世界に突如として終末が訪れ、高校生の神鳴イヅナは意識を失ってしまう。
次に目が覚めた時、イヅナが知る現代社会はひっくり返っていた。
見慣れた街並みは無残に壊され、道路には魔物やゾンビで溢れている。
人間の中にも異能を持った者が現れ、これまで
の常識はすべて覆っていた。
混乱したイヅナだが、自身にも異能があると気付く。
それは自らが人間発電機となって雷を操る能力。
携帯も充電できるし、IH調理機で料理もできる。懐中電灯に電池はいらない。
雷撃を放てば魔物もゾンビも仕留めることができた。
これを駆使すれば生き残れるかも知れない。
イヅナは希望を捨てず、まず衣食住を揃えるために終末世界を奔走するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-10 19:01:11
38630文字
会話率:47%
住宅街から離れた森奥深くの古い洋館に年齢、職種もさまざまな男女が集められた。
豪華な晩餐会が行われた翌日、屋敷の一室で無残な遺体が発見される。館の女主人の忠告によって一同は、"犯人さがし"ならぬ"人狼探し&qu
ot;を始める。
主人公は、頭の中にいる声の主「アイ」と協力して生き残ろうと画策していくが...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-09 15:16:10
2617文字
会話率:3%
前世“光の聖女”と呼ばれ、人々に崇拝されていたシルフィは、ある日を境に偽聖女として断罪され、無残に処刑されてその命を落とす。
しかし、後にその断罪が仕組まれていたものだとわかり、彼女の家族、婚約者達は皆、一様に後悔する。だが時すでに遅く
、神の罰として彼女の周りの者達全員が、罪の記憶を背負ったまま転生することになる。
ただ一人、“光の聖女”シルフィを除いて。
この物語は、前世で断罪された聖女以外の者が、全員前世の記憶を持って生まれ変わり、生まれ変わった聖女だけがそれを知らないという物語になります。
※詳細な記述はありませんが、残酷な場面があります。ご注意下さい。
※明るいハッピーエンドものではありません。じっとりねっとりとしています。
※全六話で完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-19 07:58:02
15946文字
会話率:7%
ー生きるためだったんだ、それは許されないことなのか?ー
10年前、ある富豪の邸宅で、殺人事件が起きた。
家は荒らされた形跡はないものの、金品は丸ごとなくなっており、夫婦は無残な死を遂げた。
その凄惨な事件の中、娘が1人だけ生き残った。
警
察の調査にによると部屋に誰かが少しの間止まっていたことが落ちていたタバコの吸い殻からわかった。
生き残った娘は怪我一つなく、使用人と屋敷に残る様だ。
古びた屋敷に男が一人、新たな執事として、やってきた!
その屋敷の名前は『キセノン』変わり者たちが住む家だった。
キセノンにすむ者たちに圧倒されながらも、楽しく過ごす男のことが、屋敷のみんなは大好き!だった…。
急に屋敷に暗い影がかかる。
人は、騙されたままのほうが幸せなのか?忘れたままのほうがいいのか。
それが生きるためでも罪になるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-07 19:00:11
14248文字
会話率:32%
数百年に一度、周期的に世界は壊滅の危機に見舞われた。
戦闘に特化した或る二つの部族。その中でも数百年に一度は誕生する、それぞれの血に忠実な二人の者同士が闘った末路であった。
その凄まじい力のぶつかり合いにより、本来なら世界はと
うの昔にその美しい容(すがた)を留めておられず、まるで無限の隕石が降り注いだかの如く、無慈悲に命は奪われ、地は喰われ、見るも無残な星屑と成り果てていたはずだった。
地球の完全な死。
だがそれは、二人を止められる者が居なければ、の話。
『光は矢、彩は弓、しなるは息。のち、ほうこう』の番外篇です。
