃れ、オルスティアと名付けられた天空界で生きる事となった。
しかし過ちは再び繰り返される。オルスティア唯一の大陸国家であるエリギウス帝国が、オルスティア統一のため各群島国家に戦争を仕掛け、統一戦争が開始、ソードによる戦乱が巻き起こった。
統一戦争開始から十年。続く戦乱の中、エリギウス帝国の見習い騎士、ソラ=レイウィングはひょんなことから、神剣と呼ばれるソード アロンダイトの核となる大聖霊石を盗んだという濡れ衣を着せられ、エリギウス帝国から離反。
目的を果たす為騎士になる事を諦める訳にはいかないソラは、とある小さな騎士団に入団し、エリギウス帝国との戦いの渦へと巻き込まれていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 13:12:59
993662文字
会話率:47%
アメリカ合衆国のデンバー北西部にある先端技術開発区画にある研究施設で事故が発生し、有害物質が周囲に拡散したらしい。
事故対応に向かった消防隊や警察から次々と先端技術開発区画に向かったのだが、彼らからは、要領を得ない応援要請が届くだけだった
。
先端技術開発センターから次々と車で避難する者達が、次々と交通事故を引き起こしてさらに事故を拡大していく。
どうやら有害物質の拡散は偽りで、研究中の遺伝子改造を行った生物がBSL-4(バイオセーフティレベルの最高レベル)を誇る区画より外に出てしまったらしい。
後にヒドラウイルスと名付けられた遺伝子改造生物は、幼生を傷口から新たな宿主の血管を伝わり脳内に至ると脳の組織を自らの組織に置換していくらしい。
さらに神経組織や筋肉組織までもがヒドラウイルスに置換されていくことで元の人間以上の力を持つことになる。その結果知性が無い生存本能だけで動き回り、新たに人を襲うことになる。
いわゆるゾンビそのものだ。
そんな事故現場近くでサマーキャンプに参加していた6人のハイスクール生徒の1人の視線で物語が始まる。
ラジオで状況を確認しよとしていた時に、友人の父親からの通信が届く。一方通行の通信だが、それを信じて避難場所からの脱出が始まる。
ゾンビを倒しながら何とか友人家族と合流すると、早急に町を離れることになった。
ロッキー山脈の西にある友人の父親が所属する協会の拠点へと向かう途中で、アメリカ軍による核を使った都市攻撃が始まる。
どうにか拠点へと到着したところで、もう1つの脅威が襲い掛かる。ロッキー山脈の冬だ。
冬の間に傍受した通信内容によると、アメリカの住人の9割以上がゾンビ化してしまったらしい。残された生存者は1千万人を下回っているらしいが、政府は混乱している状況だ。
比較的近い場所で生き残っていた人達と合流し、近くの小さな町からゾンビを掃討していることが軍に知られて、軍と共同でゾンビを掃討することになる。
町のゾンビを掃討しながら、アメリカ軍を維持してきた兵站基地の制圧が当面の目標になるようだ。それが間に合わないと、ゾンビ相手の銃弾や兵器が枯渇してしまいかねない。
さらには穀倉地帯の穀物集積所を早めに奪回することも、飢えを防ぐうえで重要な課題になりそうだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 13:09:58
2333789文字
会話率:38%
「断罪の騎士」、「無情の騎士」、、そして「剣聖」の名を持つ騎士が、王からの命により、妻を娶り、子孫を残せと言われた、、
そんな彼の妻になるものは「血将の姫」と呼ばれるもの、、
そんな二人は、これからどうなるのか、、
力と知力をもって、王国を
どうしていくのだろうか、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:57:33
2699文字
会話率:76%
過労で金欠!崖っぷちの整体師・安間大成。
へとへとな大成は暴飲暴食して血糖スパイクで眠り込む。すると、目が覚めたら異世界に!
異世界では仕事を優先するあまり、みんな体が不調なようです。
大成は整体の技術でこの異世界を救うことに!