『文芸webサーチ』『幻想検索』に登録しているHP『tori』から『小説家になろう』と『カクヨム』に繋がっています。
2021.6.19.「熒と雪那」公開。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-03 17:39:25
12165文字
会話率:93%
数百年に一度、周期的に世界は壊滅の危機に見舞われた。
戦闘に特化した或る二つの部族。その中でも数百年に一度は誕生する、それぞれの血に忠実な二人の者同士が闘った末路であった。
その凄まじい力のぶつかり合いにより、本来なら世
界はとうの昔にその美しい容(すがた)を留めておられず、まるで無限の隕石が降り注いだかの如く、無慈悲に命は奪われ、地は喰われ、見るも無残な星屑と成り果てていたはずだった。
地球の完全な死。
だがそれは、二人を止められる者が居なければ、の話。
『文芸webサーチ』『comic room』『幻想検索』に登録しているHP『tori』から『小説家になろう』と『カクヨム』に繋がっています。
2021/3/12.「秘」更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 19:26:48
100620文字
会話率:50%
「セシリア、貴様は王子をたぶらかして帝国を乗っ取ろうとしていたようだな! 処刑だ!」
賢者セシリア・フローレンスは、ある日全く身に覚えのない罪で投獄され、処刑命令を出された。
話を聞くと、関係を迫ってきた王子を振ったことでの逆恨みが理由ら
しい。
もちろんセシリアは事実を伝えようとしたのだが、様々な身内の裏切りによって立場はどんどん悪くなり、最終的に民衆の前で無残に処刑されてしまう。
信頼していた仲間、友人、肉親、全員に裏切られた。
それも、権力を振りかざす王子に媚びへつらうために。
「絶対に……許さない」
セシリアは自分が死ぬ直前にとある魔法を使っていた。
それは《転生魔法》。人生で一度しか使えない特別な魔法だ。
この魔法が発動したことによって、セシリアは復讐を誓いながら生まれ変わる。
それも、魔王軍に所属する魔女として。
こうして復活を果たした元賢者は、信頼できる魔王と共に復讐を遂行していくことになった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-20 12:09:30
64485文字
会話率:42%
自由気ままな学校生活を送り、変人が集まる部活に所属する主人公・大川。
いつだか彼はこんなことを言った。
「俺は何事もなくのんびりだらり過ごせればそれでよし!」
しかし、その言葉は無残にも、噂になっていた魔法陣で瓦解する。
突如
現れた異世界への道。今まで見たことのない世界で魔物に襲われ犠牲(足が粉砕骨折)を出しながらも何とか街についた彼らは、今後の生業として「戦いもせずに殺されたくないから」と言う理由で冒険者になることに。
それから大物を倒し、地域の危機を何度も救い、その名を世界に轟かせた。
「リースキットの英雄だ!」「彼らに不可能はない!」「彼らの横に並べる者はいない!」巷ではそう豪語されている大川たち。
しかし彼らの日常はというと……器用○○で?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-04 18:30:55
16947文字
会話率:54%
集団で勉強することに意味を見出せず、ゲーム漬けの日々を送った結果、魔王をいかに早く攻略するかというゲームのトップランカーになっていた。いつも通りゲーム画面をつけると、見慣れない文字を見つけた。興味本位でクリックすると世界は変容し、高度数千メ
ートルから落下し、俺は地面に叩きつけられた。しかし何故か意識は戻り、辺りを見回すと俺はモンスター共に囲まれ、俺の顔は美少女の足に踏みつけられていた。直感で自分の危機を悟る。モンスター共に囲まれて良いことなどあるはずがない。どうせオレはコイツらに散々遊ばれた挙句、ボロ雑巾となって無残に殺される。RPGの定番だ!