最終更新:2025-03-14 12:54:31
10152文字
会話率:43%
…ここは科学と魔法が完全に等価、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
モンスターが闊歩し、時に人類の生活圏へと現れる。
奴らは人類の脅威であると同時に資源だ。
討伐を行うは、国家の最終兵器たる騎士。
魔法、スキル、オーラと
いう超常的な能力、電子・魔導兵器を用いて人類の支配圏を維持する英雄だ。
竜人のラーズは、そんな騎士を目指して騎士学園を卒業。
しかし……、限界を感じ、一般大学受験に進路を変更した。
そう、これは騎士の道を挫折した、ある大学生の物語だ。
ドギャギャギャギャッッッ!!!
「ぎゃあぁぁぁぁぁっ!? 死ぬぅぅぅっ!!!」
騎士の力は失った。
単位に焦り、部活は忙しく、合コンは緊張。
パンチで鼻血、悪霊に追われ、マフィアの銃弾が頬を掠める。
それでも、目の前の現実を楽しむ話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:45:46
898880文字
会話率:54%
転生チートクソ喰らえスタンス
強敵に挑む、血に塗れた強化兵の物語
ここは科学と魔法が完全に等価、ファンタジーとSFが混ぜて煮こまれたような世界。
大崩壊により国を失い、更に仲間を皆殺しにされた一般兵のラーズ。
全てを失った絶望が
トリガーとなり、限界を越えた体が変異体因子を覚醒。
貴重な被験体として、強化人間である「変異体」の非合法研究施設に強制収容されてしまった。
始まった地獄の日々。
繰り返される人体実験。
選別という名の一対一の殺し合い。
戦場で鍛えた戦闘術、目覚めた変異体の能力で多種多様な異能力に挑む。
「パワードアーマーの装甲を味わえ!」
「火属性魔法でこんがり焼いてやろう」
「サイキックのテレパスハック、試してみる?」
「うわあぁぁぁぁぁ!」
ドッガアァァァァァァァァン!
…死んで……たまる…か………!
※所々、生々しい、痛々しい描写があるので注意
・主人公チート無し(主人公以外は使いますw)
・強くなるための訓練と考察を楽しむ小説
・オリジナル設定と用語を多く使っています
・一話3000字前後で投稿
・漫画みたいな戦闘を書いてみたくて、あえて擬音語や叫び声を多用しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-20 06:06:27
1310712文字
会話率:43%
【毎日12時投稿!】
たぶん、元人間……だと思います!記憶ないけど!!
真っ白い空間で、バイトの面接めいた質疑応答をしたと思ったら……起きたら森の中で、兜を装着した真っ黒い芋虫になっていた!
なんでぇ!?昆虫モチーフの
ヒーローの話はしてたけど!虫にしろとは言ってないですよ!?
転生した瞬間にクソゲーが過ぎるんですけどォ!?
血沸き肉躍る戦闘?異世界ヒューマンとの交流?
無理です、現状芋虫だもの。
理不尽に叫びたいけど無理だもの、現状声帯もないし。
だからとりあえずは……大森林の片隅で、固くて不味い葉っぱと不味い魔物の成れの果てを食べながらなんとか生き残るのだ!
脳内の頼れる女神様と、なんか懐かれたカワイイ芋虫と一緒に……まずは進化して目指せカッコいい甲殻ボディ!!
防御力はとっても大事だからね!!
※主人公は芋虫スタートで地味にレベルアップしていきます、初手から無双?そこにないならないですね。
※サクサク進むことを目的にしています、たぶん40~50話で一旦完結すると思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:27:24
701314文字
会話率:32%
生きるか死ぬかの真剣勝負がしたい。
鍛え上げ、磨き上げた技の全てを思う存分に振るってみたい・・・
そんな、あまりに時代にそぐわない望みを持った老剣客がいた。
彼はその妄執を抱えたまま日々を過ごしていたが、何の因果か一柱の女神に気に入られ
て異世界へ旅立たないかと誘われる。
二つ返事で承諾した彼が異世界で目覚めた時、その体は最も充実していた頃に若返っていた。
『これでわしは思うままに生きていける・・・!』
愛刀をひっさげ、元老剣客が異世界を駆ける!