しかしそこから俺の予想と全く逆の、雇われの魔王としての異世界生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-07 11:21:41
6875文字
会話率:29%
婚約破棄を告げられ、冤罪で処刑されてしまったレルシャ。
目が覚めると自室のベッドの上にいた。
そして自分が死んだ日よりおよそ一年ほど過去に戻ったのだと知る。
そのことを知ったレルシャは未来を変えるためあと四回、無残な死を迎えた。
どの死に方も非常に残酷で、ついに心が折れたレルシャは自殺を決意する。
学園の屋上まで向かい、飛び降りようと試みるが――ー…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 02:44:34
7780文字
会話率:24%
非現実的で夢物語。異世界転生。
その夢物語が二人の少年少女の理不尽な死によって実現してしまった。
しかしながら、その夢物語はどんな運命だろうがありえない話。
そのありえない話を実現してしまった彼ら、少年の名は青原仁也。少女の名は辻島優花。
二人は勉学に励みながら、平凡な生活を淡々と送っている高校生。
そんな二人は異世界転生と同時に、恩を受けた神からの頼まれ事を終えるため、異世界の聖域と呼ばれる場所を目指して旅をする。
しかし、その旅はこの異世界の残酷さを知ることとなり、世界は争乱の世に変わっていく――。
この物語は、無残にも殺されてしまった高校生が死んで転生し、神の眷属として異世界の悲劇と運命に立ち向かっていく勇気溢れる長編物語。
平凡な高校生の異世界転生は運命として、偶然か、必然か……――。
※毎週水・金に更新します。(こちらの都合上、更新できない場合があります)
※文章や技名、細かな流れ等を少しずつ修正しますが、全体的な流れは修正なしで作品を投稿します。至らない点が多々あるかもですが、生暖かい目で見ていただけたらと思います。(2月下旬には全体的に改稿していきたいと思います)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-20 16:15:02
445489文字
会話率:43%
どうして物語の中でキャラクターが殺されるのか。自分なりの考察。
最終更新:2021-08-14 23:03:18
1682文字
会話率:0%
殺傷力の極めて高いウイルス、『ジャック』が蔓延していた時代。
愛知県本土で公務員として働いていた男・水瀬は、定期連絡が取れなくなったという離島の詩乃島へ調査に訪れる。
島で水瀬を出迎えたのは、ウイルスで無残に死んでいった島民たちの死体の群れ
と、その中で一人佇む少女の姿だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-20 18:29:43
11996文字
会話率:57%
世界は冷酷無残な勇者アルゴにより、魔族と人間の戦争中であった。
魔族側は魔族をまとめ上げた魔王カイルが四天王たちと自ら最前線に魔王場を構え、アルゴとの最終決戦に臨む。
だが、アルゴの力は想像より強力で圧倒間に四天王たちを退けてカイルは絶体絶
命に陥る。
が、そこへ助けに現れたのは、時空を超え未来からやって来た勇者たちであった。
そして未来の勇者たちはアルゴを一撃で退けたのだった。
何故、彼が未来からやって来たのかと言うと世界がこのままでは滅亡してしまう為であり、その原因であるアルゴを魔王カイルと協力し抹殺しに来たのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-14 18:02:48
32713文字
会話率:49%
異常達が集った刑事課特別部署ーー【異常調査部】
彼らの監視係となった蔡茌 紾(さいし めぐる)が関わった最初の事件は"廃校幽霊殺人事件"だった。
悪霊の噂が絶えない心霊スポットの廃校。
肝試しに行った3人の若者達のうち2名は翌日無残な死
体として発見された。
生き残った1人はこう口にする…"幽霊にやられた"
真実を確かめるため、異常調査部が派遣されるが、幽霊に興味を持った黎ヰ(くろい)に廃校に泊まると言われて…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 02:09:06