紫電一閃、活殺自在の血風譚、ここに開幕!!
※拙作『無職マンのゾンビサバイバル生活。』(https://ncode.syosetu.com/n0308ha/)とゆるーい繋がりがありますが、別に読まなくても問題ありません。
※たぶんいっぱい人とか魔物とか死にます。残酷な描写マシマシです。
※ハーレムかどうかわかりませんが、異世界美女はいっぱい出てきます。
※不定期更新です、気が向いた時に投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-30 12:10:00
410919文字
会話率:37%
2030年、世界は未曾有の危機に瀕していた。原因不明の異常気象と遺伝子変異により、地球上の昆虫が突如として体長30倍以上に巨大化。かつては小さな存在だった虫たちが、その本来の能力をそのまま引き継ぎ、人類にとって致命的な脅威へと変貌した。例え
ば、人間サイズに成長したゴキブリは、危険を察知すると時速300km以上で疾走し、新幹線を超える速度で逃げ惑う。さらに、1秒間に体長の50倍の距離を移動する驚異的な身体能力と、強力な咬合力で共食いを始め、食料が不足すれば人間をも捕食対象とするようになった。巨大化した蚊は一刺しで致死量の血液を吸い取り、蟻は数十トンの物を軽々と持ち上げる怪力で都市を破壊し尽くす。人類は、かつて無視していた「小さな敵」に蹂躙されつつあった。
混乱の中、各国政府は対策を模索するが、軍事力だけでは手に負えず、壊滅的な被害が広がるばかり。そんな絶望的な状況下で設立されたのが「IDCA(Insect Disaster Countermeasures Association)」、通称「昆虫災害対策連合」だ。この組織は、昆虫学者、遺伝子工学の専門家、ロボット工学の技術者、そして特殊訓練を受けた戦闘員たちで構成され、巨大昆虫に対抗する最後の希望として結成された。
IDCAの最初の任務は、ゴキブリの巣窟と化した東京地下鉄網の奪還だった。時速300kmで突進するゴキブリの大群に対し、彼らは音波兵器と高周波トラップを駆使して動きを封じ、特殊合金製のロボット「インセクト・スレイヤー」で駆逐を試みる。しかし、昆虫たちは単なる怪物ではなく、驚異的な適応力で人類の武器に耐性をつけていく。ゴキブリが共食いで進化を加速させ、蚊が血を吸うたびに毒性を増す中、IDCAのメンバーは極限状態で決断を迫られる――このまま戦い続けるのか、それとも人類の生存圏を捨て、新天地を求めるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:26:17
13575文字
会話率:20%
『征錬魔術師』―それは、望まれなかった英雄。
『神聖アルト国』にある『王都シュヴァイツァー』に住み、『稀代の征錬術師』と呼ばれた父を持っていた少年レオハルト・ヴァーリオン。
しかし、彼自身は征錬術を上手く扱う事が出来ず、"落ちこぼ
れ"と呼ばれている。だが、それは幼い頃に征錬術で人を傷付けてしまったことが原因だった。
さらに、レオハルトにはもう一つ世に隠していることがある…それは、彼が千年前にその存在を消したと伝えられている『魔術師』の母から血を引いていたことだ。
そして、事件は起きる。亡き母以外にも存在していた『魔術師』が千年前の復讐の為、王都へと襲撃してきたのだ。 『征錬術師』と『魔術師』…相容れない二つの存在が激突し、千年の時を経て再び戦いの幕を開ける中、レオハルトは人生を大きく変える相手と出会う。
彼女の名前はレイシア・レディスター。
千年前の復讐の為、『征錬術師』へと迫る『魔術師』の国の王女だった―。
『悪行貴族のはずれ息子』の白波 鷹ファースト作品『ノード戦記 征錬魔術師』を『ケルム王国物語』へ改題して再始動!
"落ちこぼれ"と呼ばれていた英雄が追放され、やがて王となって復讐する長編ダークファンタジー小説、開幕!
★この作品は作者が最初に書いた長編で、試行錯誤しながらゆっくり書いています
★作者個人でAmazon、楽天Kobo、BOOK WALKERに自費出版中。表紙は熊谷ユカ様に描いて頂きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:08:17
196280文字
会話率:41%
1行あらすじ「祖国から裏切られて追放された主人公が復讐する話」
「レオハルト・ヴァーリオン。『魔術師』と共謀し、王都を襲撃させた罪により―貴様を処刑する」
かつて、〝英雄〟と称えられた一人の少年が居た。
『征錬石』と呼ばれる石を別の物に
変えることが出来る征錬術。
「ノード大陸」には、その征錬術を駆使して『征錬術師』達が発展させた都―『王都シュヴァイツァー』が存在していたが、ある時、その王都に千年前の復讐を掲げて『魔術師』が襲撃し、平和だった王都は瞬く間に戦火に飲まれてしまう。
迫り来る『魔術師』を撃退した〝英雄〟レオハルト・ヴァーリオンは、そのさなか『魔術師』の国の王女〝魔女〟レイシア・レディスターと出会い、敵同士でありながら互いに惹かれ合っていく。
しかし、レオハルトが『魔術師』の血を引いていることを知った王都の人々は、レオハルトが『魔術師』と共謀し王都を襲ったとあらぬ罪を被せ、あろうことか〝英雄〟である彼に国家反逆罪を言い渡した。
大切なものを失いながらも故郷を守ろうと必死に戦い抜いたレオハルト。だが、守っていたはずの故郷から裏切られ、命からがら王都から脱出したレオハルトは隣国である『ケルム王国』へと身を寄せることに。
あれから数年。
当時の功績から『ケルム王国』の次期国王に指名された彼は前国王の死後、新たな王に即位し、レオハルト・ケルム・ヴァーリオンとして君臨した。
敵対していた『魔術師』の王女レイシアと共に、戦争の終結と自分を裏切った者達への復讐を掲げ、黒い鎧をその身に纏い彼は戦場へと向かう。
全てはかつて共に戦った王都、そして戦友でありながら自分を裏切った男ーグラウス・ルートリマンと戦う為に。
こうして、千年前と同じく、『征錬術師』と『魔術師』の争いが始まるのだった。
--------
■更新状況
気まぐれ更新
■その他
※少年編を書いていましたが、大人編から開始することにしました
※今後、少年編は回想か番外編としてやるかもしれません
※小説家になろう、アルファポリス、カクヨムにて連載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-04 12:00:00
15275文字
会話率:38%
シルヴァーナ王国の直系王女は女神シルヴァーナの血を受け継ぎ、邪悪なるものを寄せ付けない破邪の力を持つため、世界中から尊敬と憧憬を集める存在である。
ある日大陸最大の勢力を誇るソベリオン帝国皇帝アンドレアスから、シルヴァーナの王女を側室に
もらい受けたいと申し出があった。病弱で瘴気を集めやすく、明日の命も知れない息子のヴォルフラム皇子を救うための、形式上の妃としてである。
アンドレアスにはすでに相思相愛の皇后がいるため、側室になっても夫から愛されることはなく、一生をヴォルフラムのため皇宮で飼い殺しにされる運命だ。無礼極まりない申し出だが、国力の差を考えれば断ることもできず、女王は四人いる妹王女から十五歳の第四王女、フローラを側室に差し出すと決めた。
しかしフローラは側室入りを拒みたい一心で取り巻きの貴族子弟と密通、まんまと妊娠し、側室入りは不可能な身体になってしまった。
頭を抱える女王に、幼すぎるため候補から外されていた末の第五王女、六歳のガートルードが申し出る。
「わたしが帝国に参ります」
誰もがガートルードのけなげな決意を哀れみ、称えたが、ガートルードは己の運命を悲観などしていなかった。むしろ思うつぼだったのだ。
(これでやっと帝国に行ける。三食昼寝付き、食っちゃ寝のダラダラ生活が待っているんだわ!)