88993文字
会話率:41%
この世界には魔獣が闊歩している。
そして、記録があるこの数千年間の間に二度も悪魔の王・・・魔王と魔神にそれぞれ襲撃されたことがあるが、神から与えられたスキルと言う力を使って戦った。
ここ千年程は悪魔の王は現れていないが、人族は常に対応
できるように上位スキルと言われている特別なスキルを持つ者達をそれぞれの国家で囲い、万が一に備えてきた。
ソレッド王国の辺境にあるナルバ村に住んでいるキグスタは、<統べる者>と言う不思議なスキルを得た。と当時に血のつながりのない妹フラウ、そして同じ村の仲間であるリルーナとホールも上位スキルを得た。
当然王都に招集され、選抜メンバーとしての活動を始める。
そこで<統べる者>の数少ない情報を得たが、スライムを扱えるだけと言う無残なスキルであることが判明した。
だが、同じ村のメンバーでパーティーを組んでいるフラウ、リルーナ、ホールは一切気にするそぶりを見せずに、鍛錬を続けていた。
そのパーティーの中に同じく上位スキルである<槍聖>のカンザが加入して、キグスタの扱いは激変する。
更に、国宝として保管している聖武具と呼ばれる人々に強大な力を付与してくれる武具が一斉に光り輝き、魔族の王が復活したことが確認された。
そんな中、鍛錬の一環としてダンジョン最下層に到達したパーティー一行。そこで対峙したのは下級ではあるが悪魔と呼ばれている種族。
全員が果敢な攻撃を仕掛けるが、少しのダメージも与えることができなかった。
その状況を利用して、キグスタはパーティーメンバー全員から裏切り行為を受ける。
だが、その行為の結果キグスタは<統べる者>の真の力を知ることになった。
この物語は、
「クズジョブだと思った勘違いジョブを手に入れて妹にも見放されるが、実は最強でした。何故か魔神も配下になっています。」
https://ncode.syosetu.com/n7814gs/
のリメイクです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-24 18:00:00
364527文字
会話率:26%
「どうしていつもあなたは無残に、運命に殺されなければならないのですか……我が主、クシル…!!」
目の前で命を散らせた、この世で最も愛しい人。その最期を目に焼き付け、少女――カサンドラは目を覚ました。
カサンドラ・ノーチェス。一見普通の学生
にしか見えぬこの十五歳の少女には、大きな秘密がある。
少女は“転生者”だった。はじまりの世界にて無残に殺された愛しい主を追い求め、悔いては死に、嘆いては倒れ、何百もの異世界を転生し続けてきたのである。
転生し続ける少女騎士カレン――現在の名はカサンドラ。八体の守護竜と、守護竜が仕えるガーネット神が統べる世界で、少女は世界を旅して恩恵を齎す“冒険者”となるべくアカデミアにいた。誰かの役に立つことをせずにはいられない、そんな“クシル”なら、転生したこの世界でもきっと冒険者を目指すであろうと信じて。
これはカサンドラの、無限とも思われた旅の一幕。
カサンドラは輪廻する。何も知らぬまま転生を繰り返し、無残に運命に殺され続ける愛する人を。この永遠の牢獄から救い出す、そのために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 20:00:00
299734文字
会話率:38%
平穏を誇る国イースフィア。内乱が滅多に起きず、他国との国際的な関係も築き、国としてはこれ以上ない環境を維持し続けていた。あんなものの進行がなければ・・・
ある日、不意に悪魔の大群が大陸の真ん中に急激発生し、それが意思を持ったかのように、イ
ースフィアの国に押し寄せてきた。緊急収集された軍で悪魔たちの決戦に挑むも無残に敗北し、国は魔法人名乗るものに占拠されてしまった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-27 00:00:00
497文字
会話率:0%
たか子は、クラスでも頭一つ抜けた美人だった。
顔の無残な傷さえなかったら。
そんなたか子について、ある日、僕は奇妙な話を聞き……。
最終更新:2021-05-24 23:00:00