なぜならガートルードには日本と呼ばれる国で、毒親のもと、十二人もの弟妹の子育てをさせられた長女、櫻井佳那の記憶が刻まれていたのだから。
そんなガートルードにはお世話欲をこじらせた異形レシェフモートが侍り、俗世とは関わらずのんびり過ごしたい心とは裏腹の波乱だらけの生活が始まる――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:00:00
323718文字
会話率:32%
書籍版:1~6巻発売中。
コミックス:1~2巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中!
舞台版DVD1月29日に発売。
「なぜ、こんなことに……?」
大国ティアムーン帝国の皇女、ミーア・ルーナ・ティアムーンは断頭台(ギロチン)の上でつぶや
く。
彼女を取り囲む観衆の顔には、例外なく怒りの色があった。
重税に耐えかねた民衆の革命、その手にかかって、ミーアは断頭台で処刑されてしまう。
けれど次に目が覚めた時、彼女はベッドの上に寝ていた。
八年も前、まだ子どもだった頃の姿で……。
一瞬、夢か? と安心しかけるミーアだったのだが、その枕元には彼女自身が綴った血染めの日記帳が転がっていた。
豪奢な皇女の部屋に、ミーアのあられもない悲鳴が響いた。
これは、やり直しの物語。
それほど悪辣ではなかったけれど、他人の痛みにも空腹にも思いを致すことができなくて……それを知った時にはすべてが手遅れだった姫殿下。過去の自分へと逆行転生した彼女は、血染めの日記帳と自らの記憶をもとに、西へ東へ奔走する。
斜陽の帝国の未来を救うため?
内戦により命を落とす多くの兵士のため?
民衆を飢饉から救うため?
否、彼女の目的はただ一つ。
「すべてはギロチンの運命を回避するために!」
TOブックスさまより書籍化決定いたしました。
※COMICOチャレンジ http://novel.comico.jp/challenge/21171/
に投稿している「ティアムーン帝国物語~断頭台から始まる姫の逆転ストーリー~」を、吹き出し無しの小説形式にリメイクして投稿して来ましたが、COMICOさんの方は完結。その後、書籍化に伴い削除いたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:00:00
3678864文字
会話率:34%
死にゲー、グローセ・ヴェルトの伯爵家三男として転生した俺。
そこは、神が司りデミゴッド達が支配する世界。
貴族とは言っても、神の血を受け継がない者は、弱者でしかない。
フィールド上を様々なモンスターが跋扈し、油断すればすぐに死
が訪れる。
世界の全てが敵となるような過酷な世界だったはずだが、少しばかり状況が違った。
王都の市街地には普通に人々が暮らし生活を営んでいる。
エンデ・クリークと呼ばれるデミゴッド達による戦争が起こる以前の世界だったのだ。
俺は、この世界を生き延びるために、力を付けていくことを決意する。
生き延びて、俺が転生する元凶となった存在。
俺を殺した『あれ』を見つけ出し、思い知らせてやるために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:00:00
47325文字
会話率:9%
恵まれた生まれながら家族仲のよろしくなかった男が生まれ変わったのは、帝国が大陸全土を掌中に収めた魔法のある異世界。転生して皇帝の長男アーシャになったが、どうも面倒な血筋の生まれで最初から継承権が低い。だったらいっそ面倒ごとは弟に任せて錬金術
なんていう前世ではなかった技術を趣味にしようと決める。錬金術はオワコンとして誰も目を向けずにいるため好き勝手ができ、さらに科学ではありえな知性体を生み出した。セフィラと名付けた知性体を育てつつ、アーシャはのびのび自由を謳歌……したかったのだが、皇帝長男の動向に貴族たちは疑心暗鬼でちょっかいをかけて来る。子供のふりで逃げたり、時にはやり返したりしながら、アーシャは宮殿の端で忘れ去られた錬金術の可能性を広げていく。
*以下にご注意ください。
・主人公の立場は弱いままです。
・死人が出るような報復はありません。
・皇帝にはなりたくないので成り上がりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:00:00
1826506文字
会話率:36%
運命を見透すことは、最も強力でありながら最も苦痛を伴う天賦である。
なぜなら、すべてを知りながらも、それを変えることはできないからだ。
◇
◇ ◇
大陸で最も若い国、合衆国は、この三十年間で急速に拡大し、周辺の歴史ある大国ですらその勢いに抗えなかった。多くの人は、合衆国の台頭はあの冷酷な暴君のおかげだと信じているが、ごく少数の者だけが、その裏には「臨界者」が払った惨痛な代償があることを知っている。
合衆国の辺境に住む少年ウェンデルは、ある日、久しぶりに家に戻った父と一人の招かれざる客を迎えた。父と共に客のために宝の隠し場所を探していた最中、ウェンデルは森の中の空き地で氷青色の風に遭遇した。
その時から、奇妙な囁きを耳にするようになり、それを知った父は真実を語らざるを得なかった。こうしてウェンデルは、自分が臨界者の血を引き、風を操る恐ろしい力を持つことを知っていた。
しかし、これはただの始まりに過ぎなかった。父の突然の失踪と謎の少女との出会いが、彼を悲劇へと導いていく。その時のウェンデルはまだ知らなかった——この力が彼を故郷から遠く引き離し、大陸を巡らせるだけでなく、呪われた運命の道へと導くことを……
◇ ◇ ◇
東南アジアの小説サイト「Penana」で、2024年、台湾の読者に最も愛されたファンタジー小説であり、同サイトで何度も人気ランキング1位を獲得した作品!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 12:00:00
404060文字
会話率:49%
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質
的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-14 12:00:00
6447文字
会話率:55%
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質
的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-14 12:00:00
4498文字
会話率:45%
中国・明清時代に似た架空の王朝 国名:天瑞(てんずい)。そこは、科学技術は進んでいないが、薬学・毒物学が発展し、外交や貿易も行われ、異国の文化や毒薬が後宮に流入していた。太后:蘭明蕙(らん めいけい)は、先代皇帝の正妻であり、今は後宮の実質
的な支配者(現皇帝は側妻の子であるため血の繋がりはない)。口癖は「暇ね〜」。そんな彼女が愚痴を溢していると、事件が向こうから飛び込んできて……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-03-13 12:00:00
4412文字
会話率:44%
婚約破棄された悪役令嬢に、取引を持ち掛けたのは、血塗られた玉座に君臨する王だった――。
「……君との婚約は破棄させてもらう! ここにいる男爵令嬢を君は深く傷つけた!」
第二皇子の声が頭に響く。頭痛がひどく、もう、耐えられない!
断罪を言
及されたその時、私の意識は……。次に目覚めると、美貌の青年から、ある取引を持ち掛けられる。その青年の正体は……恐ろしい異名を持つ若き国王だったが……。
前世知識と機転で、困難を乗り越える私だけど、恋心には鈍感です!?
溺愛したいのに、じれじれの両片想い。一途な想いは届くのか!?
◆模倣・盗用・転載・盗作禁止◆(C)一番星キラリ All Rights Reserved.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 11:55:01
166887文字
会話率:30%
クラスのアイドルの女子が、男子二人組に襲われそうになっているところを助けようとした、腕っ節に自信はあるけどそれ以外はごくごくフツーの俺・吉沢拓海。颯爽と登場したものの、返り討ちにあいそうになり大ピンチ! 気づけば異世界に召喚されていた。しか
も超美少女から!!! ラッキーと思ったら相手はなんとヴァンパイア。拓海は血を吸われて死ぬ運命の供物として召喚されていた。
そんな……童貞のまま死にたくない!