3243文字
会話率:11%
私が小さかった頃。
家の屋根の上で、猫たちが死体で見つかるという事件があった。
その身体は、いずれもあらぬ方向に曲がったり、強い力でちぎられたりした無残なもの。
でも、屋根にのぼってこれらの凶行に及んだ犯人は、しっぽすら掴ませなかった。
私たちの見えないところで、なにが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-19 22:00:00
2731文字
会話率:9%
そこは、かつて繁栄と栄華を極めた国だった。
潤沢な資源を独占し戦争を繰り返したその国は、四百年前突如復活した魔王軍によりあっけなく滅ぼされた。
現在も魔王により占領され、その国全域が魔物の巣窟となっている。
近隣諸国は魔王を恐れ、不
可侵協定を結んだ。それにより三百年の間、魔族と人間の大きな争いは起きていない。
黄昏城と呼ばれる魔王の居城に、近づく人間は殆どいない。
その一帯を質量のある湿った空気が包み込み、淀んだ大気は光を遮断する。常に黄昏時のような空が覆う為、その城は黄昏城と呼ばれていた。
かつての黄昏城は石レンガを基調とした美しく堅ろうな城郭都市で、人々が賑わい繁栄を極めていた。
しかし現在は、魔王軍との戦闘で壊されたまま四百年の時を経て朽ち果て、仄暗く物悲しい雰囲気が漂っている。
屋根が崩れた家々、人々に時を告げていた時計台は中腹辺りで無残に折れ、都市の中央から城へ延びる石橋も今にも崩れ落ちそうになっている。
至る所に魔物が潜み、侵入する者へ牙を向くこの城郭都市に、一人の人間が現れた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-20 21:00:00
10610文字
会話率:28%
昔々、世界を終わらせる神が産まれた時、神々の時代の終わりが始まった。
神々は一族で争い肉体という器をなくし、その魂に『業』という名の傷をつけて長い眠りについた。
時は流れ、神々は神話となった。
世界ではモンスターが罹る奇病が人々を脅かし
始めていた。ジャガー病と神の名を付けられたその奇病は、発病したら人間ではなくなるものだった。
そんな奇病を治そうと、とある小さな国の姫君が数人の能力のある者たちを従えて、奇病の研究や犠牲になった者たちの家族の保護をしていた。その国の端にある集落。そこに住んでいる少年の日常がある日を境に一変した。
集落と隣村しか知らない少年の世界がある者の訪問で一気に広がり、自分が住んでいた集落がどんな場所であったか、母を始めとする集落の住人たちはどのような人達であったか、大切な人々を目の前で亡くし、幼い少年に真実が突きつけられた。
少年は神の力に目覚め、姫君達と共に奇病を治す研究に加わった。
日々のフィルドワークの中で、仲間が神の力に目覚めていく。それと共に、『終わりの始まり』が近づいてくること、今周りにいる仲間は前世からの繋がりがあること、『今』の全ては前世で負った『業』が関係している事を少年は知った。
いつしか少年は、夢を渡り旅路を照らしてくれる少女に恋をする。しかし、少女は生まれながらに奇病を患ってることを知り、少女を守りたい、奇病を治してやりたいと強く思った。
その思いは眼の前で無残に破られた。
少女の命だけでなく、多くの命が奪われ、そして、『終わりの始まり』が口を開けた。
命を奪われた少女の魂が、少年たちの旅路を照らす。その先が、死の国だと分かっていて、少年たちは向かった。
そこで少年たちが見たものは、封印された『世界を終わらせる神』だった。その神の封印を、ずっと見守っていた神が解いた。
世界が激しく震え、命という命はいとも簡単に消えていく中、少年達が己の力を出し切り、崩れ行く世界を支えた。
神々の力の喪失と共に、世界の震えは止まった。生きながらえた人々は、手を取り合い新しい時代を作り始めた。少年は、旅人となった。
少年は青年となり老人となり、その全ての時間を奇病の研究と神々の語り部として過ごした。
そして、世界が滅びかけた事が昔話になった頃、再び神々は新たな器に魂と『業』という傷を持って目覚めた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-18 19:20:01
344055文字
会話率:25%