死亡フラグ遂行寸前で異世界へ召喚された拓海の運命やいかに⁉
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-15 07:00:00
789735文字
会話率:28%
僕 水嶋 奏翔はこの学校に置ける最弱の〘祝福されし者 〙だった。毎日のように不良達にサンドバッグにされ、クラスメイトからは無視され、嘲笑される。そんな僕だったが、ある日クラスにテロリスト達が現れ人質に取られてしまう。あまりの恐怖に気絶し、次
に目を覚ました時にはテロリスト達は倒れ僕は血まみれだった!
そしてクラスメイト達は僕のことを怯えた目で見ていて、、、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 10:58:31
1932文字
会話率:59%
公爵家の子女エルファイアは6歳の時、王家主催のお茶会で搾りたてアップルジュースをかけられた。
その日高熱で魘されて前世の記憶が蘇る。
だけどエルファイアは転生物の小説は少しばかり齧ったけど乙女ゲームは丸っきりやってない。
記憶にないこの異世
界。
自分の身分からひょっとして私って悪役令嬢?
丁度血の繋がらないヒロイン然とした妹もいるし。
だけど家族はみんな仲良しでザマァ要素も今のところはない。
悪役でも対処のしようがない。
普通に生きてていいのかしら?
そうしたら妹も前世の記憶があるそうで⋯その小説では私の存在はないそうだ。
モブですらないエルファイアの物語。
※作者の妄想の産物です
広い心でお読みください
他サイトでも投稿しております
本作本編は完結済みです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 10:28:09
2383文字
会話率:2%
柩の黒色は、生命の枯渇を意味する
最終更新:2025-03-14 10:21:26
1576文字
会話率:32%
それは精神の婚姻
愛欲と血液の接合
最終更新:2025-03-05 17:30:22
898文字
会話率:34%
夜と朝と、そのあとの甘い時間
最終更新:2025-02-25 17:12:44
1211文字
会話率:47%
第一王位継承権を持つ主人公『龍神の騎士姫(りゅうじんのきしひめ) 』の二つ名持ちの王女は、邪馬台国の神殿内にある魔法陣の上に突如として出現した。
邪馬台国(やまたいこく)の卑弥呼(ひみこ)女王と出会ったことで王女フラウリーデのその後の
運命は大きく変化していく。
彼女は卑弥呼から呪術能力を継承し、巨大帝国侵略軍を退け、最終的にその帝国を滅亡に追いやる。一方で、王国を盤石(ばんじゃく)な体制にするためには科学の発展が欠かせないと考え、豊富な資金と黒い水(石油)により近代国家へと変貌(へんぼう)を遂げさせる。
だが、その最中、王国を二分するような内乱が勃発する。その叛乱軍を二度の合戦で科学力と知力で鎮圧し統一した。そして王国は恒久的な平和を掴んだかの様に見えた。
彼女が生涯心血を注いだ石油を用いた産業革命による文明の進歩は世界中に富をもたらした。だがその一方で、それはやがて人類の滅亡の引き金となっていく。
彼女が天寿を全うして約千年後、進み過ぎた科学発展によりその星のあらゆる生物は死に絶えてしまった。、、、かのように思われた。
女王が最も幸せだったのは、その世界が栄華の絶頂期で没したことであろう。
あらゆる生物が死に絶えたと思われたその世界から、ある日一隻の超弩級空母(ちょうどきゅううちゅうくうぼ)が宇宙へと向かって旅立っていった。
居住可能な惑星探しの旅である。
それから約千年近くが経過し、一人の若い少女が再びその世界へと降りたった。百人の子供達と動物を連れ、そして食用となる植物の種を持って、、、。
そしてその星に新しい小さな世界を作り始めた。
彼女が創世したその世界は、時間が忘れ去られたようにゆっくり、ゆっくりと流れているようであった。
その新世界の名は耶馬台国(やまたいこく)、若い王女の名前は卑弥呼(ひみこ)だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-14 10:11:52
273876文字
会話率:23%